2009-08-27(Thu)
青い花 #09 夏の夜の夢
みんなで楽しい別荘旅行。

今回はあーちゃん大活躍でした。

ふみ&京子の号泣で締めた前回引きから一転して楽しげな車内、あーちゃん兄貴はものすごいハーレム状態です。立場的には単なる運転手ですけど(笑。あーちゃんvs兄貴の見解の違い…あーちゃんが心配で仕方が無い兄貴が照れ隠しで強気に出ているのがいい味、しかし兄貴は「いくら心配してもいつか誰かが連れてっちゃう」ことをわかっている。
これは年頃の娘を持つお父さんの気持ちに限りなく近い、「お前は誰にも嫁にやらん!」みたいな。とはいえそんなかわいい娘も男の気配が無いままアラサーを超えアラフォーに差し掛かり…なーんてことになると「早く嫁に行け!」とか言われちゃったりまったく親なんて勝手なものです(笑。閑話休題。かわいい盛りの女子高生時代に悪い虫が付かないよう見張る気持ちを止められない、とはいえいつまでも手元に置いておけないこともきちんとわかっている、わかっているけど感じちゃう! 妹べったりの阿呆兄貴かと思いきやしっかりと現実が見えている人なのでありました。
到着した別荘は予想以上に立派なもの。玄関ホールから伸びる赤絨毯の敷かれた階段は迎賓館の如き風景、さらにテニスコートまで備えた別荘とはどんだけ金持ちなんだ。広い廊下に飾られた額には京子が描いた白樺の絵、杉本次女の絵画教室を速攻で辞めた京子でありましたが元々美術部だったらしい。先輩との出会いはその美術部、先輩は先輩でこの時すでに顧問先生にお熱であり、褒められたこともあって絵に打ち込んでいたのかな。
まずはテニスコートで一汗、避暑地の別荘でテニスとはじつにセレブな夏休みであります。その頃男組はゴルフ、あーちゃん兄の言葉に目を見開く康ちゃんは京子の本心がわかっているのでしょうね。誰かを好きになれば周りがどう動こうとそちらへ行ってしまう、京子の様子からその「誰か」が自分ではないことに気付いている康ちゃんは切ない。

ハイキングコースにて京子は康ちゃんとの馴れ初めを話し、面白がった三人娘が「聖地巡礼」と称して思い出の沢へ向かうことに。滑りやすい箇所にてきっちり滑るあーちゃん、受け止めるふみとナニゲにキャッキャウフフ…いつまで手ぇ握ってんだ!(笑
沢に到着するとそこには百合の花ががが。百合の花のアップの後に二人並んで潤いに手を沈めピチャピチャするふみ&あーちゃん。なんというエロい暗喩!(考えすぎ
別荘へ戻り部屋で一息、すると姦しいみなさんが襲撃してきてお約束の怪談大会です。気弱なふみは興味津々、対する元気娘のあーちゃんが怖い話が苦手とは意外な。助け船から蹴落とされたあーちゃんの叫び「え゛え゛え゛!」がいい味出しすぎです(笑

明けて翌日はキャンプ場にて飯盒炊爨、定番のカレーライス作りに百面相のあーちゃんがかわいすぎて辛抱たまりません。材料等は同じはずなのに外でわいわい食べるカレーってば何故か美味しい。関係ないけど飯盒で炊き上がった後はひっくり返してコンコンしてから蒸らさなかったっけ? さらに関係ないけどこういう設備の整ったキャンプ場ってどうも邪道に感じてしまう。それはキャンプじゃなくてキャンプごっこだろ?と(笑
ここで再びあーちゃんの受難。肝試し大会の提案に全力拒否のあーちゃんはふみがアテにならないため今度は京子に助け船を求めますが…またしても「え゛え゛え゛!」(笑。まさかの天丼に大笑いでした。
ここで康ちゃんの回想シーン。迷子になって涙目の幼い京子がかわいい。京子を背負う康ちゃんが膝にケガをしているのは例の場所で滑らせたのでしょう、それをしていじわるを言う康ちゃん、泣く京子。心ない嘘で京子を泣かせてしまうのはいわゆる「好きな子にいじわるしたいお年頃」なのでしょう。泣き虫の京子を背負って「笑え」と呟く康ちゃん、その気持ちは今でも続いているようです。とはいえこの不器用な想いは京子に伝わらず、「そのうち他の誰かが現れて」しまった。

