.1
.1@@
1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/28 16:45 UTC 版)
0 ← 1 → 2 | |
---|---|
二進法 | 1 |
三進法 | 1 |
四進法 | 1 |
五進法 | 1 |
六進法 | 1 |
七進法 | 1 |
八進法 | 1 |
十二進法 | 1 |
十六進法 | 1 |
二十進法 | 1 |
二十四進法 | 1 |
三十六進法 | 1 |
ローマ数字 | I |
漢数字 | 一 |
大字 | 壱 |
算木 |
![]() |
位取り記数法 | 一進法 |

1(一、壱、壹、弌、いち、ひと、ひとつ)は、最小の正の整数である。0 を自然数に含めない流儀では、最小の自然数とも言える。整数の通常の順序において、0 の次で 2 の前の整数である。1 はまた、実数を位取り記数法で記述するための数字の一つでもある。
「無」を意味する 0 に対して、1 は有・存在を示す最原初的な記号なので、物事を測る基準単位、つまり数や順序を数える際の初めである。
英語では、基数詞でone(ワン)、序数詞では、1st、first(ファースト) となる。
ラテン語では unus(ウーヌス)で、接頭辞 uni- (ユニ)はこれに由来する。
数としての1
0 を除いて最小の自然数であり、自然数のうちで最小の奇数でもある。任意の数 x に 1 を掛けても x のままであるので、1 は乗法に関する単位元と呼ばれる。
1 を表す数字の字形の変遷 ヴェネツィアの時計台の24時間計。1の代わりに大文字の J を用いている。 西洋で今日 1 を表す数字の字形は垂直に立った棒であるが、単なる線と区別するために、しばしば上部にひげ飾りが付けられたり、下部に水平の短い線が付けられたりする。アラビア数字はインドに起源を持ち、古くは漢字の「一」のように水平の線で 1 を表していた。グプタ文字ではやや丸まった線になり、デーヴァナーガリーではときに左端に小さな黒丸が付された。これが90度回転して 9 に似た字形になり、グジャラート語やパンジャーブ語の文字で現在用いられる字形になった。ネパール語でも回転した字形を用いるが、黒丸が残っている[1]。この黒丸が上部のひげ飾りになった一方、下部の短い水平の線はローマ数字の I からきたものと考えられる。ドイツなどのいくつかのヨーロッパの国では、1 のひげ飾りを比較的長く書くため、他国での 7 の字形に近くなって誤解を生じやすい。そのような国では、7 を書くときに垂直の線に水平の線を入れて区別する。
現代のほとんどの欧文の書体において、1 は h と同じ高さであるが、古典的な書体の中には
のように x と同じ高さであるものもある。古いタイプライタには 1 のキーが無いものがあり、代わりに似た字体である小文字の l (エル)を用いた。また、体積の単位のリットルの記号は、単位名称が人名由来ではないため本来は小文字の l となるが、数字の 1 と似ていて紛らわしいことから大文字の L とすることが推奨されている。
装飾の目的のため、1 の代わりに大文字の J を用いる例も見られる。
性質
- 1 はちょうど1個の正の整数で割り切れる唯一の正整数である(素数はちょうど2つの正の整数で割り切れ、合成数は3個以上の整数で割り切れ、0 はすべての整数で割り切れる。)
- 実数、複素数における乗算の単位元である。
- 乗算と除算においては、1 を乗数や除数とする演算の積や商は、被乗数や被除数と同じ数になる。
- 累乗では、指数が 0 の場合、値は必ず 1 となる。
- 過去には、素数の定義として「1 と自分自身でのみ割り切れる整数」を採用することにより、1 を素数と見なす数学者もいた。1 を素数と公言した最後の数学の専門家は、1899年のアンリ・ルベーグである。現代では、1 は素数でも合成数でもなく、−1 やガウス整数における i および −i などと同じく単数であるとされる。算術の基本定理によれば、単数の違いを違いと見なさなければ、素因数分解は一意である(例えば 2 = 21 = 13 × (−1)2 × 21 だが、この2つの分解は同じと見なす)。
- 位取り記数法の底に用いることができない。画線法は底 1 の記数法(一進法)と言われることがあるが、これは位取り記数法ではない。
- 関数 1x は常に 1 に等しく逆関数を持たないため、底 1 の対数は定義しない。
- あらゆる種類の図形数、例えば三角数、三角錐数、五角数、六角数、中心つき六角数の最初の数である。
- 次のn角数は n 、中心つきn角数、n角錐数は n + 1 、八面体数は6 、平方三角数は 36 である。詳しくは下記の2桁までの自然数を参照。
- 三角数が三角数になる約数の個数をもつ最小の数である。次は28。(オンライン整数列大辞典の数列 A116541)
- 三角数が三角数になる約数の個数をもつ数の中で前の数を上回る個数をもつ最小の数である。次は28。(オンライン整数列大辞典の数列 A076172)
- 三角数の数列において、1 から a までの和の初めて n 桁となる a の値とみたとき、次は4。(オンライン整数列大辞典の数列 A068092)
- 1 = 11 = 12 = 13 = 14 …
- 最小のカタラン数である。次は2。
- 最小の高度トーティエント数である。次は2。また、奇数の中では唯一ノントーティエントではない。
- 1 = 21 − 1
- 12 + 1 = 2 であり、n2 + 1 の形で素数を生む最小の数である。次は2。
- 1! + 1 = 2 であり、n! + 1 の形で素数を生む最小の数である(0! の時も実際の値は同じである)。次は2。
- フィボナッチ数列の最初の数かつ2番目の数でもあり、その他の多くの整数列の最初の数である。フィボナッチ数列の次の数は 2 。整数列を集めたニール・スローンの最初の本 Handbook of Integer Sequences では、1 で始まらない数列にも慣習として最初に 1 を加え、その 1 は数列を順序付ける辞書式順序の考慮外とした。改訂版の Encyclopedia of Integer Sequences およびウェブ上の後継であるオンライン整数列大辞典では、数列の最初に並んだ 0 や 1 は辞書式順序の考慮外となっている。
- 最小のベル数である。次は2。
- 交互階乗の最小の数かつ2番目の数でもあり、2番目の場合、2! − 1! = 2 − 1 である。次は5。
- 単位ベクトルの長さであり、単位行列の行列式である。
- 確率論において、確率の最大値であり、必ず起こる事象の確率である。
- 統計学において、相関係数は −1 から 1 の間の値を取り、1 に近いほど正の相関が強い。
- 自然数を定式化する方法によって、1 は異なる表現を持つ。
- ペアノの公理では、1 は 0 の後者である。すなわち、1 = {0} = {Ø} である(Ø は空集合)。
- プリンキピア・マテマティカでは、1 は単集合(1つの元のみを持つ集合)全ての集合と定義される。
