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2018年1月8日月曜日

2017 Favorites: Techno/IDM/Braindance

2018年も始まってすでに1週間が経ちましたがまだまだ2017年の総括をしたいと思います。次はTechno編です。

紹介するジャンルとしては以下の通り:Techno, Minimal, Deep, IDM, Acid, Future Garage, Dubstep, Post-Dubstep
こちらは次紹介する”Dance"系とは違って渋く躍らせる、聞かせる感じのジャンルを意識してチョイスしてみました。毎年こういう総括すると”まとめかた”に苦悩してしまいますが、だいたいこういう分類でやっていると思います…

前回と同様、特に好きな曲は★をつけましたのでお急ぎの方はそちらから優先して聞いてみてください。

なお、2017年の他のジャンルのまとめ記事はこちらになります:
・Beats/Hip-Hop系:http://we-are-the-music-makers.blogspot.com/2018/01/2017-favorites-beatship-hopjazz.html
・Dance/Bass系:http://we-are-the-music-makers.blogspot.com/2018/01/2017-favorites-basshousebreakcore.html
・Electronica/Ambient系:http://we-are-the-music-makers.blogspot.com/2018/01/2017-favorites-electronicaambientacoust.html
・Vaporwave/Chiptune/その他:https://we-are-the-music-makers.blogspot.com/2018/01/2017-favorites-chiptunevaporwavepopetce.html



Olaf Stuut - Thank You (2016 Compilation)

Genre: Minimal Techno

Anwar Louis - ZeroZero

Genre: IDM, Breakbeats

Edison - Eikon

Genre: Chill, Minimal, Future Garage

★ The Thinker - Miedo a lo Desconocido (Original Mix)

Genre: Hard Minimal, Techno

ZEROGRAVITY - The Big Short

Genre: Hardcore, Techno, Bass

Ovni Noir - The Good World

Genre: IDM, Electronica, Melodic

★ Mikk Rebane - Love Is Dither

Genre: IDM, Electronica, Melodic

Cafeina Kid - Estado del arte: Kid Perro

Genre: IDM, Minimal, Glitch

Gidge - For Seoul (Applescal Remix)

Genre: Minimal, Techno

★ Human Mirth Tube Unit - ..

Genre: Acid, Braindance, IDM

WHRK - Unboxing

Genre: Acid, Braindance, IDM

Alternating Queues - a00044Q

Genre: Acid, Downtempo, Analord

Ramacod - Trampa

Genre: Click, Minimal, Techno

Stoogie Houzer - 3905 Doppler

Genre: Minimal, Techno

Rizke - Euphorbia

Genre: Minimal, Techno, Deep

Ed Vayne - Und granatenstark

Genre: Chill, Dub

Erik Jackson - Lonesome in The Neons (Erik's OpenLab Live Remix)

Genre: Jazzy, Drum & Bass

★ notuv - Transition

Genre: Ambient, Post Dubstep

Nvloap - In Her Eyes

Genre: Post Dubstep, Electronic

Lowshock - El Futuro

Genre: Minimal, Techno

The Polish Ambassador - Return

Genre: Dub, World

★ TMRW - Telo

Genre: Future Garage, Post-Dubstep

Dillard - Fract

Genre: Future Garage, Post-Dubstep

★ Boltex - Integer

Genre: Dubstep, Bass, Dark

Soletik - transform anecdotal

Genre: Glitch, Minimal, IDM

Procedural Braindance - Pentachroma 10

Genre: Acid, Braindance, Rephlex

akrenaut - 4p0v l1f71n6

Genre: IDM, Hard Minimal, Dark

Foamek - Cytochrome Inhibitor

Genre: Electronica, IDM, Melodic

★ Foamek - On Doing/Being Ordinary

Genre: Electronica, Chill, Melodic, Rephlex

Operator Error - Chasedobson

Genre: Dark, Minimal, IDM, Melodic

wk[es] - Abyss (Erratic remix)

