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イギリスは不思議の国! にて。

日本のお薦め博物館を少々。

2007/12/31 (Mon)

最近、ぐちぐち的内容が続いたので、年の瀬もグングン迫ってとうとう大晦日になってしまった今日は、趣向をがらりと変えて・・・軽快なる内容(と思う)!

・・・11月の日本行き関連ネタ最終ストーリーで今年の締めにします。

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さて。夫は日本を10回以上訪れていますが、いっつもいつも、ピンポン!って言いたくなるような「何か」を見つけて迷わず体験する、そういうことが大得意な人です。

今回は、私が銀行さんとか、社会保険事務所だとか、そういった所に出向く用事があった時に彼が一人で行ったお薦め博物館を以下に挙げてみます。
*一人で行ったので、私は全く未体験、だから彼のコメントをちょっと入れるだけにします。

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1.鉄道博物館:ウェブサイトはここをクリック

10月中旬にオープンしたばかりの 出来立てほやほや博物館。

夫曰く、

「イギリスの博物館は過去に集中しがちだけれど、この博物館は過去・現在・将来の三つの視点で展開しているのが非常に良かった。見せ方も良い!」

但し、

「英語での音声説明ボタンも付いているけれど、日本語説明が主体なので、ボタン近辺から日本人が去った一瞬を狙い、ヒラリと身軽に近づくやサッと首尾よく英語用ボタンを押す、というのが必要だったのが、ちょっと、、、だった。」

・・・日本の博物館、概して外国人に優しくないです。博物館だけじゃなくて駅もひどいです。新宿駅なんて、日本人の私でもクラクラするのに、外人さんがどうやって対処しているのか、いつも謎です。

2.日本航空安全啓発センター :ウェブサイトはここをクリック

坂本九さんも亡くなった、例のJAL123便、御巣鷹山墜落から安全を学ぼう、という趣旨の所。

そういう事故のことは出来るだけ早く忘れ去ろう、というのではなく、一般公開して安全性に貢献しよう、という会社の姿勢に感銘していた夫でした。

センター長さんが英語でフォローしてくれたそうで、追って礼メールをしたら、礼メールへの礼メールが来た、と喜んでました。ANAにいつの間にか逆転されて、過去の栄光は何処へ、という感じが否めない日航さんですが、見上げた姿勢に一票!

3.八丈島 地熱・風力発電所:ウェブサイトはここをクリック

地熱発電・・・恥ずかしながら認識を持たなかった私でありました。日本という国土は地震が多いというディメリットがありますが、裏を返せば温泉天国、そして、地熱を利用した発電にも打ってつけではありませんか!!

と思ったんですが、パンフレットのデータを見てみると、世界で一番、地熱による発電容量が多いのはアメリカ。次がフィリピン。日本は5位。

アメリカは一番でも伸び率は鈍い。フィリピン、インドネシアは伸び率がすごいです。日本は5位に甘んじている上、伸び率もパッとしません。

何故なのか。日本で地熱発電に適した場所は国立、国定公園に指定されている場所が多くて景観を損なう為、とのことです。ま、素敵なものではないですし、辺りに硫黄の匂いが立ち込めるのではあるけれど、そこを何とか工夫できないものなのか!!?

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以上、「日本の」と銘打った割には東京近辺(八丈島が近辺かどうかは「?」ではあるけれど、東京都に属する、ということで、、)のみになってしまいましたが・・・・・。


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マクロ de クリスマス・ディナー?

2007/12/30 (Sun)

マクロビオティクスを志向した食事を目指している。
・・・と言うことは何度か書きましたので、また言ってる、と思われる方もおられるかもしれませんが、、、

具体的には
・全粒穀物を主食として豆、豆製品、海藻、野菜類を主たる副食に、魚介類は定期的に、肉は時々。精白砂糖や乳製品は出来るだけ取らない、といった食生活です。マクロって今、日本で大流行りなんでしょうか? 沢山レシピ本が出ていて、是非作りたい美味しそうなレシピが山のようにあるので助かってます。

★ところで、誤解がちかな、と思うんですが、マクロ料理では肉や魚を食べるのを禁じられている、というのでは決してありません。奨励はされていませんが、全粒穀物主体の食事をして、注意しながら食べるのは良い、・・・と理解しています。

家で作る料理では、一週間に二、三度、魚料理を出す。10日に一回程度、肉料理を出す。というパターンに落ち着いて来ていました。

*そうそう、肉や魚を食べる時には体内に消化吸収する際に老廃物が出て、そのままにしておくと体内に蓄積して癌やアトピーの原因となる、とのことなので、「毒消し」や「消化促進する食べ合わせ」を忘れないようにもしています。
・・・この辺のこと、未だ未だ遅々として学習中。詳しい事は、ご興味ある方は、私の「バイブル」みたいなこの本を一も二もなく推薦します。読んでいるとホッとする座右の書、なんです。
からだの自然治癒力をひきだす食事と手当てからだの自然治癒力をひきだす食事と手当て
(2000/10)
大森 一慧

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然るに・・・クリスマス前後になると、お付き合いの中で、肉類や砂糖たっぷりのものを食べ過ぎてしまう機会が多々あって、クリスマスの10日程前から胃の調子が悪いんです。
*セルフ・コントロールが出来ないだけ、という説もあるけれど。。

だから我が家でのクリスマス・ディナーを今年は肉抜きで、、とチラリと思ったんですが、やっぱり感じが出ないし、と、結局は例年通り(と言っても三年目ですが)、
christmas dinner
夫が好きなダックがメインとなりました。
*最も一般的なのは七面鳥ですが、大き過ぎるのと味が今一つ好きじゃないのとで、拙宅では取り扱っておりません。
main dish
付け合わせは、ジャガ芋、セロリアック、人参を圧力鍋で蒸してからガーリックとローズマリーと一緒にローストしたもの。

トリ肉の消化を助けるには、キノコ類やネギを一緒に食べれば良い(さっきの本より)、とのことなので、
another antidote
キノコの玄米ネギ味噌焼きっていうのを作ってみました。何だか強烈に和風ではある、、。

蒸し野菜をムシャムシャ沢山食べるべく、豆腐マヨネーズ(マヨネーズと言っても卵が入っている訳ではありません)やイタリアン・味噌ソース(味噌にハーブ、オリーブオイル等を入れて作る)を添えて。
antidote
大根(類)は消化促進はもとより、体に蓄積した脂肪を溶かす、とのことなので、常食するようにしているんですが、今回は赤い色も欲しいし、と所謂ラディッシュです。
*蒸している間に他の事をしていたら少し蒸し過ぎて色褪せた!!


私が食べたのは、これくらい。
on the plate
*ダックの横にポロポロ見えているのはスタッフィングです。
*手前の爪楊枝さしのはプラムをベーコンで巻いて焼いたもの。これ、超簡単で美味しいのでよく作ります。

デザートはアプリコット・ケーキを焼く予定だったんですが、献立を眺めたら、さっぱりしたものが欲しくなって、柿とブルーベリーをアプリコット・ジャム+メープルシロップを水で薄めてからちょっと煮詰めたソースで和えた軽いものに変更しました。
easy pudding

食事の途中、外でパンパン!って音がするので慌てて窓の方に行くと、打ち上げ花火。
noise outside
ドタバタ二階に行ってシャッターを押したら辛うじて写ったのがこれ。

*****

ところで、プラムのベーコン巻きが私の十八番だとすると・・・これは、
at nextdoor's
お隣さんの十八番の一つ、と見た!
*ご近所クリスマス会で出たフィンガーフードの一つですが、赤いチリの中に柔らかいブルーチーズを入れる、それだけなんですが、美味しい!!!チーズはなるべく食べないようにしてるんですけど、ついつい、何個も食べてしまいました。。乳製品の「毒消し」は・・・え~っと。。未だ暗記していないので、さっきの本が手放せないんです。早く覚えんかい!!

