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【映画】『ニューオーダー』(2020年)富裕層が貧困層にいたぶられる!尋常でない貧富の差への憎悪!その先は… | ネタバレあらすじと感想

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◆映画『ニューオーダー』の作品情報

【原題】New Order

【監督・脚本】ミシェル・フランコ

【出演】ナイアン・ゴンザレス・ノルビンド、ディエゴ・ボネータ他

【公開】2020年

【上映時間】86分

【製作国】フランス、メキシコ

【ジャンル】ドラマ、サスペンス、SF

【視聴ツール】U-NEXT、吹替

◆はじめに

監督:ミシェル・フランコ~44歳。メキシコ出身。短編を主な主戦場にしてきた監督です。
怖い映画を製作する傾向が有る方です。

◆あらすじ

富裕層の家庭に育ったマリアン(ナイアン・ゴンザレス・ノルビンド)は自宅で盛大に結婚パーティーを開いていました。そこには各分野の著名人が出席し、判事も駆けつけるほど豪華な面子が集まっていました。
しかし、その間も路上では貧困層の市民による貧富の差に対するデモが行われ、暴徒化しだしていました。それにより道は閉鎖され、街は秩序を失いかけていました。
パーティーの最中、マリアンの家庭でかつて働いていた使用人の男ロランドが病気の妻の手術費のためにお金をせがみやってきました。マリアンの母は現金を集めて彼に渡しましたが、到底手術費はまかなえず、ロランドはなかなか帰ろうとしません。
そんな彼の姿を不憫に思ったマリアンは自分がなんとかお金を工面しようとしますが金庫が開けられず、仕方なくパーティーを抜けて自分でロランドの妻を病院まで連れて行こうとします。
ところが、その間、マリアンの家に暴徒たちが侵入してきてはパーティーの出席者たちが人質にされてしまいます。それを機にマリアンの家で働く使用人たちまで寝返り、パーティー会場は地獄と化します。
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外では都市部がカオスになったのに便乗して軍隊がクーデターを仕掛け、一般市民はあっという間に制圧されてしまいます。その日を境に人々はまともに外出もできなくなり、軍人たちは金のために富裕層の人々を誘拐し、拷問にかけて行きます。
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◆所見

貧困層と富裕層と言うのが、収支比較されています。それを可視化するのが、本作品の製作の目的なら、その目的は充分達成されただろうと思います。
ただ、その貧富の差を斜陽に構えているようで、気持ちが悪かったです。歪んだ観方です。
僕は、サスペンスものが好きですが、本作品の途中で、ちょっと観るのを続けるのを躊躇してしまっていました。
貧富、社会に対する不満がもし、本作品に吹きだまっているのであれば、僕らがその不満、憎悪をどう考えたら良いのでしょうか。ちょっと疲れますね。





評価点   78点
お薦め度  76点


2020年  86分  フランス/メキシコ製作

 
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