海盆
【英】: oceanic basin
円形、楕円形{だえんけい}またはこれらに近い形をした深海底の大きな凹地。海嶺{かいれい}、海膨、海山群などに取り囲まれた深海底の盆地で、太平洋には 14 、大西洋には 19 、インド洋には 12 ある。海盆底は堆積物{たいせきぶつ}の厚くたまった平坦{へいたん}な深海平原を示すものと、ほとんど堆積物を欠いて深海丘から成る場合とがある。フィリピン海は九州―パラオ海れいによって、西側のフィリピン海盆と東側の四国海盆・西マリアナ海盆に分けられ、いずれもその大部分は深海丘からなる。 |

海盆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/07 15:47 UTC 版)
![]() | この記事は英語版の対応するページを翻訳することにより充実させることができます。(2024年12月) 翻訳前に重要な指示を読むには右にある[表示]をクリックしてください。
|
海盆(かいぼん、basin[1][2]、oceanic basin[3])とは、海底の大規模な凹所[4]。規模はさまざまで[4]、周囲を大陸、島弧、海嶺、海膨、海台などの高まりで囲まれている[4]。
日本近海の海盆
世界の海盆
- 太平洋
- アリューシャン海盆
- セレベス海盆
- 南西太平洋海盆
- チリ海盆
- インド洋
- ソマリ海盆
- 中央インド洋海盆
- 西オーストラリア海盆
- 大西洋
- ラブラドル海盆
- マデイラ海盆
- ベルデ岬海盆
- 北アメリカ海盆
- アンゴラ海盆
- アガラス海盆
- ブラジル海盆
- アルゼンチン海盆
- 北極海
- 南極海
- ウェッデル海盆
- エンダービー海盆
- アムンセン海盆
- ベリングスハウゼン海盆
脚注
- ^ 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年、ISBN 4-8181-8401-2。[オンライン学術用語集 1]
- ^ 文部省編 『学術用語集 海洋学編』 日本学術振興会、1981年、ISBN 4-8181-8154-4。[オンライン学術用語集 2]
- ^ 文部省編 『学術用語集 地理学編』 日本学術振興会、1981年、ISBN 4-8181-8155-2、[オンライン学術用語集 3]。表記は「〔oceanic〕 basin」。
- ^ a b c 海盆 - コトバンク、2019年8月閲覧
オンライン学術用語集
- ^ “オンライン学術用語集”. 2011年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年8月30日閲覧。
- ^ “オンライン学術用語集”. 2011年9月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年8月30日閲覧。
- ^ “オンライン学術用語集”. 2011年9月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年8月30日閲覧。
関連項目
外部リンク
海盆(basin)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 05:48 UTC 版)
平面的には多少とも等方形を示す海底のくぼみで、大きさはさまざまである。
※この「海盆(basin)」の解説は、「海底」の解説の一部です。
「海盆(basin)」を含む「海底」の記事については、「海底」の概要を参照ください。
「海盆」の例文・使い方・用例・文例
海盆と同じ種類の言葉
- >> 「海盆」を含む用語の索引
- 海盆のページへのリンク