精米(せいまい)
精米
精米
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 15:45 UTC 版)
玄米から糠・胚芽を取り除き、あわせて胚乳を削る。削られた割合は精米歩合によって表される。 米に含まれるタンパク質・脂肪は、米粒の外側に多く存在する。醸造の過程において、タンパク質・脂肪は雑味の原因となるため、米が砕けないよう慎重に削り落とされ、それにより洗練された味を引き出すことができる。その反面、精米歩合が低くなればなるほど米の品種の個性が生かしにくくなり、発酵を促すミネラル分やビタミン類も失われるので、後の工程での高度な技術が要求されることになる。 精米の速度が速すぎると、米が熱をもって変質したり砕けたりするので、細心の注意をもってゆっくり行わなくてはならない。吟醸、大吟醸となると、削りこむ部分が大きいだけでなく、そのぶん対象物が小さくなって神経も使うので、精米に要する時間は丸二日を超えることもある。 1930年(昭和5年)頃以降は縦型精米機の出現により、より高度で迅速な精米作業が可能になり、ひいてはのちの吟醸酒の大量生産を可能にした(参照:吟醸酒の誕生)。最近ではこの縦型精米機をコンピュータで制御して精米している大手メーカーもある。
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「精米」の例文・使い方・用例・文例
- 日本酒は、米と水と酵母で蒸留します。大吟醸に使われる米はほかのお酒に比べ、よく精米されています。
- 精米機械
- 精米所
- 精米の籾
- 玄米をついて精米にするとき砕けてしまった米
- もみすりや精米の際に砕けて細かくなった米
- もみをとっただけで,まだ精米していない米
- 精米する時砕けた米
- 精米などのときにできる砕けた米
- 精米するとき薄皮を七割とること
- 精米するとき薄皮の七割をとった米
- 精米する
- 胚芽を残して精米した米
- 十分に精米すること
- 籾搗きという精米法
- 精米時に砕けた米
- 精米
- 胚芽精米という,胚芽の保有率が8割以上の精米
- 精米していない茶褐色の砂糖
- 玄米を精米する時に残る粉
精米と同じ種類の言葉
品詞の分類
名詞およびサ変動詞(料理) | 加味 塩蒸し 精米 精白 精麦 |
名詞およびサ変動詞(食物) | 日持ち 採卵 精米 増反 醸造 |
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