ラベル idm の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル idm の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2018年1月8日月曜日

2017 Favorites: Techno/IDM/Braindance

2018年も始まってすでに1週間が経ちましたがまだまだ2017年の総括をしたいと思います。次はTechno編です。

紹介するジャンルとしては以下の通り:Techno, Minimal, Deep, IDM, Acid, Future Garage, Dubstep, Post-Dubstep
こちらは次紹介する”Dance"系とは違って渋く躍らせる、聞かせる感じのジャンルを意識してチョイスしてみました。毎年こういう総括すると”まとめかた”に苦悩してしまいますが、だいたいこういう分類でやっていると思います…

前回と同様、特に好きな曲は★をつけましたのでお急ぎの方はそちらから優先して聞いてみてください。

なお、2017年の他のジャンルのまとめ記事はこちらになります:
・Beats/Hip-Hop系:http://we-are-the-music-makers.blogspot.com/2018/01/2017-favorites-beatship-hopjazz.html
・Dance/Bass系:http://we-are-the-music-makers.blogspot.com/2018/01/2017-favorites-basshousebreakcore.html
・Electronica/Ambient系:http://we-are-the-music-makers.blogspot.com/2018/01/2017-favorites-electronicaambientacoust.html
・Vaporwave/Chiptune/その他:https://we-are-the-music-makers.blogspot.com/2018/01/2017-favorites-chiptunevaporwavepopetce.html



Olaf Stuut - Thank You (2016 Compilation)

Genre: Minimal Techno

Anwar Louis - ZeroZero

Genre: IDM, Breakbeats

Edison - Eikon

Genre: Chill, Minimal, Future Garage

★ The Thinker - Miedo a lo Desconocido (Original Mix)

Genre: Hard Minimal, Techno

ZEROGRAVITY - The Big Short

Genre: Hardcore, Techno, Bass

Ovni Noir - The Good World

Genre: IDM, Electronica, Melodic

★ Mikk Rebane - Love Is Dither

Genre: IDM, Electronica, Melodic

Cafeina Kid - Estado del arte: Kid Perro

Genre: IDM, Minimal, Glitch

Gidge - For Seoul (Applescal Remix)

Genre: Minimal, Techno

★ Human Mirth Tube Unit - ..

Genre: Acid, Braindance, IDM

WHRK - Unboxing

Genre: Acid, Braindance, IDM

Alternating Queues - a00044Q

Genre: Acid, Downtempo, Analord

Ramacod - Trampa

Genre: Click, Minimal, Techno

Stoogie Houzer - 3905 Doppler

Genre: Minimal, Techno

Rizke - Euphorbia

Genre: Minimal, Techno, Deep

Ed Vayne - Und granatenstark

Genre: Chill, Dub

Erik Jackson - Lonesome in The Neons (Erik's OpenLab Live Remix)

Genre: Jazzy, Drum & Bass

★ notuv - Transition

Genre: Ambient, Post Dubstep

Nvloap - In Her Eyes

Genre: Post Dubstep, Electronic

Lowshock - El Futuro

Genre: Minimal, Techno

The Polish Ambassador - Return

Genre: Dub, World

★ TMRW - Telo

Genre: Future Garage, Post-Dubstep

Dillard - Fract

Genre: Future Garage, Post-Dubstep

★ Boltex - Integer

Genre: Dubstep, Bass, Dark

Soletik - transform anecdotal

Genre: Glitch, Minimal, IDM

Procedural Braindance - Pentachroma 10

Genre: Acid, Braindance, Rephlex

akrenaut - 4p0v l1f71n6

Genre: IDM, Hard Minimal, Dark

Foamek - Cytochrome Inhibitor

Genre: Electronica, IDM, Melodic

★ Foamek - On Doing/Being Ordinary

Genre: Electronica, Chill, Melodic, Rephlex

Operator Error - Chasedobson

Genre: Dark, Minimal, IDM, Melodic

wk[es] - Abyss (Erratic remix)

