理不尽
読み方:りふじん
「理不尽」とは、何らかの物事を道理にかなわないやり方で行う態度・様子のことを意味する表現。
小学生にもわかる表現に言い換えると、「無茶苦茶」「めちゃくちゃ」という言葉が挙げられる。「めちゃくちゃ」でひどいと感じるような出来事を「理不尽」といい、例えば、同じテストで同じ100点満点を取ったのに、クラスメイトは褒められて自分は叱られるといった状況である。
「理不尽な態度」とは、物事に挑むときのその人の構え方・感情・考えを表す言葉や表情、動作が、道理から外れていたり、無茶苦茶だったりすることをいう。起こった出来事・関係性・これまでの因果関係と、その人が見せる表情・動作・言葉などの反応が、矛盾していて筋道が通らない場合も「理不尽な態度」と表現する。
「理不尽極まりない」とは、ものすごく道理に合わない不当なやり方で行うこと、そういった態度や様子、状態を意味する言い回しだ。「極まりない」とは、非常に・きわめて・この上なく・頂点に達するほどのレベルで、という意味を持つ。この上なく無茶苦茶だと感じる不当な扱いを受けたときなど、相手のやり方に対する怒りや不満、批判的な意思を表すために使用可能な表現だ。
「理不尽な人」とは、道理にかなわないやり方で物事を行う人や、因果関係に矛盾した態度を取る人、人として正しくない行いをする人のことを表す言い回しである。
「理不尽なこと」とは、道理にかなわない事柄・出来事・事態・状況・内容を意味する言い回しだ。また、本人が論理的に考えてありえない、因果関係に納得できない、矛盾していると感じる内容を意味する場合もある。たとえば、自然が起こす異常気象による大災害などは、地球温暖化が理由と説明を受けたとしても、災害が自分の居住地で起こる点に納得できない場合は「理不尽なこと」と感じるためである。
「世の中理不尽」とは、人々が互いにかかわり合って生きて暮らしていく世間や、社会の人間関係の中には、道理にかなわないこと・人として正しくないことを行う人々や状況が多い、という意味である。
社会や会社などの広い対象にも用いることができ、「学生の頃はよかった。就職してから理不尽なことばかりだ」、「嘘をつく人が出世して、まじめな人が損をするなんて、世の中理不尽だ」、「高熱や体調不良でも出社しろというのは、あまりにも理不尽だ」、といった例文がある。また、強い不満や批判の意思を表す際には、「極まりない」をつけて「上司が明日までに成約10件のノルマを果たせと言って来たのは、どう考えても理不尽極まりないだろう」、「同じ点数を取った彼と自分で、成績評価が異なるのは理不尽極まりない」といった形で使用する。
「理不尽」とは、何らかの物事を道理にかなわないやり方で行う態度・様子のことを意味する表現。
「理不尽」とは・「理不尽」の意味
「理不尽」とは、「道理にかなわないやり方で行うこと・態度・様子」を意味する言葉だ。道理という言葉は、正しい筋道や筋が通っていること、人として行うべき道徳的な正しさ、納得できる因果関係があること、という意味を持つ。つまり「理不尽」とは、筋道の通らないことや、人として行うべきではないやり方をすること、因果が矛盾していて納得できないことなどを意味する。また論理の「理」、無理の「理」から、論理的に考えれば間違っている行動、無理無体、といった意味もある。小学生にもわかる表現に言い換えると、「無茶苦茶」「めちゃくちゃ」という言葉が挙げられる。「めちゃくちゃ」でひどいと感じるような出来事を「理不尽」といい、例えば、同じテストで同じ100点満点を取ったのに、クラスメイトは褒められて自分は叱られるといった状況である。
「理不尽」の語源・由来
「理不尽」の語源は、「理」と「不尽」という言葉の組み合わせに由来する。「理」とは、もともと玉石を磨いたときに現れる、広くて筋のある模様のことである。玉石を磨くことから、「磨き出す・ととのえる・すじ目をつける」などの意味が生まれ、「おさまる・ことわり・筋道・道理・秩序」という意味に発展した。「不尽」とは、「尽くす」に否定形・打消しの「不」がついて、「思い・するべきことを、十分に尽くさない」という意味である。「理不尽」とは、「理を尽くさず」とも読み、語源から「道理や筋道を十分に尽くさない」という意味を持つ。「理不尽」の熟語・言い回し
