せん‐ねつ【潜熱】
潜熱
液体が同じ温度の気体に、固体が同じ温度の液体に変わるときに必要な熱をいう。前者を気化潜熱または蒸発潜熱と呼び、後者を融解潜熱と呼ぶ。逆に、水が氷に、気体が液体に変わるときは熱を捨てる。物質が蒸発したり融けたりするときに、状態(相)の変化(液体→気体、固体→液体)のためだけに必要な熱のことをいう。これに対する語は顕熱である。エンジンでは、吸気マニホールドのなかで燃料が蒸発するとき熱を奪い、吸気の温度を下げる。燃料によってピストンを冷却するときも、燃料が液体から気体になるときに周囲から奪う熱の性質を利用している。
せんねつ 潜熱 latent heat
潜熱
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