Genre: Minimal, Glitch, Electronica

Fingerflood - Intruder

Genre: Dub Techno

InSpectr - Penguin

Genre: IDM, Electronic



特に良かったのはMikk Rebane, Foamek, TMRWあたり。特にMikk Rebaneにはハマって一気に氏のBandcampを聴き漁ってしまいました。
Foamekのリリースを出した”Recycled Plastics"レーベルもがっつりハマりました。IDM/Acid/Braindance好きな人は、是非漁ると脳汁がいい具合に出ると思います。

全体的にそういった感じで、個人的には2017年はIDM/Braindance系な曲が豊作で、Post DubstepやFuture Garageはあったものの少数でした。(ただ年末にNotuv氏がリリースしていたので、年始早々やばいことになっていますが)
そんなわけで次はDance系行こうかと思います!よろしくお願い致します!

2016年4月11日月曜日

[blpsq049] illocanblo - Sodag



Release Information
[Artist]illocanblo
[Genre]Minimal, Dub Techno, Glitch
[Release Date]Feb 10, 2016
[From]Bleep Sequence
[CAT number][blpsq049]
[Tracks]15 tracks (1:25:17)
[Price]Name Your Price


アメリカのピッツバーグに拠点を置く、ミニマルテクノ、ダブテクノを多数出している”Bleep Sequence”より、ロシア出身の”illocanblo”によるフル・アルバム”Sodag”が出されました。ジャンルは、しいて言うならグリッチよりなダブテクノとなっています。

このアルバムですが、とても透明感がある音が多く、かつ展開も多彩となっていて、ダブテクノと言う枠には収まらないものとなってます。それを早速味わえるのが2曲目の”Casfgagara”で、非4つ打ちな変則的ビートから、短いフレームのメロディが次々とやってきては後ろでグリッチが鳴っており、とにかくカッコいい。Ellen Allien & Apparatの曲かと思わせるほど完成度が高いです。

他にもダブステップライクなビートを上手く取り入れたM3や、M7なんかは更に踏み込んで、Mount KimbieとかFour Tetのようなキャッチーでスリリングな音となっていて、あ、これやっぱダブテクノと呼ぶにはちょっと無理があるなって思えてきます。

9曲目以降はBleep Sequenceに馴染みのアーティストによるRemixとなっていますが、Remix方面も多彩となっていて飽きさせません。ミニマルでプリミティブなビートを反復させた感じのM9や、先ほど上げたM7を上手く落ち着いた4つ打ちテクノに再調理したM13など、聴き応えあります。

Minimal Technoが好きな人からBeats系が好きな人、どちらも楽しめて自分なんかは1つのアルバムで2つ違った味を楽しめて最高なアルバムでした。オススメです!


Tracklist


Download Album illocanblo - Sodag

2016年2月26日金曜日

Various Artists : AR30 New Year Compilation 2016


Release Information
[Artist]Various Artists
[Genre]Electronica, Glitch, Beats
[Date]Jan 2, 2016
[From]AR 30
[CAT #][###]
[Tracks]7 tracks (22:57)
[Price]Name Your Price

日本の新規レーベル?AR30からの強力なコンピが出されました。ちょろっとぐぐってみるとAR30=アラサーの意味??かと推測されますが、参加陣見ていただくととても豪華なのがわかります。

Notuvをはじめ、Tidalやkawakami koheiなど日本のエレクトロニカ好きならだいたいは聴いたことあるような実力揃いで、実際どれもハズレ無しです。全体的にやはりアラサー?なのか落ち着いた雰囲気の曲が多く、アンビエント寄りでしょうか。

個人的に好きなのはyuichi NAGAOさんのM1。どことなく懐かしい音を感じさせるエレクトロ・ファンクだけど、ビートの音が洗練されててとても好みです。コンピの1曲目としてガツンと来ます。M2のnok氏による曲も優しいピアノのメロディからビートが入ってきてかっこいい。

どの曲も長くて4分と短めですが、展開が多く、濃密です。AR30、まだリリースが一つだけですが、とても今後の活動が気になります!