- 古代エジプトでは、2/3 と 3/4 は別格として、一般の分数を、分子が 1 で分母が異なるいくつかの分数の和として表した。例えば、2/5 = 1/3 + 1/15 などである。分子が 1 の分数、あるいはそれらの和で表す形式は、単位分数またはエジプト式分数と呼ばれる。
- 全ての項が 1 である数列の母関数は次で与えられる。
SPIコードの1 - リサイクルで使用されるSPIコードで、1 はポリエチレンテレフタラートを指す。
スポーツ
- かつては大阪近鉄バファローズでも鈴木啓示投手の永久欠番となっていたが、2005年にオリックス・ブルーウェーブと合併、「オリックス・バファローズ」が発足したのを機に失効となった[注 1]。
- サッカーにおいて背番号 1 はゴールキーパーが着用する。使用出来るポジションが固定されている唯一の背番号である。
- ラグビーユニオンにおいて背番号 1 は左プロップ,ラグビーリーグにおいて背番号1はフルバックが着用する(ただしラグビーリーグはこの限りでない)。
- モータースポーツにおいて、カーナンバー 1 は前年のチャンピオンドライバーが付ける番号である。ただしカテゴリーによっては使用は任意となっていることもある(例:F1チャンピオンルイス・ハミルトンは2015年以降チャンピオンを獲得した翌年も自身の固定ナンバー「44」を使用しており、「1」は使用していない)。
- バスケットボールにおいて、1 は PG(ポイントガード)を示す番号である。
ナンバープレート
- 自動車で、普通自動車のうち貨物用途の車のナンバープレートの分類番号の上1桁には 1 が付けられる(1ナンバーともいう)。
- 自動車のナンバープレートの希望番号制で、「・・・1」は抽選対象番号である。
テレビのチャンネル
- 日本の大半の地域はNHK総合テレビの地上デジタルテレビ放送のリモコンキーIDだが、以下の地域に限りアナログ親局 1ch の民放に充てている。
- 北海道 - 北海道放送 (HBC)(JNN系列)(JOHR-DTV)
- 青森県 - 青森放送 (RAB)(NNN・NNS系列)(JOGR-DTV)
- 宮城県 - 東北放送 (TBC)(JNN系列)(JOIR-DTV)
- 富山県 - 北日本放送 (KNB) (NNN・NNS系列)(JOLR-DTV)
- 中京広域圏 - 東海テレビ (THK)(FNN・FNS系列)(JOFX-DTV)
- 山陰地方 - 日本海テレビ (NKT)(NNN・NNS系列)(JOJX-DTV)
- 徳島県 - 四国放送 (JRT)(NNN・NNS系列)(JOJR-DTV)
- 福岡県 - 九州朝日放送 (KBC)(ANN系列)(JOIF-DTV)
- 鹿児島県 - 南日本放送 (MBC)(JNN系列)(JOCF-DTV)
- アナログVHFテレビでは関東地方の他に福島県会津盆地、山梨県甲府盆地、岡山県新見市、広島県福山・尾道地域圏、高知県安芸市及び四万十市等でNHK総合テレビに 1ch が割り当てられている。静岡県伊豆半島東部でも NHK総合テレビのことをアナログ時代から「1チャン」で通じることが多い。
- NHK BSのBS2KとNHK BSプレミアム4KのBS4KのリモコンキーIDも 1 。
音楽
- ビートルズが各国の音楽チャートで1位になった曲を集めたベストアルバム。邦題は『ザ・ビートルズ1』。
- 1 〜ONE〜はゆずの曲の一つであり、アルバム名。
- Ⅰ (林部智史のアルバム)は林部智史のアルバム。読みはファースト。
- 「1」はゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』収録曲であり、ボカロP164によって書き下ろされた曲。
- 壱 (アルバム)
兵器
大日本帝国の陸軍および海軍で、兵器名称における「一式」は皇紀2601年 (1941年、昭和16年) に制定されたことを示す。
番号付けとして1番を与えられた兵器 (国名はISO 3166-1の2文字コード順)
固有名詞
- 日本の銀行では、かつて第一銀行、その後身の第一勧業銀行(現みずほ銀行)が存在した。なお、みずほ銀行の銀行コード0001は、それを受け継いだもの。
- 日本の生命保険会社では、第一生命がある。また損害保険では第一火災や第一ライフ損害保険(現損害保険ジャパン日本興亜)が存在した。
- 日本のホテルチェーンでは、第一ホテルが存在する(会社としての第一ホテルは事実上消滅、現在は阪急阪神ホテルズ(グループ名は阪急阪神第一ホテルグループ)となっている)。なお、徳島には独立系の徳島第一ホテルが存在する。
- 九州地方には第一工業大学という工業系の専門大学が存在。
- 第一中央汽船 - 商船三井・住友金属系の準大手海運会社。
- 静岡第一テレビ - 静岡県の県域テレビ局。資本・ネット系列ともに日本テレビ系列。
- 第一三共/第一三共ヘルスケア - 日本の医薬大手。前者は医療用医薬大手、後者は市販用医薬(大衆薬)大手で、ともに第一三共グループの一角である。
- 第一家庭電器 - かつて存在した日本の家電量販店チェーンである。
- 第一交通産業 - 日本の大手タクシー会社グループ。
1の付く地名
1を始点とする概念
1 を始点とする概念や体系には、以下のものがある。
符号位置
記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称 1 U+0031
1-3-17
1
1
DIGIT ONE 1 U+FF11
1-3-17
1
1
FULLWIDTH DIGIT ONE ¹ U+00B9
1-9-16
¹
¹
SUPERSCRIPT ONE ₁ U+2081
-
₁
₁
SUBSCRIPT ONE ৴ U+09F4
-
৴
৴
BENGALI CURRENCY NUMERATOR ONE ༪ U+0F2A
-
༪
༪
TIBETAN DIGIT HALF ONE ፩ U+1369
-
፩
፩
ETHIOPIC DIGIT ONE ᧚ U+19DA
-
᧚
᧚
NEW TAI LUE THAM DIGIT ONE ⅟ U+215F
-
⅟
⅟
FRACTION NUMERATOR ONE Ⅰ U+2160
1-13-21
Ⅰ
Ⅰ
ROMAN NUMERAL ONE ⅰ U+2170
1-12-21
ⅰ
ⅰ
SMALL ROMAN NUMERAL ONE ① U+2460
1-13-1
①
①
CIRCLED DIGIT ONE ⑴ U+2474
-
⑴
⑴
PARENTHESIZED DIGIT ONE ⒈ U+2488
-
⒈
⒈
DIGIT ONE FULL STOP ⓵ U+24F5
1-6-58
⓵
⓵
DOUBLE CIRCLED DIGIT ONE ❶ U+2776
1-12-1
❶
❶
DINGBAT NEGATIVE CIRCLED DIGIT ONE ➀ U+2780
-
➀
➀
DINGBAT CIRCLED SANS-SERIF DIGIT ONE ➊ U+278A