Genre: Minimal, Glitch, Electronica

Fingerflood - Intruder

Genre: Dub Techno

InSpectr - Penguin

Genre: IDM, Electronic



特に良かったのはMikk Rebane, Foamek, TMRWあたり。特にMikk Rebaneにはハマって一気に氏のBandcampを聴き漁ってしまいました。
Foamekのリリースを出した”Recycled Plastics"レーベルもがっつりハマりました。IDM/Acid/Braindance好きな人は、是非漁ると脳汁がいい具合に出ると思います。

全体的にそういった感じで、個人的には2017年はIDM/Braindance系な曲が豊作で、Post DubstepやFuture Garageはあったものの少数でした。(ただ年末にNotuv氏がリリースしていたので、年始早々やばいことになっていますが)
そんなわけで次はDance系行こうかと思います!よろしくお願い致します!

2016年5月1日日曜日

Various Artists - Magic Crystal Remixes



Release Information
[Artist]Various Artists
[Genre]IDM, Braindance, Electronica
[Release Date]Oct 21, 2015
[From]Caoutchou
[CAT number][AOU019]
[Tracks]12 tracks (1:02:06)
[Price]Name Your Price


ベルギー第三の都市、ヘント。のレーベル”Caoutchou”からRolando SimmonsのアルバムRemix集が今回のピックアップです。ジャンルはBraindanceです。間違いありません。ところで”Ghent"でググるとそれはそれは綺麗な街並みで、ふつふつと旅行欲が湧いてきます。ベルギーだからってテロに怯えてはなりません。

言うまでもなく、このRemix集は昨年10月に出たRolando SimmonsのMagic Crystalが元になっています。自分は去年同レーベル”Caoutchou”からリリースされた”Rubber Beats vol​.​V”で初めての存在を知りました。コンピの1曲目を飾る曲で、凄まじく衝撃を受けたことを覚えています。”なんだこのThe Tussの再来は…”と…複雑に絡まれたドラムマシーンのビートと、哀愁と妖美な雰囲気あるメロディはまさしくRephlexサウンドそのものでした。そんなこんなで、瞬く間に自分の最重要監視対象に入ったRolando Simmonsがコンピリリース後の3ヶ月後にMagic Crystalをリリース。速攻で購入して更に惚れ込んでしまったわけですが、、そろそろ本題の当リリースについてお話しますか。

Magic Crystalは6曲ほどのEPレベルの長さなのですが、その6曲を12人がRemixされています。メンバーは下のTracklistを観ていただくと分かりますがめちゃ豪華。Global Goon, Monolog Xを始めとしたBraindance猛者が参戦。更にはRonaldo Missonsと言う明らかに本人と思われるアーティストも参加していて、しっかりBraindance文化を感じられます。

曲のほうですが、はっきり言ってどれも最高です(マジ)。その中であえて挙げるならM4,M6,M8,M9。M4はアーメンの使い手Ninjatoによる老獪なアーメンさばきを堪能できますし、M6はM4からの流れでちょっと東洋的なダブステップに仕上がっていてカッコいい。Ronaldo MissonsによるM8は図太いAcidサウンドが暴れまくっていて良い脳汁が出ること間違いなし。特に4分半あたりで急に展開が変わるところが最高すぎる。M9は、M8と同じ曲をRemixしているのにかなりエモく仕上がっていて、また違った楽しみを味わえます。

そんなこんなのRemix集、至極の電子音を楽しみたい人は絶対聴いてみてください!!!もちろんRemix集を楽しんだ人は本編も是非。全曲最高です。


Tracklist


Download Album Various Artists - Magic Crystal Remixes

2014年4月16日水曜日

Scyye - Timegazing




[Artist]: Scyye (Soundcloud)
[Release Date]: 2013/12
[From]: Sparkwood Records 
[Genre]: Downtempo, IDM, Ambient
[CAT number]: [###]
[Tracks]: 13 tracks (50:30)

