出費
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 15:23 UTC 版)
日本の学校は、鍵盤ハーモニカ、リコーダー、水彩道具、書道用具、裁縫用具、体操服、赤白帽、水着、通学帽、防犯ブザーなど全員がまったく同じものを揃える品目が非常に多いのが特徴で、異なるデザインや色を持つ者が浮くことがある。それが仲間はずれやいじめの原因になることを恐れ、短期滞在でありながら同じものを買い揃える保護者、親族や友人から中古品を譲り受ける保護者がいる。しかし同じ物がなくとも、何がしかの代用品や類似品で済ませられることが多い。 日本国内とほぼ同じ授業を受けている日本人学校、日本の教科書を使って学年相当の国語や算数の授業を受けている補習授業校に通う児童・生徒は、それぞれ学校を通して全教科の教科書を無償で受け取っている。在留届を提出している日本国籍を持つ子供でなおかつ日本へ帰国の予定がある者の中には、管轄の総領事館を通して教科書の無料配布を受けられるケースもある。それ以外の海外在住者は教科書販売取り扱い業者を通して自費で購入しなければならない。教科書の値段は文部科学省が認可した額になるが、例として2006年度の小学校1年の教科書の価格上限は、国語が644円、算数が293円、生活科が1587円となっており、海外で購入する場合は手数料や送料などを含めた値段となる。海外で使用する教科書は全世界共通で指定された1種類だが日本国内では数種類が用いられているため、必ずしも体験入学先で海外と同じ教科書を使用しているとは限らない。たいていは担任が学習範囲分の主要教科の教科書、漢字ドリル、計算ドリルなどのコピーを用意してくれる。 保険への加入が義務づけられている学校もあるが、たいてい出費は日割りで計算した給食費と細かい教材費を払う程度である。しかし上履き、体育館シューズ、制服など何かと物入りであり、渡航費が自己負担である場合は出費も大きい。また体験入学生の保護者が悩むのは日本の学校へ持参する土産である。教員へ贈る菓子折り、学校への献本、クラスの友達に渡す土産などは居住国に関わる物を贈答することが多いが、公立学校では贈賄疑惑を避けるためや子供達の家庭事情が様々であるため、遠路持参した土産であっても受け取らないことがある。居住国に戻った後に学校やクラス宛てに礼状を送るのが最も一般的である。
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「出費」の例文・使い方・用例・文例
- 出費を切り詰める
- 不必要な出費を削らなければならない
- 私はピカソの絵を集めるのに出費を惜しまない
- 出費を半分減らす
- 予定外の出費
- むだな出費
- あなたに出費分はお返しします
- 私たちは1週間につき10ドルの出費を削らなければならない
- 本当に入学当初の出費には頭が痛い
- 私たちは、コストテーブルを分析することで、無駄な出費を抑えることに成功した。
- もしこれらが出費ならば
- ソフトウェア品質保証への出費はしばしば少なく見積もられる。
- それらは驚くべき出費だ。
- さらなる出費は避けるべきだ。
- それは突然の出費だった。
- 私は、大変な出費にうんざりしています。
- 私は予算を超える出費はできない。
- 私の予定にそんな出費は無いし、お金も無い。
- この会社は出費を収入で補えた。
- その出費は大きい。
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