Tracklist


Download Download Album : AR30: New Year Compilation 2016

2014年5月7日水曜日

mulllr - for Minus Four Nine


[Artist]: mulllr (Website)
[Release Date]: 2014/03
[From]: Self Release
[Genre]: Glitch, Electronica, Experimental
[CAT number]: [###]
[Tracks]: 18 tracks (50:17)

今週は日本のausOba Masahiroのリミックスでご存知のMOTORO FAAMやmooor名義などでも活動中のmulllrによる新アルバムのご紹介です。

高密度な電子音、ノイズ、ドローンが好きな人はすでに視聴済みだとは思いますが、本作はとにかく音の密度と攻撃性が半端ないです。違った角度から音を千切りしたような感じがひたすら続いていて、音のシャワーを猛烈に浴びる体験を久しぶりにしました。緻密にプログラムされたスクリプトを実行して出力されたものっぽい曲名がずらりと並んでいて、それにそぐうような楽曲が並んでいて、まさにエレクトロニカ。

本アルバムは全18曲ですが、全体で壮大な1曲のような構成なっています。ですが18曲に区切ることによって音の形態が徐々に変わっていく様が想像しやすくなっていて、1曲1曲違った姿を見せてくれています。1曲1曲通過していくにつれ、攻撃性の強いグリッチ音を浴び続けていくうちになにか達しそうな感覚は恐いけれどもやみつきになりました。18曲とも同じような暴力性高い電子音が続くわけですが、やはり始まりには始まりを感じさせる音があり、終わりには終演を感じさせる音があります。

アルバム内のオススメ曲とか書くと割りと滑稽で笑えてくるレビューになりそうでやってみたいですが、このアルバムはやっぱり通しで聞くものだなと、ランダム再生してみて感じました。とにかく50分ひたすら電子音の攻撃を浴びて、浴びたあとの開放感というか、清々しく戦って負けた感覚とか、ブレインワッシュされる感じを体験してください。ぜひヘッドフォンかスピーカーはボリュームを大きめで、音の洪水に飲まれてください。

Preview: M5. -115​.​55



Download Album : mulllr - for Minus Four Nine (Name Your Price)

2012年8月20日月曜日

07/12 pt.2

はいっ!予告通りパート2ですよ!なんかちゃんとしたニュース系サイトみたいに書き溜めみたいなことをしたとか、ホントはひとつのはずが長くなったし2つにしちゃえとか思ったわけじゃ決して無いですよ!パート3は今書いているとかそういうのはほんとに無いですからね!
今回はよりエクスペリメンタルなグリッチモノに、それぞれFolkとかBeatsみたいなのが混ざったりポスト・ダブステップの影響が垣間見えたりするモノが多いです。


Sunclef - The Tesser∆ct (Hip-Hop, Beats, Electronic)


ひとことコメント:ジャケも音もかっこいい!

Preview:M1. Droski








Bahwee - Flavors 2 (Hip-Hop, Instrumental, Sampling)

ひとことコメント: 安定感あるインストヒップホップです。

Preview: M4. Apartment 44









[BLIK008] Sraunus - Blogas (Ambient, Electronica, Glitch)

ひとことコメント: アクセントのグリッチ音が気持ちいい。

Preview: M3. Der Alte Ist Tot









[ah033] Electricwest - MOTH3R (Downtempo, Glitch, Electronica)


ひとことコメント: ビートの組み方がカッコイイ!

Preview: M3. Choke









[hand010] Potatohead - lol (Experimental, Glitch, Melodic, Drum&Bass)

ひとことコメント: Potatoheadらしさ全開で素晴らしいリリース!

