2011-04-18(Mon)
花咲くいろは #03 ホビロン
次郎丸に拉致監禁された緒花のピンチ!
縄・風呂・透けシャツと大サービス回でした。
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縄・風呂・透けシャツと大サービス回でした。
そろそろレビューを打ち止めようと思っていたけれど30分間大笑いの上にサービス過剰な映像てんこ盛りの今回をスルーできずにまたしても突発レビューです。本日二本目なのでかんたんに。しかし突発も三回続けば連載だなあ、いったいいつになったらいろはのレビューを止められるのか(笑
前回描かれた緒花の「腹いせ」を控えた二人から。桂剥きの仕込みをしながら緒花のことをぶつくさ言ってる民子、何だかんだ言いながらも民子の心に緒花が住み着き始めた感じ。一方の菜子も腹いせに対する覚悟完了? スーッと息を吸って心の準備の仕草がかわいいです。しかしそんな二人の覚悟は空振り、意気込んで食堂へ行くとまかない料理は並んでおらず緒花の姿も無い。緒花の所在を知らない民子は「裏切り」に怒り心頭、思わず発した「また徹さんに怒られる」ってなセリフが民子の胸中を表していたような?
「ひぃぃぃ! こんなに…」
すると鍋を見た菜子が何やら悲鳴を。中を覗くと鍋一杯に里芋が! さらに隣には山盛りのほうれん草が! あははははは! 言ってしまえばたかが嫌いなものネタでこれほどまで笑いを誘うとはさすがシナリオの妙、コンテの妙を感じます。
腹いせネタで一笑いした後に始まった亀甲縛り、前回引きで次郎丸に迫られた緒花はそのまま部屋へ連れ込まれたようです。猿ぐつわで口を止められ和服に縄が食い込む絵面は薄暗い照明と合わせて艶っぽさ満点、身体を捻ってチラリと覗く襟元の肌色も隙間フェチには辛抱たまりません。ヘタクソな亀甲縛りが演出する肉感は強烈、はだけた裾から伸びる脚もいいねいいね。というか緒花ってこんな色っぽい顔できるのか!
次郎丸の真意を聞いた緒花は逃げ出しもせず、彼が書いた小説を読んでアレコレ。すると突然緒花・菜子・民子のあられもない映像ががが! いいのかこれは!? と思いきや盛り上がった所で次郎丸の顔が割り込んできて大笑い。まさか小説シーンの再現なんてテイでこんなサービス映像を見られるとは。それにしてもP.Aの本気クオリティでこんな映像を作られてはお色気で売ってる他作品が気の毒になりそう。会話シーンと再現フィルムをテンポ良く切り換えるカット割りも上手く、過剰に色っぽい映像なれど色気と笑いを巧みにミックスしてエロに傾きすぎない作りも良し。
「私、輝きたいんです!」
サービス映像はさておきここのポイントは次郎丸の観察眼と、それによって緒花が心に燻っていた「モヤモヤした気持ちの正体」を気付かされたこと。自分の才能の無さを嘆く次郎丸に対しポジティブな緒花の返し、その様子にいちいちあたふたする次郎丸のリアクションから彼の本質も見えてきました。しかし前回の様子から根っからの悪人では無さそうだったけれどこれほどまで面白キャラだったとは。
さてそんな波の間へ女将から指示されて菜子が登場。もちろん女将は緒花の居場所がわかった上での指示だったのでしょうね。慌てた次郎丸はアレコレ言いながら追い返そうとしますが女将の指示を遂行せしめん菜子も引きません。そんなやり取りから次郎丸は言葉を荒げ…奥で聞いてた緒花が思わず飛び出してしまう流れも彼女らしさがスパークしていて思わずニヤマリです。あははは。バレたからには菜子も亀甲縛り! しかし次から次へと現れる従業員、巴さんはともかく豆じいのリアクションが予想外すぎる。何だこのアニメ(笑
そんなこんなで事務室へ集合した従業員一同と女将さんの会話。ほぼ全員が証人という状況にてそれでも「お客様を疑えない」と貫く女将さんのプロ意識は凄い。しかし当の次郎丸は女将さんの言葉をあっさり裏切り旅館の軽トラに乗って逃亡を謀ります。
いくら客がいないからって従業員全員でカーチェイスに参加することもなかろう(笑。そういや喜翆荘はこれまで見た感じ流行っているようにも思えず、今回も客がいない状態です。これはつまり今後描かれるであろう「経営難話」に関する布石かも。第一話にていかにもな経営アドバイザーも登場していますし。
逃げる次郎丸は信号をきちんと守り、追うみなさんも緊迫感がありません。ドライバーの蓮二さんは運転しながら新メニューを考えたり、リヤシートの緒花も遠足気分? ずっと座っていて疲れたのか巴さんは変な運動をしてます(笑。どうでもいいけど逃げる軽トラのエンジン音がじつに軽トラで素晴らしい。こういうのって結構テキトウに処理されがちだけれどこんな細かい拘りが作品の完成度・説得力に影響すると思う。
