地球ワーキングトラベラー見聞記

東欧・コーカサスの旅　３６日目
１３カ国目　ドバイ（２）

泊まっていた安宿に戻ってシャワーを浴び
私が出発の用意をしていると
「出かけるの？」と女の子が訪ねてきました。
「今日の夜行便でシドニーに行くの、、、。」

外国人労働者ではなく観光客の私です。
少しだけ優越感を感じてしまいましたが、
私も２０代はいろんな国で必死に働きました。

ワーキングビザ、ワーキングホリデービザと
永住権をとりながら過ごした２０代でした。
旅行の費用を稼ぐために働いていたので、
いろんな国のいろんな街に住めるのが
安いアパートでも楽しかったです。

わずか２泊でしたが「お世話になりました」
インドやフィリピンの女の子ばかりで、
二度と会うことはないでしょうが、
ドバイで頑張っている人がいることは
一生忘れない思い出になりましたよ。

泊まっていた建物から外に出ると
世界貿易センタービル―を始め
世界一のブルジュ・ハリファなどのビルが
「お前はここまでこれないだろう」と
私を上から見下しているのかしら？
それとも「気を付けて帰りなよ」と
エールを送ってくれているのでしょうか？

小さなスーツケースを持ってバス停へ
ドバイ国際空港行のバスを待ちました。
空港まで一時間もかかりませんでした。
荷物があるならバスの方が便利ですね。

ドバイ国際空港には３つのターミナル
今回利用するのはい　ターミナル１です。
私がまだ行ったこともない国の
知らない航空会社の名前がありました。

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東欧・コーカサスの旅　３６日目
１３カ国目　ドバイ（２）


２０００年代初めドバイは建設中は
計画中の建物がたくさんありました。
パームジュメイラを代表とする人工島、
砂漠に潤いを与えるために
人工のカナルやマリーナまで作られました。

これによりドバイは大都会の仲間入り
経済、商業の中心地にばかりか
リゾート地と別荘を購入する人もいれば
短期で観光に来る人も増えました。

リーマンショックが引き金となって
ドバイの経済も危機に陥りました。
お陰でたくさんの計画が停止して
まだ完成していない物も多いですが、
これからのプロジェクトもあります。

そのひとつがアブダビ首長国との
境に開発中のジュベルアリ港です。
１９８５年に開設された
ジュベルアリフリーゾーンは
港を囲むように作られた工場地帯です。

ジュベルアリ港の両側の海岸には
埋め立や運河建設によって
新しいリゾート地が作られています。
完成したパームジュメイラとともに
新しいスポットに変貌することでしょう。

ドバイ国際空港は２０１４年にトップになり
年間９０００万人以上が利用しています。
その混雑を緩和するために建設したのが、
アールマクトゥーム国際空港です。
一部開業しましたが、経済危機で完成が延期、
パンデミックで航空会社の移転が遅れています。
完成すると世界最大級の空港になります。

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東欧・コーカサスの旅　３６日目
１３カ国目　ドバイ（２）


ドバイクリークを出発した水上バスが
ドバイカナルで一時停止した後に
到着したのがドバイマリーナです。

ドバイマリーナはまだ工事中で
世界第２の面積を誇っていますが、
完成すればマリナ・デル・レイを抜き
世界最大のマリーナになる予定です。

ドバイマリーナは人工港湾都市です。
ペルシャ湾から海水を入れて
人工的にマリーナを建設しました。
周辺にはタワーマンション、ホテル、
レストラン、ショッピングセンターなど
生活に必要な物がすべて揃っています。

ドバイマリーナは計画が２段階、
私が行った時にはほぼ完成していました。
２００以上のタワーマンションがあり、
水上バスが到着すると圧倒されました。

その光景はNYのマンハッタンを
クルーズ船から眺めているようですが、
建物はすべて新しい物ばかりなので、
まるでラスベガスにいる雰囲気でした。

NYにあった世界貿易センターは
１１０階建てのツインタワーでした。
最上階は地上４１１ｍの所にあり
その高さに足が震えたものでした。
ドバイマリーナにはその高さを越える
タワーマンションがいくつも建設されました。

