2024年
03月
23日 17:57
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【映画】『アイリッシュ・ウィッシュ』(2024年)ソウルメイトと恋人の違いとは?一緒になるのを夢見た人が実際に良きパートナーになることとは? | ネタバレあらすじと感想

◆映画『アイリッシュ・ウィッシュ』の作品情報
【監督】ジーン・ダミアン
【脚本】キルステン・ハンセン
【出演】リンジー・ローハン、エド・スペリーアス、アレクサンダー・ヴラホス他
【公開】2024年
【上映時間】93分
【製作国】アメリカ
【ジャンル】コメディ、ファンタジー
【視聴ツール】Netflix、吹替
◆トピックス
出演:
リンジー・ローハン…1986年生まれ、37歳。喫煙・飲酒が止められない。そのせいか、年齢が良く分からないようなやつれ方?がしていました。「見え方」の方が良いのかもしれませんが。
赤毛の子役から芸能人生をスタートしたようです。キャリアを見ると、勿体ない生き方をしているように思えます。ただ、今になっても、本作の様に主演を演じられる演技力を持っているので、今後も期待して良いと思います。
◆あらすじ
マディ(リンジー・ローハン)は、片思い中の作家・ポール(アレクサンダー・ヴラホス)を支え、彼の執筆を編集者として手助けしていました。
すると、本は大ヒットを記録しました。マディは、ポールとの関係が進展すると信じて疑いませんでした。しかし、ポールは、マディの親友であるエマ(エリザベス・タン)と知り合い、急接近。あれよあれよという間に、2人の結婚が決まりました。
2人の結婚式は、ポールの実家があるアイルランドで行う事になります。マディは、もう1人の親友・ヘザー(アイーシャ・カリー)と共にブライズメイドを務めるため、アイルランドに降り立ちます。そして流れて来るスーツケースを取ろうとすると、他の男性が「僕のものだ」と言って取ろうとしました。引っ張り合ううちに、スーツケースが開いてしまいます。しかし、中身はその男性のものであり、マディのケースは紛失してしまっていました。
エマ達に遅れて合流する事になったマディは、バスで待ち合わせ場所へと向かいます。すると隣に、偶然にも先ほどスーツケースを取り合った男性が座っています。彼は自称・自然写真家で「羊の毛刈り祭りを撮りに来た」と言い、マディが落としたポールの本を見て「この作家は前作が面白くなかった」と批判します。マディは、最悪な気分で、ポールの実家へと向かいました。
皆んなで美しい草原を散歩して、川に着くとボートに乗ろうと盛り上がります。しかし、マディは気が乗らず1人で散策し、石で出来たイスに座りながら母に電話をし「彼に想いを伝えたら良かった」と話しました。
すると突然、見知らぬ女性が顔を出し「このイスは、願いが叶うイスよ。目を閉じて話してみて!」と言われます。マディは、信じられずにいますが、「聖ブリジッド」と名乗る女性に促され「私はポール・ケネディと結婚がしたい」と言いました。しかし、特に何も起こらず、マディは「雷も地震も何も起こらないじゃ無い」と失笑します。すると、聖ブリジッドは「演出が欲しいのね!」と言って、風を起こし花びらを舞わせました。
マディが目覚めると、なぜかポールの部屋にいました。部屋の外でエマに会いますが、彼女はそれを何とも思っていない様子。通りかかったヘザーに確認して、望んだ通り自分が結婚する事になったのだと理解します。

ポールと結婚する事で、はしゃぐマディでしたが、意外にもポールは思いやりやデリカシーの無い人間で、また、義理の母であるオリヴィアの強引さには辟易しました。
ウェディングドレスに至っては、母と選んだものがあるのに、オリヴィアによってヘンテコな古いドレスを、無理やり着せられる事になってしまいます。すると、その後、聖ブリジッドの画策で、マディは荷物を取り合った男性と再会します。彼は、マディと会った事を覚えておらず、マディは「バスでの会話は無かった事になっているのね…」と不思議に思います。