Preview: M4.101011001110













[zen087] Naive Mind - ____________(Put a title in this line if you want) (Trip-Hop, Electronic, Acoustic)

ひとことコメント: 曲名、アルバム名は各自考えておくように。

Preview: M5. Five of Seven












[EPH035] Hypoikòn - Commonesque EP (Glitch, Ambient, Acoustic)

ひとことコメント:安定感ある低音がよいです。

Preview: M3. Cernysnih Rise Up












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なんかジャンルのタグだけ見ると似通ったものばかりが集まった印象ですが、どれも独特なグリッチ、ドリル、ピンポン玉のような音が丁寧に配置されてて、優しいメロディと心地の良い低音が素晴らしいです。ほとんどはミッドテンポぐらいの速さで、どれも様々な電子音楽に影響されながら独自の音を出している感じがいいです。

さてさて、お次は余ったもので8tracksでも作ろうかなと画策中。

2012年4月16日月曜日

Potatohead - Schizophrenia


[Artist]: Potatohead
[Release Date]: 2012/03
[From]: mayoware record
[Genre]: IDM, Glitch, Acid
[CAT number]: [MYWR054]
[Tracks]: 5tracks (18:55)


おそらく東京出身の日本のエレクトロニカアーティストからの5曲入りEP。精力的にハイペースでリリースを重ねる迷われレコードからです。

音は硬質なグリッチ音が鳴るビートに、透き通ったウワモノがグリッチしながらメロディを奏でている感じで、一見ありそうでなさそうで、といった組み合わせの曲が並びます。

硬質なドラム音はやはりかというか、Max/MSPを使用して作られている感じがして、とても心地が良いです。グリッチの仕方や、音の飛んでいる感じは、ところどころドリルしていて、古きよきエレクトロニカっぽさを思い出させます。

M4.taiighを終えて、一通り聴き終わるところで、M5.akneatだけガラッと曲の雰囲気がそれまでのと違い、俄然Potatoheadに俄然興味がわきました。

それはとても、アーバンで、グイグイ攻めてくるアシッドでした。
16次元レコードからもリリースしていることもあり、まだ未聴なのですが、16次元のレコードサウンドからして、こういった攻めてくるアシッドサウンドが多いのかなと期待を抱かせてくれます。そうじゃなかったとしても、何でも良いので聴いてみたい、とさせてくれます。

オススメはもちろんM5.もありますが、M4の終盤感のエモさ漂う雰囲気やM2.nazのグリッチがグググと来る感じも好きで良いです。


Preview: M2.naz



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しばらくスプリングバケーション的なことをしていました。今日からまた更新していきますのでよろしくお願いしま!

2012年3月21日水曜日

Sincope - Close Moving EP




[Artist]: Sincope (Soundcloud)
[Release Date]: 2012/1
[Genre]: Ambient, Electronica, IDM
[CAT number]: [SOSEP037]
[Tracks]: 3tracks (19:27)

イタリア産レーベル、Sostanze Recordsから、イタリアはトスカーナ地方出身のアーティストデュオSincopeによるリリースです。

ジャケットは、キャベツ!?
なんともとらえがたいジャケ画像でありますが、音のほうも基本的にはアンビエントでノスタルジックなのですが、どこか空虚感や悲哀が漂います。

ノスタルジックさはそういった系統のピアノの音だったり、ボーカルの音から支えられています。しかし、あきらかにこのリリースからはノスタルジー以外のアナーキーさも感じます。エモさをただよさせつつ、それを突き放すような冷たさが漂います。

たとえば、M1. Close Movingだとベースの音が良い意味でなんとも躍動感が無く、冷ややかです。ノスタルジックさを支える音とはまったく違った異質な音の群があきらかに各曲に存在します。

その冷たさが逆にダンスミュージックとして今度は機能し、M2、M3なんかは虚脱感を味わいながら踊れます。またエモさを感じつつ、そこから一歩置いたところで客観的になれる感じからくる清々しさもあります。

