分割民営化以後
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1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により亀山駅 - 新宮駅間 (180.2km) を東海旅客鉄道、新宮駅 - 和歌山市駅間 (204.0km) を西日本旅客鉄道が承継、日本貨物鉄道が亀山駅 - 紀伊佐野駅間 (188.6km)、和歌山駅 - 南海電鉄分界点間 (2.3km) の第二種鉄道事業者となる。 1989年(平成元年)2月20日:松阪駅 - 多気駅間でワンマン運転開始。 7月22日:特急「スーパーくろしお」運転開始。「くろしお」とともに一部が新大阪駅・京都駅発着になる。新宮駅 - 和歌山駅間できのくに線の愛称が使用開始。 10月20日:和歌山駅 - 和歌山市駅間でワンマン運転開始。 1990年(平成2年)3月10日:亀山駅 - 松阪駅間でワンマン運転開始。 1993年(平成5年)3月14日:広川ビーチ駅が開業。 1996年(平成8年)7月31日:特急「スーパーくろしお・オーシャンアロー」が運転開始。 1997年(平成9年)3月8日:「スーパーくろしお・オーシャンアロー」が「オーシャンアロー」に改称。高速化が完成し、和歌山駅 - 新宮駅間で約19分の短縮。 1998年(平成10年)10月10日:海南駅周辺の連続立体交差事業が完成。 2000年(平成12年)3月11日:新宮駅 - 紀伊田辺駅間でワンマン運転開始。阪和線からの直通の快速列車が大幅に削減。 2001年(平成13年)3月3日:多気駅 - 新宮駅間でワンマン運転開始。 2002年(平成14年)3月22日:165系の定期運用が終了。 3月24日:快速「ありがとう 165系号」が天王寺駅 - 白浜駅間で運転される。 11月2日:紀伊田辺駅 - 御坊駅間でワンマン運転開始。 2003年(平成15年)10月1日:紀和駅 - 新宮駅間のコンコースの喫煙コーナーが廃止。 10月:きのくに線電化25周年記念イベントとして、11・12日に天王寺駅 - 新宮駅間でキハ58系による急行「きのくに」が復活運転、12・13日に和歌山駅 - 白浜駅間でEF58 150牽引の12系客車による急行「紀勢線電化25周年記念号」が運転される。 2004年(平成16年)6月2日:冷水浦駅付近の高架橋でトレーラーが横転して積荷の材木が線路上へ落下し、快速列車が脱線して約1日半にわたって部分運休。 9月29日 - 10月26日:台風21号による紀伊長島駅 - 三野瀬駅間の赤羽川橋梁橋脚流出により、紀伊長島駅 - 船津駅間で運休。 2005年(平成17年)12月7日:那智駅で紀伊勝浦発新宮行き普通列車がホームで停止できずに安全側線に進入する事故が発生。この事故で約1日半にわたって運休やダイヤの乱れが生じたが、人的被害はなかった。 2008年(平成20年)4月1日:鵜殿駅 - 紀伊佐野駅間(10.0km)の貨物営業(日本貨物鉄道の第二種鉄道事業)廃止。 10月4日:紀和駅周辺の連続立体交差事業が完成。 2009年(平成21年)7月15日:紀勢本線全通50周年記念として亀山駅 - 白浜駅間でキハ85系による快速「紀勢本線全通50周年記念号」が運転。キハ85系が紀伊勝浦駅 - 白浜駅間で運転されるのは初めて。 2011年(平成23年)4月2日 - 4月7日:東日本大震災の影響で車両保守部品が不足したことにより、新宮駅 - 和歌山市駅間で日中の列車の間引き運転が実施される。日中の運転率は、新宮駅 - 紀伊勝浦駅間70%、周参見駅 - 御坊駅間60%、御坊駅 - 和歌山駅間50%で、和歌山駅 - 和歌山市駅間は9 - 15時台の全列車の運転を取りやめた。 9月4日:台風12号による那智川の増水で紀伊天満駅 - 那智駅間の那智川橋梁が流失するなどの被害を受ける。 9月6日:多気駅 - 尾鷲駅間で運転再開。 9月7日:尾鷲駅 - 熊野市駅間で運転再開。 9月17日:串本駅 - 白浜駅間で運転再開。 9月26日:紀伊勝浦駅 - 串本駅間で運転再開。 10月11日:熊野市駅 - 新宮駅間で運転再開。 12月3日:新宮駅 - 紀伊勝浦駅間で運転再開され、台風12号による不通区間が解消される。 2012年(平成24年)3月17日:特急に287系が投入(新大阪駅 - 白浜駅間のみ)。これに伴い特急「オーシャンアロー」「スーパーくろしお」「くろしお」がすべて「くろしお」に列車名統一。 2015年(平成27年)7月17日:台風11号による大雨で、紀伊由良駅 - 広川ビーチ駅間にて土砂崩壊するなどの被害を受け、新宮駅 - 和歌山駅間が不通に。 7月18日:御坊駅 - 箕島駅間以外は運転再開、バス代行を実施。 7月26日:御坊駅 - 箕島駅間が運転再開、25日限りでバス代行終了。 8月22日:台風16号の高波の影響で新宮駅 - 三輪崎駅間の土砂が流出し、新宮駅 - 紀伊勝浦駅間が不通となり、バス代行を実施。 8月30日:海南駅 - 宮前駅の各駅でICカード「ICOCA」が利用可能となる。 9月1日:新宮駅 - 紀伊勝浦駅間が運転再開、8月31日限りでバス代行終了。 2016年(平成28年)4月1日:亀山駅 - 鵜殿駅間(176.6km)の貨物営業(日本貨物鉄道の第二種鉄道事業)廃止。 12月17日:新宮駅 - 海南駅の特急停車駅(新宮駅・紀伊勝浦駅・太地駅・古座駅・串本駅・周参見駅・白浜駅・紀伊田辺駅・南部駅・御坊駅・湯浅駅・藤並駅・箕島駅)でICカード「ICOCA」が利用可能となる。ただし、同区間を含む場合は乗車券機能のみ利用可能で、同区間を含むICOCA定期券は発売しない。 2017年(平成29年)7月15日:和歌山市駅 - 和歌山駅間でICカード「ICOCA」が利用可能となる。また、和歌山市駅接続で南海線とのIC連絡定期券の取扱いを開始。 2019年(平成31年)4月14日:御坊駅構内で入換車両の脱線事故が発生。人的被害はなかったが、この事故で運休やダイヤの乱れが生じた。 2020年(令和2年)3月14日:紀伊田辺駅 - 海南駅間の全駅でICカード「ICOCA」が利用可能となる。この間では、IC専用型自動改札機で対応。 2021年(令和3年)3月13日:新宮駅 - 紀伊田辺駅間の全駅でICカード「ICOCA」が利用可能となる。
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