そこへ居合わせたオリヴィア、エマ、ヘザー。オリヴィアに自己紹介され、男性は「ジェームズ・トマスです」と名乗ります。写真家が見つからず焦っていたオリヴィアは、人物は撮りませんと言うジェームズに「いつもの3倍の額を支払うから、結婚式の写真を撮って欲しい」と言って雇う事にしました。
ジェームズを自宅に招き、細かい注文を付けるオリヴィア。ポールの宣伝用写真も撮るため、明日はマディ、ポール、ジェームズの3人で周りを散策して来なさいと告げられます。
その夜、熟睡していたマディは、擦り寄って来たポールを蹴り上げてしまいます。ポールは怪我をしてしまい次の朝は起きられず、マディ、ジェームズは車で散策へと出発しました。アイルランドの大自然を堪能し、帰ろうとすると外は嵐に。道中倒木があり、帰れなくなってしまった2人は、パブ兼宿に泊まる事にしました。そこで2人はダーツとダンスをしながら、楽しい夜を明かします。
一方、アイオワ州・デモインに住むマディの母(ジェーン・シーモア)の、目覚まし時計が狂い出しました。それによって母は寝坊してしまい、飛行機に乗り遅れてしまいます。(これも聖ブリジッドの仕業です!)オリヴィアは、リハーサルにマディも母も来ないのでイライラし、エマにポールの相手役を務めさせました。マディはボロボロになりながら到着しましたが、居心地が悪かったのです。
結婚式の前日、ポールの家でパーティーが行われました。調子に乗ったポールは家族や友人の前で、マディを貶めるような発言をします。ジェームズはそれを見てイライラし、マディに「僕がポールならあんな言い方はしない」と言って、それを庇うマディと喧嘩をしてしまいます。一方、エマとポールはとても気が合っている様子。そしてマディは、夜にエマが人知れず泣いているところを見てしまいます。
結婚式当日。
ジェームズは、マディが編集したポールの本を読んだと言い、マディに「人生まで本のように編集して良いのか?本当にポールと結婚したいのか?」と聞きます。マディは「ポールと結婚するのが私の夢なの」と伝えますが、ジェームズに「では、なぜ悲しい顔をするんだ?」と言われ、何も言えなくなります。その時、ポールが2人のやりとりの一部始終を目撃していました。
ウェディングドレスに着替えたマディは、神父に「私は過ちを犯したかもしれません。聖ブリジッドに祈りました」と告白します。神父は「あぁ!彼女は遊び心があるんだよ」と笑って、「気を付けなさい。彼女はこちらが望んだものではなく、必要なものを与えてくれるのです」と言いました。神父が部屋を出て行くと、エマが「綺麗よ!おめでとう」と言いながら笑顔で入って来ました。しかしマディは「ごめんね。エマとポール、あなた達は思い合っているのよね」と言います。驚いて「何もないわ」と返すエマでしたが、マディに「本当の気持ちを話して」と言われ、泣きながら「彼とは運命だと思った。次に生まれ変わったら、私が運命の相手になるのかな。せっかくの日が台無しね…」と告白しました。
マディは「エマのせいじゃない。大丈夫、私が過ちを正す」と言って何かを決意します。
結婚式が始まりました。マディは、ウェディングドレスではなく普段着で登場します。そして、参列者に向かって「ポールは大事なパートナーです。でも、私達は愛し合ってはいません。結婚生活を送るなら、本当に愛する人とすべきだと気付きました」と打ち明けます。視線の先にはジェームズがいて、彼は優しく微笑んでいます。しかし、オリヴィアは憤慨し「ポール!どういうこと!?」と叫びます。ポールは「あの写真家のせいだ!花嫁を盗む気なんだ」と弁解。マディが「あなたとエマはどうなの?」と聞くと「それは関係ない!」と突っぱねます。

するとジェームズが「僕はマディのアイデアを盗まない」と明かしました。ポールは「あれは僕が書いた!」と返答しますが、マディも「私が書いたのよ」と告発。マディはポールの本の編集者であったのですが、そのアイデアのほとんどは彼女が作り上げたものだったのです。腹を立てたポールがジェームズに殴りかかり、会場はグチャグチャになってしまいます。

ジェームズは「僕のせいでこんな事に。僕は去るべきだ」と言って去ろうとします。
マディは「違うわ。運命の相手はあなたなの」と言って、キスをしました。しかし、ジェームズは「さようなら」と言って去って行きます。マディは慌てて車に乗り、聖ブリジッドと出会った石のイスの場所へ行きました。
石のイスに到着すると、マディは「聖ブリジッド!出て来て。私の過ちだったの。願いを取り消して」と叫びます。聖ブリジッドが出て来ましたが、「無理よ、願いは叶ったでしょ?」と言ってニコニコしながら消えてしまいます。マディは「自分でやるわ!」と言って石のイスに座り、自分を手で仰ぎ始め「願いを取り消して!」と叫びました。すると時間が巻き戻り、結婚式当日の朝になります。確認すると、ポールの結婚相手はエマでした。マディはホっとしながら、結婚式に出席します。今度は心から祝福をしたのです。
パーティーの最中、ポールはマディに「続編が決まったから、また案を練っておいて欲しい」と言います。マディは「共著になる?」と聞きましたが、ポールは「それは出来ない。君が編集して、僕の名前で売る」と突っぱねました。そこでマディは「そんなのはチームじゃない。今回は1人で書いて」と言って、その場を去ります。その後マディは、ジェームズの馴染みの店へ行き、居場所を突き止めて再会します。2人は、夢の話やこれからの話をして、距離を縮めて行きます。その様子を見た聖ブリジッドが、微笑みながら街並みへ消えて行きました。
◆最後に…
良くある恋愛系の作品です。僕はこの手の作品はほとんど観なかったので、免疫は無いです。ですが、このマディは可哀そう過ぎます。
陽と陰の対比で、両者の状況をより高めたり低めたりできるので、この対比が本作で使われていたのが功を奏したのではと思います。
主人公のマディ演じるリンジー・ローハンは、女性を見る目がない僕が思うに、そんなに綺麗と言う訳でもなく、そんなぶ〇〇〇でもないので、ちょっとキャストが合っていないかなと思ってしまいました。近寄りがたいような美貌の持ち主の女優さんを起用した方が良かったのでは?と思います。
最後は、ハッピーエンド。それは良かったと思います。
評価点 72点
お薦め度 76点
2024年 93分 アメリカ製作
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