地球ワーキングトラベラー見聞記
カナダ、アメリカ、オーストラリアの永住権を持ち、ヨーロッパでの滞在経験もあります。世界100カ国以上回った、私の見聞記を楽しんで下さい。
2025/01/11 Sat.
マウントビクトリアにあったストケード
Posted on 01:09:08
され、マウントビクトリアからバサーストまで
新しい道路を建設することになりました。
1830年代にはニューサウスウェールズ州の
道路や橋を建設するために働く囚人たちを
収容する施設が各地に建てられ、そのひとつが
マウントビクトリアにありました。
その施設は柵を意味するストケードと呼ばれました。
囚人たちが脱走するのを防ぐために小屋の周りを
高いフェンスで囲んだのでそう呼ばれました。
囚人たちは小屋や携帯用の箱に収容されました。
それ以外に、警備員の兵舎、将校の宿舎、倉庫、
キッチンなども建設されました。
マウントビクトリアで収容されていた囚人は
ビクトリアパスを通過する道路が完成すると、
リスゴー周辺にあった他のストケードに移動し、
さらに道路建設に当たりました。
これらの施設の痕跡はほとんど残っていませんが、
オリ―・レックバンドはリスゴー近郊にあった
5つのストケードの遺跡について詳しく調査し、
その跡地から多くの遺物を発見しました。
遺跡の遺物には、硬貨、軍のボタン、記章、バックル、
ネームプレート、マスケット中の弾丸、指ぬき、瓶、
粘土パイプ、陶磁器、道具の破片が含まれていて、
その手がかりから、囚人とその連隊の警備員の生活様式
と状況など詳細を推測することができます。
彼が著書した本はリスゴーにある地元団体から
購入することができます。オーストラリアの歴史
では学ばないような小さな郷土の歴史が積り、
私たちが住んでいる現在につながっています。

マウントビクトリアにある展望台
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コメント
久しぶり
テリーさん、
新年おめでとうございます。
相変わらずお元気そうでなによりです。
古いブログ「マジェンタライト」はほとんど更新しませんので、よろしかったら「金色の時」の方にいらしてください。
https://goldentime369.blog.fc2.com/
今年も元気に、明るく楽しくゆきましょう。
Tami | URL | #-
Tamiさんへ
コメントありがとうございます。
今年もよろしくお願いします。
何とか体に気を付けながら頑張っています。
ブログのネタがだんだんなくなってきて、
ブルーマウンテンを長らく書いています。
でもこうやって勉強しなおすと面白いです。
シドニーにもまた遊びに来てください。
takechan0312 | URL | #-
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