はやぶさ2
別名:はやぶさマーク2、はやぶさMk2
英語:Hayabusa 2
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発する小惑星探査機、「はやぶさ」(MUSES-C)の後継機。初代機のミッション成功を受けて2011年に本格的な開発プロジェクトが立ち上げられた。2014年12月3に種子島宇宙センターから打ち上げられた。
はやぶさ2は、初代機はやぶさと同じく、小惑星から物質を採取して地球に持ち帰る「サンプルリターン」を主なミッションとする。ターゲットとなる天体は小惑星「1999 JU3」である。この1999 JU3は「C型小惑星」に区分され、初代機はやぶさが到達したS型小惑星「イトカワ」よりも有機物や含水鉱物をより多く含むと考えられている。
はやぶさ2本体は、推進力であるイオンエンジンをはじめ、基本的には初代機はやぶさとほぼ同じ機能により構成されている。前回の運用実績をもとに、より確実にミッションを達成することが、工学実験機としての最大の目的のひとつとなっている。
はやぶさ2は2018年に1999JU3に到達して表面物質の採取を試み、2020年に地球へ帰還(大気圏再突入)する予定である。
ちなみに、初代機はやぶさは機体の不調および交信途絶のトラブルを経て地球への帰還が予定より3年遅れた。遅れたとはいえ帰還に成功している。
関連サイト:
小惑星探査機「はやぶさ2」 - 宇宙航空研究開発機構
はやぶさ2 - 宇宙航空研究開発機構
はやぶさ‐ツー【はやぶさ2】
はやぶさ2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/02 13:42 UTC 版)
はやぶさ2は、小惑星探査機「はやぶさ」(第20号科学衛星MUSES-C)の後継機として宇宙航空研究開発機構 (JAXA) が打ち上げた小惑星探査機である。地球近傍小惑星 「(162173) リュウグウ」への着陸およびサンプルリターンを行った。「はやぶさ2」という名称は探査機を用いる小惑星探査プロジェクト名にも使われている。開発・製造は日本電気が担当した。
- 1 はやぶさ2とは
- 2 はやぶさ2の概要
はやぶさ2 (JAXA)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 01:43 UTC 版)
「イオンエンジン」の記事における「はやぶさ2 (JAXA)」の解説
小惑星探査機。探査機はやぶさが航行途中にトラブルに見舞われたため、イオンエンジンをμ10 の推力を8mNから10mNに向上させた改良型を使用。小惑星(162173) リュウグウに到達。2014年12月3日打ち上げ。
※この「はやぶさ2 (JAXA)」の解説は、「イオンエンジン」の解説の一部です。
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