-
➊
➊
DINGBAT NEGATIVE CIRCLED SANS-SERIF DIGIT ONE ㆒ U+3192
-
㆒
㆒
IDEOGRAPHIC ANNOTATION ONE MARK ㈠ U+3220
-
㈠
㈠
PARENTHESIZED IDEOGRAPH ONE ㊀ U+3280
-
㊀
㊀
CIRCLED IDEOGRAPH ONE 一 U+4E00
1-16-76
一
一
CJK Ideograph, First 弌 U+5F0C
1-48-01
弌
弌
CJK Ideograph, number one 壱 U+58F1
1-16-77
壱
壱
CJK Ideograph, number one 壹 U+58F9
1-52-69
壹
壹
CJK Ideograph, number one 𐄇 U+10107
-
𐄇
𐄇
AEGEAN NUMBER ONE 𐌠 U+10320
-
𐌠
𐌠
OLD ITALIC NUMERAL ONE 𐡘 U+10858
-
𐡘
𐡘
IMPERIAL ARAMAIC NUMBER ONE 𐤖 U+10916
-
𐤖
𐤖
PHOENICIAN NUMBER ONE 𐩀 U+10A40
-
𐩀
𐩀
KHAROSHTHI DIGIT ONE 𐩽 U+10A7D
-
𐩽
𐩽
OLD SOUTH ARABIAN NUMBER ONE 𐭘 U+10B58
-
𐭘
𐭘
INSCRIPTIONAL PARTHIAN NUMBER ONE 𐹠 U+10E60
-
𐹠
𐹠
RUMI DIGIT ONE 𝍠 U+1D360
-
𝍠
𝍠
COUNTING ROD UNIT DIGIT ONE 🄂 U+1F102
-
🄂
🄂
DIGIT ONE COMMA 𝟙 U+1D7D9
-
𝟙
𝟙
MATHEMATICAL DOUBLE-STRUCK DIGIT ONE 𝟷 U+1D7F7
-
𝟷
𝟷
MATHEMATICAL MONOSPACE DIGIT ONE 𝟏 U+1D7CF
-
𝟏
𝟏
MATHEMATICAL BOLD DIGIT ONE 𝟣 U+1D7E3
-
𝟣
𝟣
MATHEMATICAL SANS-SERIF DIGIT ONE 𝟭 U+1D7ED
-
𝟭
𝟭
MATHEMATICAL SANS-SERIF BOLD DIGIT ONE 他の表現法
脚注
注釈
- ^ 当初、オリックス側でも背番号 1 の扱いが検討されたが、鈴木本人が「自らの永久欠番はあくまで近鉄でのもの」とし、オリックスの背番号 1 継続使用を承諾した。
出典
- ^ Georges Ifrah, The Universal History of Numbers: From Prehistory to the Invention of the Computer transl. David Bellos et al. London: The Harvill Press (1998): 392, Fig. 24.61
- ^ “一票の格差(イッピョウノカクサ)とは”. コトバンク. 2018年2月25日閲覧。
関連項目
- 数に関する記事の一覧
- 西暦1年 紀元前1年 2001年 1901年 1世紀 令和1年 平成1年 昭和1年 大正1年 明治1年 1月
- 名数一覧
- 1号線 地下鉄1号線 環状1号線 (曖昧さ回避)
- 第1王朝 (曖昧さ回避)
- 1 + 1
- 0.999...
- 1の冪根
2桁までの自然数 (0) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 - 太字で表した数は素数である。
+1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/29 00:15 UTC 版)
1%
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/20 17:50 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動1% (いちパーセント)
- 1% - ジェーンズ・アディクションの楽曲。1987年に発表されたアルバム『ジェーンズ・アディクション』に収録。
- 1% (アルバム) - 2012年に発表された藤田麻衣子のアルバムおよび楽曲。
- 1% (板野友美の曲) - 2013年に発表された板野友美のシングル。
- 1% - 角川つばさ文庫から刊行されていた、このはなさくらによる小説のシリーズ。
![]() |
このページは曖昧さ回避のためのページです。一つの語句が複数の意味・職能を有する場合の水先案内のために、異なる用法を一覧にしてあります。お探しの用語に一番近い記事を選んで下さい。このページへリンクしているページを見つけたら、リンクを適切な項目に張り替えて下さい。 |
1/
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/30 15:19 UTC 版)
![]() | この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2020年1月) |
⅟とは、数学の特定の分数を構成する際に使用されるスラッシュ付きの分子のこと。別表記として、1/n、1/ がある[1]。
意味
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
分数のうち、分子の数値が1である単位分数を表すのに使われる[2]。
符号位置
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
---|---|---|---|---|
⅟ | U+215F |
- |
⅟ ⅟ |
1/n、1/ |
関連項目
脚注
- ^ “⅟ - Wiktionary” (英語). en.wiktionary.org. 2020年1月3日閲覧。[出典無効]
- ^ AG, Compart. “Find all Unicode Characters from Hieroglyphs to Dingbats – Unicode Compart” (英語). https://www.compart.com/en/unicode/U+215F. 2020年1月3日閲覧。[出典無効]
−1
![]() | この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2016年7月) |
−2 ← −1 → 0 | |
---|---|
二進法 | −1 |
三進法 | −1 |
四進法 | −1 |
五進法 | −1 |
六進法 | −1 |
七進法 | −1 |
八進法 | −1 |
十二進法 | −1 |
十六進法 | −1 |
二十進法 | −1 |
二十四進法 | −1 |
三十六進法 | −1 |
漢数字 | マイナス一 |
大字 | マイナス壱 |
算木 |
![]() |