レーベルは新進気鋭なノルウェイのSparkwood Recordsから、ベルリンのScyye(スカイと読むのでしょうか)によるフルアルバムのリリースです。

このリリース、まずジャケの何とも言えないへんてつもないベッドタウンな風景に惹かれてしまったのならそれだけで後は何も読まずに聞くことをオススメします。

それ以外のかたに掻い摘んで紹介しますとまあ電子音で固められたDowntempoがメインなスタイルになりますが、ダウナーな曲はそこまで多くありません。音は湿った感じの電子音が多いですが、メロディだったりコードは高揚感をもたらせてくれるものが多く、テンポもミッドテンポ一辺倒ではなく、飽きがきません。まあジャケみたいな、どこにでもあるけど本当はここにしかない平和な午前中のベッドタウン風景みたいな音楽があります。

どの曲もクオリティ高いですが、個人的に気に入った曲はM6,M7,M9,M11など。M6やM7は上記のとおりのアップテンポ気味なDowntempoですが、ドラムの音が乾いた感じで際立っていて良いです。M9, M11は一転して雰囲気はいかにもなDowntempoですがBPMとドラムの構成がDowntempoではなくDrum and BassだったりIDM気味なDubstepだったりと変化球があり面白いデス。

Preview: M6. A Place Above



Download Album : Scyye - Timegazing (Free Download)


ちなみにジャケの写真もScyyeによるもの。多才デスネ!!!

2012年8月18日土曜日

07/12 pt.1

8月に入ると時間ができると思いつつできても全然更新していなくて申し訳ありません。ほんなわけでまた最近良かったものをまとめてみました。今回はソウルフルな感じが半分、エレクトリックなのが半分といった具合です。
pt.1と打ったので間違いなくpt.2があるのでしょうね!ありますね!たぶん!



V.A - Label Love Vol.4 (Soul, Vocal, Funk, Hip-Hop)

ひとことコメント:グッド・ヴァイブレーション!!!!

Preview:10. Gilles Peterson's Havana Cultura Band - Orisa feat. Dreiser & Sexto Sentido (Alex Patchwork Remix) - (Brownswood Recordings)







[udon-006] Boeboe - Act Stupid EP (Ghetto, Bass, Future)

ひとことコメント:ダンス!


Preview:1. Act Stupid









Soulbowl - Show your Soul (Soul, R&B, Jazzy, Hip-Hop)

ひとことコメント:ムーディ!

Preview:3. Hau&Mikael - Thankful (All I Gotta Say)









[NTT066] Hazcauch - Fitzhugh (IDM, Electronic, Glitch)

ひとことコメント: 異次元感あります!


Preview: M4. 3_20_4









Helios - Moiety (Ambient, Electronica, Beautiful)

ひとことコメント: No need to describe!

ZIP: http://www.unseen-music.com/mp3/helios-moiety_mp3.zip

Donate: http://bit.ly/On0OsE








[THEM022] Roam - Wakkawakka (IDM, Acid, Electronica)

ひとことコメント: THEM Recordsらしいリリースです!


ZIP:http://www.themrecords.com/cat/Roam%20-%20Wakkawakka%20[THEM022].zip








ーーーーーーーーーーー
以上ですー!鯖缶レコードは相変わらず泰然とハイクオリティな音源を出していてほんと恐れ入ります。

最近、というかここ2,3日はMixcloudで2stepをあさっていてあまりネットレーベル消化できてません!まあ2step再燃しているのもネットレーベルで良いリリースを聞いたことが影響していますがね!そこらへんも次に紹介できたらと思います!

2012年4月16日月曜日

Potatohead - Schizophrenia


[Artist]: Potatohead
[Release Date]: 2012/03
[From]: mayoware record
[Genre]: IDM, Glitch, Acid
[CAT number]: [MYWR054]
[Tracks]: 5tracks (18:55)


おそらく東京出身の日本のエレクトロニカアーティストからの5曲入りEP。精力的にハイペースでリリースを重ねる迷われレコードからです。

音は硬質なグリッチ音が鳴るビートに、透き通ったウワモノがグリッチしながらメロディを奏でている感じで、一見ありそうでなさそうで、といった組み合わせの曲が並びます。

硬質なドラム音はやはりかというか、Max/MSPを使用して作られている感じがして、とても心地が良いです。グリッチの仕方や、音の飛んでいる感じは、ところどころドリルしていて、古きよきエレクトロニカっぽさを思い出させます。

