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【映画】『ブラック・フォン』(2021年)悲しくなるほど脈絡が無い作品!サイコと予知夢が入り乱れて子供が惨殺されて行く!正に地獄絵図の様な作品だ! | ネタバレあらすじと感想

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◆映画『ブラック・フォン』の作品情報

【原題】The Black Phone

【監督・脚本】スコット・デリクソン

【脚本】C・ロバート・カーギル

【原作】ジョー・ヒル『黒電話』

【出演】イーサン・ホーク他

【配給】ユニバーサル・ピクチャーズ、東宝東和

【公開】2021年

【上映時間】107分

【製作国】アメリカ

【次作】The Black Phone 2

【ジャンル】サイコスリラー、ホラー

【視聴ツール】Netflix、吹替

◆トピックス
監督・脚本:スコット・デリクソン…1966年生まれの57歳。『フッテージ』など、どちらかと言うと驚強い作品を作っています。

出演:イーサン・ホーク…1970年生まれの53歳。『いまを生きる』『トレーニング ディ』など、彼を有名にした作品に出ており、存在感は抜群です。
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◆あらすじ

1978年、コロラド州デンバー北部。リトルリーグでピッチャーを務める少年フィニー(メイソン・テムズ)は、野球の試合でブルースにホームランを打たれ、試合に負けてしまいます。
町でも人気者のブルース。そんな彼がある日、行方知れずとなってしまいます。フィニーが住む町では最近、子供の誘拐事件が頻発していました。いつしか誘拐犯は「グラバー」と呼ばれ町で恐れられていました。
フィニーは父と妹のグウェン(マデリーン・マックブロウ)と三人暮らし。彼の父は酒浸りで子どもたちに手を上げることもしばしばありました。
フィニーは学校で三人組の少年に目を付けられていました。ある日、彼らから逃げようとトイレに駆け込んだフィニー。そこへ不良少年のロビン(ミゲル・カサレス)が現れる。三人組はロビンを恐れてその場を立ち去ります。フィニーとロビンは性格は正反対ながらなぜか気の合う仲でした。
グウェンが校長室に呼び出されます。そこには二人の刑事がいました。グウェンは誘拐事件について警察しか知り得ない情報を友達に話していました。それを聞きつけた刑事が彼女に話を聞きに来たのでした。グウェンは時折、予知夢のようなものを見ると刑事たちに話しいます。誘拐事件の被害者でした。
そしてついにはフィニーもグラバー(イーサン・ホーク)の手によって誘拐されてしまいます。薬で気絶させられたフィニーが目を覚ますとそこは薄暗い地下室で、不気味な仮面を付けた男がいました。男は部屋を出ると扉の鍵を閉めて上階へと去って行きました。
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フィニーが一人になると、壁に掛けられた線の繋がっていない電話が突然鳴り出します。
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電話の相手はブルースでした。ブルースはフィニーに「床のタイルを剥がすと土が現れ、穴を掘って外に出ることができる」と告げます。言われたとおりにするフィニーでしたが、外に脱出できるほどの穴を掘ることはできず、その日は眠りに付きました。
その頃、グウェンは夢でフィニーが助けを求めて叫ぶ夢を見ていました。
翌日、食事を持って現れたグラバー。彼は扉を閉めるだけで、鍵を掛けずに上階へと去って行きました。それを見て扉へと駆け寄るフィニー。そこで再び電話の音が鳴りました。
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電話の主は、ビリーという新聞配達の途中で行方不明になった少年ビリーでした。ビリーは鍵の開いた扉は罠で、決して外へ出てはいけないと忠告します。そして、部屋に隠した長い電線の在処をフィニーに教えます。フィニーはその電線を使って窓に付いた格子を外すことに成功します。しかし、窓自体を外すことはできず脱出には至ませんでした。
その頃、グウェンに事情を聞きに来た二人の刑事はマックス(ジェームズ・ライソン)という男に目を付け事情聴取を行うが、男は事件とは無関係と二人は判断します。
フィニーがいる地下室でまたもや電話が鳴り響きます。三人目の電話の主は、グリフィンという少年だった。彼はグラバーがたった今、眠りについたことと、この家から外へ出られる扉に掛けられた鍵の番号を告げる。
恐る恐る上階へと向かうフィニー。眠るグラバーの横を通り抜けると、鍵を開けて外へと出る。しかし、犬が吠えたためグラバーが目を覚まし、フィニーはあえなく地下室へと連れ戻されてしまいます。
四人目の電話の主は、不良少年ヴァンス(プレイディ・ヘプナー)でした。彼は壁を壊すと物置に通じるとアドバイスします。しかし、冷蔵庫の背面を剥がすことができずまたもや脱出することはできませんでした。
その頃、グウェンはヴァンスの記憶の夢を見ていました。彼女はそこで7741という住所の家を突き止めます。
何度も脱出に失敗し絶望するフィニー。そんな時に掛かってきた電話の主は、友人のロビン(ミゲル・カサレス・モーラ)でした。ロビンは電話に土を詰めることでそれを武器とすること、そしてそれを使った戦い方をフィニーに教えます。
フィニーのいる地下室に刑事が事情聴取をしたマックスが現れます。彼はグラバーの弟でした。そこへ背後からグラバーがやって来てマックスの頭部を斧で叩き割ります。
さらにフィニーを痛めつけようとグラバーが近づいて来ます。しかし、グラバーはフィニーの作った穴に落下。フィニーは身動きの取れないグラバーを電話で何度も殴りつけたうえ、電話線で絞め殺してしまいます。
間もなく、グウェンの通報で警察が駆けつけます。脱出に成功したフィニーはグウェンと抱き合います。身を寄せ合う二人の前に現れた父は泣きながら許しを請います。
事件後、初めて登校するフィニー。彼の顔にはどこかしら自信がみなぎっていました。
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◆本作品について

本作品の様に、サイコを扱った場合、下手をすると何をするか分からないので、何でもありの姿勢で登場します。それが、サイコの特権と言うのでしょうか。
本作は、無名な役者さんが数多く出ていますが、イーサン・ホーク以外、全然ズキンと胸が高鳴らないのが凄まじいほど、キッチュです。しかも、閉じ込めだれたフィニーの人間像も曖昧で、とても観ていられないような内容でした。観どころ無く。。。
それでも、観ていると、段々、頭が付いてきて、内容を完全に把握できるようになると、終わりが気になって観てしまっていました。
サイコは何をするか分からない分、映画向きと言うか、どんな展開もありなので、ちょっとズルいなとも思います。
予知夢は、有ったら良いなと思います。ですが、これで何かができると言うことは無いと思います。ましてや、将来を変えることなんてできるかな?





評価点   78点
お薦め度  80点


2021年  107分  アメリカ製作

 
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