そんなこんなで旅館の軽トラを発見したみなさん、しかしそこに次郎丸の姿は無く…連ドラというより二時間サスペンスドラマの如き岸壁に立つ次郎丸を見つけました。これもまたすぐに場所特定されるんだろうなあ。
「善意じゃないですよ。女将さんは仕事だからそう言ったんですよ」
旅館に対する懺悔に盛り上がる次郎丸は女将さんが全てお見通しの上で「善意」で見逃してくれていたと語ります。しかし緒花は悲劇に盛り上がっている次郎丸を完全否定しシオシオにさせるドライなセリフを放ちました。あははは。緒花わかってるじゃないか。
「賞を取る気持ちを捨てない限り可能性は消えない」
例え今は売れない作家でも賞を取ってくれればトントン、嘘を嘘とわかった上でお客を信じる女将さんの気っ風はかっこよすぎでしょう。逆に言うとこの気っ風が経営難に繋がるのでしょうけれど昔気質の旅館の女将はこうでなくては!と爽快感抜群でした。ドラマ臭いベタな展開だけれどおっさんはこういう展開が大好きです。惚れるね。
しかし当の次郎丸は女将さんの言葉を全力で否定し崖からドボン! そこから飛び込む覚悟があればたいていのことは乗り越えられるだろうに、とりあえず目前の苦難から逃げてしまう辺りいかにも彼らしいです。おそらく逃げてばかりの人生だったのだろうね。
ここでまさかの救助シーンへ。上着を脱いで崖の切っ先に立った菜子はスーッと息を吸うと綺麗なフォームで崖下の海へ飛び込みました。Tシャツで深呼吸する予告カットはこのシーンでしたか! おっとりした内気な少女は水泳だけは自信がある、飛び込み前の凛々しい表情は菜子の自信の表れですね。Tシャツの前を突き上げる立派なムネもこの時ばかりは恥ずかしがらず堂々と晒していました。
次郎丸を救助して岩場へ上がった菜子。薄いTシャツ一枚で水に入ったらさぞかし絶景が…との期待は裏切られませんでした。濡れたTシャツは肌へ張り付き、肌も透けて下着のラインもくっきりと、また濡れ髪や服がめくれて露わになった肌が醸し出す色気も素晴らしい。救助完了で気が抜けたのか気だるい表情も良し良し。Aパートの再現フィルムだけでも大サービスだったのにまさかの追い討ちサービスに私のハートはキャッチされまくり、上でも書いたけれどこの作画品質でこの絵面をやられては辛抱たまりません。
助けられた次郎丸は相変わらずヘタレMAX、そんな様子に緒花は頬を打って気合一発、次郎丸の才能を認めると断言します。自分でも気付かなかった「輝きたい」という気持ちを教えてくれた、その観察眼を持つ次郎丸は本当に小説家であると。ズンドコに落ちていた次郎丸も緒花の力強い言葉についに立ち上がってめでたしめでたし。緒花のポジティブな気性は時に空回りしてしまうけれど、きちんと伝われば人を元気にする力があるのですね。
さて今回のタイトルである「ホビロン」。いったい何のことやら?と思っていたら一件落着の食事シーンにてその謎が明らかになりました。冒頭で空振りした腹いせがここで不意打ちの達成、緒花は満面笑顔で器いっぱいに盛られたほうれん草を差し出し、受け取った民子は悔しさを吐き出すように「ホビロン!」と叫ぶ。これは「死ね」を封印された民子が考えた新しい悪口、あれこれ考えた候補をノートに書き留めて決定した緒花に対するキメゼリフでした。言われたとおり律儀に「死ね」を封印し、代わる悪口一つにこれほど一生懸命な民子ってばかわいいなあ。どんだけ緒花が好きなんだ(笑。とはいえデレるのは後半以降にしていただきたいところ、この状態をもう少し楽しみたいです。
「馬鹿と鋏は使いよう、ってね」
今回の顛末を仏壇に報告する女将さん。やはり女将さんは単に厳しいだけではなく、緒花の気性を判った上で期待をかけて鍛えていたのですね。そんな本心をキツい言葉でごまかす女将さんがかわいすぎる。全2クールとのことなので女将さんのこういうシーンを見せるには少々早い?と思ったけれど、そろそろ女将さんの本音をチラ見せしておかないと誤解されたまま進んでしまいそうなので仕方ないか。たいていのレビューblogにて女将さんの評判は散々ですし、旅館ドラマの定番をご存じない世代にとってこの女将さんはロクな人間に映らなかったようで、それを理由に視聴を切られてしまっては元も子もありませんから。
いろは面白いなあ。これほど見ていて楽しいアニメは久しぶりかもしれない。
前回描かれた緒花の「腹いせ」を控えた二人から。桂剥きの仕込みをしながら緒花のことをぶつくさ言ってる民子、何だかんだ言いながらも民子の心に緒花が住み着き始めた感じ。一方の菜子も腹いせに対する覚悟完了? スーッと息を吸って心の準備の仕草がかわいいです。しかしそんな二人の覚悟は空振り、意気込んで食堂へ行くとまかない料理は並んでおらず緒花の姿も無い。緒花の所在を知らない民子は「裏切り」に怒り心頭、思わず発した「また徹さんに怒られる」ってなセリフが民子の胸中を表していたような?