3曲だけなのですが、どれもとても濃い体験をさせてくれる曲が揃っています。おすすめ。


Preview: M2. Closedowns

2012年3月16日金曜日

Phil Gerus - Textures




[Artist]: Phil Gerus (blog)
[Release Date]: 2011/11
[From]: Pegasia Music
[Genre]: Glitch, Electronica
[CAT number]: [PegasiaMusic010]
[Tracks]: 5tracks (19:10)

初めて聞くPegasia Musicというネットレーベルから、これまた初めて聞くPhil GerusというアーティストによるEPです。まだリリース数13と少ないあたり新しいのかなと思いAboutページを読むと2009年から始めたそうで、Electronic, Alt. RockやSteampunk(初耳のジャンルだ!)に傾倒した音楽をリリースしていきたいとのこと。そしてPhil Gerus氏はモスクワ出身のアーティスト。

さて当リリースなのですが、ジャケらしい生音的でちょっと現代音楽的?なグリッチサウンドになっております。グリッチにも色々と波形編集的な手法であったり、プログラミングを使った手法であったりと色々とあると思いますが、Phil Gerus氏のブログを見る限り、彼はMax/MSPを使用してグリッチを行っていると考えられます。

具体的に音を見ていくと、主題的なピアノのメロディにグリッチがかかっていたり、フィールドレコードの音が複雑に交錯していたりと、どちらかといえばAmetsubのような粒粒が細かいグリッチサウンドになっています。エレクトロニカ・ミュージックの中でノイズのようなプツプツ音がたまらなく好きという人も居て、僕もその一人なのですが、このリリースではそのプツプツ感が結構あってキモチイイです。

日本のHz-Recordsのような攻めるタイプとは違った、眠気を誘うようなグリッチサウンドが聞きたくなったら聞いてみてください。


Preview: M2. March Skies

2012年1月18日水曜日

2011 net-label selection vol.4 - Electronica, Downtempo, Glitch -

あっという間にVol.4まできました!今年は順調にまとめています!ありがとうございます!
さて、Vol.4はドラムやグリッチの入ったニカを選んでみました。ダウンテンポもどちらかというとヒップホップよりかはIDM、エレクトロニカ寄りなのでこちらに移動してみました。
エレクトロニカというのはとても便利でやっかいなジャンルですので、ここで紹介するのはVol.1~Vol.3に入れてもいいようなものも混じっているかも知れません。ご了承を!

We are down to Vol.4!!! Its not like last year when I went to February to finish wrapping up the year selection!
So in this Vol.4, its about Electronica that has drum part in it. That includes Downtempo, Glitch, Breakcore, Trip-Hop...
Some of the releases listed below, might fit into Vol.1-3, since Electronica is a pretty tricky genre...

Lets forget about the genre discussions for now, and please do enjoy these releases!
In the end of the list, I have also listed some of my favorite major electronica compilations of 2011. Most of them have more than 20 tracks so its a great opportunity to hear a lot of different styles of music!


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1. [NS041] Tardiss – Blue (NO-SOURCE netlabel)

Genre: Downtempo, Emo, IDM

とてもジャケ通りのダウンテンポ。
5曲入りの中でほとんど終末感を漂わせる雰囲気のものばかりです。またどれもドラム音が力つよく感じます。
特に最後のM5. Stony's EndなんかはBPMも他に比べ早めで夜明けな感じが漂います。
Boards of Canadaが好きならお気に入りになると思います。


Preview: M1. Missing Lincoln









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Genre: Trip-Hop, Downtempo, Melodic

1.と雰囲気似ていて終末感ありますが、こちらはどちらかというと躍らせてくる感じが強いです。低音もずっしり響きます。
映画のセリフ(日本語も入ってたり)をサンプリングしたりと、なかなかエモーショナルに仕上がっているのが多いです。
10曲55分のフルアルバムでどっぷり聞き込めますし、一つ一つ作風を若干変えているので結構長く楽しめます。おすすめ!