ペントミニアウは１２２階建てで
高さが５１６ｍと世界一のタワーマンション。
２０１４年の完成予定でしたが、
経済危機で建設が一時中止になり、
現在でもまだ建設は完成していません。

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東欧・コーカサスの旅　３６日目
１３カ国目　ドバイ（２）

パームジュメイラは人工の島です。
ドバイ政府所有の企業ナキールが作った
パームアイランド３島のひとつです。
島は２００６年に完成、分譲開始し、
ホテルなども開業しました。

パームジュメイラから南西に２０kmの
ジェベリ港湾地区に建設中なのが
一回り大きなパームジェベリアリです。
２００１年に工事が開始、
２００９年には完成予定でしたが、
環境問題と経済危機で工事停止し、
再開のめどは立っていないようです。

パームジュメイラの８倍の面積を持つのが
３島で最大のパームデイラの予定ですしたが
経済危機のあおりを受けて計画を見直し
縮小したばかりかデイラアイランドに変更、
さらにドバイアイランドに名称変更しましたが、
現在工事開始のめどは殆ど立っていません。

そして同じ会社が開発している人工島に
３００以上の島からなるワールドがあります。
上空から見ると世界地図を表しています。
それぞれの島は個人や企業で所有できます。

すでに６０％以上は分譲がきまりましたが、
ここも経済危機で開発が頓挫して、
工事は殆ど進んでいませんでした。

２０１４年に計画が発表された
「ハートオブヨーロッパ」は
ヨーロッパの文化や生活様式を活かして
建物を建設するプロジェクトですが、
やっと年内には完成する予定です。

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水上バスがドバイ運河を出発すると
沖の方に工事をしている船が見えました。
壁をした海の中から砂を掘っています。
その砂を使って島を作るのでしょうか？
それともハワイのワイキキビーチのように
ビーチの砂として使うのでしょうか？

パームジュメイラは人工の島で
ヤシの木のような形をしています。
幹にあたる部分から枝にあたる部分が
全部で１６本延びています。
周囲には防波堤になる部分があり、
海底トンネルで繋がっています。

２００１年に島の建設が始まり、
２００６年から分譲開始しました。
私の友人はご主人の仕事関係で
ドバイに移住することになりましたが、
その時一軒アパートを購入しました。

お姉さんが長い間ドバイに住んでるので、
以前からドバイを訪問していましたが、
ポンと買うのですから凄いですよね。
不動産を買うと永住権が付くので
物件を購入してから仕事を探したようです。

パームジュメイラは分譲地だけでなく、
ホテルやレストランもありますが、
ゴルフ場、マリーナなどの娯楽施設も
人工島の中に作られています。
東欧・コーカサスの旅　３６日目
１３カ国目　ドバイ（２）


ドバイの市街地とパームジュメイラは
モノレールで結ばれています。
この島から出なくても生活できます。
今回は海から見ただけですが、
次回は島の上に行って見たいです。

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東欧・コーカサスの旅　３６日目
１３カ国目　ドバイ（２）

水上バスでドバイクリークを出発して
１時間でドバイ運河に到着しました。
河口近くにはあの帆の形をした
世界で唯一の７つ星ホテル
ブルジュアルアラブがあります。

２０１６年に完成したドバイ運河は
ドバイクリークとペルシア湾を結ぶ
３.２ｋｍの人工的に作られた運河です。
私は沖合を通る水上バスに乗りましたが、
ドバイクリークを遡ってビジネスベイまで
水上バスで行くこともできます。

ドバイの中心部を人工的な島にしましたが、
その周辺は商業街として開発されました。
超一流のホテルや世界最大のビルなど
飛躍するドバイを象徴する建物ばかりです。

ドバイ運河には遊歩道が作られています。
砂漠のど真ん中でジョギングをしたり
夜には７色に光る滝を見ながら
恋人とデートを楽しむことが出来るなんて
この街は何て素敵なんでしょう。

決して商業や観光だけが優先ではなく
家族づれにも優しい街づくりは良いですね。
外国人労働者のように短期で住む人もいれば、
この街を永住の地と住む人もいるはずです。
これからも変貌を続けるドバイが楽しみです。

