成績評価
成績評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/09 06:38 UTC 版)
基礎学校では、法の定めによりかつては8年生まで数値による評価を受けなかったが、現在では6年生の秋学期から学期ごとに成績を受け取るようになっている(特別基礎学校でも6年生から、特別学校では7年生から10年生、サーメ学校では6年生のみ)。6年生までは文章により評価が伝達される。 例外として、2017年秋学期から2021年6月までは全国の14の基礎学校において、4年生と5年生にも成績をつける実験活動を行っている。また、2012年からは、2024年度までの実験として、全国の24の基礎学校において、7年生から9年生の間に高校の一部教科(数学、生物、物理、化学、地理、歴史、宗教学、社会科学、英語、選択言語)を先行して教える実験も行い、高校の単位と成績を付与している。 成績はかつて「可 (godkänd (G))」「良 (Väl godkänd (VG))」「優 (Mycket väl godkänd (MVG))」「不可 (Icke godkänd (IG))」でつけられていたが、現在はA, B, C, D, E, Fの6段階で評価される。このうちAが最も優れており、Fは不可である。長期欠席等の理由により成績が付与できない場合には指導要録に横棒(-)を記す。 6年生についてのみ、理科と社会科を統合して教えている場合には、学校は総括的評価としてブロック評価(blockbetyg)を与えることもできる。 3年生、6年生、9年生を対象にナショナル・テストが実施されているが、これは公平・公正な評価のためのツールとされ、担当教員はナショナル・テストの成績と普段の学習の様子を総合して評価する。 教員資格を認証されていない教員は独自に成績を付与することができないため、認証を受けている教員(legitimerad lärare)と共に評価し、指導要録には両者のサインを書いたうえで成績を付与する。
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