2019年09月27日

人形町『天ぷら 中山』さんで、天丼ならではの美味しさを堪能するの事

復帰第二戦は同じく人形町から。
平日のみの営業なので、私にとって有給消化中でもなければ訪れるのは非常に困難なお店だったのだ。

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天ぷら 中山天ぷら / 人形町駅水天宮前駅茅場町駅

東京メトロ日比谷線・人形町駅のA2出口から徒歩数分、大通りから外れた路地の一画にある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『天ぷら 中山』さん。

元から評価の高い天ぷら・天丼のお店だったのだが、ある時、人気テレビドラマ『孤独のグルメ』で紹介されたことから一気に知名度が上昇し、行列の耐えないお店となった。

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店内の様子

店内はカウンター8席と座敷席が4*2の、合計16席という小規模店舗。本来は店主夫妻と息子さんで店を切り盛りしていると聞いていたが、私が訪れたときは生憎と店主は不在で、女将さんと息子さんの2人で店を回していた。頭数が減って切り盛りが難しくなるはずなのに、それを感じさせない接客応対だったのは感心した。

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天丼(1100円:税込み)

今回の注文は、同点の看板メニューである天丼。
江戸前天丼のスタイルに乗っ取り蓋をして饗されるのは、蓋をすることで蒸しをかけるため。
香の物とシジミの味噌汁がセットでついてくる。

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ゴマ油で揚げられ、たっぷりとタレが掛けられた天丼の見た目は赤黒く染まっており、チェーン店の天丼に慣れていると驚いてしまうが……、

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これが美味しいのだ! 天麩羅の衣は、タレを存分に吸った上に蓋で蒸されているので随分と柔らかくなっており、カリサク系の衣がお好みの方にはご不満かもしれないが、ご飯と一緒に掻き込むのが前提の天丼であれば話は別。衣に染み込んだタレの美味しさと具材そのものの美味しさを、やや固めに炊き上げられたご飯と共に口にすると、口の中で渾然一体となって至福の快感をもたらすのだ。

もちろん私はカリサク系の天麩羅も好きだが、そうした天麩羅を食べたいときは天麩羅定食にする。
天丼という調理形態を取るならば、天丼ならではの美味しさを味わいたいのだよー! と声を大にして言いたい。


最後は少しヒートアップしてしまったが、天丼ならではの美味しさを堪能できる『天ぷら 中山』さんに、皆様も訪れてみては?


※おまけ

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店内に飾られていた井之頭五郎フィギュア(ドラマ版&原作漫画版)





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posted by 只今(橘カヲル) at 18:44| 東京 ☀| Comment(0) | 食:和食 | 更新情報をチェックする

2019年09月26日

人形町『玉ひで』さんで、行列必至の親子丼にて“復帰戦”を飾るの事

……随分と長い間、更新が途絶えており、失礼いたしました。
実は長らく転職活動をしていまして、ブログ更新に割ける時間的および心理的な余裕がありませんでした。

どうにか転職先も決まり、10月から新しい職場での新しい生活をスタートさせます。
現在は前職での有給休暇を消化中です。
今後も、細々ながらブログの更新は続けたいと思いますので、宜しくお願いします。

それはさておき、ブログ更新の“復帰戦”として向かったのは……。


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鳥料理 玉ひで鳥料理 / 人形町駅水天宮前駅浜町駅

東京メトロ日比谷線・人形町駅のA2出口から至近の場所にある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『玉ひで』さん。親子丼の生みの親(注:諸説あり)として、あまりにも有名なお店である。

玉ひで(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%89%E3%81%B2%E3%81%A7

昼時の大行列は人形町の名物として知られており、私が訪れた日も、全くのド平日にも関わらず、開店30分前には早くも5~6名の方が店先で列を作っていた。私が行列に加わった後も着実に並ぶ人は増え続け、開店直前には30人ほどにまで増えていた。

仲居さんが歩道のガードレール近くに停めてあった自転車を動かしたときは意図を計りかねたのだが、行列が或る程度長くなるとガードレール側に並ぶルールになっているようだ。

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店内の入口付近

開店時間となり、お店の方に誘導され、靴を脱いで店内へ入る。
なお会計は事前に済ませるタイプで、電子マネーは交通系のみ使用可能。

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店内の様子

店内では相席が基本。掘りごたつ席なのが地味にありがたい。

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席に座ると、まずはお茶と鶏コラーゲンスープ(写真右)が出される。

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このスープ、決して濃い味ではないのだが、鶏の旨味がストレートに感じられ、実に美味しいのだ。
そして鶏スープの出来の良さで期待が高まる絶妙のタイミングで……。

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極意親子丼(3000円:税込み)

親子丼が到着!

今回の注文は、ブログ更新の復帰第一戦ということもあり、奮発して最上級メニューの極意親子丼を注文。

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東京軍鶏(とうきょう しゃも)というブランド鶏の胸肉とモモ肉を卵で綴じた基本の親子丼に、炙ったササミ肉がプラスされた贅沢な逸品だ。

東京しゃも(公益財団法人 東京都農林水産振興財団)
https://www.tokyo-aff.or.jp/site/tokyo-products/1197.html

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烏骨鶏の卵

仲居さんによれば、まずは、こちらの烏骨鶏卵を溶いて炙りササミを絡ませて戴くのが流儀とのこと。


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これが美味しい! 貧相な例えで申し訳ないが、昨今コンビニなどでよく目にするサラダチキンにジューシーさをプラスした最上級品といった趣。烏骨鶏卵の濃厚な味に負けず、口の中でしっかりと自己主張してくる。

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そして、これも仲居さんのお勧めどおり、余った烏骨鶏卵を親子丼の上に回しがけしてから、

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いざ親子丼を実食! 口にして驚いたのは肉の弾力。歯で噛みしめる際に心地よい抵抗があり、それでいて決して硬いわけではない。さらに肉自体の味にも、卵で寝ぼけない自己主張がある。慣れ親しんだブロイラーの食感を想定していると、面食らうこと請け合いの美味しさだ。

また、トロトロなのにきちんと火が通っている卵部分も納得の美味しさ。玉葱や三つ葉などは用いていないため、卵の美味しさがダイレクトに伝わってくる。食べた後で、しつこく後味が残らないのもよい(卵料理を食べたあと、喉の奥にいつまでも「卵をたべたぞ~」という感じが残っていること、ありませんか?)。

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なお、添えられた香の物をパラパラと親子丼に振りまいてから食べると、味に変化がついて楽しいので、ぜひチャレンジして欲しい。


突っ込み所があるとすれば、若い男性だと少し物足りないかも、という量的な面ぐらい。
行列必至ではあるが、ぜひ一度は皆様もお試しあれ。





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posted by 只今(橘カヲル) at 19:23| 東京 ☁| Comment(0) | 食:和食 | 更新情報をチェックする