Preview: M7. None Shall Sleep Tonight






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3. [esnet4] 30[eks] - Thirty X (Electrosound Moscow)

Genre: Ambient, Breakcore, Emo, Chill

合計15曲のフルアルバム。さまざまなスタイルのエレクトロニカが聴けます。ほとんどにドラムが入っているので結構踊れる仕様になっています。(Vol.1に入れてもいいぐらい…)
比較的Chillingなナンバーもあったり、エモかったり、ポップさも備えています。ちなみに彼の数年前の作品はかなりメロディアスなブレイクコアでして、その名残はM13とかでいかんなく発揮されています。

Preview: M12. It's A Good Idea If You Can Pull It Off





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Genre: Ambient, Techno, Chillwave

これが2011年だと言うのには若干信じられないほど遠い前に感じますが、やはり良かったので紹介したいです。(実際リリースは2010年12月)
初期テクノのような電子音に繰り返されるリズムパターン。今聞き直せば大分Chillwaveっぽいなーってのに気づきます。
しかし美メロというのはいつ聴いても美しいですね…

Preview: M5. Siesta in Madrid






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5. [BPR005] Lost Integrity -Interchange EP (Blurry Pup Recordings)

Genre: Downtempo, Chill

Vol.3のヒップホップ編に混ぜようか迷ったダウンテンポ。なんせドラム音が生音で、ダウンテンポにありがちな重みがなくチルアウトできちゃう。
だけどダウンテンポ特有なあまり移動しない低音とリバーブの強く浮遊した雰囲気が重なっていてやっぱりダウンテンポなんです。
全体として軽く聴ける感じで、かつ眠気も誘発させてくれる良質な安眠剤になります。

Preview: M3. Mother Culture





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6. [SRmp3 197] Asuka - Doom Flowers (Sociopath Recordings)

Genre: Glitch, IDM

だいぶ湿っぽいリリースを紹介してきたのでグリッチ感あるエレクトロニカを。
グリッチといってもMax/MSP系ではなく、どちらかというとHip-Hopに通じるスクラッチに近い感じになっています。ゆえにいい感じにグルーブ感があります。
また完全に無機質というよりどちらかというと初期Autechreみたいなまだどこか生物感がある曲に仕上がっています。

Preview: M6. Lily Cane





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7. [Elpa65] Thompost - Muffled (Elpa Music)

Genre: Ambient, Quiet, Acoustic

非常にアンビエント性が高いエレクトロニカ。どの曲もとても静かでいい感じに眠気を催します。
ドラム音が最低限の低音として機能している曲も多く、ついつい静かになるドラム音を追いたくなる気持ちになります。
ウワモノのアコギの音やシンセの音もとても優しく上品です。
誰も居ない高級リゾートで海を眺めている、そんなかんじです。

Preview: M5. Jibber






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8. [mi162] Yuichi Yoshigiwa - feof EP (MiMi Records)

Genre: Glitch, Click, Field-Recording

親日レーベルとして同じみなMiMi Recordsからのかなりドープなグリッチリリースです。Last,fmのプロフィールにもあるとおりMax/MSPをふんだんに使っている感じの曲が4曲。
一つ一つの音がとてもアグレッシブに感じます。フィーレコしたのか、都会の喧騒の音がサンプリングされていますが、まったく生活感なく、まるで無人の都会をめちゃくちゃに切り刻みまくった快感があります。
相当カッコイイのでマジでおすすめします!