水上バスはドバイ運河で一時停止すると
ドバイマリーナを目指して出発しました。
今までは海辺の近くを通っていましたが、
今度はさらに沖合を運航します。
それは人工的に作られた大きな島
「パームジュメイラ」があるからです。

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東欧・コーカサスの旅　３６日目
１３カ国目　ドバイ（２）

ドバイクリークのアルグライバから
ドバイマリーナ行きの水上バスは
片道２時間、一日二本運航しています。
私は午後１時の水上バスに乗船しました。

片道ゴールド席３０００円と
シルバー席２０００円があります。
値段は決して安くありませんが、
海上からドバイを観光できるのと、
暑さから逃れるのが良いですよ。

ドバイクリークの河口には
ドバイマリタイムシティが広がっています。
世界初の大型海運センターを目標に
２０１２年にオープン予定でしたが、
ドバイの経済危機により工事が延期
私が行った時は工事の真っ最中でした。

ドバイマリタイムシティは
５つの地区から構成されています。
・造船所もある産業区域
・造船や海運の教育を行う学術区域
・オフィスや住宅街もある海事センター
・オフィスタワーが建設予定の港湾施設
・ヨットが係留できる住居、ショッピングセンター、
　レストラン街などがあるハーバー地区

ドバイの沖では土地を拡大するために
海から砂を掘り上げていました。
大きな穴が開いたら杭を打って
頑丈な壁を作り排水をしていました。

人は住むのに海の近くに憧れます。
広大な土地を持たないドバイ首長国は
海に土地を拡大することによって
その価値を上げて来たのでしょうね。

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東欧・コーカサスの旅　３６日目
１３カ国目　ドバイ（２）

ドバイクリークはドバイの港湾として利用され
ドバイ誕生と発展の元になった場所です。
ドバイクリークの北側がディラ地区、
そして南側がバールドバイと呼ばれています。

ドバイクリークはラスアルホルと言う
湿原地帯から自然に流れ出ており
ドバイに飛来する渡り鳥の休息地として
野生の植物や動物、魚類などは
ドバイ政府によって保護されています。

２０１６年ドバイ運河が完成すると
ドバイクリークと繋がりました。
水上バスを使ってドバイモールなど
市内の中心地へ行くことができます。

水上バスが出発するドバイクリークは
アル・ファヒディ歴史地区にあります。
当初のインフラの多くを維持してきた
ドバイにとって重要な歴史地区です。

アル・ファヒディ要塞の中にあるドバイ博物館
元ドバイ首長が住んでいた豪邸である
シェイクサイードアルマクトゥーム邸など
ドバイの歴史を体験したい建物が多いです。

この地区にある建物はサンゴの岩とモルタルで
建設されているのですべて薄茶色です。
ドバイの砂漠の砂と同じような色ですね。

街の中を歩いていて、何処にいるのか？
何時の時代にいるのか分からなくなりました。
その角を曲がったら別の世界に入り込み
何十年前かのドバイにいるかもしれません。
中近東は何百年の歴史を越えて
そんな錯覚に陥りそうな夢を与えてくれます。

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東欧・コーカサスの旅　３６日目
１３カ国目　ドバイ（２）

オマーンからドバイに戻った翌日が
私にとって今回の旅行最後の日でした。
正確には飛行機が乗り継ぎ便なので
まだシドニーには到着しませんが、
旅行最後の日、ドバイ最後の日です。

前回に比べたらあちこち行きましたが、
今日はドバイをもっと観光しましょう。
今度いつくるかなんて分かりませんからね。
高い所は遠くから見るだけでしょうが、
話題のドバイをみておきましょうね。

簡単な朝食をホテルで食べると
近くのバス停まで歩いて見ました。
バスの行き先と待ち時間が書いてあります。
これならあと何分で来るかすぐ分かります。
そこに空港行のバスもあったので、
夜はこれに乗って行くことしました

バールドバイのグバイババスステーションまで
市内バスに乘って行って見ると、
アブダビ行きのバスが停まっていました。
今度来たら絶対にアブダビまで行こうね。
ドバイの方が知名度が高いけど
アラブ首長国連邦で最大の都市はアブダビです。

