開戦前夜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 04:42 UTC 版)
1月9日 - 国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)と国際原子力機関(IAEA)から国連安保理へ中間評価報告。イラクが国連決議に違反したと疑われるような証拠、痕跡はないとされた。 1月16日 - 申告書に掲載されていなかったものと考えられる化学兵器搭載用ミサイル12基が発見される。 1月28日 - ブッシュ大統領は演説において「バグダードが、ナイジェリアから核兵器に利用できる酸化ウラニウム500トンを買おうとした」と説明した。 後に、イギリス諜報機関から入手したこの情報は嘘であったことが判明した。 2月5日 - イラクが大量破壊兵器を隠し持っていることを示す証拠をアメリカ側が安保理にて提示(パウエル報告)。 2月14日 - 査察団の再報告。武装解除の進展を積極的に評価しつつも、査察が完了しておらず、まだ時間が必要であることが示唆された。 2月15日 - 反戦デモが特にこの日世界的に行われる。 2月28日 - 中間報告書が公表される。 3月7日 - 2度目の中間報告が公表。この後、アメリカ側は査察は不十分として、戦争をも辞さないとする新決議を提案したが、フランス等は査察は成果を挙げており継続すべきと主張した。途中チリなどが修正案も提示したが、アメリカは拒否。 3月15日 - アメリカ、イギリス、スペインがアゾレス諸島で密談。[要出典]安保理では新決議案が反対多数で否決される見通しとなったため、アメリカは安保理での裁決を避け、独断で開戦に踏み切ることを決定した。 3月17日 - ブッシュ大統領がイラクに対して、テレビ演説で最後通告。フセイン一族と主要閣僚の48時間以内の国外退去を命じ、従わなければイラクを攻撃すると明言。フセイン大統領は徹底抗戦を宣言。
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