−1(マイナスいち)は、最大の負の整数であり、整数を小さい順に並べたとき、−2 の次で 0 の前である(0 からマイナス無限大へ数えれば、最初の負の数で、0 の次で −2 の前である)。
−1 に関すること
- −1 は最大の負の整数であり、絶対値が最小の負の整数である。
- −1 をかけると反数になる。つまり、a × (−1) = −a となる。このような場合 a × −1 とは書かないのが一般的である(−1 × a という形はよい)。
- −1 を2乗すると 1になる。よって −1 は 1 の平方根のうちのひとつである。一般に −1 を偶数乗すると 1 になる: (−1)2n = 1. よって −1 は全ての n > 0 に対し 1 の 2n 乗根(のひとつ)である。
- 一般の環において −1 を2乗すると 1 になることは、以下のように示される。0 = −1 ⋅ 0 = −1 ⋅ (−1 + 1) であり、これを分配法則にしたがって展開すると
上付き文字
上付き文字(うえつきもじ、英: superscript)は、基準となる文字より上部に記述される添え字である。
数学における冪乗を表す目的や、化学におけるイオン価数を表す目的、原子核物理学・放射線医学などにおける放射性同位元素の質量数を表す目的として使われるほか、文書における脚注参照、単位記号、TMなどの一部記号、発音記号などとしても用いられる。
冪乗の目的で使用される場合は、イオン価数の目的で使用される文字よりも上部に表記される。
フランス語、イタリア語、スペイン語などのロマンス諸語では、数字に上付きで e もしくは o/a を付記し、序数とその性を表示する。Unicode では、序数標識 º と ª が用意されている。これらは音楽などにも流用され、たとえばtempo primo(テンポプリーモ)をtempo 1ºと表記する。
HTMLのタグで表記する場合は<sup>上付き文字</sup>
が使用される。
符号位置
大文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 小文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ᴬ | U+1D2C
|
-
|
ᴬ ᴬ
|
ᵃ | U+1D43
|
-
|
ᵃ ᵃ
|
A |
ᴮ | U+1D2E
|
-
|
ᴮ ᴮ
|
ᵇ | U+1D47
|
-
|
ᵇ ᵇ
|
B |
ᴰ | U+1D30
|
-
|
ᴰ ᴰ
|
ᵈ | U+1D48
|
-
|
ᵈ ᵈ
|
D |
ᴱ | U+1D31
|
-
|
ᴱ ᴱ
|
ᵉ | U+1D49
|
-
|
ᵉ ᵉ
|
E |
ᴳ | U+1D33
|
-
|
ᴳ ᴳ
|
ᵍ | U+1D4D
|
-
|
ᵍ ᵍ
|
G |
ᴴ | U+1D34
|
-
|
ᴴ ᴴ
|
ʰ | U+02B0
|
-
|
ʰ ʰ
|
H |
ᴵ | U+1D35
|
-
|
ᴵ ᴵ
|
ⁱ | U+2071
|
-
|
ⁱ ⁱ
|
I |
ᴶ | U+1D36
|
-
|
ᴶ ᴶ
|
ʲ | U+02B2
|
-
|
ʲ ʲ
|
J |
ᴷ | U+1D37
|
-
|
ᴷ ᴷ
|
ᵏ | U+1D4F
|
-
|
ᵏ ᵏ
|
K |
ᴸ | U+1D38
|
-
|
ᴸ ᴸ
|
ˡ | U+02E1
|
-
|
ˡ ˡ
|
L |
ᴹ | U+1D39
|
-
|
ᴹ ᴹ
|
ᵐ | U+1D50
|
-
|
ᵐ ᵐ
|
M |
ᴺ | U+1D3A
|
-
|
ᴺ ᴺ
|
ⁿ | U+207F
|
-
|
ⁿ ⁿ
|
N |
ᴼ | U+1D3C
|
-
|
ᴼ ᴼ
|
ᵒ | U+1D52
|
-
|
ᵒ ᵒ
|
O |
ᴾ | U+1D3E
|
-
|
ᴾ ᴾ
|
ᵖ | U+1D56
|
-
|
ᵖ ᵖ
|
P |
ᴿ | U+1D3F
|
-
|
ᴿ ᴿ
|
ʳ | U+02B3
|
-
|
ʳ ʳ
|
R |
ᵀ | U+1D40
|
-
|
ᵀ ᵀ
|
ᵗ | U+1D57
|
-
|
ᵗ ᵗ
|
T |
ᵁ | U+1D41
|
-
|
ᵁ ᵁ
|
ᵘ | U+1D58
|
-
|
ᵘ ᵘ
|
U |
ⱽ | U+2C7D
|
-
|
ⱽ ⱽ
|
ᵛ | U+1D5B
|
-
|
ᵛ ᵛ
|
V |
ᵂ | U+1D42
|
-
|
ᵂ ᵂ
|
ʷ | U+02B7
|
-
|
ʷ ʷ
|
W |
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
---|---|---|---|---|
ᶜ | U+1D9C |
- |
ᶜ ᶜ |
C |
ᶠ | U+1DA0 |
- |
ᶠ ᶠ |
F |
ˢ | U+02E2 |
- |
ˢ ˢ |
S |
ˣ | U+02E3 |
- |
ˣ ˣ |
X |
ʸ | U+02B8 |
- |
ʸ ʸ |
Y |
ᶻ | U+1DBB |
- |
ᶻ ᶻ |
Z |
⁰ | U+2070 |
- |
⁰ ⁰ |
SUPERSCRIPT ZERO |
¹ | U+00B9 |
1-9-16 |
¹ ¹ |
SUPERSCRIPT ONE |
² | U+00B2 |
1-9-12 |
² ² |
SUPERSCRIPT TWO |
³ | U+00B3 |
1-9-13 |
³ ³ |
SUPERSCRIPT THREE |
⁴ | U+2074 |
- |
⁴ ⁴ |
SUPERSCRIPT FOUR |
⁵ | U+2075 |
- |
⁵ ⁵ |
SUPERSCRIPT FIVE |
⁶ | U+2076 |
- |
⁶ ⁶ |
SUPERSCRIPT SIX |
⁷ | U+2077 |
- |
⁷ ⁷ |
SUPERSCRIPT SEVEN |
⁸ | U+2078 |
- |
⁸ ⁸ |
SUPERSCRIPT EIGHT |
⁹ | U+2079 |
- |
⁹ ⁹ |
SUPERSCRIPT NINE |
⁺ | U+207A |
- |
⁺ ⁺ |
SUPERSCRIPT PLUS SIGN |
⁻ | U+207B |
- |
⁻ ⁻ |
SUPERSCRIPT MINUS |
⁼ | U+207C |
- |
⁼ ⁼ |
SUPERSCRIPT EQUALS SIGN |
⁽ | U+207D |
- |
⁽ ⁽ |
SUPERSCRIPT LEFT PARENTHESIS |
⁾ | U+207E |
- |
⁾ ⁾ |
SUPERSCRIPT RIGHT PARENTHESIS |
ª | U+00AA |
1-9-7 |
ª ª |
FEMININE ORDINAL INDICATOR |
ᵃ | U+1D43 |
- |
ᵃ ᵃ |
MODIFIER LETTER SMALL TURNED A |
ᵅ | U+1D45 |
- |
ᵅ ᵅ |
MODIFIER LETTER SMALL ALPHA |
ᶛ | U+1D9B |
- |
ᶛ ᶛ |