まだみていなかったでテキスタイルスークへ
でもいろんなスークを見てしまった後は
付けたしだけでしかありませんでした。
今日も暑いし、買う物もない私にとって
涼しく時間を潰せるのは船に乗るか、
ショッピングモールしかありませんね。

先日ディラからダウ船に乗りましたが、
その近くからフェリーが出ています。
それに乗ってJBRまで行くことにしました。

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東欧・コーカサスの旅　３５日目
１３カ国目　ドバイ（２）

世界で唯一７つ星「ブルジュアルア　ラブ」は
遠くから見るとアラブの帆船のようでした。
貧乏旅行では泊ることはできません。
着て行くおしゃれな服もないので、
レストランでひとりでは食事もできません。

シンガポールのマリーナベイサンズのように、
冷やかしに入ってみようと思ったのですが、
予約のある人しか中には入れないようです。
今回は遠くから眺めるだけにします。

私が行ったのはジュメラパブリックビーチです。
ジュメラビーチパークはブルジュアルアラブと
ジュメラマーサアルアラブの間に広がっており
レストランやウォータ―パークもあります。

ジュメラパブリックビーチに行って見たら
日本の海水浴場より人が多かったです。
まさに「芋の子を洗うように」と言う
表現がぴったりと当てはまっていました。

でもその芋の子の正体は外国人労働者。
インド人、パキスタンの男性が９割以上
泳いでいる人もいるけど、バレーをしたり、
仲間とピクニックを楽しんでいました。
女性もいたけど泳いではいませんでした。

そこは白い砂のビーチのはずですが、
肌の黒い人たちが殆どなので、
日没に近かったせいもありますが、
薄暗く感じてちょっと怖くなりました。
め
これは早く退散した方が良いようです。
と言ってもねバスが来ないですよ。
結局それから１時間以上歩いて
やっと一番近い駅に到着しました。

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東欧・コーカサスの旅　３５日目
１３カ国目　ドバイ（２）

ドバイモールから次に向かったのは
ドバイにあるパブリックビーチです。
市内バスのドバイバーに尋ねて、
もっとも近いビーチに行って見ました。

ドバイはサンセットがきれいないので、
見れたらラッキーだと思いましたが、
あまり交通機関のよくない場所には
行かない方が良いと後で思いました。

３０年近くぶりにドバイに来たら、
お上りさんになって世界一が見たい。
昔ホテルに勤めていたので
自称７つ星ホテルと言われ。
ブルジュ・アル・アラブは見たいです。

１９９４年沖合の埋立工事を開始
１９９９年１２月にオープンしました。
ミレニアム問題が騒がれていましたが、
新しい時代への突入ということもあり、
世界中が浮かれていた時期でした。

世界屈指の超高級ホテルで新年を迎えようと
世界中からお金持ちが集まったのでしょうか？
当時は世界一の高さを誇るホテルでした。

部屋はすべてメゾネットタイプで
アラブの海と砂漠の景色を
両方楽しめるようになっています。
最低でも１泊３０万はするようです。

私がこのホテルに泊まることは
あり得ないと思いますが、
２６階にあるイタリアンレストランで
水槽タンクの魚が見ながらなら
食事をすることができでしょうか？

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東欧・コーカサスの旅　３５日目
１３カ国目　ドバイ（２）

ドバイに来る楽しみのひとつが買い物。
私が初めてドバイに来た時のことですが、
ショッピングモールのプロモーションで
贅沢な車や金が当たるものがありました。
チケットを別に買う必要はなく、
領収書に連絡先を記入するだけで
抽選で豪華な賞品が当たりました。

ショッピングセンターが多いドバイでは
ひとつづつ目玉の施設があります。
そこに遊びに行くついでに買い物したり、
食事や映画なども楽しむことができます。

モールオブジエミレーツは
シェラトンホテルが隣接しています。
人工スキー場とスノーパークがあり、
スキーやそりを一年中楽しめます。

２０２２年にオープンしたばかりの
ドバイヒルズモールは高級住宅街にあります。
この中に入っているジェットコースターは
３６０度回転してすごいらしいです。
ゴルフ場もあり、娯楽施設が揃ってます。