そして恐怖の肝試し。ふみ&京子は前回引きにて号泣し合って意気投合? ライバル視するわけでもなく、交わす言葉は少ないけれど互いの気持ちを理解し合っている様子はじつに穏やかな時間です。京子が描いた白樺の絵を素敵と言い、さらに「なんだか…」と言いかける意味はおそらく先輩のイメージを絵から感じ取ったのではなかろうか。同じ人に惹かれた二人は感性も似ているのでしょう。
あーちゃんは康ちゃんとペア…今までの経緯から良からぬ事を!?と思いきやそんな素振りは微塵もなく紳士な康ちゃん、京子が迷子の話をみんなに話していることを知って見せる力のない表情は京子との価値観の違いを突き付けられてのもの?
京子の想い人の話にて咄嗟の気遣いを見せるあーちゃんの表情描写が秀逸でした。ほんとこの作品はワンカットまで神経が行き届いているため一瞬も目を離せません。百合の花を摘んで切なげにつぶやく康ちゃんを見たあーちゃんは人それぞれの恋愛事情を察して言葉も無く。さらにバンガローへ戻ると兄貴に惚れちゃった茂木さんの話を聞かされ複雑な思い。あーちゃんから見たらウザいシスコン兄貴でしょうがそんな男に惚れる女もいるのですよ。肝試しの吊り橋効果かもしれませんが(笑
「みんなちゃんと好きな人がいる」ことを知ったあーちゃんはいろいろ考えちゃって寝られない…寝られないのは空腹のせいもあったようです(笑。今は色気より食い気のあーちゃん、というわけで今回はギャグ描写から締めまであーちゃんが主役と言ってもいいほどの活躍でした。ラストで見せる満天の星空もいい雰囲気の締め。
今回は田中コーナーに気付かなかった…と思いきや原画に名前がありません。タイミング的に咲の一人原画と重なった時期かしらん?
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今回はあーちゃん大活躍でした。

ふみ&京子の号泣で締めた前回引きから一転して楽しげな車内、あーちゃん兄貴はものすごいハーレム状態です。立場的には単なる運転手ですけど(笑。あーちゃんvs兄貴の見解の違い…あーちゃんが心配で仕方が無い兄貴が照れ隠しで強気に出ているのがいい味、しかし兄貴は「いくら心配してもいつか誰かが連れてっちゃう」ことをわかっている。
これは年頃の娘を持つお父さんの気持ちに限りなく近い、「お前は誰にも嫁にやらん!」みたいな。とはいえそんなかわいい娘も男の気配が無いままアラサーを超えアラフォーに差し掛かり…なーんてことになると「早く嫁に行け!」とか言われちゃったりまったく親なんて勝手なものです(笑。閑話休題。かわいい盛りの女子高生時代に悪い虫が付かないよう見張る気持ちを止められない、とはいえいつまでも手元に置いておけないこともきちんとわかっている、わかっているけど感じちゃう! 妹べったりの阿呆兄貴かと思いきやしっかりと現実が見えている人なのでありました。
到着した別荘は予想以上に立派なもの。玄関ホールから伸びる赤絨毯の敷かれた階段は迎賓館の如き風景、さらにテニスコートまで備えた別荘とはどんだけ金持ちなんだ。広い廊下に飾られた額には京子が描いた白樺の絵、杉本次女の絵画教室を速攻で辞めた京子でありましたが元々美術部だったらしい。先輩との出会いはその美術部、先輩は先輩でこの時すでに顧問先生にお熱であり、褒められたこともあって絵に打ち込んでいたのかな。
まずはテニスコートで一汗、避暑地の別荘でテニスとはじつにセレブな夏休みであります。その頃男組はゴルフ、あーちゃん兄の言葉に目を見開く康ちゃんは京子の本心がわかっているのでしょうね。誰かを好きになれば周りがどう動こうとそちらへ行ってしまう、京子の様子からその「誰か」が自分ではないことに気付いている康ちゃんは切ない。