MODIFIER LETTER SMALL TURNED ALPHA |
ᴭ | U+1D2D |
- |
ᴭ ᴭ |
MODIFIER LETTER CAPITAL AE |
ᵆ | U+1D46 |
- |
ᵆ ᵆ |
MODIFIER LETTER SMALL TURNED AE |
ᴯ | U+1D2F |
- |
ᴯ ᴯ |
MODIFIER LETTER CAPITAL BARRAD B |
ᵝ | U+1D5D |
- |
ᵝ ᵝ |
MODIFIER LETTER SMALL BETA |
ᶝ | U+1D9D |
- |
ᶝ ᶝ |
MODIFIER LETTER SMALL C WITH CURL |
ᶞ | U+1D9E |
- |
ᶞ ᶞ |
MODIFIER LETTER SMALL ETH |
ᵞ | U+1D5E |
- |
ᵞ ᵞ |
MODIFIER LETTER SMALL GREEK GAMMA |
ᵟ | U+1D5F |
- |
ᵟ ᵟ |
MODIFIER LETTER SMALL DELTA |
ᵋ | U+1D4B |
- |
ᵋ ᵋ |
MODIFIER LETTER SMALL OPEN E |
ᵌ | U+1D4C |
- |
ᵌ ᵌ |
MODIFIER LETTER SMALL TURNED OPEN E |
ᶟ | U+1D9F |
- |
ᶟ ᶟ |
MODIFIER LETTER SMALL REVERSED OPEN E |
ᴲ | U+1D32 |
- |
ᴲ ᴲ |
MODIFIER LETTER CAPITAL REVERSED E |
ᵊ | U+1D4A |
- |
ᵊ ᵊ |
MODIFIER LETTER SMALL SCHWA |
ᶡ | U+1DA1 |
- |
ᶡ ᶡ |
MODIFIER LETTER SMALL DOTLESS J WITH STROKE |
ᶣ | U+1DA3 |
- |
ᶣ ᶣ |
MODIFIER LETTER SMALL TURNED H |
ᶤ | U+1DA4 |
- |
ᶤ ᶤ |
MODIFIER LETTER SMALL I WITH STROKE |
ᶥ | U+1DA5 |
- |
ᶥ ᶥ |
MODIFIER LETTER SMALL IOTA |
ᶦ | U+1DA6 |
- |
ᶦ ᶦ |
MODIFIER LETTER SMALL CAPITAL I |
ᵎ | U+1D4E |
- |
ᵎ ᵎ |
MODIFIER LETTER SMALL TURNED I |
ᶧ | U+1DA7 |
- |
ᶧ ᶧ |
MODIFIER LETTER SMALL CAPITAL I WITH STROKE |
ᶨ | U+1DA8 |
- |
ᶨ ᶨ |
MODIFIER LETTER SMALL J WITH CROSSED-TAIL |
ᶩ | U+1DA9 |
- |
ᶩ ᶩ |
MODIFIER LETTER SMALL L WITH RETROFLEX TAIL |
ᶪ | U+1DAA |
- |
ᶪ ᶪ |
MODIFIER LETTER SMALL L WITH PARATAL HOOK |
ᶫ | U+1DAB |
- |
ᶫ ᶫ |
MODIFIER LETTER SMALL CAPITAL L |
ᶬ | U+1DAC |
- |
ᶬ ᶬ |
MODIFIER LETTER SMALL M WITH HOOK |
ᶭ | U+1DAD |
- |
ᶭ ᶭ |
MODIFIER LETTER SMALL TURNED M WITH LONG LEG |
ᴻ | U+1D3B |
- |
ᴻ ᴻ |
MODIFIER LETTER CAPITAL REVERSED N |
ᶮ | U+1DAE |
- |
ᶮ ᶮ |
MODIFIER LETTER SMALL N WITH LEFT HOOK |
ᶯ | U+1DAF |
- |
ᶯ ᶯ |
MODIFIER LETTER SMALL N WITH RETROFLEX HOOK |
ᶰ | U+1DB0 |
- |
ᶰ ᶰ |
MODIFIER LETTER SMALL CAPITAL N |
ᵑ | U+1D51 |
- |
ᵑ ᵑ |
MODIFIER LETTER SMALL ENG |
º | U+00BA |
1-9-17 |
º º |
MASCULINE ORDINAL INDICATOR |
ᴽ | U+1D3D |
- |
ᴽ ᴽ |
MODIFIER LETTER CAPITAL OU |
ᶱ | U+1DB1 |
- |
ᶱ ᶱ |
MODIFIER LETTER SMALL BARRED O |
ᵓ | U+1D53 |
- |
ᵓ ᵓ |
MODIFIER LETTER SMALL OPEN O |
ᵔ | U+1D54 |
- |
ᵔ ᵔ |
MODIFIER LETTER SMALL TOP HALF O |
ᵕ | U+1D55 |
- |
ᵕ ᵕ |
MODIFIER LETTER SMALL BOTTOM HALF O |
ᶲ | U+1DB2 |
- |
ᶲ ᶲ |
MODIFIER LETTER SMALL PHI |
ᵠ | U+1D60 |
- |
ᵠ ᵠ |
MODIFIER LETTER SMALL GREEK PHI |
ᶳ | U+1DB3 |
- |
ᶳ ᶳ |
MODIFIER LETTER SMALL S WITH HOOK |
ᶴ | U+1DB4 |
- |
ᶴ ᶴ |
MODIFIER LETTER SMALL ESH |
ᶵ | U+1DB5 |
- |
ᶵ ᶵ |
MODIFIER LETTER SMALL T WITH PARATAL HOOK |
ᶶ | U+1DB6 |
- |
ᶶ ᶶ |
MODIFIER LETTER SMALL U BAR |
ᶷ | U+1DB7 |
- |
ᶷ ᶷ |
MODIFIER LETTER SMALL UPSIRON |
ᶸ | U+1DB8 |
- |
ᶸ ᶸ |
MODIFIER LETTER SMALL CAPITAL U |
ᵙ | U+1D59 |
- |
ᵙ ᵙ |
MODIFIER LETTER SMALL SIDEWAYS U |
ᵚ | U+1D5A |
- |
ᵚ ᵚ |
MODIFIER LETTER SMALL TURNED M |
ᶹ | U+1DB9 |
- |
ᶹ ᶹ |
MODIFIER LETTER SMALL V WITH HOOK |
ᶺ | U+1DBA |
- |
ᶺ ᶺ |
MODIFIER LETTER SMALL TURNED V |
ᵜ | U+1D5C |
- |
ᵜ ᵜ |
MODIFIER LETTER SMALL AIN |
ᵡ | U+1D61 |
- |
ᵡ ᵡ |
MODIFIER LETTER SMALL CHI |
ᶼ | U+1DBC |
- |
ᶼ ᶼ |