世界一美しいスタバで人気があるのが
世界最大のテーマショッピングセンター、
モロッコの有名探検家を冠にした
イブンバトゥータモールです。
彼が旅をしたチュニジアやエジプトなど
各エリアに異なる地域が反映されています。

ブランド品を安く手に入れた人は
ドバイアウトレットモールへ
それ以外にもたくさんモールがあります。
メトロがあるので、車のない旅行者も
簡単に行けるようになりました。
ドバイ滞在を楽しんで下さいね。

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東欧・コーカサスの旅　３５日目
１３カ国目　ドバイ（２）


ドバイモールで着替えを済ませると、
フードコートで昼食を食べました。
モール内にはいくつもあるはずですが、
混雑していて席が見つかりませんでした。

今日が土曜日だからでしょうか？
モール内は歩く場所がないほど
何所も人が一杯で混雑していました。
買い物に来ている人だけではありません。
暑さを逃れに来ている人も多いでしょう。

私はモールを出てメトロ駅に向かいました。
と言っても隣接している駅ではありません。
メトロ駅までガラス張りの陸橋が出来たお陰で
暑い外に出たり、バスに乘る必要もありませんが、
陸橋の長さは１.５ｋｍほどあります。

私がメトロ駅に向かって歩いて行くと
反対側はモールに向かう人、人の波でした。
そのほとんどが外国人労働者ですが、
女性は３割もいませんでしたよ。
日本のラッシュアワー時の駅のようでした。

日中は働いている人も多いでしょう。
夕方は帰宅するのが常識ですが、
それからモールに向かう人が多いのです。
ここで食べたり、買い物するだけでなく、
ここで夕涼みをする人もいれば、
ただ時間を潰している人もいるでしょう。

出稼ぎに来ているから無駄遣いはできないし、
かと言って何処かへ行けばお金もかかるし、
友人たちとここに来て時間を潰すのが、
彼らにとって楽しみなのかもしれません。
華やかなモール内でセルフィーと撮って、
自慢げに家族に写真を送信していました。

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私がバンフでガイドをしていたころ、
アルバータ―州都エドモントンに
世界最大のショッピングセンターがありました。
仕事でお客さんを連れて訪問することにな
前日に下見に行きその大きさに驚愕しました。

カナダは冬寒いので、買い物が大変です。
このショッピングセンターは買い物だけでなく、
冬の寒い日でも市民が一日過ごせるように
映画館、プール、遊園地、スケート場など
必要な娯楽施設が作られていました。
一年中、スケートもプールも楽しめます。
ここに行けばすべて揃っていました。

その後アメリカのみならず世界中に
大型ショッピングセンターが建設されましたが、
２００４年まで世界最大を誇っていました。

ドバイは世界最大を競って建設していました。
このモールがオープンした２００８年には
もちろん世界最大のショッピングセンターでした。
順位を何で比べるかにもよりますが、
１２００のお店、２００以上の飲食店だけでなく、
ブランドのお店が並び、豪華な建物は
世界一に相応しいショッピングセンターです。

お隣にあるのはこれも世界で一番の高さを誇る
ブルジュ・ハリファの高層ビルです。
高さ８２８ｍもあり２０１０年に完成しました。
高い建物の多いドバイでもひと際目立ちます。

ショッピングセンターというよりも
テーマパークのようなドバイモールですが、
ここで絶対に見逃せないのが噴水ショー
毎日１８時半から行われますが、
ラスベガスを抜いて世界一です。

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東欧・コーカサスの旅　３５日目
１３カ国目　ドバイ（２）

食事が終わると外に出ました。
外に出た瞬間に汗だくになりました。
まるでサウナの中に入ったような、、。
私は汗をあまりかかない方ですが、
ドバイでは汗が噴き出してきました。

