
岡田准一が凄くはまっている役だと思います。体力も張れるし、関西弁も
話せます。身長が小さいですが、動きが素早く、ジャッキーチェンのような
手際に良い仕草と言うか俊敏な動きが様になっています。それと、木村佳乃
と言うコンビ?もバランスが取れています。岡田くんはムッツリ、木村佳乃
は超明るい。その関係性が面白い。「普通に生きる」と言うのが如何に殺し屋
としては大変かを観てつくづく思いました。最後の方のごみ処理場の戦いでは、
岡田くんのパワーがさく裂しています。
一方、その周りを取り巻く役者群は、福士蒼汰、柳楽優弥等の若手に加えて、
佐藤浩市、安田顕等の渋い系です。
そこに、山本美月が絡んで、良い流れになっています。
僕が一番気に入ったところは、柳楽の上手さ。頭悪そう!でいて、ヤクザが似合
っています。そんな言い方したら、失礼ですね。向井理は違うかなと思っていま
したが、意外にハマっていました。その二人のもつれ合いは、面白かった。

山本美月は良いですね。超かわいい感じがハマっています。木村佳乃との関係
も凄く良かったです。
佐藤二朗の役処も良かった。パーマの感じも面白い。岡田くんの書いた絵に
対する反応も良かった、半笑い状態がこっちもおかしくなりました。
ところどころ出てくる世間の「普通」が分からない岡田くんのおとぼけ具合は
流石と言ったところです。最後の最後に、鳥の手羽を食べるところで、山本
美月から「皮も食べて良いのよ」と言った事に対して、骨も食べてしまった
と言うのも、らしくて面白かったです。
ジャッカル富岡って何ですか!宮川大輔ですが、全然面白くないのに、岡田くん
のツボって言うのも奇異で印象に残ります。
「ファブル」を都市伝説と思っていた福士蒼汰の存在も大きかったです。あの
オタクっぽい感じや、それでいて人を殺す事は流石、ファブルをヤッテ、自分が
その代わりにファブルと呼ばれるようになると言っているだけあって凄腕です。
ファブルの次の作品が既に出ているのを知っていて、この作品を観ましたので、
流石にこれだけ面白かったら、次回作が作成されるだろうなと思います。
秀逸と言うか、原作が優れているのか、この作品の完成度は素晴らしいと
思います。
ごみ処理場で、スタントマンを使わないで、狭い建物の間を身体を使って上に
登って行くのは流石と思います。普通の人ではないと思ってしまいます。岡田
くんは、自分でスタントの指導と言うか、こうしたらどうですかと言うような
事でも作品に関わっていると聞きますが、これだけできたら、そりゃあそう
言えるでしょうと思いました。
最後に、僕は文鳥やインコが好きなんですが、この作品でそうした状況に
岡田くんを置くために飼わせると言うのも良く分かります。小鳥と接している
と優しくなりますからね。次回作もすぐに観てしまいたいと思っています。
◆ 木村佳乃(佐藤ヨウコ役)

評価点 95点
お薦め度 95点
2019年 123分 日本製作
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