MODIFIER LETTER SMALL Z WITH RETROFLEX HOOK |
ᶽ | U+1DBD |
- |
ᶽ ᶽ |
MODIFIER LETTER SMALL Z WITH CURL |
ᶾ | U+1DBE |
- |
ᶾ ᶾ |
MODIFIER LETTER SMALL EZH |
ᶿ | U+1DBF |
- |
ᶿ ᶿ |
MODIFIER LETTER SMALL THETA |
関連項目
丸数字
丸数字(まるすうじ)とは、数字を丸で囲っているもののことである。丸付き数字(まるつきすうじ)・丸囲み数字(まるかこみすうじ)とも呼ばれる。
数字を丸で囲むことによってほかの数字と区別する目的などで多く使用される。
手書きのころから、数字を丸で囲むことは頻繁に行われていた。
丸数字は古くから使われており、出版にも使われていたことから、印刷機では活字として早い時期から実装されていた。また官庁などの刊行物においては、頻繁に使用される。
日本の多くの地域において丸数字を読み上げるときは囲いの部分を先に読み、中の数字を後に読む。ただし山形県では中の数字を先に読み、囲いの部分を後に読む。①を例に挙げると前者は「まるいち」、後者は「いちまる」となる[1]。
ウィキペディア日本語版においては、基本的には丸数字は使用せず、代わりに (1), (2), (3) などを使用することになっている。
用例
法律
国の法律・政令・府省令などや、自治体の条例・規則などでは、様式中で使う場合を除いて丸数字を使わないが、役所などに備え付けられている縦書・加除式の法令集・例規集では、項(各条の中で段落分けされた部分)の番号を丸数字で記載している場合がある。これは、ある時期以前に制定された古い法令・例規で、正式な条文には項番号が付されていないため、利用者の便利のために編集者が記載したものである。現在制定される法令・例規では正式な条文に算用数字で項番号を付している。
設問
設問において、選択肢の数字を丸で囲むことでその項目を選択したことを表す用法として使われる。
電算処理のためにマークシート用紙を使用する選択肢の場合は、逆に選択番号そのものを丸数字にして、マークシート用紙上の丸数字を塗りつぶす使用方法で使われる。
歯科医療
歯科医療においては歯の状態を示すために、丸数字や二重丸数字が使用される。
囲碁
囲碁において、紙面などで碁盤上の対局の局面を表す方法として使用される。白、黒の石ごとにそれぞれ黒、白で数字を記載する。
麻雀
麻雀の牌譜を文字で記録する場合、筒子を丸数字で表す場合がある。
競馬・競艇等
競馬や競艇、オートレースなどでは、馬番や選手番号などの競技対象を区別する番号を丸数字で表記する。スポーツ新聞などにおいて勝敗を予想するときに「本命」や「穴」などを示すために、白丸数字だけでなく、二重白丸数字や黒丸数字などが使用されることも多い。
スポーツ
コンピュータにおける丸数字
文字としての丸数字
JIS X 0208
- JIS X 0208(例えば文字コード規定例としてISO-2022-JP、EUC-JP)には丸数字が規定されていない。1978年の制定時には、0294の円を「合成用丸」としていたが、その後その記号を合成用文字として実装する環境がほとんど出てこなかったことからその後のJISの改訂において「大きな丸」という名称になり、合成用文字という用途からは外された。
- PC-9800シリーズでは、JIS X 0208内の数字では不足することから98文字(きゅーはちもじ)と呼ばれる外字をJIS X 0208に追加し、その中に丸数字が丸1(①)から丸20(⑳)まで含まれていた。
- Macintoshでは、漢字Talk 7.1で日本語TrueTypeフォントを標準添付した際、通商産業省の外郭団体「文字フォント開発普及センター」が策定した外字セット(「通産省外字」と俗称されている)を採用したため、丸1(①)から丸20(⑳)をPC-9800シリーズとは別のコード位置に追加し、また黒丸1(❶)から黒丸9(❾)までも追加し、MacJapaneseとした。PostScriptフォントでは、ほぼすべてのものが、以前からの互換性を保つため98文字をそのままのコード位置で実装し続けたため、丸数字を含む外字セットは2本立てとなった。
- Microsoft Windowsでは、PC-9800シリーズとの互換性を保つため98文字をそのままのコード位置で実装し、それをMicrosoftコードページ932(CP932)とした。
- 丸数字はJIS X 0208では規定されておらず、WindowsとMacintoshで実装されているものの、それぞれ別の符号位置であるため、コード名(CP932など)を正しく提示する場合を除けば、機種依存文字として情報交換で使用するには不適切であると見なされた。
JIS X 0213
- JIS X 0213においては、丸1(①)から丸50(㊿)、黒丸1(❶)から黒丸20(⓴)、二重丸1(⓵)から二重丸10(⓾)までが追加された。例えば文字コード規定例としてISO-2022-JP-2004では、丸1(①)から丸20(⑳)までのコード位置はPC-9800シリーズやWindowsなどにおける同じ位置としてある。
- Unicodeには、JIS X 0213で規定された記号が含まれている。ただし、JIS X 0213とUnicodeのいずれにおいても丸1から丸50までが連続したコード位置にあるわけではない。このほかにゴシック体の丸数字(🄋-➉)および黒丸数字(🄌-➓)が装飾文字として収録されているほか、丸0(⓪)・黒丸0(⓿)も収録されている。
- 丸数字はJIS X 0213ではJIS規格に含まれるようになったため、コード名(UTF-8など)を正しく提示する限りにおいて、機種依存文字などとして不適切視しない考え方も増えている。
- Adobe-Japan1-4では、丸51から丸100まで、さらに丸「00」から丸「09」まで、2桁の数字を丸の中に割り付けたグリフが定義されており、このグリフを持ったフォントであれば表示・印刷等の対応が可能であるものの、フォントによって実装の状況が異なるため、使用には注意を要する。
合成する使用方法
ワープロソフトなどの中には数字と丸を組み合わせる、「囲い文字」という機能が付いているものがある。
これは、丸などの中に数字などを入れて、囲い文字を作成する方法で、この方法によって丸数字を作成することもできる。
また、合成用の丸 (U+20DD) を数字の後につけることでの表現も可能。例えば丸で囲んだ「1」(①)は、U+0031, U+20DDのシーケンスで 「 1⃝ 」のように表せる[2]。
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
符号位置
丸数字
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
---|---|---|---|---|
⓪ | U+24EA |
- |
⓪ ⓪ |
丸0 |
① | U+2460 |