M4.taiighを終えて、一通り聴き終わるところで、M5.akneatだけガラッと曲の雰囲気がそれまでのと違い、俄然Potatoheadに俄然興味がわきました。

それはとても、アーバンで、グイグイ攻めてくるアシッドでした。
16次元レコードからもリリースしていることもあり、まだ未聴なのですが、16次元のレコードサウンドからして、こういった攻めてくるアシッドサウンドが多いのかなと期待を抱かせてくれます。そうじゃなかったとしても、何でも良いので聴いてみたい、とさせてくれます。

オススメはもちろんM5.もありますが、M4の終盤感のエモさ漂う雰囲気やM2.nazのグリッチがグググと来る感じも好きで良いです。


Preview: M2.naz



------------------------------------------------
しばらくスプリングバケーション的なことをしていました。今日からまた更新していきますのでよろしくお願いしま!

2012年3月21日水曜日

Sincope - Close Moving EP




[Artist]: Sincope (Soundcloud)
[Release Date]: 2012/1
[Genre]: Ambient, Electronica, IDM
[CAT number]: [SOSEP037]
[Tracks]: 3tracks (19:27)

イタリア産レーベル、Sostanze Recordsから、イタリアはトスカーナ地方出身のアーティストデュオSincopeによるリリースです。

ジャケットは、キャベツ!?
なんともとらえがたいジャケ画像でありますが、音のほうも基本的にはアンビエントでノスタルジックなのですが、どこか空虚感や悲哀が漂います。

ノスタルジックさはそういった系統のピアノの音だったり、ボーカルの音から支えられています。しかし、あきらかにこのリリースからはノスタルジー以外のアナーキーさも感じます。エモさをただよさせつつ、それを突き放すような冷たさが漂います。

たとえば、M1. Close Movingだとベースの音が良い意味でなんとも躍動感が無く、冷ややかです。ノスタルジックさを支える音とはまったく違った異質な音の群があきらかに各曲に存在します。

その冷たさが逆にダンスミュージックとして今度は機能し、M2、M3なんかは虚脱感を味わいながら踊れます。またエモさを感じつつ、そこから一歩置いたところで客観的になれる感じからくる清々しさもあります。

3曲だけなのですが、どれもとても濃い体験をさせてくれる曲が揃っています。おすすめ。


Preview: M2. Closedowns

2011年10月31日月曜日

Iszen - Informal EP


[Artist]: Iszen
[Release Date]: 2011
[From]: Musica Vermella
[Genre]: IDM, Glitch
[CAT number]: [MV017]
[Tracks]: 6tracks (23:43)



From a europe based net-label, Musica Vermella.
6 various type of music genre. Hard to describe what genre each track would be.
Each track is very diverse. For example, the first track sounds very chilling easy-listening type of music, and then Iszen will suddenly give you beaty music on the next track. track3, you will listen to sounds that are very glitchy, like autechre.
I will leave you to discover the second half of the release, which all the track is totally different as I described above.

There is not much information about the artist Iszen in the internet. But after listening this release, I will definately need check out if there is any other release from this shadowy artist.


バルセロナとベルリンという音楽文化豊かな二つの都市をまたいでいるネットレーベル、Musica Vermellaからのリリース。Iszenに関してはほとんど情報が見当たらない謎なアーティスト。

全体としてアブストラクトな電子音楽、というしかないリリースです。
EP内の6曲とも全部方向性が違っていて、チルっぽいトラックあればビート系だったりIDMしてたりと、多才っぷりを見せ付けてくれます。ただどの曲もどことなくオリエンタルな、怪しげな雰囲気があって、聞いててついつい気になっちゃいます。

さきほど一通り聞きなおしてみたのですが、全体としてのまとまり感の無さはM5のためなのかなーって思ったり。M6はどっちかというとボーナストラックで、M5はビート無しで、童話っぽいメロディありな、まさにEPを締めるエンディングな雰囲気。

個人的に今年一番謎という意味で記憶に残るEPかもしれません。おすすめです。

Iszen - Informal EP (page)
Iszen - Informal EP (zip)