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おまけ。
petit christmas decoration
お馴染み(?)刺繍ミュージアムのカフェで、テーブル一つずつに置いてあった可愛いクリスマス飾り。


*****

来年は肉無しでも夫に絶賛される献立っていうのを目指してみたい、とは思っております。やっぱり肉を食べると胃が重い・・・・・。


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謎解明!

これ、近所のポストです。
box at the side

何か「?」って思いませんか?

最初見た時、郵便屋さんが手紙収集の後、ポストの後ろの蓋を閉め忘れたのか、と思いましたが、

後ろに回ってみたら、蓋が開いているのではなくて、四角い箱が突き出すようにくっついていることを発見。
view from the back


*****

この界隈でしか見ないんです、これ。

だから、この近くの郵便局なら事情が判ると思って窓口で聞いてみたら、

「へぇ~。そういうのがあるの、知らない。」

っていう、すげない返事。

*****

お隣のクリスマスの集いで聞いてみて、この謎が見事、解明しました。

答えは・・・
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クリスマスカードの待遇問題

新居の向かって左隣は結婚以来47年間ここに住んでいる、という老夫婦のお住まいです。いつも出くわす度にすっごく良い感じで挨拶してもらえて・・・隣近所との関係はquality of lifeの大きな要因、とのことですが、本当にその通り。

何と43年間、クリスマスのランチタイムに同じ通りの人達との立食パーティーを自宅で催してきた、とのことで、我々も招かれました。

12時半以降、とのことだったので、1時頃、隣との境にある花壇をひょいと越えて、お邪魔して来ました。

パーティーの模様はさておき、これらは、そのお宅でのクリスマス・カードの飾り方例です。

★クリスマス・トゥリーの背景として。
beside the christmas tree

★フロント・ホールのドアの扉に。
at the door

★さっきのドアの裏側にも。
both sides of both doors

★写真は撮りそびれましたが、マントルピースの上、出窓の所、そういった場所にも並んでいました。

*****

拙宅ではどうしているかと言うと、

★フロントホールのラジエーターの上に吊るす。
front hall with string

★ダイニングの小窓にも置いたり、
at the window

★マントルピースの上にも少々。
at the mantlepiece

★ステレオの前にも少々。
in front of the stereo

っていう、「クリスマスカードの待遇」に明確なコンセプトが無くなってしまった状況です。

*****

お隣は、最初はクリスマストゥリーの背景に貼り付けていたけれど、納まり切らない物がドアやその他の所に進出していった、とのこと。

拙宅は、前の家ではマントルピースの上に乗せるのを始め、横にクリスマスっぽいリボンを垂らしてそこにぺたぺた張り付けたり、或いは暖炉周りの床にもずらりと並べたり、、という具合でした。

今年、新居では、フロント・ホール一点集中でやってみようとしていたのに、いつの間にか夫が「マントルピースの上にもやっぱり欲しいし・・・。」とか言って、気が付けば色んなところにポツポツ散らばっているという状況になっております。

*****

他のお宅ではどうしておられるんでしょうか?

更に、

クリスマスの後、どうしておられるんでしょうか?

捨ててしまうのは勿体無いし、かと言って毎年取って置くのもなんだし。

ちょっとアイディアとしては、バースデーカード、バレンタインカード、そういったものも含めて、一つの部屋の壁にコラージュして飾っていく、っていうのをやってみようかな、と思ったりしています。


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日本が完璧と言う訳では無いの巻。

あっと言う間に・・・もうイギリスに戻って3週間以上も経って、とうとうクリスマスイブになってしまいましたが、クリスマスイブと何の関係も無いんですが、こういうことを書くなら年内に済ませたいと思って、日本の事をあと少し書き留めておきます。

*****

しつこいんですが、日本に行く前、イギリスでは特に最近では家売買で散々な精神的ストレスと金銭的ダメージに遭って来たので、

「ああ、ここが日本であったらば、こんなことは絶対に起きないのに。」

と、ことさらに日本恋しや病にかかっていましたが、

今回の日本行きでは「日本に打ちのめされた。」と感じてしまう体験を二日続けてすることになってしまいました。

何れも長らく私のメインバンクだった或る銀行(以降、MTUと呼ぶ)でのことです。

エピソード1.外国送金を断られるの巻。

プロローグ

実家のある奈良市内の支店に行って、案内のおじさんに「外国送金をしたい」と申し出たら、

「外国送金は、あそこでしか出来ません。」「あそこ以外では出来ません。」
と、
「出来ません」を殊の外強調された上で、周りがパーティションで囲まれているドアを指された。

「この中に入って自分でやってください。」とのことなので、画面の指示通りやっていたら、途中で

「出来ません。」という画面になった。

さっきのおじさんに聞いても埒があきそうにも無かったので諦めて帰った。

本番

大阪なら大丈夫だろうと、大阪の繁華街の支店に行ったら

「ここでは出来ませんが、通りの向こうの○○支店なら窓口で扱ってます。」と言われたので○○支店に移動した。

○○支店で案内のお姉さんに

「外国送金をする窓口はどこですか?」と聞くと、

「ありません。」

「え? ここの支店にある、と聞いたので来たんですが。」と返すと、別のお姉さんがやって来て、

「銀行合併前はTM銀行でしたか、U銀行でしたか?」と質問され、

「TM銀行です。」と言うと、

「ああ、それならば、二階にお越し下さい。」と案内された。

窓口に行って外国送金したい旨伝えると、窓口のお姉さんが凍り付いた顔になって、

「身分証明を。」とのことなので、ささっとパスポートを渡し、

「日本での連絡先は、実家の住所を登録してあります。」と付け加える。すると、お姉さんは

「暫くお待ちください。」と言うや、くるりと背を向け、スタスタ中に入って行った。

数分後、マニュアルとフォーマットを手に戻って来て、

「ここに記入してください。」とのことなので記入して渡すと、また中に入って行ったので待っていた。

すると、慇懃無礼とはこの人物なり、って言う感じの男性が名刺を差し出して自己紹介した後、

「お受け出来ません。」と言う。

「???」と意味が分からない私。

「何故なんですか?」と聞くと、

「海外に住んでおられると、何かあった時に連絡出来ませんので。」と言うので、

「貴行指定フォーマットに実家を日本国内の連絡先として登録してありますよ。そこに連絡頂ければ良いんですけど。」と答えると眉間に皺を寄せ、

「何かあると困りますし。」と粘るので、

「何かって、じゃあ、どんなことが起きる可能性があるんでしょう? 或いは、過去にどんなことが起きた実績があるんでしょう?」と言うと、

「ええっと・・・(と狼狽。)例えば、、、、送金先銀行の口座番号が違っていたり、とか、支店名が違っていたり、とか、あと、、そういったこと等、諸般のことがあるかもしれませんので。」とのこと。

「これ、送金先銀行のマンスリーレポートなので、こに書いた物で合ってますよ。」と証拠を見せるも、

「いえ。申し訳ありませんが、とにかくお受けできません。」の一点張り。

「あなたでは話にならないから、支店長呼んでください。」と私が凄むと、いきなり胸を張って

わ、た、く、し、が、この支店の責任者でございます

「あらら。頼りない責任者の方ですね。とにかく、相手の銀行には今日明日頃に送金予定と伝えてあって、口座番号もこれで間違いが無いから、手続きしてください。」と迫ると、再び中に入って行った。

10分ほどして同じ男性が戻って来て、

「え~。ヨーロッパへの送金に当たりましては、IBANという番号を記入頂かなければなりませんので。」と勝ち誇ったように言うので、

「はいはい、どこに書けば良いんですか?記入欄が無かったから書かなかっただけですよ。」と答えた所、物凄くがっかりした顔をして、

「じゃあ、ここに書いてください。」そして、明らかに渋々、私が記入したフォーマットを持ってどこかに移動。

なっかなか戻って来ない。

一緒に居た娘が中を覗くと、その男性が電話機を手に持ち、さっきの窓口の女性と、更にもう一人女性が彼を囲み、三人とも深刻な顔をして下を向いている。

何事か、と思って

「まだでしょうか?何か問題があるんですか?」と声をかけると、ぎょっとして、

「あの、いえ。支店名を確認しております。」とオロオロ。

その後、小一時間は待たされました。

やっと最初の女性がやって来て、

「手続きをする、ということは承らせて頂きました。でも、それで大丈夫かどうかは申し上げられませんので、手続きが完了した、という訳ではありません。」
とチンプンカンプンな事を言うのだけれど、既に疲労困憊していたので、

「じゃ、よろしく。」と席をたった。

頭の後ろの方で小さな声で、

「あの。名刺・・・。」と「責任者」の男性が言っていた気がするけれど、必要無いので聞こえないふりをして、そのまま立ち去った。

さて一夜明けて、朝。その銀行から実家に電話がかかって来た!

何事か、と思って電話に出ると、

「あの。昨日の外国送金の件ですが、口座番号を確認させてください。」とのことなので、何でまた何度も、、とは思ったけれど、重要書類ファイル(を作って重要書類をファイルして持って行った)を開けて照合した。

「ではこれで手続きを進めさせて頂きますが、ちゃんと完了するかどうかは請け負いかねます。」と、昨日同様の事を言われた。

イギリスに帰ってみたら、日本からの送金確認の書類が銀行から届いていたので、全く問題無く事が運ばれたのではあった。大金っていう訳でもない程度の額だから、こっちの銀行だと一般的な日常業務の一つのレベルなんでしょう。

★補足1:海外送金、インターネットでは勿論出来ないんですよ。シティバンクなら前もって送金先を登録(登録用紙を海外にでも送ってくれる)しておけば、インターネットでも電話でも出来ます。あと、邦銀で一般の人が国内支店同様に使えるイギリス支店を持っている所はありません。

★補足2:BIS規制という決まりによって、国際業務を営む民間銀行は、自己資本比率8%以上が要求されている、そして大手銀行はその数字を満たすべく必死になった時があった、と記憶してるんですが、こんな簡単な「国際業務」すら対応するのに二時間(かかりましたよ!!)もかかる、そして三人も必要、っていうんだったら、その時に放棄すれば良かったんじゃないの? って思うのは素人の浅はかさなんでしょうか、ね。。

★補足3.:この事件に付随してあと数点の吃驚がありましたが、長くなりすぎるのでカット!

*****

エピソード2.身体認証が作動しない、等の巻。

★要旨:手の平で本人確認する方式ならカードを紛失しても安心、と思ったら大間違い!

D生命でずっと毎月やっている年金保険の支払いを一括前払いにすべく、TMU銀行の口座から振り込もうと、某支店の窓口で相談すると、通帳を持ってこなかった場合はカードでしか手続き出来ないとのこと。
*勿論、イギリスからインターネットでやろうとしたけれど、出来なかった。

ATMまで行って、カードを使って振込みをしようとすると、身体認証を何度も何度も失敗して、やっとのことOKになったのに、今度はD生命指定口座への振込みが出来ない。

また窓口で相談すると、「M銀行なら出来るので、M銀行からどうぞ。」
・・・って言われてもM銀行に口座持ってないし。

その場合はATMで現金を引き出してそれを振り込むしかないとのこと。振込は向かいのコンビニにある郵貯銀行(っていうのが出来たんですね。知らなかった!)のATMからなら出来るのが、結構な大金を持ち歩く事になるので同行します、と親切な事を言ってくれはする。

で、現金を引き出そうとしたところ、身体認証がまたまた何度やっても出来ない。窓口で相談すると、

「そういうことは多々あって、夏の暑いときに汗みどろになって何度もやっていたお客様もおられた。でも、最後には成功したので、恐れ入りますが出来るまでトライしてください。」

何度やったでしょう。機械も替えてトライすること30分以上。やけくそになる自分と戦いながら、やってやってやってやって、、、やっと・・・出来ました。
*幸い汗みどろにはならずにすみましたが。

私の手の平が変なのかどうか知りませんが、本当に面倒でした。

お姉さんがコンビニのATMまで付いて来てくれて、賊が襲わないように見張っていてくれる中、振込みをしようと画面を進めて行くと、郵貯銀行のカードを入れないといけないステップが訪れ、そんなカード持ってないし、だから出来ませんでした。

だから、その「大金」を鞄にねじ込み、D生命支店に出向いて、そして手続きは完了しました。

*****

どちらも本当に本当に疲れ切って、、やつれました!

*****

★是非ここに付け加えて言いたいこと: 

D生命さんなんですが、日本に行く前、イギリスからサイト内の「ご意見用フォーマット」(「質問用」が無かったから仕方無かったんですよ。)で、住所が変わったから手続きをして欲しいこと、そして一括前払いについて教えて欲しい、と要請したんです。社会保険事務所にもメールを送りましたが、何の音沙汰も無いので、D生命にも期待してなかったんですが、ほどなく、突然、D生命の奈良支店から電話がかかって来た!! そう言えばフォーマットには電話番号を記入しないといけなかったんです。でも、まさか電話がかかって来るとは思ってもみなかったので、ここでまず吃驚した。

そして、そのおじさんなんですが、私の質問にピタリ、ピタリ、と適切なる答えを明快にしてくれる!
・・・日本の金融機関のおじさんは、須く、外した答えをニョロニョロとする人にしか会ったことが無かったので、ここで又又、吃驚した。

その上、住所変更は、空メールを打つから、そこ宛に新住所を送れば、それで手続きをします、とのこと! てっきりフォーマット記載じゃないとダメ、っていうだろう、だから日本に行った時に手続きすることになるんだろう、と諦めていたのに、何と何とメールで対応しましょう、なんてフレクシブルなことをしてくれるのに再度、吃驚。

一括前払いのことについては、インターネットで振込をすれば可能なので、詳細金額等を、今度は郵便で確認します、とのこと。「国際郵便を送るというのは人生初のことだったので手間取りました。」と、郵便が来る迄に暫くかかりはしたんですが、追って郵便、来ました。

・・・で、インターネットで振込もうとしたらMTU銀行からD生命への振込みが不可能だった、だから出向いた、という経緯だったんです。

言いたい事なんですが、

D生命(のおじさん)は、なかなかやるぞ~!!

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ホワイト・クリスマスになるのかも?

★注意:今日のは、写真がずらずらずらずら、、やたら多いです。

*****

これ 昨日の朝。7時ぐらいだったかな?
yesterday from his window
夫の部屋の窓からの景色。

一昨日の夜、夫の友人が拙宅に集合した後、男だけで近くのレストランにインドカリーを食べに行った。
* 因みにこういうイベントを「ボーイズ・ナイト」と呼んでます。男同士で盛り上がりたい時もあろう、と、時々、おごそかに許可を与えます(!) 

どういう仕組みになっているかというと、「カリーを食べに行かないか、っていう話になってるんだ。」と夫が上目使いで話を切り出すと、男だけのイベントにしたいんだろう、とピンと来る。そして「私は行かなくていいから。」と言うと「え?!ほんと?ほんと??ほんとに良いの?!?」と驚喜して、友達に「pass貰ったよ!」と報告の電話をします。


送り出した時=7時頃はそうでもなかったんですが、彼らが一旦拙宅に戻って来た10時頃には、白鳥の湖(バレエ)で悪魔(でしたっけ?)が出て来る時の舞台設定のように、或いは紅白歌合戦で布施明が霧の摩周湖を歌うとき(って一体いつのこと!?)のように、白い靄が辺り一面にもうもうと(こういう表現で良いのか???)立ちこめ、そして玄関前に停めてある車の窓は既に凍り始めていたりしていたんです。

寒い寒い夜の予感。。そしてその翌朝に当たる昨朝の様子が冒頭の写真です。

これは同じ早朝、家の前の方の様子。
yesterday front


雪が積もってるんではなく、霜なんですよ!

*****

寒くて寒くて・・・だから、もう少し待って、でも未だ白い景色のままであろうタイミングに川岸などの白い景色を一杯撮りに行こうと思って家の中であれこれしてたら、気付いたらもう11時前になっていて・・・慌ててカメラを持って裏のクリケットフィールドを突っ切って出て行った。

その時振り返って撮ったのがこの写真。あららら、点々と足跡が!!と思ってよ~く考えたら自分のだった。
through the field
*プーさんとコブタは、よ~く考えなかったので判らずじまいだった(くまのプーさんのお話より!)

*****

けれど、白いのは殆ど残っていなかった。

これは白くない背景の中でボートを漕ぐboysの図、なんですが、boysは見えるか??
rowing boys


*****

仕方無いので、手ぶらで帰るのもな、と見渡すといろんな種類が目に入ってパチパチ。

以下、川沿いの家々のドアに付けてあるリース展覧会です。

★籐で出来た可愛いベル付きのもの。
wicker bells


★同じ家の裏口には小ぶりのベル付き。
goden bells


★紫のリボンが絡まっているもの。
purple ribbon


★ちっこいの。
petit one


★これは、「門松」風、もとい。「門もみ」風?
kadomatsu


★かわいらし~いの。
pretty one


★赤い薔薇だけの。
red roses
10という数字が見えますが、ダウニングストリートじゃないからゴードン・ブラウンが顔を出したりはしない・・・っていう下手な冗談をお一つ。。


★ボンボン(?)が一杯付いたの。
bonbons


★キュート!!
another pretty one


★これはクリスマス・トゥリー。家の外壁から突き出すように飾ってあるんです。
christmas tree on another front
この町(村?)の或る一角、ざざっと一斉に こういう風にトゥリーを飾っていて、そこにある家はブルーのライト、またある家は色とりどり、っていう具合に少しずつライティングを変えて絡めていて、すごく可愛らしくて素敵です。

*****

雪が降った訳でも無いのに、あそこまで真っ白な景色になっているのを見たのは産まれて初めて!「川の傍だからね・・・。」(拙宅はテムズ川から50m程の所にあります)と、川から発生する水蒸気のせいにしようとしてますが、果たしてそうなんでしょうか、ね。

明後日のお昼、お隣さんが「毎年恒例のクリスマス・ご近所お喋り会」というのを催されるので、その時に、この辺りはこういう現象が頻発するのか、それならば何故なのか、聞いてみようと思ってます。

・・・もう一つ、是非解明したい、ある謎があるんですが、それも忘れず聞いてみよう。

*****

そして、、今朝は今朝で・・・こんなんでした。朝8時。玄関ドアを開けると、、
murky morning

じゃあ二階からはどんな見え方?
again from his window

no vision

視界殆ど無し・・・・・・・・・・。







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永住ビザ申請しました。

★頭注:「Indefinite Leave to Remain」というのを「永住」と訳しました。

*****
現在の配偶者ビザは結婚後二年間有効のもので来年1月17日に切れる。

「ビザが切れる28日以上前に申請書類が届いたら受け付けないことがある。この時、ビザ代金は返却しない。」

ということなので、きっちり28日前に当たる12月21日に到着するよう、

20日に「翌日到着のspecial delivery」で書類一式を送りました。
*この方式だと、到着確認のトレースが出来ます。

代金は750ポンドです。日本円に換算すると18万円程度になります。(←わざと淡々と書いてみました。)
・・・実はホームオフィスに書類持参で出向いてその日のうちに発給、という方法もあるんです。これは「プレミアム」と名づけられていて、名は体を現すというように、代金もプレミアムで950ポンド、日本円だと23万円程度。

どちらにするか、随分迷いました。

高くてもすぐ発給される、というのを選んだ方が良いのでは?と。

一方、ホームオフィスに出向くに当たっては事前アポイントメントが必要なんですが、この電話がなかなっか通じない。しかもアポイントメント時刻通りに行っても長時間、寒空の下、外で待たされる。直接の面接は非常に不愉快な思いをさせられる。
・・・そういうことも見聞しているので積極的に行きたいという気持ちにはなれない~。

結論を出したのは、夫の止めの一言:

「もうこれ以上、無駄金を払いたくない。郵送で充分。」

・家の売却が長引いたおかげでハウジング・ローンや短期ローンの利子を払わざるを得なかった、
・何もしなかった不動産屋に手数料を払わざるを得なかった(こちらが貰いたかったほど・・・)、
・(ブログには書いてませんが)夫の車が当て逃げされて、修理代を自分で払わざるを得なかった、
・・・などなど、思い出したくないドラマが色々あった本年ではありました。

*****

実は夫は1月中旬から海外出張の予定が入っているんですが、ビザ申請に当たっては彼のパスポートも提出しないといけなかったので、もしそれまでに戻ってこなかったらどうするのか?
・・・出張をキャンセルするんですって。。

温厚な紳士である夫(←ほんとですよ♪)が、そこまでムカついているならば、と、郵送方式に結論しました。

*****

発給が遅れるケースは提出物や添付書類の不備が原因、と書いてあるので、ホームオフィスの担当者が処理しやすいよう、クリアホルダーに必要物を判りやすく整理して届けようと考えました。
*私が担当者だったら便利かな、と思ったんですけど、ただの余計なお世話かもしれんが、ね。
visa file

*以下全般にオレンジっぽかったりテラテラして写っているのは、前夜、封をする前に電灯下で撮ったからです

◆まず、申請書類の一番前に小切手を添付のこと。とあったので、ほら、この通り。
application format and cheque


◆次。私のパスポート。私のパスポートは2月に切れるので、ビザ申請に先立って更新しました。だから配偶者ビザの貼り付けてある前のものと新しいものと二通。
my passports
※その裏には必須という訳ではないみたいだったけれど、念の為、結婚証明書を入れたのが透けて見えています。

◆次は夫のパスポート。
his passport

◆そして。ああ、思い出の・・・Life in UK Test合格証。
pass cert
※Life in UK Test必勝法(?)については、ここをクリック

◆それから「20通の公的機関から届いた書類。以下条件を満たすこと」。
a.理想は全て夫と私の連名で送られたものだけれど、連名のものが無い場合は、夫宛のと私宛のとをほぼ同数揃えること。
b.20通が、配偶者ビザでの滞在期間2年間の中(、ある時期に偏っているのではなく、)を均等に分布していること(evenly spread):今年だけに偏っているとか、ある期間は無い、ということがNG。
c.送り主は最低5種類以上であること。

・・・これらa,b,cを全て満たしていることが一目で判る表があれば便利かと思って、こういうのを作りました。
table of the docs
・書類番号(それぞれの右上に書いた。):1~20
・発行日:それぞれの間が約1ヶ月程度、均等にあいていることが判るように。
・送り先名:一番下に送り先は16種類(「最低5種類」をクリア)と記入。
・送り先の種類:銀行、カウンシル、電気料金請求書、といった具合に。
・宛先名:連名、私宛、夫宛を分類。連名9通、私宛6通、夫宛5通で条件aクリア、のはず。

実際の書類は、たとえば次のようなものです。

左:市民税請求書。右:電話代金請求書。
example of the documents

左:ハウジングローン明細書。右:車の保険金請求書。
another example

あとは銀行からのマンスリーレポート、電気ガス代請求書、メディカル・センターからの手紙、
DVLA(運転免許センター)からの手紙、ナショナル・トラストからのメンバーシップについての手紙、水道代請求書、家の保険請求書などなど。

◆最後に生活保護を受けずともやっていける、という財政証明。
・・・夫の銀行口座への給料振込み実績を四か月分のマンスリーレポート添付にて。

*****

やることはやった・・・早く発給されるといいんですが。

********

最後に:これから永住ビザを申請される方へ。
(・・・参考になった、というコメントやメッセージを下さる方が何名かおられたので間違いが起きないよう、書き加えました。)

1)添付書類の複雑化、2)費用上昇、更に3)Life in UK Testの必要性。
これら三つが私がイギリスに来て間もなく調べた永住ビザ手続きのルールと現在のルールとの大きな違いです。何の相談も無く変わりました! だから今後も何の相談も無く変わる可能性あり・・・。「そんなこと聞いてない!」と言いたい気持ちは判りますが。。

ですから定期的に、少なくとも半年に一回ぐらいはその時点での状況をチェックしてみることをお薦めします。

私と同様、イギリス人の配偶者として申請される方は、中心となるページはここで、詳細はこのページ右肩に付いている二つのドキュメントをダウンロードして精読することになると思います。(但し、それすらも勝手に変わり得るので、くれぐれもご用心!!)






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この国がこうなのか、その会社がそうなのか、或いは単に我々が運悪さんなのか。

イギリスは四季を通じて美しい・・・絵になります。
200687 973
↑リッチモンド・ヒルからの冬景色。

今後もずっと暮らしていくんだし、本当は、イギリス生活についてのぼやきを書き連ねたくは無いんです。

一見、「ぎょっ」とすることが起きても、別の角度から見たらかえって良いことだ、と言う風に出来るだけ捉えようとしているつもりだし、

とにかく前向きに、明るくハッピーにやっていきたいんです。

なのに、また

*****

前の家の売却が完了する12月4日、三ヶ月以上前に注文しておいた家具も納品され、何もかもが落ち着いてくる筈だったんです。

*****

一階のリビング&ダイニングルームの家具を8月に注文しました。

◆リビング・スペースのソファ類とコーヒー・テーブルはオーク材。
・・・これらは一足早く、注文後三ヶ月未満で到着していました。

◆残りはダイニング・スペースのテーブル、椅子、サイドボードで、これらはメープル材。
・・・これらメープル組が12月4日午後から配達(ヤットコサ!)とのことだったので、正午以降心待ちにしていたら、

トラック到着!

わぁい!!

*****

まず椅子が運び込まれ、

次にテーブル。そして運んできた「お兄さんA」がテーブルを組み立て始めます。

るんるんるん♪ やっと揃うぞ、るんるんるん♪♪

もう一人の「お兄さんB」がサイドボードをトラックの奥から前の方に持って来て、、、そして、お兄さんAを呼んでいる。

暫くすると「お兄さんA」が「サイドボードの上置きが壊れている。見てください。」と表から呼びに来た。

え?!?!?

お兄さんA:「ほら、ガラスが割れてる。それからバックボードもひびが入っている。」

見たら本当に・・・・・・・・。

:ショックで無言。

お兄さんA:「発泡スチロールも何も入れずに段ボールに入れてある。運搬中に壊れてもおかしくない。」

お兄さんA:「持って帰ります。上置きだけじゃなくて、下の方もまとめて持って帰りましょうか?」

:「もう、サイドボードに入れようと出してきた食器類が溢れているので、少なくとも下の方だけは無いと整理が全くつかないから、下の方は置いて行ってください。」

お兄さん達、そそくさとサイドボードの上置きを片付けてトラックに積み込む。

*****

お兄さんAは再びテーブルの組立作業に戻る。

お兄さんA:「あ!四本目の脚、釘が折れている。」

:「なんですか?!?!?」

お兄さんA:「ほら。」
四本目の脚に釘。

釘は組み立て時に入れるように設計してあるのに、めり込んで折れている!
*苦情電話をすぐさま入れた所、証拠写真を撮っておいてくれ、と言われて撮った。サイドボード上置きの時は撮りそびれた。

*因みに出荷前の品質チェックシートは全項目合格。しかし、運搬中に釘が勝手に折れたとは思えない。
品質チェックリスト


*****

テーブル、椅子六客、サイドボードの下と上置き、これら四ピースが整然とダイニング・スペースに収まる筈だったのに、配達のお兄さんが帰った後に残ったのは、

・椅子六客、テーブル部空白。
・サイドボードの下の部分のみ。上置きに収納する食器類は仕方ないので天井部分にずらりと並べた。

*****

買った店に電話して対応を迫っても要領を得ないので、

「とにかく即刻代わりのものを手配して欲しい。その上で、ちゃんとしたものを可及的速やかに納品すべし。」
と申し入れたところ、

「代わりのものが手配できるかは在庫次第なので何とも言えない。」
と答えるものだから、

「当座はショールームに飾ってあるものでも構わない。」
と迫ると、

「それは無理かも。」とのこと。

「クリスマスにかけて友人を色々呼んであるので、空白スペースに椅子だけある、っていうのではどうしようもない!!!椅子取りゲームでもあるまいし。」
*注:「椅子取りゲームでもあるまいし。」とは実際には言わなかった。

と更に言ったところ、手配してみるとのこと。

*****

家売却完結と同時に家具納品も完結すると思っていたら

ぬか喜び。

ああ、、一難去って、又一難。

*****

日本だったらクレーム担当者が菓子折り持って駆けつけるだろうに、イギリスではそんなこと、有り得ないですし。

*****

支払いなんですが、買う段に「無利子2年ローンで購入可能」というキャンペーンをやっていたので、夫も私も「二年後に払えば良いならラッキー!」と申し込んだら、頭金3割はその場で取られて、残りを二年間の月賦、というプランだと判明。引っ込みがつかなかったので、それで買ったんです。

頭金はだから、その場で分捕られました。

そして月賦はその後毎月払ってるんです。モノは無くても。

良品の再配達は2月になるそうです。・・・それも本当だか疑わしい。。。

*****

結局その日は、私が騒いだおかげで、買った店にあったテーブル(メープル材ではないんですがテーブルクロスでテーブル面は隠れるから・・・。でも、椅子と違う色の脚がにょっきり。。)が代品として持ち込まれました。

奇跡ではあった。

で、その日はそれでおしまい。

「明日、本社の購入後セクションの担当者、サイモンが電話しますから。」

っていうんですが、

「サー・ネームは?」と聞くも、
「さー。」←注:駄洒落という訳ではない。

「何故、今日(火曜)ではなく、明日(水曜)なのか?」
「さー。」

翌日(水曜)、待っていても電話など、ありません。こちらからかけて、やっとサイモンを捕まえて

「代品即刻納品せよ。」
「良品納品スケジュールを知らせよ。」
「月賦金額は良品納入まで、New Heights(という家具屋)が毎月リファンドせよ。」

という三つの「せよ」の要求をした。

「・・・・・明日(木曜)、連絡します。」

と言って、もちろん翌日電話なんか、かけてこない。

翌々日に当たる金曜日に仕方なくこちらから連絡を取ろうとすると、電話に出た女性が

「サイモンは昨日付けで退職しました。」

*****

そんなことになってしまっているんです。

タイトルに戻りますが、いったいこれって、

・この国全般がこの調子なのか。

・或いは、この会社(もう一度明記します:New Heightsという名前です。)の体質なのか。

・それとも、我々が特に運の悪い人たちなのか。

*****

いずれにせよ、イギリスにお住まいの方へ。

New Heights(という店です。)で家具を買うに当たっては、

「これこれこういう事例があった。そんなことになったらどう対応するのか、責任者がきちんと一筆入れておいて貰ってからお金を払う。」

というような自衛策をとられてはどうかと存じます。

・・・そんなこと言ったら、「いや、それは出来かねますので、購入いただかなくて結構です。」って言うかも、ですけどね。

*****

おまけ。

夫が会社から帰ってきてサイドボードを見てみたら、シミがついていた。
サイドボードの下の方にもシミが。




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大声で歌えば白い息もくもく

白い息もくもく

数日前に近くのニューズエイジェント(早い話がコンビニ)行った時、車を停めた場所に貼ってあるクリスマス模様の紙に気付いた。

「12月12日午後6時30分よりクリスマス・キャロル開催。
場所はテムズ・ストリートのオーチャード・メドウにあるクリスマス・トゥリーの所。
誰でも参加歓迎。」

と書いてある。

「テムズ・ストリート」
「オーチャード・メドウ」

ともに何処か判らないし、

「クリスマス・トゥリーの所」
っていうのも大雑把な指定の仕方だし。

いったい、どこのこと???

*****

夫も私も季節季節のちょっとしたイベントって好き。なので夫に言ってみたら、

「クリスマス・キャロルなの?  それともクリスマス・キャロ~ルズなの?」
と聞く。

「前者は劇。後者は歌。」

そんな難しい事聞かれたって・・・多分後者だと思うけど?
・・・そう言えば、ここに越して来て、そして前の家の売却にケリがついた後、初のローカル・イベント。この日は夫も会社から早く帰れる予定だったので、どっちでも良いから二人して行ってみよう、ということになった。

*****

この町の名前、テムズ・ストリート、オーチャード・メドウの三つを入れてググってみると、お気に入りの刺繍ミュージアム(ここをクリック)がある一帯の事を「オーチャード・メドウ」と呼ぶことが判明。

結構広い場所なので、その中の「クリスマス・トゥリー」の所がどこなのか、見当がつかない。

けれど、行ってみたら判るだろうと出かけた。

*****

空は雲一つなく一面に晴れ渡り(多分。。暗くて見えないけど。)、だから、折からの底冷えを伴う寒波がまともに体を刺す。コートは勿論のこと、「手袋・マフラー・帽子」という「イギリス冬期必須三点セット」を装着して出発。

*****

場所はすぐ判りました。
既に人が沢山居た

・・・物凄く大きくて豪華絢爛なクリスマス・トゥリーを勝手に想像していたら、バス通りから見える所に、人の背丈よりは大きいけれどそれ程大きくは無く、ライトは絡んでいるけれどただそれだけ、というものがあって、その辺りに人が集まっていた。

*****

歌詞カードとマルド・ワイン(赤ワインにハーブ等でフレーバーを付けた温かいドリンク)を貰って、開始を待つ。

ということは、やっぱり歌の方です。

寒空の下、演奏準備中のブラスバンドの皆さん。
演奏準備中


歌詞カードには、21種類のクリスマス・キャロ~ルズが載っているけれど、まっさか全部歌わないよね?

っていうのは甘くて、全部歌いました。

私が確実に知っていたのは中学の英語の時間に習ったものが数曲。あと、メロディーが流れた時点で「あの曲は英語だとこういう歌詞なんだ。」と判ったもの(例:赤鼻のトナカイ。・・・トナカイの名はルドルフだったんですね。)も数曲。あとは全部知らない曲ばかり。

でも、この種の曲ってメロディー展開の想像がつき易くて、それに、多少音を外しても差し障りないだろう(ですよね!?)し、だから、全曲、自信満々で、大声で歌い上げたのでした。

ああ、気持ちよかった!

*****

都合、約一時間、厳寒の中でやっていた!!

ブラスバンドの皆さんを始め、歌っていた群衆はどっと近くのパブに駆け込むであろう、だから早く行こう! とばかりに、終演アナウンスがあるや否やパブに向かって走り出す夫。

でも、誰も来ませんでした。小さな子供連れも多かったし、あの後すぐ家に帰ったみたいです。

*****

さて、パブで歌詞カードを改めて眺めると、後ろの方に近くの教会数カ所での今後のキャロル・サービスのスケジュールが載っていた。

大声を張り上げて歌う気持ちよさに すっかりハマってしまったワタクシ、今、どれとどれに行こうか物色中。
ご近所にお住まいの皆様、お誘いの手が伸びるやもしれませんのでご注意ください。

*****

途中で市長の挨拶があったり
市長の挨拶

牧師の挨拶があったり。
牧師挨拶

・・・でも何故かサンタは紹介もして貰えてなかったんだけど、何故だったんだろう?
影薄かったサンタ
影薄かったサンタ。
*市長挨拶の写真の左端にも、紹介してもらえることを期待しているかのように台に近づいていくサンタの姿あり。




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玄関の新しい住人を紹介しないといけません。

arrived at the market

蚤の市、カーブーツ・セール(例えばこんなの)、アンティーク・ショップ、それからチャリティーショップ。
・・・これらから掘り出し物を探し出す達人っていますよね? 私は全くダメ。どれもこれもガラクタにしか見えなくて、すぐ面倒くさくなってしまう。

ごく近所の競馬場で月二回やっている「アンティーク・マーケット」のことを知ってはいるけれど、朝、まだ真っ暗なうちに行かないと出物は全部プロが持って行く、と聞いていた。

このマーケットのことを聞き及んでから既に二年弱の年月が流れた一昨日。
「どうせ私にはガラクタの山にしか見えないでしょ。」
「そんな朝早くに起きて出かけるなんて。」
という二重の躊躇いを振り切って、とうとう行って参りました!

6時30分には出発しようと思っていたけれど、車の窓が凍っていて、溶かすのに時間がかかったので、7時過ぎになってしまった。

ものの3分で到着。すると、既に駐車場には車、車、車。出遅れたか!

*****

会場に入ると、やっぱりガラクタっぽいものが並びに並んではいるけれど、今回の私は明確な目的を持っていた。

「玄関に置いておく、靴を着脱する時に座る小さなストゥール」です。

*****

「きっと見つかるぞ!」
「見つけるぞ!」
「見つかるといったら見つかるのだ!」
と呪文を唱えながら(心の中で、です。)、眼力鋭く見回ると、

あったんです。

これ。
こんなストゥールです


小さいのが良いけれど、
・座る部分が小さ過ぎると男の人には実用的じゃないだろうし、
・華奢なものだと壊れると困るし。
・強烈な個性のものはパスだけれど、それなりの味も欲しい。

加えてお値段が適正=お安いこと。

そのような条件に全て合致。ただ、当初のお値段が「35ポンド(9000円近く)」だったので逡巡。
するとおじさんが「25ポンド(約6000円強)にしとくよ。」と言って来たので「ちょっと考えてみる。」と立ち去る私は戦略家?!

ふと見上げるときれいな朝焼けが眩しい。
明るい空です

他の場所も色々見て、

・「イスラムの皿」とラベルの付いた魅力的な皿の所で買おうかどうしようか迷ったけれど欠けが二カ所あったのでやめて、

・「ヴィクトリアン時代のミラー」「完璧!」との売り込みの素敵な鏡も私の化粧用に買おうかどうしようか迷いに迷ったけれど、うちの家は全くヴィクトリアン調の調度品を置いていないからマッチしないと自分を説得して、最初「125ポンド(約3万円強)」だったのが「110ポンド(約2万7千円)」にまで下がったけれど、やめて、

・刺繍がしてあるストゥールや子供用の椅子風のストゥールもあったけれど、さっきのが一番良い!と思えたので

さっきのおじさんの所に戻って来て
「25ポンドにしかならないの? 予算は15ポンドなんだけど、もう少し何とかならない?」
と交渉するも、
「うんにゃ。25ポンドからビタ一文、負けられねえ。」
って言われて、25ポンドで買ったのでありました。

そんな訳で、まだ名前は付けていませんが、この子が玄関の新しい住人です。
ストールを上から見たら
上から見たところ。

*現在、ネーミング募集中 名案歓迎!!




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いつしかクリスマス近づきて・・・

娘は列記としたクリスチャンですが、私はそういう訳ではないので、クリスマスは世間の流れに乗っているだけです。

しかも日本から帰ってきたばかり(既に10日以上経ってるか・・)だったり、家売却完結後、漸く今の家のアレコレの手直しに着手したところだったりで、

言い訳三昧ではありますが、、今年も自宅デコレーションになかなか手が回らない!

しかし!

・街のイルミネーションも去ることながら、何でも無い鉄道の駅にまでこんなハンギングバスケットがぶら下がっているとあっては、
hanging basket at a station
*まさか本物のポインセチアでは無いと思うけれど。

・それに、お隣さんなどがお茶に来る時に何もしてないのもなんだし、

・それにそれに、昨日も陶芸のクラスの持ち寄りクリスマスパーティーが既にあったし~、

*****

ところでこのパーティー、12人のクラス全員が何か一品持って来ました。
at the pottery class

can you eat a cat?
「あなたはベジタリアンじゃないよね?猫は食べられる?」と一人一人に聞きまくっていた人がいてギョッとしてたら、見事なる受け狙い!猫のデコレーション・ケーキでした。切り分けるときも「お尻でもいい?」とか、ジョーク満点な方でございました。

私は黒豆バーガー。味噌味はどうかな、と思ったけれど意外にも大好評でホッと一息。
黒豆バーガー

陶芸やるような人は東洋志向が強いのかもしれません。

*****

とにかく!!

だから。

否が応でもクリスマス気分を少しは出さねばなるまい、という経緯があったもので、

取り急ぎ突貫工事にて手配しました。

1.リビングルーム(イギリス的にはシッティング・ルームと言うようです。)のカーテンに去年クリスマス後にセールをしていたライトを持ち出してきて絡ませた。
curtain of the sitting room
結構ロマンティック?

2.これも去年からキープしてあった枝で玄関を即席デコレーション。
at the front hall

*去年(2006クリスマス飾り)の二番煎じなんですけどね。
*更に手持ちの松ぼっくりを着色して吊るそうと思ってるんですが、この辺のホームセンターに自分で行ったことなくて足踏み状態。。

3.クリスマス・トゥリーを買ってきてクリスマスの後、処分する、っていうのはどうしても許せないので、

そうだ、前庭のコニファー類をライトアップすれば良いではないか!
*今さら言うまでもなく、買わずにすませられるものは買わない!が私のイギリス生活における鉄則!!だって超物価高でやってられない!
christmas trees
と思えど外用のプラグが無いみたいです、この家。だからすぐには無理。

多分・・・出来れば来年はそうしたい!

*この↑写真のアングルは何これ、と思えるでしょうが、外に出るのが寒すぎた(後述)もので、二階の窓から撮りました。

*****

そうしたら、

物凄~~~く冷え冷えした朝を迎えた昨日と今日。

何もしなくても充分ホワイト・クリスマス気分が盛り上がるような自然の技もある。
frosty morning from Js room

frosty morning blow up


寒くて寒くて。家もなかなか暖まらないし・・・・・嗚呼。手先から足先に至るまで、全身が凍え切る今日この頃です。

*****

最後に恥ずかしながら、これまでの陶芸教室での作品。

・小さい二つは球状にした土に指でくぼみを作っていく手法で製作。
・大きいのは縄文式土器です・・と言いたくなるような、意図とはかけ離れた出来上がりのとほほなモノ。それでも「あなたの作品、好きよ。」と言ってくれる、やさしくて並外れてアーティスティックな生徒さんが居たりして、このクラス、非常に気に入ってます。
pottery so far

今作っているのは庭用ランプシェード(っていうと西洋っぽいけれど、実はオリエンタルな雰囲気のもの。結構思い通りになったので、出来上がりが楽しみなんです!)





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やっと、やぁ~~っと・・・。長かった。

八丈島でメールチェックした結果、「ほっとしたこと」について書いてみます。
*文字がとても多いので、面倒くさい方はすぐに帰らず、最初に2枚、最後に1枚入れた写真だけでも見て行ってください。

*****

日本行きの数日前=11月中旬の二階の窓からの景色。所謂「Before」
before photo



現在=12月初旬の景色=「After」
お出迎えテントウムシのリース
冬景色です。


*****

こんな本格的冬景色の中で迎えるとは思ってもいなかった・・・遅くとも10月には完了と踏んでいたのに、色んな驚愕で精神ズタズタになりながら、ずるずるずるずると、気がつけば冬本番になっていた。


八丈島に居た11月20日に家売却についての契約交換が執り行われ、

その後、12月4日をもって前の家の買い手への引渡しが

やっと

とうとう、

完了しました。

ほんとうに、ほんとうに、ほ・ん・と・う・に、長かった・・・。

*****

「そんなに売れないどうしようもない家だったんだ。」と思われたあなた!

違うんです。

むしろ人気があった、そしてそれが仇となったんだ、と今にして思う也。
・・・「これ買いたい。」と思ったら自分の財政状況を確実に掌握する前にすぐにオファーを出し、購入手続きを進める中で資金不足に初めて気付いて途中で降りるすバイヤーが相次いだのでした。

*****

前の家は所謂セミディタッチト・ハウス。つまり一つの建物を真ん中に仕切りをして二軒にしてある形。イギリス以外では私は見たことが無いんですが、イギリスでは非常に一般的です。

普通、イギリスでは家を買うに当たって、

・まず独身時代或いは新婚時代にフラット(日本語でいうマンション)からスタート。
・次に子供が出来てフラットが手狭になった頃、テラストハウス(ずら~っと何軒か繋がっている建物の一角)、或いはセミディタッチト・ハウス。
・そしてディタッチト・ハウス(一戸建て)。

という具合に買い換えていく模様です。

*****

さて、前の家は、最寄り駅からロンドン迄、電車で二十分少々と都心に近く、買い物にも行楽にも便利な所。忘れちゃならない、リッチモンドパークやテムズ川、ハンプトンコートなど、自然と緑に恵まれた好環境。更に、良い学校が周りにある。
*但し、家自体の最大の売りは、庭の広さでしたが。

言い換えると、

庭が無い、或いは庭が狭いフラットに住む小さい子供の居るカップルが、フラットから買い換えるのに大変適している。

*****

・4月:新しい家、どんなのがあるのか見てみようか、と家購入準備に踏み出す。

・5月:今の家を見つけて購入オファーを出す。同時に前の家を売り出す準備に入る。

・6月:前の家に最初の買い手(Aと呼ぶ)がつく。

・7月:Aが、動きが鈍く散々手間取らせた挙げ句、契約交換直前に、購入をやめると言って来る。理由は「計算間違いしていた。お金が足りない。」

・8月初旬:次の買い手(Bと呼ぶ)が現れるが、売り出している価格を大幅に下回るオファーだったので冷やかしと捉え、断る。
→ Bが再度、少し上乗せしてオファーして来たので、本気なんだと思い直して交渉開始。数度の交渉の後、同意した。が、数日経っても進捗無し。不動産屋が同意の連絡を忘れていて、その間にBは見込み無しと見て他を物色、そちらに決めていた、というテイタラクに。

・8月中旬:妻が11月出産予定のカップル(Cと呼ぶ)から「一日も早く引っ越したい」という意向を持ってオファーを受ける。その後、諸般の親族を伴って何度も家を見に来て、改装計画も具体化していたし、何より早く引っ越したい、ということだったので、決着は速やかにつくと踏んでいた、

が、

・9月初旬:このCが、「家の価格と改装費用にVAT(日本で言う消費税のようなもの。イギリスではこれが何と17.5%)がかかるのを失念していた。どうにも算段できないので買うのをやめる。」と言って来た。

二度ならぬ三度目のどんでん返しに辟易。どんどん長引いて来るので、不動産屋に「多少の交渉には応じる」と申し入れるが、「価格は適正。周りの家の価格との釣り合いもある。」として、更に、「非常に興味を持っているカップル(Dと呼ぶ)がいる。」とのこと。そしてDからオファーが入る。

Dは現在の住居を売るプロセスが無いので、早ければ10月中旬迄に、遅くとも10月末迄には決着つく、との不動産屋の口上。

ところが要領を得ない。家購入に当たっての初動である「サーベイ日程の予約」に辿り着くのに何と1ヶ月近くかかる。しかも、決定打は何度も催促している最中、不動産屋に「そんなに急ぐなら自分で聞いて」と言われて仕方無く夫がサーベイヤーに連絡をつけ、日程確定に持ち込んだ。

その後もサーベイ報告書がなかなか出ない。
ローンの正式OKがなかなか出ない。

という中、連日の催促でへとへとになる夫。

とにかく、契約交換までのスケジュールが全く立たないという意味不明な進捗(いえいえ、進捗)の中で疲弊が進行。

結局10月は何の進展も無く、空しくも過ぎ去り、

・11月8日=夫の誕生日になっても契約交換の日程が見えない。

*注:イギリスにおいては購入オファーの際に手付金を入れたりしない。つまり、購入意向を示しても、その時点では何らコミットメントは発生しない。サーベイを経、弁護士間のやりとりというブラックボックスを経た後、契約交換に辿り着いて初めて手付金が入れられる。

・11月14日=日本への出発前日になってやっと、「契約交換は11月19日。売買完了は12月4日。」というスケジュールが出る。
*勿論、スムーズに自動的に出て来たのではなく、連日の電話催促の挙げ句に。

・11月15日:「またどんでん返しがあったらどうしよう。」との不安で後ろ髪を引かれ、重い心のまま日本に向けて出発。

・11月19日:弁護士にメール連絡するも、返事が来ない。

・11月20日:再度のメールチェック in 八丈島で、「つい今しがた、契約交換した。」との情報を得る。

ほっとしました・・・・・・。本当に。
・・・ほっとし過ぎて二人とも、「わーい!」っていうような心情ではなく、ただただ、何て言えば良いんでしょう、無感動。ここまで来るの、幾ら何でも長過ぎた。。。。。

*****

そして、やっと12月4日、半年以上かかって、とうとう本当に家売却が完了しました。

*****

不動産屋がやったことは、

家の写真を撮りに来て、それを元にチラシを作り、ウェブ公開。それらを見て興味を示した人達に片っ端から家を見せた。

ということ、だけ、でした。

「Proactive」っていう、会社員時代には耳にタコが出来るくらい叩き込まれた仕事への取り組み姿勢、イギリスの不動産屋には皆無です。

・諸般の連絡は、全て我々が執り行い、
・どう考えても不動産屋の仕事でしょ、っていうことまでやらされ、
・ポカに次ぐポカをやりまくられ、

その挙げ句、手数料だけはちゃっかり忘れる事無く、素早く手続きして持って行きました。

さすが、です。

*****

余りにも無駄が多い不動産売買方法。二人ともとことん疲労困憊し、今回の日本行きでは、久しぶりに会う友人知人に挙って「やつれたな。」と思われるだろうな、と危惧していました。

ゴードン・ブラウン(現在のイギリスの首相)に手紙を書こうと思っています。そして、以下を提案したい。

1.不動産屋に潜在顧客の財政状況を具体的に確認してから購入オファーを受けるように義務づける。
2.購入オファーの際に、手付金を入れる仕組みにする。

我々が家の売買に踏み出した後、世界的な株価暴落があったり、ノーザン・ロックというビルディング・ソサエティ(銀行のような機関)が倒産したり、という事件が相次ぎ、それがバイヤーに冷や水を浴びせたということは有ると思います。

でも、余りにイージーにオファーが出せる仕組み、自分の財政状況を確実に把握しなくても家購入手続きを進められる、そしていつでも「や~めた!」と言える現状は、とんでもないにも程がある!

*****

これは、おまけ。
赤い頭の鳥
Before写真を撮った日に庭に居た赤い頭の鳥。







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東京のantidoteに行った。

足湯は無料

二週間の日本行きのメインは実家に行く事ではありましたが、一応「ホリデー」でもあるし、何より家売買ストレス性疲労困憊度が極限に達している夫が、実家に行く前に「どこか暖かい所に行って少しのんびりしたい」と切に希望するので、

・条件1:成田到着後、比較的スムースに辿り着ける。=羽田からの飛行機便が便利。
・条件2:その後、奈良の実家に容易く行ける=伊丹への飛行機便が便利。
・条件3:暖かい。出来れば泳げる事。
・条件4:自然の中でのウオーキングが可能。
・条件5:くつろぎの宿が見つかる。

という5条件に適う所を探したら、条件2は×、条件3は△だったけれど、条件5が◎という所が見つかりました。

*****

antidote(アンティドウト)を英和辞典で引くと「毒消し」と載っているんですが、そこまで強い意味ではなくとも、「あるもので疲弊してしまった時、それをチャラにするもの」と理解すればよいのではないかと思っています。
あれ?ひょっとして「チャラにする」って関西弁???

で、

東京のantidote。
・・・ロンドンから成田に到着後、東京の都心に寄らずにすぐ向かったので、我々が東京に疲れ果てていた訳ではないんですが、東京での慌しい日常からポロっと脱却するのにうってつけの場所じゃないの!と思ったんです。

八丈島です。

*****

ブログのリンク先、「てぬきやマイルスさん」が、ご自宅(ドームハウス!)で5月からB&Bを始められたんです。
ドームハウス


*****

行って大正解!

◇東京から45分で到着。早くて便利!
◇そんなに早く着くのに東京と180度違う亜熱帯の世界が広がる。
◇どこへ行っても風光明媚。
八丈富士と八丈小島
↑八丈富士と八丈小島

◇道は美しく整備されているのに車が殆ど走っていない!しかも制限速度は何と40キロ!
*だから運転下手であることに自信たっぷりな私でも何の心配も全く無く、自由自在にドライブがす~いすい楽しめました。
レンタカー
↑一日三千円のレンタカーに乗り込まんとしている所を隠し撮りされていた。

◇素敵なお店、美味しいお店が満載。
気に入って毎日通ったカフェ
↑気に入って毎日通ったカフェ:写真では真髄が全く伝わらないのが口惜しい

球形のリース
工芸の教室もやっておられて、これは(多分)手作りのリース。球形なんです。是非トライしたいと思ってるんですが、どうなることやら?

◆そしてそして、last but not least!
・・・てぬきやマイルスさん宅のB&B(B&Bは緑のモーツアルトという名前)が最高に快適だったんです。

天性のホスピタリティの持ち主の奥様が、痒いところに手の届くような心遣いをしてくださったおかげで、終始リラックスしっぱなしでした。

夫も甚くご満悦

「来てよかった~~~。」

と毎日最低三回は言ってましたから!
・・・帰ってからも「良かった良かった!」と思い出したように呟いたりもしている。

帰る日の朝
↑帰る日の朝の記念写真から。


てぬきやマイルスさん、有難うございました!!

*****

空港にパソコンが二台置いてあって、無料でインターネットのアクセス可能(但し一台は壊れていたけれど・・・)。メールチェックの結果、本当にホッと胸を撫で下ろすことを知り、同時にとんでもないことが起きたことも知ったんですが、この続きは明日にでも。

*トップの写真は足湯。無料!!














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業務連絡(?):無事に戻っています

連絡1
11月15日にヒースローを出て、翌16日に成田到着。
29日に成田を発って同日ヒースロー着。

・・・二週間の日本滞在の後、無事、イギリスに戻って来ました。

・幸いお会い出来た沢山の方々、お会い出来て幸いでした。もっと一人一人とじっくり色々お喋りしたかったけれど。

・あいにく今回はお会い出来なかった方々、次回の日本行きでは是非是非お会いしたいです!

連絡2
戻って来て早々、バタバタしている(何故なのかは近いうちに書く予定)ので、そのままになっているメールやコメントへのお返事、誠に申し訳ありませんが、もう少しお待ちくださいませ。

連絡3:今後のブログ内容の予告ですが、以下のような感じでしょうか。

a) 東京のantidoteとして理想的な場所で素晴らしいホスピタリティに出逢ったこと。
b) どっと疲れきり、「日本に打ちのめされた」と受けとめてしまったこと。
c) 日本で夫が行った、お薦め博物館3つ4つ。
d) 現在バタバタの理由:ふぅ。。
e) その他

乞うご期待?!

*どころで、a)って、一体どこのことだか判りますか???




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