1-13-1 |
① ① |
丸1 |
② | U+2461 |
1-13-2 |
② ② |
丸2 |
③ | U+2462 |
1-13-3 |
③ ③ |
丸3 |
④ | U+2463 |
1-13-4 |
④ ④ |
丸4 |
⑤ | U+2464 |
1-13-5 |
⑤ ⑤ |
丸5 |
⑥ | U+2465 |
1-13-6 |
⑥ ⑥ |
丸6 |
⑦ | U+2466 |
1-13-7 |
⑦ ⑦ |
丸7 |
⑧ | U+2467 |
1-13-8 |
⑧ ⑧ |
丸8 |
⑨ | U+2468 |
1-13-9 |
⑨ ⑨ |
丸9 |
⑩ | U+2469 |
1-13-10 |
⑩ ⑩ |
丸10 |
⑪ | U+246A |
1-13-11 |
⑪ ⑪ |
丸11 |
⑫ | U+246B |
1-13-12 |
⑫ ⑫ |
丸12 |
⑬ | U+246C |
1-13-13 |
⑬ ⑬ |
丸13 |
⑭ | U+246D |
1-13-14 |
⑭ ⑭ |
丸14 |
⑮ | U+246E |
1-13-15 |
⑮ ⑮ |
丸15 |
⑯ | U+246F |
1-13-16 |
⑯ ⑯ |
丸16 |
⑰ | U+2470 |
1-13-17 |
⑰ ⑰ |
丸17 |
⑱ | U+2471 |
1-13-18 |
⑱ ⑱ |
丸18 |
⑲ | U+2472 |
1-13-19 |
⑲ ⑲ |
丸19 |
⑳ | U+2473 |
1-13-20 |
⑳ ⑳ |
丸20 |
㉑ | U+3251 |
1-8-33 |
㉑ ㉑ |
丸21 |
㉒ | U+3252 |
1-8-34 |
㉒ ㉒ |
丸22 |
㉓ | U+3253 |
1-8-35 |
㉓ ㉓ |
丸23 |
㉔ | U+3254 |
1-8-36 |
㉔ ㉔ |
丸24 |
㉕ | U+3255 |
1-8-37 |
㉕ ㉕ |
丸25 |
㉖ | U+3256 |
1-8-38 |
㉖ ㉖ |
丸26 |
㉗ | U+3257 |
1-8-39 |
㉗ ㉗ |
丸27 |
㉘ | U+3258 |
1-8-40 |
㉘ ㉘ |
丸28 |
㉙ | U+3259 |
1-8-41 |
㉙ ㉙ |
丸29 |
㉚ | U+325A |
1-8-42 |
㉚ ㉚ |
丸30 |
㉛ | U+325B |
1-8-43 |
㉛ ㉛ |
丸31 |
㉜ | U+325C |
1-8-44 |
㉜ ㉜ |
丸32 |
㉝ | U+325D |
1-8-45 |
㉝ ㉝ |
丸33 |
㉞ | U+325E |
1-8-46 |
㉞ ㉞ |
丸34 |
㉟ | U+325F |
1-8-47 |
㉟ ㉟ |
丸35 |
㊱ | U+32B1 |
1-8-48 |
㊱ ㊱ |
丸36 |
㊲ | U+32B2 |
1-8-49 |
㊲ ㊲ |
丸37 |
㊳ | U+32B3 |
1-8-50 |
㊳ ㊳ |
丸38 |
㊴ | U+32B4 |
1-8-51 |
㊴ ㊴ |
丸39 |
㊵ | U+32B5 |
1-8-52 |
㊵ ㊵ |
丸40 |
㊶ | U+32B6 |
1-8-53 |
㊶ ㊶ |
丸41 |
㊷ | U+32B7 |
1-8-54 |
㊷ ㊷ |
丸42 |
㊸ | U+32B8 |
1-8-55 |
㊸ ㊸ |
丸43 |
㊹ | U+32B9 |
1-8-56 |
㊹ ㊹ |
丸44 |
㊺ | U+32BA |
1-8-57 |
㊺ ㊺ |
丸45 |
㊻ | U+32BB |
1-8-58 |
㊻ ㊻ |
丸46 |
㊼ | U+32BC |
1-8-59 |
㊼ ㊼ |
丸47 |
㊽ | U+32BD |
1-8-60 |
㊽ ㊽ |
丸48 |
㊾ | U+32BE |
1-8-61 |
㊾ ㊾ |
丸49 |
㊿ | U+32BF |
1-8-62 |
㊿ ㊿ |
丸50 |
🄋 | U+1F10B |
- |
🄋 🄋 |
DINGBAT CIRCLED SANS-SERIF DIGIT ZERO |
➀ | U+2780 |
- |
➀ ➀ |
DINGBAT CIRCLED SANS-SERIF DIGIT ONE |
➁ | U+2781 |
- |
➁ ➁ |
DINGBAT CIRCLED SANS-SERIF DIGIT TWO |
➂ | U+2782 |
- |
➂ ➂ |
DINGBAT CIRCLED SANS-SERIF DIGIT THREE |
➃ | U+2783 |
- |
➃ ➃ |
DINGBAT CIRCLED SANS-SERIF DIGIT FOUR |
➄ | U+2784 |
- |
➄ ➄ |
DINGBAT CIRCLED SANS-SERIF DIGIT FIVE |
➅ | U+2785 |
- |
➅ ➅ |
DINGBAT CIRCLED SANS-SERIF DIGIT SIX |
➆ | U+2786 |
- |
➆ ➆ |
DINGBAT CIRCLED SANS-SERIF DIGIT SEVEN |
➇ | U+2787 |
- |
➇ ➇ |
DINGBAT CIRCLED SANS-SERIF DIGIT EIGHT |
➈ | U+2788 |
- |
➈ ➈ |
DINGBAT CIRCLED SANS-SERIF DIGIT NINE |
➉ | U+2789 |
- |
➉ ➉ |
DINGBAT CIRCLED SANS-SERIF DIGIT TEN |
黒丸数字
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
---|---|---|---|---|
⓿ | U+24FF |
- |
⓿ ⓿ |
黒丸0 |
❶ | U+2776 |
1-12-1 |
❶ ❶ |
黒丸1 |
❷ | U+2777 |
1-12-2 |
❷ ❷ |
黒丸2 |
❸ | U+2778 |
1-12-3 |
❸ ❸ |
黒丸3 |
❹ | U+2779 |
1-12-4 |
❹ ❹ |
黒丸4 |
❺ | U+277A |
1-12-5 |
❺ ❺ |
黒丸5 |
❻ | U+277B |
1-12-6 |
❻ ❻ |
黒丸6 |
❼ | U+277C |
1-12-7 |
❼ ❼ |
黒丸7 |
❽ | U+277D |
1-12-8 |
❽ ❽ |
黒丸8 |
❾ | U+277E |
1-12-9 |
❾ ❾ |
黒丸9 |
❿ | U+277F |
1-12-10 |
❿ ❿ |
黒丸10 |
⓫ | U+24EB |
1-12-11 |
⓫ ⓫ |
黒丸11 |
⓬ | U+24EC |
1-12-12 |
⓬ ⓬ |
黒丸12 |
⓭ | U+24ED |
1-12-13 |
⓭ ⓭ |
黒丸13 |
⓮ | U+24EE |
1-12-14 |
⓮ ⓮ |
黒丸14 |
⓯ | U+24EF |
1-12-15 |
⓯ ⓯ |
黒丸15 |
⓰ | U+24F0 |