Preview: M3. regrn




Yuichi Yoshigiwa - feof EP (ZIP)


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9. [U03] Mini - Emerge (UCHU no KOE)

Genre: Ambient, Chill, Downtempo


比較的輪郭がはっきりしている感じのアンビエントモノです。SAW1やGlobal Communicationsみたいな雰囲気。
わりとエモい雰囲気も醸し出しているのでダウンテンポにも入ると思われますが、ずっしりはきません。
1曲1曲展開があり、向かっていく方向が結構分かりやすいってのも特徴かも。"テクノ"って雰囲気もします。

Preview: M2 The King of Forest



Mini - Emerge (Bandcamp)


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10. [LBN010] N-qia - qia songs (La bèl records)

Genre: Chill, Vocal, Emo

最後に紹介するのはN-qiaさんの作品です。ブログでも一度紹介しましたがやはりこのリリースは衝撃でした。
後にいろんなレビューブログ読んでニカアーティストのSerphの別名義と言ううわさを読んで、僕もかなり合点がいきました。
まあ別名義がどうかというのはまあ割かしどうでもいいのですが、このリリースのあともコンスタントに作品を出していて2012年も要注目間違いなしです。

Preview: M1. Frosty







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Other Favs!

[kahvi218] Planet Boelex - Suunta 【Genre: Ambient, Synth, Melodic】
Choongum - Lights EP 【Genre: IDM, Chill】
Revshark - Weird Orient 【Genre: Downtempo, Chillwave】
[AT021] Nheap - Clouds under the table 【Genre: Electronica, Folktronica】
[THEM018] milkandhoney - forever and always 【Ambient, Downtempo】

& Awsome Electronica Compilations

[laridae050] The Seand 【Genre: Post-Rock, Ambient, Dubstep, Beats】  (24tracks)
[P36-051] An Electronic Swindle 【Genre: Breakcore, IDM, Glitch】 (36tracks)
[Cl-035] Crazy Compilation #5 【Genre: Experimental, Glitch, Ambient】 (29tracks)
[esnet3] New Dots of a Certain Sound 【Genre: Ambient, Breakcore, Dubstep】 (10tracks)
Few Quiet People Promo Sampler 2011 【Genre: Ambient, IDM, Glitch】 (10tracks)

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エレクトロニカ編パート1はこんな具合になりました。
だいぶダウンテンポが多くなり、若干失敗したかナーって感じもしなくもないですが、、、
結構生音とりいれた多幸系エレクトロニカやグリッチになると日本のレーベル(分解系やHzなど)がやはり強いなと感じました。(僕が知らないだけもありますが。。。)
キラキラシンセ音やダウンテンポになると海外強しって印象が強いです。
いろんなタイプのエレクトロニカが聴きたいならやっぱりコンピモノが一番かと思われます。付録的に最後に良かったコンピを何個か序列してみまみた。やはり大型コンピになると20曲越えは当たり前で、それだけにいろんな音楽が聴けますしおすすめです。

2011年10月31日月曜日

Iszen - Informal EP


[Artist]: Iszen
[Release Date]: 2011
[From]: Musica Vermella
[Genre]: IDM, Glitch
[CAT number]: [MV017]
[Tracks]: 6tracks (23:43)



From a europe based net-label, Musica Vermella.
6 various type of music genre. Hard to describe what genre each track would be.
Each track is very diverse. For example, the first track sounds very chilling easy-listening type of music, and then Iszen will suddenly give you beaty music on the next track. track3, you will listen to sounds that are very glitchy, like autechre.
I will leave you to discover the second half of the release, which all the track is totally different as I described above.

There is not much information about the artist Iszen in the internet. But after listening this release, I will definately need check out if there is any other release from this shadowy artist.


