fc2ブログ

ヘルドッグス

flyer_1_20230222221619fb8.jpeg

岡田准一、坂口健太郎と、邦画としては有名な二人の共演で、本作を期待を持って観ました。
結構なハードボイルドな社会で、この二名はうまく立ち廻ろうとしますが、中々難しいのも
現実で、坂口健太郎は最後、死んでしまいます。題名からして、かなりの極道バリバリ社会
に、興味津々になってしまいます。

元はと言えば、出月梧郎(演者:岡田准一)は、スーパーで働く女子高校生と仲良くなり、
デートの約束をします。ところが、デートの前日に、スーパーに中国人マフィアが乱入し、
従業員4人が銃殺されます。その殺された従業員の中に、女子高生が含まれていました。捕
まった犯人の一人マッド・ドックは、証拠不十分で釈放されます。このことで、出月は警察
から姿を消します。

数年の月日が経つ中で、出月はマッド・ドックを始めとした一連の犯人たちを殺害しました。
そうすると、警視庁に身柄を拘束された出月は、罪の精算をする代わりに、関東最大の暴力
団「東鞘会」への潜入を命じられます。潜入捜査官と言うことですね。

秘書を務めていた十朱(演者:MIYAVI)が会長に就任したことで、反発した氏家が東鞘会を
抜け、対立が激化していました。そこに兼高昭吾と名を変えた出月が入ります。兼高は、東
鞘会の傘下にある神津組の組長の土岐(演者:北村一輝)が組織する裏仕事専門部隊 ヘルド
ッグスの室岡(演者:坂口健太郎)に近づきます。
tg003.jpeg

1年が過ぎ、ヘルドッグスに入隊した兼高は、ドンドン地位を高め、室岡と共に十朱のボディ
ーガードに推薦されるまでになります。

それから、東鞘会の幹部の専属マッサージであり、警察の協力者の衣笠(演者:大竹しのぶ)
の店で、阿内(演者:酒向芳)と会った兼高は、十朱が持っている警察上層部の秘密を記載し
たファイルを奪い出す様に命じられました。一方、室岡は、過去にあった強盗事件で殺された
女子高生の遺族に今でも定期的に多額のお金を出月が支援していて、恐らく関わった犯人達を
殺害していると思い込み、彼をヒーロー視するようになります。
455e9990abfb1611481bd2e0493fb.jpeg

そんな中、兼高と室岡は、十朱の命を狙う会との密会で紛れ込んでいた殺し屋のルカを見つけ
て捕獲します。処理場に運ぶ際に、十朱が同行すると言い出しました。その処理場では、ここ
ぞとばかりに内紛が起きて、十朱の側近が殺され、その復讐心に燃えた土岐は、神戸華岡組と
言う組織に自分で乗り込み、その幹部を皆殺しにします。その殺された側近の会長秘書に、土
岐は兼高を推します。こうして、兼高は異例の昇進を遂げます。

こんな内紛で、室岡、兼高(=出月)が絡んで、また潜入捜査が繰り広げられて、ストーリー
は進んでいきます。土岐が殺されたり、兼高が十朱を殺したり、その銃撃戦たるやてんやわん
やの大騒ぎになります。この内容が面白いと取るか、訳分からん、やくざの世界はと取るか。
僕は、面白いと取ったのですが、それでもこのいざこざに結構、知らない役者さんもいるので、
どの人がどの組の人か分からなくなり、ストーリーを追えなくなること数度。結局は、室岡が
兼高が警察ではないよね!と信じたまま、兼高に銃殺されるのが可哀そうな人だったなと思っ
たのが印象に残りました。
227087120133366_650.jpeg

内容的には、ひと昔前のやくざな世界を再現した様な内容です。この作品は如何でしょうか。



評価点   84点
お薦め度  82点

2022年  138分  日本製作

 
 
↓↓↓応援をお願いします。ポチっとな♪♪
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村


映画レビューランキング
関連記事
SHARE

コメント 0

There are no comments yet.
★★★★