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ダブル・ジョパディー

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本作品は、意外と面白かったです。一番は、登場人物が少なくまた、ストーリーが明確だった
と言うことが挙げられます。しかも、どんでん返しも巧みに仕掛けられていました。

当初は、好きなトミー・リー・ジョーンズが出ていたと言うだけで観る気になったのですが、
結構感情移入ができて、観終わった後、「やられた~」と思いました。製作費$7,000万、興
行収入$17,784万!は、伊達ではありませんでした。

リビー(演者:アシュレイ・ジャッド)は、夫ニック(演者:ブルース・グリーンウッド)と
幼い息子マティ(演者:スペンサー・トリート・クラーク)との三人で幸せに暮らす普通の主
婦でした。ある日、友人のヨットに試乗していて目覚めると、辺りは血だらけで、ニックは行
方不明でした。血の付いたナイフを拾い上げたところへ警察の船が来て、リビーは夫殺しと言
う身に覚えのない罪で逮捕され、有罪となってしまいます。ここまでは、普通の事件かな?程
度の感情しかありませんでした。
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リビーは、友人のアンジー(演者:アナベス・ギッシュ)にマティを預けて刑務所に収監され
ますが、服役中にアンジーもマティも音信不通になります。刑務所仲間の協力を得て、2人を
探し出したリビーは、驚くべき真相を知ります。実は、ニックは生きていて、以前からアンジー
と不倫の仲だったため、自身に巨額の保険を掛けてリビーを罠にはめてから、アンジーとマテ
ィと一緒にのうのうと暮らしていたのです。

リビーは、刑務所仲間から、アメリカ合衆国憲法修正第5条に定められた「二重処罰の禁止」
のことを聞きます。一度、夫殺しの刑を受けたのだから、もう一度夫を殺しても罪には問われ
ない。リビーは、ニックへの復讐を決意します。
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6年後、仮出所したリビーは、保護観察官レーマン(演者:トミー・リー・ジョーンズ)の監
視下に置かれながらも、復讐を決行しようとします。
結末は、リビーがニックを撃ち殺して終わります。ある意味ハッピーエンドです。

しかしね、こんなニックの嘘は、いつか刑務所からリビーが出てきて、ニックの悪だくみを知
れば、こう言う結末になるのは僕でも分かるのにと思いました。やはり、不倫はダメなんです
よね。どう考えても。誰も幸せにしない。それと、保険金殺人はダメ。本作品のような保険金
受取もダメですね。

「ダブルジョパディー」なんて言葉は、初めて知りました。殺してもそれ以降の罪は問われな
いとは。何となく、腑に落ちないのことはありますが。

それでも、お金に困っていたことって、人を悪の道に導きますね。お金の亡者でなくても、お
金がないと誰しも何もできないので、最低限のお金はどうしても必要です。じゃあ、最低限の
お金ってどれくらいなんでしょう。それは、当然、一旦お金持ちになったら、それ以降、それ
以下の生活ができないと言いますからその分岐点が目安なんでしょう。
◆子供と一緒になれたと言う意味ではハッピーエンドですが…
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自分の話をすると、今の生活で満足しているし、それ以上、どうこうして欲しいとは正直思っ
ていません。それって、ある程度の余裕がないとそう思えないのは分かっています。ですので、
自分で自分の性格を分析すると、「ゲンキン」だと思います。「都合が良い」って言う意味で
すよ、勿論。朝、お金がない、お金がないと喚いておきながら、夕方には、余裕の顔してビー
ル飲んでいる的な。一喜一憂するのは、余り良いことだとは思いませんが、感情を表に出さな
いのは良いとは思っていません。どっちやねんって感じですね。都合が良すぎて。 でも、反
面一貫性が無くて自由人的な考え方は、仕事上はダメですが、プライベートでは人間的で良い
と思っています。家内が八方美人な気質が有りますが、それは個性的だと考えて良いって思っ
ています。


評価点   80点
お薦め度  78点

1999年  105分  アメリカ製作

 
 
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