2011年4月29日金曜日

Various - Cut Volume 1



[Artist]: Various Artists
[Release Date]: 2011/04
[From]: Cut Records
[Genre]: dubstep, 2step, IDM
[CAT number]:[???]
[Tracks]:14tracks (1:17:00)

新しくできたCut Recordsによる1段目としてのコンピレーションになっている。IDM寄りなDubstep, Future Garage系のリリースが今後ここから増えていきそうなリリースです。

ポップ色は薄めで、どちらかと言うとディープハウスみたいな浮遊感が漂っている感じのにビートが組まれた感じのが多めになっています。展開も少なく割りとミニマルです。Dubにある土の匂いと言うよりかはサンプリングによるブレイクビーツが使われていないのか機械的な空間を想起させるのが多くなってます。Ital-Tekを聴いたことある人は彼の曲を思い浮かべれるといいかと思いますし好きでしたらこのリリースは間違いないです。

ここ最近はビートの組まれ方が2stepに似たような感じが増えてきて一言で"Dubstep"と括られることは減ったように感じます。(まあ元々Dubstepと言うジャンルがそういうひと括りにできない側面を持っていたってのもあると思いますが。)かつ90年代の2stepとは一線をかすような音なので、それを"Future Garage"と呼ぶのかはちょっと詳しくないので分かりませんが、とても面白いビートの組まれ方が増えてきたように感じます。

このリリースもそういったものが増えていて、もちろん普通のDubstep(M9など), 2step(M5など), D'n'B(M13)もありますが、4つ打ち気味なもの(M10)もあれば、軽くブレイクコア気味になってるヤツ(M12とか)もあって、そういった意味でバラエティに富んでいます。今後のこのレーベルからのリリースに期待を寄せざるを得ない良コンピに仕上がってます。

!!!昨今のクラブシーンの音楽に興味あるおえらい方々ぜひとも御一聴を!!!



Various - Cut Volume 1 (page) ←bandcampなので視聴可
(Buy Nowのところをクリックして0ドルにすると無料でDLできます。もちろんよさげだったら金額入力して入手も可能です。)


----------------------------------------------------
ちなみにM13のOriginal MixはEchodubの"Echodub Loves Vol.2"にあります。そちらではダブステップに仕上がってます。
そしてこのレーベルを知ったキッカケもEchodubでしたので、おそらくレーベルオーナーであるDFRNTが何かしらEchodubとのコネを持っているものだと思われます。
ちなちなみに、DFRNTのHPには無料のremixesなどなどがありそれもクオリティ高洲クリニックなのでオススメです!!!

2011年3月25日金曜日

Casket Lowrance - Inklings



[Artist]:Casket Lowrance
[Release Date]:2011/02
[From]: Heavy Mental
[Genre]:IDM, Electronica, acid
[CAT number]:[hm15]
[Tracks]:20tracks (1:12:25)

ロシアのHeavy MentalレーベルからCasket Lowranceによるアルバムです。20曲入り。AFX直系系な電子音サウンドを広げてくれています。懐かしい90年代後半~00年代前半なサウンドを楽しみたい方には間違いなくいいと思います。

"Aphex Twin"ではなく"AFX"直系とわざわざ明記したのには理由がありまして、AFXでリリースされた音とかはどこか気が抜けてて、音で遊んでいる感じがすごく伝わってくる曲が多いと思う。もちろん私自身の知識のなさもあると思いますが、展開やそれぞれの音の大きさだったり長さとかが予測不可能でどこに向かってるのか不明なのが多いと思います。ほかに類似してるアーティストといえばEODとかAleksi PeräläだとかThe TussとかどうしてもRephlexアーティストが浮かんでしまいます。

このリリースもいわば展開や音が謎なのが多く、聴いててドキドキします。その変な展開や音がフックとなって聴いてくうちに病みつきになってきます。BPMは比較的高いのが多く、鳴っている音もノイズすれすれなアシッドな音であり暴力的ではあります。しかし全体に帯びている長い音が全体を包んでいたり、それぞれの音もフィルターがかかっているがためか、聴きやすいです。まあそういうとことも"AFXっぽい"と思ってしまうところなのでしょう。まあ本人のマイスペのアイコン画像見ればいかに彼がリチャに影響しているかが一目瞭然だと思います。

