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さて。去年の夏は、ハイドパークでの野外コンサートに行きましたが、今年は、6月から7月にかけて、滅多やたらにあるように思うこの種のもの、3つに行って来ました。
1.ヴァン・モリソン@ハンプトン・コート・フェスティバル
天候が不安定で有名(ですよね!?)なイギリスゆえ、夏でも冬なことあるし・・・当日、どんな天気になるやら、判らないのに、しかも、高額だと、予約するのに勇気百倍

いや違う! 勇気が非常に必要。
でも、早くしないと良い席が無くなる、悪くすると、売り切れになる・・・。
勇気をもって早めに予約!したんでしょう(夫)、或る日突然、
「ハンプトン・コートのヴァン・モリソン、予約したよ。」
と宣言されました。なな、なんと、一人100ポンド、つまり、二人で200ポンド! 太っ腹だ!
当日(6月10日)ですが、前日は、かんかん照りだったのに、どんより薄ら寒い曇天。

そんなこと、気にせず、ピクニック中の人、多し。

我々は、すぐ近く、ということもあったし、家で食べてから向いました。天気が良かったらピクニックも良いけれど、震えながら、っていうのは、ちょっとね、、、と。
コンサートだけではなくて、もっと早くに入場して、ガーデン(普段は有料)を楽しみ、ガーデンでのピクニックを楽しむ、っていうのも、人気のファクターなんですがね。

雰囲気ある会場。

*歩いている人、冬のコートを着ているところに注目!(クリック拡大します。)
コンサート会場は、この奥のコートヤード。

そこに入ると、「写真撮影、厳禁。違反すると、つまみ出します。」って掲示があって、泣く泣く、カメラをしまう、良い子な私。。
それなのに!コンサート中も、携帯やらデジカメやらで、バシバシ撮る人がひっきりなしなんです。。
小心者の私は、つまみ出されるのが恐くて、いえ、それ以上に、寒くて手をポケットから出すのが嫌で、撮影無し。
会場は、ちょうど頃合いの大きさで、後から計算してみると、3000人程度、入っていた筈です。もし、未だオープンしているなら、このウェブサイトで、会場の雰囲気がバッチリ判りますが、何とも、心嬉しい空気なんです。
終わった時に、やっと、片付け中のステージを撮ってみた、、、。

肝心のコンサート内容ですが、classyの一言。気難しいので、つと有名なヴァン・モリソンのことですから、お喋りなんて全くのゼロ。ひたすら、次々に演奏して行きます。
彼自身も勿論ですが、感心したのが、バンドの面々。一人残らず、「玄人さん」達揃い。
ヴァン・モリソンのバンド・メンバー選択眼にも感服でした。
コートの襟を立てながら(寒かった!)、宮殿内を抜けて、帰るんですが、

ライトアップされた内部を見るのは、初めてっていうこともあって、

これもまた、感動です。
寒くても、ピクニック無しでも、行って良かったコンサートでした。100ポンドの値打ちはあった、と、意地でも言い通す我々でした・・・。(やっぱり、ちょっと高過ぎかな、、、でも、夫はヴァン・モリソンの曲が大好きだし、こんなに近く迄わざわざやって来てくれたら、行かざるを得ないでしょ、と、彼は言うのでした。
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2.我がヴィレッジ恒例の、ウオールド・ガーデンでのピクニック・コンサート
打って変わって、これは、私が、たま~にヴォランティアしている、ミュージアム・カフェがある、ウオールド・ガーデンが会場。
これは、内容はともかく、コミュニティ活動の一環として、「参加することに意義有り路線」。
とは言え、二流、三流どころのバンドだし、雨風の中まで、行くって言うのはね、、と、予約せず、当日券にしましたが

7時半開始で、この日は、その直前迄、テムズ川でカヤックやっていたので、ギリギリ滑り込み。
会場に行くと、もはや、ぎっしり、テーブルと椅子を並べた人々で埋まっていて、

うろうろしていると、お隣チームが、既に、落ちついてワインを嗜んでおられるところに遭遇。
うちは、ビールと、おつまみのコレ↓(アーティチョーク)だけです。。だって、大急ぎだったので。

でも、昼間に、自主ピクニックを家でやっておいたので、

良しとしよう♪
デザートは、これ、何度作った事でしょう・・・・

グースベリーのクリスピー・パイ。

グースベリー・アイス付き♪♪
と言う訳で、ラベンダー満開=蜂ブンブンで、ちょっと恐い中、

夜の8時でも、こんな青空の下、

他の家族が、ばっちり気合いを入れたピクニックをする中、

アーティチョークをしゃぶりながら、音楽に耳を傾けんとする、我々でした。
一人12ポンドとはいえ、音楽を聴く、っていう目的のみの為だったら、むむむな催しでしたが、
それでも、ヴィレッジの良き民達は、ダンス、ダンス、ダンス