砂漠のラスベガスに住んでいたけど
汗はたらりと流れるだけでした。
ドバイの方が暑いような気がします。
きっと湿気が多いのでしょうね。

３０年前に来た時も暑かったけど、
こんなに汗をかかなかったような、、。
前に比べて建物や人口が増えて
コンクリの反射熱とエアコンの放射熱で
ドバイは暑くなっているのでしょうね。

暑くなった体はメトロの駅や
お店に入って冷やました。
メトロの線路の陰があるので、
その下を通りながら歩きました。

そしてついにドバイモールに来ました。
世界最大のショッピングモールとして
２００８年にオープンしたドバイモールは
総面積が１１１,５万平方メートルで
１２００以上のお店が入っています。

でも中に入って困ったのは冷房でした。
いったい何度に設定してあるのでしょう。
入ったばかりの時は気持ち良いのですが、
汗をかいてTシャツが濡れていると
体から急に熱が奪い取られました。

すぐに洋服屋さんを探して
Tシャツを買って着替えました。
これで風邪を引かずに済みましたが、
着替えとタオルは持って歩きましょう。

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東欧・コーカサスの旅　３５日目
１３カ国目　ドバイ（２）

早速シャワーを浴びることにしました。
一応小さいバスタオルは持っています。
ここではタオルも石鹸も期待できません。
シャワー室に入ってびっくりしました。

部屋の半分ぐらいが低くなっています。
そこに水が流れるようになっていますが、
片方にトイレと洗濯機が置いてあります。
シャワーを浴びる度に濡れないのかしら？
そしてその周りにはここに居る人たちの
洗面道具や洗剤が置いてありました。

トイレはシャワーで少し濡れますが、
洗濯機が錆びないのか心配ですよ。
水しぶきが飛び散らないように
注意しながらシャワーを浴びました。

そして来ていたものを洗濯しました。
外にあるバケツを借りて
着ていたものを手で洗いましたが、
この暑さではすぐに乾くようです。
絞らなくてもそのまま干せますよ。

洗濯して部屋に戻ると、
ティナがランチの用意をしていました。
今日はイスラムのお祭りなので、
一緒に食べようと誘ってくれました。
ティナとお兄さんと私だけです。
テーブルがないので床の上で食べました。

あまり美味しいとは言えなかったけど、
気持ちはとても嬉しかったです。
「泊まる人がいたら紹介してね」と
でもシドニーから働きに来る人もいなければ
ましてやここに泊まれそうな友人はいません。
安宿でも泊まりなれた旅人だから
こんな宿でも泊まれるのですよ。

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東欧・コーカサスの旅　３５日目
１３カ国目　ドバイ（２）

bookingコムで部屋を予約した時に
「女性専用ベッドスペース」とあり、
ドミトリーとは分かっていたのですが、
ユースやバッパーのタイプではなく、
外国人労働者用の安い部屋でした。

この建物の中に部屋が６つあります。
部屋によっては夫婦用や男性のみとか
タイプによって異なるようです。
でも女性用はその部屋のみでした。

女性用の部屋には寝室がふたつ、
２段ベッドとが５つと３つありました。
２畳ぐらいのキッチンがひとつと
これまた２畳ぐらいの部屋に
シャワーとトイレがありました。

ベッドは全部埋まっていませんが、
フィリピンとインドから来た女性が
その部屋に５人位いました。
仕事をしている人もいるので、
皆に会う機会はありませんでした。

対応してくれたのはインド人のティナ
彼女のお兄さんがアパートを持っていて
彼女がこの部屋の管理人みたいですね。
最近は海外からの労働者が少ないのか、
ベッドが空いているときにだけ
旅行者に貸すようにしたそうです。

今までいろんなホテルに泊まったけど、
外国人労働者の宿に泊まるのは初めて。
大阪の愛隣地区のドヤ街の方が
シングルルームできれいでしたよ。
出稼ぎに来る人達の姿を見れて
私には良い経験となりました。

　　　　　　　　ドバイで泊まったホテル

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東欧・コーカサスの旅　３５日目
１３カ国目　ドバイ（２）