<試聴>
M3.Elves & Shoemaker



Casket Lowrance - Inklings (page)
Casket Lowrance - Inklings (DL)
----------------------------------------------------------------
この一個手前のHeavy MentalのリリースもCasket Lowranceによるリリースです。どうやら古い曲集を集めてリリースしたとかなんとか。こちらを気に入ったらもう一個のほうも落とすと幸せになれると思います。

2011年3月7日月曜日

ak0pian – music for five



[Artist]:ak0pain
[Release Date]:2010/12
[From]: Modularfield
[Genre]:Dub, IDM, Ambient, Electronica
[CAT number]:[MDF11]
[Tracks]:7tracks (30:47)

表紙のおっちゃん?ことAk0pain a.k.a. Gregory GaddoniによるEPです。レーベルはドイツのModularfieldより。

非常にひとつのジャンルにくくるのが難しい曲ばかりです。ですが全体としてBPMは遅めでAmbientな空気感にDubな処理が加わったところにDowntempoなドラム。そして飛び道具にグリッチ音や電子音が加わっています。とにかく全体に必要最低限の音が鳴っている感じながら最大限の気持ちよさを発揮していて飽きがきません。またどの音も主張しすぎず、引っ込み思案でもなくといった感じで、一つ一つ楽しめます。

オススメはM3、M4あたり。M3はとにかく1分あたりから鳴り出すDubなビートにグリッチ音が加えられた感じが気持ちいい。そっから静かにベース音+メロディが重ねられてっていてやばい。M4はtrip-hop気味なビートに良い感じにディレイが効いた歌声、最小限に抑えられた音数が素晴らしいです。そして8bitなファミコン音が小細工として使用されててなかなかにくい。

ak0pian – music for five (page) ←試聴デキマス
ak0pian – music for five (DL)

ところで読み方はなんなんですかね、アコペイン?エーケーゼロペイン?きになります。

2010年12月20日月曜日

Selected Works 2010.11 ~ambient/idm/electronica~

じゃんじゃん更新しておきます。質より量でいきましょう。
次は2010年11月セレクションのambient/idm/electronica編。


Ⅱ.Ambient/IDM/Electronica


1.Joe Frawley - Speak of this to no one [ca405]











ピアノ系なアンビエント、ニカ。北欧系の寒そうなイメージの映画に合いそうな感じ。M5のMirrorsが綺麗です。

★★★☆☆
Joe Frawley - Speak of this to no one (page)




2.Sk'p - Unmute Your Journey [planet026]











Autechreみたいな機械的なIDM。ビートの組み方がダブステップっぽかったりするのもあって、結構面白いです。

★★★★☆
Sk'p - Unmute Your Journey (page)




3.The Crayons - The Only Real Place [ totokoko 013 ]












中学生がバンドやりました観たいなロックな音楽。って言うとなんかアレですが、M05 Hippo (ADK + The Crayons) Remixが校庭3周した感じでカッコイイです。

★★★☆☆
The Crayons - The Only Real Place (page)






4. Rotodrone - Rotodrone Remixed LP [CF051]











今年の中盤くらいにでたRotodroneのEPのリミックスワークズです。Centrifugeではおなじみのメンツ(Mrs JynxやVertical67等)がこぞって参加していてどれも素晴らしいできになってます。個人的には最後のM11 Slow Wave (Roy of the Ravers Around The World In 80 Raves Mix)がかなりきました。

★★★★☆
Rotodrone - Rotodrone Remixed LP (page)

2010年11月16日火曜日

Tetarise - Through The Silent Void



2010年10月リリース。ロシア人のTetariseによるロシア系レーベルAvantuelから。6曲EPです。全部6分50秒~7分20秒あたりの非常に内容の濃いIDM。