なのでした。
*ヴァン・モリソンのコンサートでさえ、踊る人々が居たし、ほんとに、踊るの、好きですね、イギリスの人々。
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3.ライトニング・シーズ@ハンプトン・プール
一昨年、今年と、このピクニック・コンサートの一番人気は、10CC。なんですが、日程が合わなかった事もあって、我々が選んだのは、ライトニング・シーズ。
私は「ピュア」しか知りません・・・。
開場と同時に会場に入り、セットアップ。

8時過ぎに、漸く、ステージに動きがあって、さあ、ライトニング・シーズ登場だ、と待ち構えていると、何の予告も無かった、サポート・バンドが出て来るとのアナウンスに、ちょっと白けた我々。
・・・ではあったんですが、これが、瓢箪から駒!
Lucinda Belle Orchestra(ルシンダ・ベル・オーケストラ)っていうんですが、

このルシンダの魅力的な事といったら。。。姿態もそうなんですが、ケイティ・メルアを彷彿とさせる、甘いヴォイス、そして、堂々としたパフォーマンスぶりに、「ああもう、今日は、これだけで帰っても良いくらい。」とまで思ってしまった程です。

ハープはギミックか、と思いきや、本来は「ハーピスト」だそうです。
思いがけず、得した気分♪♪♪
・・・帰ってから早速、彼女のCDを買って、毎日かけてます。
すごく浮き浮きさせてくれる、音楽のスタミナ剤、みたいな・・・いや、そんな風に行ったら、強壮ドリンク見たいだけど、そんなオヤジくさいんじゃなくって、色っぽいです~。
さて。いよいよ、本命登場。
全く同じシーンに見えてしまうんですが、
これが、開演早々の頃。

これは、中盤。

ぞろぞろ皆、前の方に行って、ステージ前でダンス、ダンス、ダンスなので、
見えない!
そうこうするうち、私が唯一知っている曲、ピュアはいつ?!と思っているうちに、終演!
・・・なるほど、そうか、アンコールに取っておいたんだ、と、
「アンコール、アンコール、アンコール」の声にジョインしていると、
やっぱりそうでした、アンコール曲は、ピュアでした。
ルシンダ・ベルのおかげで、一人26ポンドの料金が、お値打ち価格に思えた事でした。
・・・と言う訳で、これら三つの中で一番は、私の中では、このハンプトン・プールでのコンサートかな♪
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ピュアの歌詞、改めて見てみると、すぅ~ごく良いです。
既に、長ったらしくなってしまったので、ここにではなく、
ご興味ある方の為に、
「続きを読む」から、歌詞を見ながら、曲が聴けるようにしておきます♪
↓↓↓↓↓
Night time slows, raindrops splash rainbows
Perhaps someone you know, could sparkle and shine
As daydreams slide to colour from shadow
Picture the moonglow, that dazzles my eyes
And I love you
Just lying smiling in the dark
Shooting stars around your heart
Dreams come bouncing in your head
Pure and simple everytime
Now you're crying in your sleep
I wish you'd never learnt to weep
Don't sell the dreams you should be keeping
Pure and simple everytime
Dreams of sights, of sleigh rides in seasons
Where feelings not reasons, can make you decide
As leaves pour down, splash autumn on gardens
As colder nights harden, their moonlit delights
And I love you
Just lying smiling in the dark
Shooting stars around your heart
Dreams come bouncing in your head
Pure and simple everytime
Now you're crying in your sleep
I wish you'd never learnt to weep
Don't sell the dreams you should be keeping
Pure and simple everytime
Look at me with starry eyes
Push me up to starry skies
There's stardust in my head
Pure and simple everytime
Fresh and deep as oceans new
Shiver at the sight of you
I'll sing a softer tune
Pure and simple over you
If love's the truth then look no lies
And let me swim around your eyes
I've found a place I'll never leave
Shut my mouth and just believe
Love is the truth I realize
Not a stream of pretty lies
To use us up and waste our time
Lying smiling in the dark
Shooting stars around your heart
Dreams come bouncing in your head
Pure and simple everytime
Now you're crying in your sleep
I wish you'd never learnt to weep
Don't sell the dreams you should be keeping
Pure and simple everytime
Look at me with starry eyes
Push me up to starry skies
There's stardust in my head
Pure and simple everytime
Fresh and deep as oceans new
Shiver at the sight of you
I'll sing a softer tune
Pure and simple over you
Pure and simple just for you