1-12-16 |
⓰ ⓰ |
黒丸16 |
⓱ | U+24F1 |
1-12-17 |
⓱ ⓱ |
黒丸17 |
⓲ | U+24F2 |
1-12-18 |
⓲ ⓲ |
黒丸18 |
⓳ | U+24F3 |
1-12-19 |
⓳ ⓳ |
黒丸19 |
⓴ | U+24F4 |
1-12-20 |
⓴ ⓴ |
黒丸20 |
🄌 | U+1F10C |
- |
🄌 🄌 |
DINGBAT NEGATIVE CIRCLED SANS-SERIF DIGIT ZERO |
➊ | U+278A |
- |
➊ ➊ |
DINGBAT NEGATIVE CIRCLED SANS-SERIF DIGIT ONE |
➋ | U+278B |
- |
➋ ➋ |
DINGBAT NEGATIVE CIRCLED SANS-SERIF DIGIT TWO |
➌ | U+278C |
- |
➌ ➌ |
DINGBAT NEGATIVE CIRCLED SANS-SERIF DIGIT THREE |
➍ | U+278D |
- |
➍ ➍ |
DINGBAT NEGATIVE CIRCLED SANS-SERIF DIGIT FOUR |
➎ | U+278E |
- |
➎ ➎ |
DINGBAT NEGATIVE CIRCLED SANS-SERIF DIGIT FIVE |
➏ | U+278F |
- |
➏ ➏ |
DINGBAT NEGATIVE CIRCLED SANS-SERIF DIGIT SIX |
➐ | U+2790 |
- |
➐ ➐ |
DINGBAT NEGATIVE CIRCLED SANS-SERIF DIGIT SEVEN |
➑ | U+2791 |
- |
➑ ➑ |
DINGBAT NEGATIVE CIRCLED SANS-SERIF DIGIT EIGHT |
➒ | U+2792 |
- |
➒ ➒ |
DINGBAT NEGATIVE CIRCLED SANS-SERIF DIGIT NINE |
➓ | U+2793 |
- |
➓ ➓ |
DINGBAT NEGATIVE CIRCLED SANS-SERIF DIGIT TEN |
二重丸数字
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
---|---|---|---|---|
⓵ | U+24F5 |
1-6-58 |
⓵ ⓵ |
二重丸1 |
⓶ | U+24F6 |
1-6-59 |
⓶ ⓶ |
二重丸2 |
⓷ | U+24F7 |
1-6-60 |
⓷ ⓷ |
二重丸3 |
⓸ | U+24F8 |
1-6-61 |
⓸ ⓸ |
二重丸4 |
⓹ | U+24F9 |
1-6-62 |
⓹ ⓹ |
二重丸5 |
⓺ | U+24FA |
1-6-63 |
⓺ ⓺ |
二重丸6 |
⓻ | U+24FB |
1-6-64 |
⓻ ⓻ |
二重丸7 |
⓼ | U+24FC |
1-6-65 |
⓼ ⓼ |
二重丸8 |
⓽ | U+24FD |
1-6-66 |
⓽ ⓽ |
二重丸9 |
⓾ | U+24FE |
1-6-67 |
⓾ ⓾ |
二重丸10 |
脚注
- ^ 山形県民はなぜ(1)を「いちかっこ」と読むのか 専門家に見解を聞いた, Jタウンネット, 閲覧日:2021年12月04日
- ^ OSやフォントによっては、2桁の数字が1つの合成用丸に収まるレンダリングになる場合がある(例: 「42⃝」、これはWindows XPのFirefoxにて「Cambria Math」のフォントを使用すると「㊷」のような表示となるが、本来は合成用丸が1文字に対応しているため「4②」と表示されるべきである)。
関連項目
1(アイン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/08/16 06:00 UTC 版)
「超高機動警察おまかせ!!ヴァーミリオン」の記事における「1(アイン)」の解説
ある組織がPD隊を攻撃するため送り込んだ大型サイボーグ。PDは人間への攻撃が制限されるため、銃器で応戦することができない。
※この「1(アイン)」の解説は、「超高機動警察おまかせ!!ヴァーミリオン」の解説の一部です。
「1(アイン)」を含む「超高機動警察おまかせ!!ヴァーミリオン」の記事については、「超高機動警察おまかせ!!ヴァーミリオン」の概要を参照ください。
「1」の例文・使い方・用例・文例
- 1歳の娘は英語を多少は話すことができます
- 午後10時ごろ帰って来ます
- 約1か月のあいだ雨が降った
- 4人横1列になって歩く
- 数字の13が不運をもたらすと信じるのはばかげている
- 「happy」という語ではアクセントは第1音節にある
- スペードの1
- 彼は最高のピアニストの1人だと認められている
- 100エーカーのコーヒー農園
- 一律10パーセントの賃上げ
- あの家は家族が1人増えた
- この切符は1枚で2人入れます
- 18歳未満の子どもはこの映画は見られません
- このホールは1,200人収容できる
- 科学的知識は16世紀以来大いに進歩してきた
- 医者は1週間の休養をとるようにと強く勧めた
- この夏は休暇を1週間とれそうだ
- 5時15分過ぎです
- その絵を買った10年後,それが偽物だとわかった
- さらに私はもう1つ問題をかかえている
固有名詞の分類
「1」に関係したコラム
-
株式市場の01銘柄とは、4桁の証券コードのうち下2桁が01で終わる証券コードの銘柄のことです。01銘柄は、その業種の代表的な銘柄であることが多く、株価の値動きは市場関係者から注目されています。次の表は...
-
CFDの呼値とは、CFDの銘柄の最小の値動きする単位のことです。呼値は刻み値ともいいます。例えば呼値が0.1の銘柄の場合、現在の価格が1235.9ならば、値上がりしたら1236.0、値下がりしたら12...
-
FX取引では、通貨ペアや通貨数、売りか買いかなどを指定して売買注文を行います。そのうち通貨数は、1万通貨、2万通貨というように万単位で注文するのが一般的になっています。しかし、FX業者の中には、注文数...
-
FX(外国為替証拠金取引)のパリティ(parity)とは、通貨ペアの為替レートが1になることです。パリティは、日本語では「等価」といいます。パリティは、通貨ペアの為替レートが1を挟んで推移している場合...
-
株式の投資基準とされる純利益連単倍率とは、企業の連結決算ベースの予想純利益が個別財務諸表ベースの予想純利益の何倍かを表したものです。純利益連単倍率は、次の計算式で求めることができます。純利益連単倍率=...
-
2012年6月現在の株式のインターネット取引ができる証券会社の手数料の一覧です。以下の表は、約定代金が10万円以下の売買を行った時の1約定あたりの手数料です。なお、証券会社では1日の約定代金によって売...
- >> 「1」を含む用語の索引
- 1のページへのリンク