バルセロナとベルリンという音楽文化豊かな二つの都市をまたいでいるネットレーベル、Musica Vermellaからのリリース。Iszenに関してはほとんど情報が見当たらない謎なアーティスト。

全体としてアブストラクトな電子音楽、というしかないリリースです。
EP内の6曲とも全部方向性が違っていて、チルっぽいトラックあればビート系だったりIDMしてたりと、多才っぷりを見せ付けてくれます。ただどの曲もどことなくオリエンタルな、怪しげな雰囲気があって、聞いててついつい気になっちゃいます。

さきほど一通り聞きなおしてみたのですが、全体としてのまとまり感の無さはM5のためなのかなーって思ったり。M6はどっちかというとボーナストラックで、M5はビート無しで、童話っぽいメロディありな、まさにEPを締めるエンディングな雰囲気。

個人的に今年一番謎という意味で記憶に残るEPかもしれません。おすすめです。

Iszen - Informal EP (page)
Iszen - Informal EP (zip)

2010年12月18日土曜日

Fugenn & The White Elephants - Lycoris



Artist:Fugenn & The White Elephants
Release Date:2010/11
From:Hz-records(JAPAN)
Genre:Ambient Electronica
Tracks:5tracks EP

日本人Fugenn & The White Elephants(Shuji Saitoさんのソロプロジェクト)によるEPです。詳しくはHz-Recordsのページからどぞ
http://www.hz-records.com/artist/fugenn/

さてさてこちらのEPはといいますと、硬いビートの音にアンビエントなウワモノ系なニカになっております。AOKI takamasaを彷彿とさせる/彷彿させるグリッチがやばい。割とグリッチが攻めていて緊張感があります。一転して眠気を誘うような心地よいアンビエントが支配している場面もあり、全体的にメリハリがあって濃いです。

オススメは03 Manjusakaと表題の05 Lycorisあたりです。Alkaloidは前半のグリッチの攻めっぷりと後半のアンビエントの対比がすごい。Lycorisは非常に良質なニカです。ビートがしっかりしときながらピアノの音が心地よくて眠くなってきます。他の曲も、内容がしっかりしていて食べ応え十分です。04 Radiataなんかはもう軽くブレイクコアの領域に入るレベルのグリッチです。

Fugenn & The White Elephants - Lycoris (page)
Fugenn & The White Elephants - Lycoris (DL)

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ちなみにLycorisはヒガンバナという花の名前だそうです。あらぐうぜん!!!前回に続いて植物系ですね!

2010年11月8日月曜日

Seams - Nightcycles + RMXS & Hung Markets



2010年4月リリース。bandcampからなのでたぶんセルフリリースかな。SeamsによるNightcyclesのオリジナルと5つのremixを加えたもの。あとHung MarketsのほうはアルバムTouristの先行カットだそうで、無料です。アルバムはおそらく有料。ジャンルはいわゆるベッドルームテクノな感じです。

Seamsはもともとグリッチなアーティストとして認識していました。まあこのNightcyclesとHung MarketsもGlitchの手法を多用していますがグリッチってジャンルではなくなっていて、上手くサンプリングが混ざりあっています。そんで他の5つのRemixesはその素材を存分に生かしてDubstepやらAmbientやらHip-Hopに変化させています。

Dam Mantle RMXは(ダブステップ+BEAT)÷2な感じに。
Shells RMXはドラムが生音重視でよりオーガニックな感じ。
Becoming Real RMXは逆にドープなリミックスに仕上がってます。このリミックスだけ異色を放ってます。
d'Eon RMXは軽快な4つ打ち。クラップ音がキモチイイです^q^
Kohwi RMXはより音が減ってその分ドラムの音がかわいく弾いてるのが心地よいニカに仕上がってます。

Seams - Nightcycles + RMXS (page)

Buy Nowって書いてありますが、値段は自分で設定できて、0ドルで落とすことが出来ます。もちろん買うこともできますよよよ!

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Hung Marketsのほうはなんか怪しげなマーケットに迷い込んでしまったみたいな雰囲気です。サンプリングメインのグリッチな四つ打ちです。

Seams - Hung Markets (page)

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他にもJuvenile Rushというのもリリースされていてこちらはどちらかというとグリッチが全面に出てるなーって感じの曲が多いです。合わせてどぞー