しかし、本来は飯田橋周辺でのランチ予定は無かったため事前にお店の選定をしておらず、徘徊を余儀なくされていると……。
黒兵衛 (ラーメン / 飯田橋駅、牛込神楽坂駅、神楽坂駅)
東京メトロ飯田橋駅B3出口の近く、行列のできる甘味処として知られる『紀の善』さん脇にある路地のにある路地の一画(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)で『黒兵衛』さんというラーメン店を発見した。
ラーメン店というより「路地裏の哀愁漂う(「うらぶれた」とも言う)居酒屋」といった佇まいのうえ、予備知識が全くないお店だったので躊躇したものの、空腹に耐えかねたのと、私の感性的に妙に惹かれる雰囲気を放っていたので入店することに。
店内の様子
外観同様に作りこそ古いが清潔感は保たれている店内は、昼の部終了間際となる15:00ギリギリの入店となったため、他に客の姿はなし。
卓上POP
席につくと、メニュー表のほかに「初めてご来店のお客様に!」と書かれた卓上POPを発見。
それを読むと、どうやら同店のラーメンは、醤油・味噌・塩といった基本の味に様々な具を組み合わせられるのがセールスポイントのようだ。
味噌らーめん/スタッフズ(900円:税込み)
そこで今回の注文は、卓上POPでも推され、メニュー表には唯一赤字で記載のあった味噌らーめんをベースとし、トッピングはスタッフ一番人気というスタッフズ(げんこつ/チャーシュー/煮玉子)にしてみた。
まずスープだが、白味噌の甘みが生かされており非常にクリーミーで美味しい。味噌の主張が強い味噌ラーメンがお好みの方には物足りないと思われるが、私のように、味噌の味が強すぎて全てを塗りつぶしてしまうタイプの味噌ラーメンは苦手という方にはオススメしたい。
麺は中太の手もみ麺で、茹で加減は少々固め。
なお一人前の麺量は200グラムとのことで、一般的な他のラーメン店(150グラム)より少し多めなのもありがたい。
そしてトッピング。げんこつ(豚バラ肉を塩味で柔らかく煮込んだもの)や、肩ロースを使用したチャーシューは、単品だけ取り上げると特筆すべき印象は無いように思えるが、味そのものは丹念に処理して作られたのが感じられる。醤油・味噌・塩といった何れのスープにも合うように苦心して調整がされたのがよく分かる、あとからしみじみと分かる美味しさだ。
見た目の派手さや尖った味のインパクトはないかもしれないが、スポーツでいうところの「計算できる選手」といった表現が思いつくラーメンだと思う。皆様もお試しあれ。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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