守備力
守備力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 16:52 UTC 版)
「グレッグ・マダックス」の記事における「守備力」の解説
史上最多の18回のゴールドグラブ賞に輝き、卓越した守備能力も特筆されるべき彼の特徴である。ただし、走者に対するクイックや牽制などに対しては、打者に対する投球術とは裏腹に、無関心と呼べるほど注意を払わない。これは「盗塁を許しても、点に結びつくケースは17%に過ぎない」(本人談)という統計的事実から来るものである(具体的な根拠はマダックス本人も話していないため、不明である)。 しかし、盗塁に無関心な姿勢をイチローに利用されてしまったこともある。ブレーブス時代の2003年6月15日、マリナーズとのインターリーグのことである。初回に先頭のイチローに内野安打を許し二盗された後、悪送球で三塁へ進まれ、味方のタイムリーで1点。3回の打席でも内野安打を許した後、二盗、三盗と連続で盗塁され、内野ゴロの間に一点を取られ、結果的に2-1でマダックスは敗戦投手となってしまった。試合後に記者の「打ち取っていれば、たとえそれがヒットになっても、打たれたという気はしないものか?」という質問に対し、「あれで気分が良くなったと思うか? 冗談じゃない! そんな風に考えられるはずはないじゃないか」と返したという[リンク切れ]。 ゴールドグラブ賞は監督やコーチの投票で選ばれるため、連続受賞選手の中には、守備力が落ちているのに名前やイメージで選ばれるケースが少なくない。しかし2007年のマダックスの補殺数はリーグトップの51で、40歳を過ぎても優れた守備力を誇っていたことの証明である。平均的な投手の補殺数は15から20程度と言われており、平均的な守備力しか持ち合わせていなければ2007年の防御率(4.14)は5点台であったと推測され、自身の投手成績に守備力は大きく影響している。
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