ハイキングコースにて京子は康ちゃんとの馴れ初めを話し、面白がった三人娘が「聖地巡礼」と称して思い出の沢へ向かうことに。滑りやすい箇所にてきっちり滑るあーちゃん、受け止めるふみとナニゲにキャッキャウフフ…いつまで手ぇ握ってんだ!(笑
沢に到着するとそこには百合の花ががが。百合の花のアップの後に二人並んで潤いに手を沈めピチャピチャするふみ&あーちゃん。なんというエロい暗喩!(考えすぎ
別荘へ戻り部屋で一息、すると姦しいみなさんが襲撃してきてお約束の怪談大会です。気弱なふみは興味津々、対する元気娘のあーちゃんが怖い話が苦手とは意外な。助け船から蹴落とされたあーちゃんの叫び「え゛え゛え゛!」がいい味出しすぎです(笑

明けて翌日はキャンプ場にて飯盒炊爨、定番のカレーライス作りに百面相のあーちゃんがかわいすぎて辛抱たまりません。材料等は同じはずなのに外でわいわい食べるカレーってば何故か美味しい。関係ないけど飯盒で炊き上がった後はひっくり返してコンコンしてから蒸らさなかったっけ? さらに関係ないけどこういう設備の整ったキャンプ場ってどうも邪道に感じてしまう。それはキャンプじゃなくてキャンプごっこだろ?と(笑
ここで再びあーちゃんの受難。肝試し大会の提案に全力拒否のあーちゃんはふみがアテにならないため今度は京子に助け船を求めますが…またしても「え゛え゛え゛!」(笑。まさかの天丼に大笑いでした。
ここで康ちゃんの回想シーン。迷子になって涙目の幼い京子がかわいい。京子を背負う康ちゃんが膝にケガをしているのは例の場所で滑らせたのでしょう、それをしていじわるを言う康ちゃん、泣く京子。心ない嘘で京子を泣かせてしまうのはいわゆる「好きな子にいじわるしたいお年頃」なのでしょう。泣き虫の京子を背負って「笑え」と呟く康ちゃん、その気持ちは今でも続いているようです。とはいえこの不器用な想いは京子に伝わらず、「そのうち他の誰かが現れて」しまった。

そして恐怖の肝試し。ふみ&京子は前回引きにて号泣し合って意気投合? ライバル視するわけでもなく、交わす言葉は少ないけれど互いの気持ちを理解し合っている様子はじつに穏やかな時間です。京子が描いた白樺の絵を素敵と言い、さらに「なんだか…」と言いかける意味はおそらく先輩のイメージを絵から感じ取ったのではなかろうか。同じ人に惹かれた二人は感性も似ているのでしょう。
あーちゃんは康ちゃんとペア…今までの経緯から良からぬ事を!?と思いきやそんな素振りは微塵もなく紳士な康ちゃん、京子が迷子の話をみんなに話していることを知って見せる力のない表情は京子との価値観の違いを突き付けられてのもの?
京子の想い人の話にて咄嗟の気遣いを見せるあーちゃんの表情描写が秀逸でした。ほんとこの作品はワンカットまで神経が行き届いているため一瞬も目を離せません。百合の花を摘んで切なげにつぶやく康ちゃんを見たあーちゃんは人それぞれの恋愛事情を察して言葉も無く。さらにバンガローへ戻ると兄貴に惚れちゃった茂木さんの話を聞かされ複雑な思い。あーちゃんから見たらウザいシスコン兄貴でしょうがそんな男に惚れる女もいるのですよ。肝試しの吊り橋効果かもしれませんが(笑
「みんなちゃんと好きな人がいる」ことを知ったあーちゃんはいろいろ考えちゃって寝られない…寝られないのは空腹のせいもあったようです(笑。今は色気より食い気のあーちゃん、というわけで今回はギャグ描写から締めまであーちゃんが主役と言ってもいいほどの活躍でした。ラストで見せる満天の星空もいい雰囲気の締め。
今回は田中コーナーに気付かなかった…と思いきや原画に名前がありません。タイミング的に咲の一人原画と重なった時期かしらん?
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