「理不尽」の熟語・言い回しには、下記のようなものがある。理不尽な態度とは
「理不尽な態度」とは、物事に挑むときのその人の構え方・感情・考えを表す言葉や表情、動作が、道理から外れていたり、無茶苦茶だったりすることをいう。起こった出来事・関係性・これまでの因果関係と、その人が見せる表情・動作・言葉などの反応が、矛盾していて筋道が通らない場合も「理不尽な態度」と表現する。
理不尽極まりないとは
「理不尽極まりない」とは、ものすごく道理に合わない不当なやり方で行うこと、そういった態度や様子、状態を意味する言い回しだ。「極まりない」とは、非常に・きわめて・この上なく・頂点に達するほどのレベルで、という意味を持つ。この上なく無茶苦茶だと感じる不当な扱いを受けたときなど、相手のやり方に対する怒りや不満、批判的な意思を表すために使用可能な表現だ。
理不尽な人とは
「理不尽な人」とは、道理にかなわないやり方で物事を行う人や、因果関係に矛盾した態度を取る人、人として正しくない行いをする人のことを表す言い回しである。
理不尽なこととは
「理不尽なこと」とは、道理にかなわない事柄・出来事・事態・状況・内容を意味する言い回しだ。また、本人が論理的に考えてありえない、因果関係に納得できない、矛盾していると感じる内容を意味する場合もある。たとえば、自然が起こす異常気象による大災害などは、地球温暖化が理由と説明を受けたとしても、災害が自分の居住地で起こる点に納得できない場合は「理不尽なこと」と感じるためである。
世の中理不尽とは
「世の中理不尽」とは、人々が互いにかかわり合って生きて暮らしていく世間や、社会の人間関係の中には、道理にかなわないこと・人として正しくないことを行う人々や状況が多い、という意味である。
「理不尽」の使い方・例文
「理不尽」の使い方・例文には、様々なものがある。たとえば、人に対して使用する際には、「高校時代の担任は、今思えば理不尽な人だった」、「うちの部長は理不尽な人で、無茶苦茶な指示ばかり出すんだ」といった例文が挙げられる。他人の態度や行いに対しては、「久しぶりに会った友人に、理不尽な態度ばかり取られて、すっかり愛想が尽きた」、「家族に会うと理不尽なことばかり言われるから、帰省するのは気が重い」、「弟が僕のお菓子を食べたから怒ったのに、お兄ちゃんだから我慢しなさいと言われるのは、理不尽だ」などの使い方が可能だ。社会や会社などの広い対象にも用いることができ、「学生の頃はよかった。就職してから理不尽なことばかりだ」、「嘘をつく人が出世して、まじめな人が損をするなんて、世の中理不尽だ」、「高熱や体調不良でも出社しろというのは、あまりにも理不尽だ」、といった例文がある。また、強い不満や批判の意思を表す際には、「極まりない」をつけて「上司が明日までに成約10件のノルマを果たせと言って来たのは、どう考えても理不尽極まりないだろう」、「同じ点数を取った彼と自分で、成績評価が異なるのは理不尽極まりない」といった形で使用する。
理不尽
り‐ふじん【理不尽】
理不尽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 03:43 UTC 版)
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「理不尽」の例文・使い方・用例・文例
- 理不尽な神
- 神はいないが、理不尽な神はいる。
- 神はおらず、理不尽だ。
- 神様は理不尽だ。
- 私はこの物語は理不尽だと思う。
- 私はこれは理不尽だと思う。
- 彼はとても理不尽で乱暴な男です。
- 私たちは理不尽に慣れてしまってはいけない。
- 理不尽な事を書いていますか?
- そんなことを小さな子供に期待するのは理不尽だ.
- 理不尽なことをする
- 理不尽なことを言う
- 彼は理不尽にも僕を打った
- 彼らは理不尽に行動した
- 彼女が彼女が失敗したということを知ったとき、彼女は理不尽に反応した
- 複数の人が、他の人に情報提供または自白させるため、またはその他の理由で、身体的または精神的苦痛を計画的、組織的、または理不尽に与えること
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