ドバイのバスステーションまで来た私は
近くのレストランで食事するつもりでしたが、
まだ何所も開いていなかったので
予約したホテルに行くことにしました。

今回のホテルは街の中心地ですが、
安いホテルなのでドミトリーでした。
駅を出るとワールドトレーディングセンターが
しかし周辺は安い住宅街のようです。

どんどん細い道に入って行きました。
住所を確認しますがホテルのサインはなし
入った建物では違うと言われました。
やっと見つけた場所は黒い鉄の扉の建物、
番号を入力する電子キーがありました。

メールで教えてもらった番号を入力すると
その扉が開きましたが、入った場所は
ホテルとは全く異なる住宅でした。
部屋がいくつもあるのでしょうか？
たくさんの人がその中で動いていました。

何所の部屋も扉が開いています。
入り口付近には建物の壁に沿って
洗濯物がたくさん干してありました。
そこにいた女性の人に尋ねると
「部屋番号が違うから奥の方よ」と。

指を差された部屋に向かいドアを叩くと
若いインド人の女性が出てきました。
Bookingコムの予約を見せると、
私の部屋に案内してくれました。

私が予約したのはベッドだけ、
女性専用のドミトリーでしたが、
ホテルとはかなりほど遠い部屋でした。

　　　　　　ドバイの風景　by tripadvisor

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東欧・コーカサスの旅　３４～３５日目
１４カ国目　オマーン～ドバイ

マスカットを出発したバスは
その後空港など何か所かで停まりました。
乗客はフィリピンやパキスタンなどの
外国からの労働者が殆どでした。

イスラムのホリデーシーズンで
マスカットに旅行に来ていたようです。
このため帰りのバスを予約できないし、
キャンセル待ちになったようですが、
現在はオンラインで予約できるそうです。

午前２時半ごろにオマーンの出国審査。
オフィスに入ってスタンプをもらい、
３０分ほどバスに乘って移動しました。
その間にバスの中で用紙が回ってきて
氏名、国籍、パスポート番号を記入しました。

アラブ首長国連邦の入国審査が終わると、
バスで少し移動して荷物検査がありました。
私が降りようとすると「男性のみ」と、
ひとり旅ですが女性は優遇されました。

荷物検査が終わると、後は何もありません。
昨日は歩き廻って疲れているので
バスの中と言えどもゆっくり寝れました。
夜行バスに乘ってドバイに戻れる！
その安心感だけでゆっくりできました。

日差しが昇る頃にドバイの郊外へ
そこはこれから道路や住宅を建設して、
新しい街を工事している所でした。

砂漠の砂をよけて建設するのですが、
それは大変な工事になるでしょうね。
ドバイからマスカットまでの高速道路、
砂漠の中にある素晴らしい道路でした。

　　　　　　　　バスの中から見た風景　

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東欧・コーカサスの旅　３４日目
１４カ国目　オマーン

１番のバスに乘りドライバーに頼むと
近くのバス停を教えてくれる代わりに
バスターミナルの前で降ろしてくれました。
バス停でもない所で「ありがとう」
夜ひとりでは危ないと思ったのかしら？
イスラムの国は女性には優しいですね。

AZAIBAのバスステーションは
バラックのオフィスがひとつあるだけ、
バス待ちの椅子も数個だけで
トイレもひとつしかなかったです。

到着すると一番先にオフィスの人に
「バスの空席はありますか？」
「満席」と言う冷たい返事、
キャンセルだ出るかどうか尋ねても、
面倒くさそうな返事のみです。

キャンセル待ちを望む人がくるので、
「キャンセルが出たら、私が一番よ」
先に来た順に優先して欲しいですよね。
スタッフの人に顔を覚えてもらいましょう。
もし満席の時は、空港まで乗せてもらい
そこで一晩過ごすことにしました。

バスの出発は午後１１：１０分。
１０時半ごろから人が集まり始め、
１１時過ぎにはほとんどの人が乗車、
本当に空席はあるのでしょうか？
そして予定の時間を過ぎたころに、
ドバイ行きはバスに乘れと言われました。

私を含め７人位待っていました。
荷物を預け、ドライバーを見ると
ここに来た時と同じドライバーです。
アジア人のおばさんは珍しいので、
彼も私のことを覚えていてくれました。

　　　　　　夜行バスのドライバーさん

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