機械的な音が主体な曲構成になってます。かといってガッチガチなautechreみたいな感じでもないです。全体的に雰囲気は暗めで根底に鬱蒼とした感じのアンビエントなシンセが支配してます。メロディを奏でるシンセ音はトランス的でdeadmau5っぽいところがあります。
IDM的ではありますが分かりにくいリズムを刻んでいるわけではなく、downtempoであったりminimalであったりしています。まあつまりビートとかリズムを支配しているのがIDMチックで、ベース音とかメロディはトランスチックで、で根底にあるのがダークなアンビエントという…ちょっと違う気がしますがまあ自分で確かめてくだしあ><

自分が特に気に入ったのは02. Forever yoursと05. Sacred peaceful place。M02は徐々に盛り上がってきて中盤でアルペジオな感じのメロディが躍動していてとっても好みな展開です。M05は最初のbleepな感じのドラムというかビート音で一目惚れして、その後の展開も低音が暴れるのを静かに抑えている雰囲気がたまらなかったです。終盤になってようやくひと暴れしてるのもカッチョイイです。


他にもピアノを使ったり声をサンプルしてたりとバラエティに富んでいてとてもとてもおすすめです。

Tetarise - Through The Silent Void (page)
Tetarise - Through The Silent Void (DL)

---------------------------------------------------------------------------------------------
Tetariseさんは他にもリリースしていて、k.a.m.a.とかが特にいいと思います。聴いてるうちに徐々に脳内麻薬が出ていく感じな曲を作るのが上手いアーティストです。YES!電子ドラッグ!

2010年11月1日月曜日

Selected Works 2010.10 vol.2 ~ambient/idm/electronica~

2010年10月セレクションのambient/idm/electronica編です。


Ⅱ.Ambient/IDM/Electronica


1.Landrecorder - Morning-Afternoon-Evening










3曲入りのフィールドレコーディングなアンビエント。素朴なつくりになっていて心が安らぎます~
★★★★☆

----------------

2.Majka Is Board - TinyBrightStatic










"ピコピコ"な音が多用されてるメロディー主体なエレクトロニカ。美メロ好きには素晴らしいかと思います。
★★★☆☆

----------------

3.The pad Foundation - Variations on a theme










SWISHCOから。SWISHCOのレーベル色な感じのアンビエント系。7.The Last Standとか結構好み。
★★★☆☆

----------------

4. ArnAck - To mars










割とミニマルなアンビエント系。静かに進行していく感じがいいです。終末感アリマス。The Mome Raths in my Studioとか良いよ。
★★★★☆
ArnAck - To mars (archive.org)

----------------


vol.1,3はここからどぞ

vol.3 -> vol.3-VA/etc.

2010年10月16日土曜日

OSHI KITO - EP



リリース日不明だけどおそらく2010年。ロシア人OSHI KITOによる4曲入りEP。ロシア系ネットレーベル「SUBWISE NETLABEL」から。IDMよりなダブステップ(?)やダウンテンポ、ブレイクビーツ。


ロシア系ネットレーベルがなぜか多いですが、ロシアには多くの良質なネットレーベルが眠っている気がします。さすが国土が世界一広いだけあります。さてさて、この作品についてなのですが、このあいだ紹介した、「The Lonely Schizo」さんの作品に似ていますが、こちらはより音数が少ない印象です。それと音がより民族的。個人的にはこちらのほうが好きかも。

1. S.O.Sなんかはアーメンブレイクの一箇所がひたすら鳴っていて最初はうるさいんだけど次第になじんでいくのが面白いです。3.Fregileは後半の指ぱっちんの音がキモチイイ。4.Syntheticsは結構ベースが主役で低音キモチイイ。

OSHI KITO - EP (page)
OSHI KITO - EP (zip)

2010年8月20日金曜日

johnny ripper - exit pieces



2010年6月リリース。plusplus netlabelより。johnny ripperさんはフランス人アーティストらしいです。生音系ブレイクビーツを多用しつつアンビエントが根底にあって合わないようで不思議と会ってる感じのIDM。この感じが癖があるのか意外と飽きが来ません。全6曲。

おすすめは、アーメン多用しててBPMがいきなり早くなったり遅くなったりして面白い2. circles、ジャジーなドラムで結構テンションがあがる3. adam's dreamとか。


johnny ripper - exit pieces (page)試聴あり
johnny ripper - exit pieces (zip)

