鉄索とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 文化 > 道具 > > 鉄索の意味・解説 

てっ‐さく【鉄索】

読み方:てっさく

鋼鉄製の太い針金よりあわせて作ったつな。

空中ケーブルロープウエー)のこと。


ケーブル

(鉄索 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/09 05:32 UTC 版)

吊橋のケーブル
電力ケーブルの例(EM-EEFケーブル)
同軸ケーブル

ケーブル (cable) は、ロープ絶縁体と保護被覆で覆われた電線、および光ファイバーの総称である。線や線を使ったものは鉄索(てっさく)・鋼索(こうさく)とも呼ぶ。

同じ太さの1本の金属に比べ、柔軟で曲げることができる。

用途

吊り下げ・牽引・支持

針金ピアノ線をより合わせたものを使い、吊橋クレーンウインチケーブルカー索道などに用いられる。

また、必ずしも一般的な区分ではないが、航空機等のいわゆるフライ・バイ・ワイヤにおける「ワイヤ」が電線のことを指すのに対し、機械的に直接動きを伝えるためのものを「ケーブル」と呼ぶ(分野にもよるが、たとえば自転車などで「ワイヤ」と呼ばれているものは、この呼び分けでは「ケーブル」になる)。

送電

送電用のケーブルの電気伝導体には、電気伝導性の高いアルミニウム合金を使う。機器内部などを除き、送電用の電線(送電線)は銅線を寄りあわせたケーブルである(VVFケーブルなど、機器外部に使われる電線でも銅単線のものがある)。絶縁体でケーブルが覆われたものを電纜でんらんと呼ぶ。

通信

通信用のケーブルには銅線や光ファイバーを使う。有線電気通信設備令(有線電気通信法)において通信用ケーブルとは、光ファイバー並びに光ファイバー以外の絶縁物及び保護物で被覆されている電線である。

海底ケーブルケーブルテレビに利用される。

盗難

送電、通信ケーブル類は、再生利用が可能で比較的高価格で取引されている銅線が使われている場合が多いため盗難に遭いやすい。ブラジルの例では、2016年リオデジャネイロオリンピックの開会式が開催されたエスタジオ・ド・マラカナンスタジアムが閉幕後、管理が手薄になると途端にケーブル類が盗難に遭った[1]。日本でも東日本大震災発生時に立ち入り制限区域などで送電線などの盗難が複数発生したことをはじめ、比較的人目のつく場所でも送電線が盗まれるなど被害は少なくない[2]

脚注

  1. ^ リオデジャネイロ=マラカナンスタジアムの危機=荒れ果てて盗難も発生=リオ五輪組織委の怠慢が原因か ジャーナル・ニッケイ新聞(2019年1月12日)2019年6月29日閲覧
  2. ^ 電線盗難相次ぎ計2500m 電柱から持ち去り 朝日新聞DIGITAL(2017年6月23日)2017年6月29日閲覧

関連項目


鉄索

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 01:19 UTC 版)

足尾銅山」の記事における「鉄索」の解説

足尾ではケーブルカー索道)のことを鉄索と呼んだ1890年明治23年)にまず、細尾峠越えて日光を結ぶ路線作られた。最も大規模なものは、本山坑から銀山平経て小滝坑に向かい、そこからさらに利根村根利に向かう路線である。物資鉱石を運ぶため、足尾町内に大規模なものがいくつも作られたが、閉山後全て撤去されている。登山家乗せたという記述残っており、鉱夫などの輸送にも使われとみられる

※この「鉄索」の解説は、「足尾銅山」の解説の一部です。
「鉄索」を含む「足尾銅山」の記事については、「足尾銅山」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「鉄索」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



鉄索と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

','','','','','','','','','','','','','','','','','',''];function getDictCodeItems(a){return dictCodeList[a]};

すべての辞書の索引

「鉄索」の関連用語

1
索条 デジタル大辞泉
90% |||||

2
電纜 デジタル大辞泉
90% |||||

3
鋼索 デジタル大辞泉
72% |||||

4
18% |||||





9
10% |||||


鉄索のお隣キーワード
検索ランキング
';function getSideRankTable(){return sideRankTable};

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



鉄索のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのケーブル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの足尾銅山 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS