機皇帝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/12 03:55 UTC 版)
イリアステルの三皇帝が使用するエースモンスター。「ワイゼル」「スキエル」「グランエル」の三体が登場し。さらにその上位体として「機皇神マシニクル∞3(きこうしんマシニクル インフィニティ・キュービック)」「機皇神龍アステリスク」が存在する。「機皇帝 - ∞」を母体とし、「機皇帝 - T(トップ)」、「機皇帝 - A(アタック)」、「機皇帝 - G(ガード)」「機皇帝 - C(キャリアー)」の4つのパーツからなるモンスター。機皇帝は5体で1体のモンスターとして扱う。それ故、本体部「機皇帝 - ∞」の1回分しか攻撃宣言を行えない永続効果を持ち、「機皇帝 - ∞」がフィールド上を離れると他のパーツは全て破壊される。「機皇帝 - ∞」以外のパーツには、攻撃力・守備力が上昇し、効果が強力となった上位パーツが存在する。3種ある機皇帝のパーツカードには互換性があり、プラシドはスキエルのパーツをワイゼルに合体させた。作中では、カードの効果によって破壊された時に5体のパーツを特殊召喚するレベル1の「コア」と名の付いた機械族モンスターの効果を使うことで、機皇帝を一気に展開させている。1ターンに一度、相手フィールド上のシンクロモンスターを吸収し、その攻撃力を自身の攻撃力に加えることが出来る能力を持つため、「シンクロキラー」と呼ばれている。この効果を発動すると、∞型の胸部を開いて、エメラルド色の球体から触手のようなものを伸ばし、シンクロモンスターを胸部に閉じ込める。その正体は人間の心が誘惑や欲望などの悪意に囚われたことにより暴走したモーメントの影響を受けたネットワークが、地球の滅亡を阻止するべくその元凶たる人類を滅ぼすために送り込んだ機械の軍隊であった。最終的にはネットワークが自滅の道を選んだ際にモーメントと共に自爆して世界を道連れにした。シンクロモンスターを吸収する効果は、シンクロ召喚によって膨れあがった人間の欲望がモーメントの暴走を招いた事実に起因している。OCGではそれぞれ完成体のみがレベル1のモンスターカードとして再現されており(故にレベル1としては破格のステータスを持つ)、種類を問わず自分のモンスターがカードの効果によって破壊された際に特殊召喚でき、自分の場の他のモンスターが攻撃できなくなる効果を持っている。PSPゲーム「タッグフォース6」ではマイナス回転する負のモーメントから生まれた化身であり、地縛神と同一の存在であるとされている。 機皇帝ワイゼル∞(きこうていワイゼル インフィニティ) プラシドが所有する人型の機皇帝。メインカラーは白。 「ワイズ・コア」の効果によって展開し、「機皇帝ワイゼル∞(胴体)」「ワイゼルT(頭部)」「ワイゼルA(左腕)」「ワイゼルG(右腕)」「ワイゼルC(下半身)」の5つが合体することで構成される。 OCGでは他の自分のモンスターが攻撃宣言できない効果と、1ターンに1度、相手の魔法カードの発動を無効にして破壊することができる効果を持つ。 機皇帝スキエル∞ ルチアーノが所有する鳥型の機皇帝。メインカラーは青。 「スカイ・コア」の効果によって展開し、「機皇帝スキエル∞(胴体)」「スキエルT(頭部)」「スキエルA(主砲)」「スキエルG(尻尾)」「スキエルC(両翼)」の5つが合体することで構成される。変形前の強化パーツの形態は昆虫型となっている。 OCGでは他の自分のモンスターが攻撃宣言できない効果と、1ターンに1度、自身の装備したモンスターを墓地に送ることで、そのターンのみ直接攻撃できる効果を持つ。 機皇帝グランエル∞ ホセが所有する人型の機皇帝。メインカラーは黄土。 「グランド・コア」の効果によって展開し、「機皇帝グランエル∞(胴体)」「グランエルT(頭部)」「グランエルA(左腕)」「グランエルG(右腕)」「グランエルC(下半身)」の5つが合体することで構成される。 標準パーツは全て攻撃力と守備力が0だが、「機皇帝グランエル∞」の効果により、グランエルの元々の攻撃力はコントローラーのライフポイントと同じ数値になる。シンクロモンスターを吸収する効果は「グランエルA」が持つ効果であり、戦闘破壊が確定した場合に行える。また、吸収したシンクロモンスターを「グランエルG」の効果で相手モンスターの攻撃の盾にできる。さらに、そのモンスターを「グランエルA」の効果で特殊召喚させ、相手モンスターに攻撃することが出来る。 攻撃名は「グランド・スローター・キャノン」。 OCGでは自分のライフポイントの半分だけ攻撃力と守備力がアップする。自分のメインフェイズ時に自身の効果で装備したモンスター1体を自分フィールド上に表側守備表示で特殊召喚できる。 機皇神マシニクル∞3(きこうしんマシニクル インフィニティ・キュービック) アポリアが使用する人型の機皇神。メインカラーは白。 機皇帝と同様に相手のシンクロモンスターを装備する効果を持ち、さらにエンドフェイズに装備したシンクロモンスターを墓地に送り、そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える効果を持つ。また、手札から「機皇帝 - ∞」を除く機皇帝のパーツ1枚を墓地に送ることでその効果を得ることができ、墓地のパーツ1枚を除外することで自身の破壊を無効にする効果を持つ。 OCGではカード名が「機皇神マシニクル∞」に変更されている。通常召喚できず、手札から「機皇」と名のつくモンスターを3枚墓地に送った場合のみ特殊召喚ができる。シンクロモンスターを墓地に送りダメージを与える効果はスタンバイフェイズにしか発動できず、その効果を発動したターンはバトルフェイズが行えない。また自身の破壊を無効にする効果は無くなり、相当な弱体化がされている。 攻撃名は「ザ・キューブオブディスペアー」。 機皇神龍アステリスク(きこうしんりゅうアステリスク) アポリアが使用する龍型の機皇神。黄金のボディに機皇帝三体を思わせるパーツが頭部に存在し、ジャックからは「究極の機皇帝」と称されている。 機皇兵が三体以上フィールドに存在する場合に特殊召喚できる効果を持つ。自身の攻撃力と守備力は0だが、自分フィールドの攻撃表示の機械族モンスターの攻撃力の合計が自身攻撃力になる。また、シンクロモンスターを吸収できない代わりにシンクロモンスターを召喚したプレイヤーに1000ポイントのダメージを与えると共に、破壊される際に機皇兵を身代わりに破壊する事が出来る。 OCGではアニメと同じ召喚条件に加え、自分フィールド上の「機皇」モンスターを任意の数だけ墓地へ送り、そのモンスターの攻撃力の合計分攻撃力を得る。また、シンクロモンスターを召喚した際のダメージ効果は自分にも発生する。機皇モンスターを身代わりにする効果が失われるなど、弱体化されている。 攻撃名は「インフィニティ・ネメシス・ストリーム」。効果名は「ネメシス・トルネード」。
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