---------------------------------------------------------------------------------------------
johnny ripperさんは他にも2つほどリリースしてるのでマイスペからチェキしてみてくだしあ

2010年7月23日金曜日

VA - Statement Of Purpose



2006年リリースです。Xynthetic Netlabelより。Exillonというアーティストが好きでDiscogs巡ってたらよさげなコンピだということでチェックしてみたらという感じで見つけました。IDM,Breakcore,Drum&bassな感じのコンピ。2006年ということでまだダブステップとかネットレーベルでは注目されてなかった時期で、懐かしい感じのドラムンとかブレイクコアが聞けます。

オススメは11.JGarrettによる4つ打ちトラック、22.Blaergの展開が豊かで面白いブレイクコアとかが特にやばい。
4,5曲目も良い感じに対照的なドラムンに仕上がってる。25曲もベース音が暴れてる系のドラムン。あと何曲かアンビエントっぽいものもあります。
Exillonも結構良い具合に仕上がってます。

VA - Statement Of Purpose (Xynthetic Netlabel)
VA - Statement Of Purpose (zip)

---------------------------------------------------------------------------------------------
このコンピで気に入ったアーティストがいたらXynthetic Netlabelからリリースしてるアーティストも多いのでチェックするのもいいかも。

2010年7月15日木曜日

MichelNicholas - The Homeless Renaissance EP



2009年リリース。暗めなブレイクコア、ブレインダンス。envmodからのリリース。もともとEODについて調べていたらenvmodというレーベルにたどり着いて落としてみたらよかったという形で知りました。
とにかくブレイクコアです。90年代のAFXとかbogdanとかそういうのが好きなら気に入るのでは!

おすすめは、4.Milk、7.Assembling Acid Annoyanceあたりかな。良い感じにリズムマシーンが暴れていて、メロディとかもちゃんとしてる。

MichelNicholas - The Homeless Renaissance EP (envmod)
MichelNicholas - The Homeless Renaissance EP (zip)
-------------------------------------------------------------------------------------------------


MichelNicholasさんはどうやらH,P.Sneakstepという別名義とかでもリリースしてるらしいので気に入ったらどぞ

H.P. Sneakstep : H.P. Sneakstep's Educational Tours Vol. 1 (archive.org)


追記:
H.P.Sneakstep名義でリリースしてるレーベル、Karakasa MusicはMitch Murder-Televisionもリリースしていてなかなかこれから注目すべきレーベルかもしれません。

2010年7月14日水曜日

Alopha + AugZF - Alopha + AugZF



2010年4月あたりにリリース。レーベルとかなしでArchive.orgのみでのリリースっぽい。
アンビエントを基調としながらも面白いビートサウンドがあったりIDMよりになったりしてる。メロディも割とはっきりしてますが不思議っぽさはのこしてたり。
どうやらAlophaとAugZFは別々で色々出していたりするらしい。つべとかたどったりすると色々でてきます

AugZF: http://www.youtube.com/user/AugZF
Alopha: http://www.youtube.com/user/dave2bu


おススメは7.Something Night、10.Gize Goeiza、13.Augophaz (AZF Echuuch Remix)とか。他の曲も聴いてて飽きないけどかといって疲れはしないかんじでほどよく長く聴けそうです。

Alopha + AugZF : Alopha + AugZF (archive.org)

Alopha + AugZF : Alopha + AugZF (zip)


まだ聴いてませんのでなんともいえませんが、Alopha + AugZF 2というのが早くもでていますので気に入ったらチェクしてみるのもいいかも。
Alopha + AugZF 2 : Alopha + AugZF (archive.org)

2010年7月11日日曜日

20Knives - Royal Invitation E.P.



一発目は2008年リリースともう2年前になるやつ。
ハッピーブレイクコアなかんじで、twenty knives自身もおかしくて前向きなのを目指しているらしい…
1,2曲目がとにかくドリルンな感じでオヌヌメ。
twenty knives主宰のSteven McDonaldは他にも変名を持ってるらしく、Paleとか言う名前で活躍していたらしい。

20 Knives - Discogs


20Knives- Loyal Invitation E.P. (zip)