「ひぃぃぃ! こんなに…」
すると鍋を見た菜子が何やら悲鳴を。中を覗くと鍋一杯に里芋が! さらに隣には山盛りのほうれん草が! あははははは! 言ってしまえばたかが嫌いなものネタでこれほどまで笑いを誘うとはさすがシナリオの妙、コンテの妙を感じます。
腹いせネタで一笑いした後に始まった亀甲縛り、前回引きで次郎丸に迫られた緒花はそのまま部屋へ連れ込まれたようです。猿ぐつわで口を止められ和服に縄が食い込む絵面は薄暗い照明と合わせて艶っぽさ満点、身体を捻ってチラリと覗く襟元の肌色も隙間フェチには辛抱たまりません。ヘタクソな亀甲縛りが演出する肉感は強烈、はだけた裾から伸びる脚もいいねいいね。というか緒花ってこんな色っぽい顔できるのか!
次郎丸の真意を聞いた緒花は逃げ出しもせず、彼が書いた小説を読んでアレコレ。すると突然緒花・菜子・民子のあられもない映像ががが! いいのかこれは!? と思いきや盛り上がった所で次郎丸の顔が割り込んできて大笑い。まさか小説シーンの再現なんてテイでこんなサービス映像を見られるとは。それにしてもP.Aの本気クオリティでこんな映像を作られてはお色気で売ってる他作品が気の毒になりそう。会話シーンと再現フィルムをテンポ良く切り換えるカット割りも上手く、過剰に色っぽい映像なれど色気と笑いを巧みにミックスしてエロに傾きすぎない作りも良し。
「私、輝きたいんです!」
サービス映像はさておきここのポイントは次郎丸の観察眼と、それによって緒花が心に燻っていた「モヤモヤした気持ちの正体」を気付かされたこと。自分の才能の無さを嘆く次郎丸に対しポジティブな緒花の返し、その様子にいちいちあたふたする次郎丸のリアクションから彼の本質も見えてきました。しかし前回の様子から根っからの悪人では無さそうだったけれどこれほどまで面白キャラだったとは。
さてそんな波の間へ女将から指示されて菜子が登場。もちろん女将は緒花の居場所がわかった上での指示だったのでしょうね。慌てた次郎丸はアレコレ言いながら追い返そうとしますが女将の指示を遂行せしめん菜子も引きません。そんなやり取りから次郎丸は言葉を荒げ…奥で聞いてた緒花が思わず飛び出してしまう流れも彼女らしさがスパークしていて思わずニヤマリです。あははは。バレたからには菜子も亀甲縛り! しかし次から次へと現れる従業員、巴さんはともかく豆じいのリアクションが予想外すぎる。何だこのアニメ(笑
そんなこんなで事務室へ集合した従業員一同と女将さんの会話。ほぼ全員が証人という状況にてそれでも「お客様を疑えない」と貫く女将さんのプロ意識は凄い。しかし当の次郎丸は女将さんの言葉をあっさり裏切り旅館の軽トラに乗って逃亡を謀ります。
いくら客がいないからって従業員全員でカーチェイスに参加することもなかろう(笑。そういや喜翆荘はこれまで見た感じ流行っているようにも思えず、今回も客がいない状態です。これはつまり今後描かれるであろう「経営難話」に関する布石かも。第一話にていかにもな経営アドバイザーも登場していますし。
逃げる次郎丸は信号をきちんと守り、追うみなさんも緊迫感がありません。ドライバーの蓮二さんは運転しながら新メニューを考えたり、リヤシートの緒花も遠足気分? ずっと座っていて疲れたのか巴さんは変な運動をしてます(笑。どうでもいいけど逃げる軽トラのエンジン音がじつに軽トラで素晴らしい。こういうのって結構テキトウに処理されがちだけれどこんな細かい拘りが作品の完成度・説得力に影響すると思う。
そんなこんなで旅館の軽トラを発見したみなさん、しかしそこに次郎丸の姿は無く…連ドラというより二時間サスペンスドラマの如き岸壁に立つ次郎丸を見つけました。これもまたすぐに場所特定されるんだろうなあ。
「善意じゃないですよ。女将さんは仕事だからそう言ったんですよ」
旅館に対する懺悔に盛り上がる次郎丸は女将さんが全てお見通しの上で「善意」で見逃してくれていたと語ります。しかし緒花は悲劇に盛り上がっている次郎丸を完全否定しシオシオにさせるドライなセリフを放ちました。あははは。緒花わかってるじゃないか。
「賞を取る気持ちを捨てない限り可能性は消えない」
例え今は売れない作家でも賞を取ってくれればトントン、嘘を嘘とわかった上でお客を信じる女将さんの気っ風はかっこよすぎでしょう。逆に言うとこの気っ風が経営難に繋がるのでしょうけれど昔気質の旅館の女将はこうでなくては!と爽快感抜群でした。ドラマ臭いベタな展開だけれどおっさんはこういう展開が大好きです。惚れるね。
しかし当の次郎丸は女将さんの言葉を全力で否定し崖からドボン! そこから飛び込む覚悟があればたいていのことは乗り越えられるだろうに、とりあえず目前の苦難から逃げてしまう辺りいかにも彼らしいです。おそらく逃げてばかりの人生だったのだろうね。
ここでまさかの救助シーンへ。上着を脱いで崖の切っ先に立った菜子はスーッと息を吸うと綺麗なフォームで崖下の海へ飛び込みました。Tシャツで深呼吸する予告カットはこのシーンでしたか! おっとりした内気な少女は水泳だけは自信がある、飛び込み前の凛々しい表情は菜子の自信の表れですね。Tシャツの前を突き上げる立派なムネもこの時ばかりは恥ずかしがらず堂々と晒していました。
次郎丸を救助して岩場へ上がった菜子。薄いTシャツ一枚で水に入ったらさぞかし絶景が…との期待は裏切られませんでした。濡れたTシャツは肌へ張り付き、肌も透けて下着のラインもくっきりと、また濡れ髪や服がめくれて露わになった肌が醸し出す色気も素晴らしい。救助完了で気が抜けたのか気だるい表情も良し良し。Aパートの再現フィルムだけでも大サービスだったのにまさかの追い討ちサービスに私のハートはキャッチされまくり、上でも書いたけれどこの作画品質でこの絵面をやられては辛抱たまりません。
助けられた次郎丸は相変わらずヘタレMAX、そんな様子に緒花は頬を打って気合一発、次郎丸の才能を認めると断言します。自分でも気付かなかった「輝きたい」という気持ちを教えてくれた、その観察眼を持つ次郎丸は本当に小説家であると。ズンドコに落ちていた次郎丸も緒花の力強い言葉についに立ち上がってめでたしめでたし。緒花のポジティブな気性は時に空回りしてしまうけれど、きちんと伝われば人を元気にする力があるのですね。
さて今回のタイトルである「ホビロン」。いったい何のことやら?と思っていたら一件落着の食事シーンにてその謎が明らかになりました。冒頭で空振りした腹いせがここで不意打ちの達成、緒花は満面笑顔で器いっぱいに盛られたほうれん草を差し出し、受け取った民子は悔しさを吐き出すように「ホビロン!」と叫ぶ。これは「死ね」を封印された民子が考えた新しい悪口、あれこれ考えた候補をノートに書き留めて決定した緒花に対するキメゼリフでした。言われたとおり律儀に「死ね」を封印し、代わる悪口一つにこれほど一生懸命な民子ってばかわいいなあ。どんだけ緒花が好きなんだ(笑。とはいえデレるのは後半以降にしていただきたいところ、この状態をもう少し楽しみたいです。
「馬鹿と鋏は使いよう、ってね」
今回の顛末を仏壇に報告する女将さん。やはり女将さんは単に厳しいだけではなく、緒花の気性を判った上で期待をかけて鍛えていたのですね。そんな本心をキツい言葉でごまかす女将さんがかわいすぎる。全2クールとのことなので女将さんのこういうシーンを見せるには少々早い?と思ったけれど、そろそろ女将さんの本音をチラ見せしておかないと誤解されたまま進んでしまいそうなので仕方ないか。たいていのレビューblogにて女将さんの評判は散々ですし、旅館ドラマの定番をご存じない世代にとってこの女将さんはロクな人間に映らなかったようで、それを理由に視聴を切られてしまっては元も子もありませんから。
いろは面白いなあ。これほど見ていて楽しいアニメは久しぶりかもしれない。
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