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映画を観て、思った事や感じた事を綴って行きます。※ネタバレありです。

真実の行方

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以前から観たいと思ってましたが、今回ようやく観ることが出来ました。

ある日、国を揺るがす大事件が起きます。大司教、ラシュマン(演者:ス
タンリー・アンダーソン)が自室で遺体で発見されました。その凄惨な死
に様から、自殺ではなく他殺と推察されましたが、程なくして警察にまだ
19歳のアーロン(演者:エドワード・ノートン)と言う青年でした。彼は、血
まみれで隠れているところを見つけられたのでした。アーロンは、少年時
からラシュマンの侍者と言う役割を負っていました。
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侍者が大司教を殺害したと言うニュースは、立ち待ちにして全土に伝わ
りました。それに、誰よりもこの事件に関心を持つものがいました。それ
が、弁護士のマーティン(演者:リチャード・ギア)で、彼は非常に能力は
あるのですが、目立ちたがり屋と言う面を持っていました。

アーロンは、裁判に掛けられますが、明らかに犯人と分かっているアー
ロンの裁判を担当する弁護士などいませんでしたが、マーティンが名乗
りを上げます。この事件を担当すれば、自分の注目度も上がると言うか
なり自己中な理由からでした。

そして、マーティンはアーロンと面会します。その際、アーロンは、「大
司教が殺された時、部屋に他の人がいた」と言う重要な証言をアーロ
ンはします。アーロンの記憶は曖昧でしたが、重要なことには変わり
がないので、マーティンは精神科医のアーリントン(演者:フランシス・
マクドーマンド)に、アーロンの記憶を取り戻してほしいと言う依頼をし
ます。
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しばらくして、アーロンとアーリントンのセッションが行われます。その
セッション中、アーロンは、リンダ(演者:アザレア・ダヴィーラ)と言う
人物の名前に大きく反応します。その頃、マーティンは独自で動き
調査をしていました。その中で、アーロンの部屋にとんでも無いもの
を発見します。その内容は大司教がアーロンと、リンダを犯す動画
でした。大司教はこれらの行為を悪魔祓いと称して少年少女達に強
要していたのでした。

テープを見たマーティンは、アーロンが復讐のために大司教を殺害
したと確信します。アーロンが否定しようが、そんなことは信じない。
と、アーロンが急にマーティンを殴り飛ばします!アーロンは弱気な
性格で、到底そう言う暴行をするような性格でもないのに。しかも、
アーロンは、別性格の「ロイ」と言う別の人格が有りました。
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アーロンは、多重性格者でした。アーロンは弱気で、ロイはかなり
好戦的な人物です。それを見ていたアーリントンは、今回の事件は
ロイが犯人であり、アーロンが覚えていないロイの行動で今回の
事件が起こったのでは?と考えます。普通そう考えますよね。
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多重人格が原因で今回の事件が起きたことを認めさせれば、アー
ロンは責任能力はないと判断され、有罪にはなりませんが、その
ことに気づくのが遅すぎて、今までの裁判はでアーロンの無実を
訴えてきたマーティンが、途中で彼が二重人格者だとは言えない
のです。

そこで、マーティンは別の強行な手段に出ます。それは、裁判中
にロイの人格を出させて彼の二重人格を皆の前にさらすと言うも
のでした。そして、マーティンはそのために種々の罠を仕掛けて、
見事裁判中にロイを引きづり出します。二重人格が認められ、ア
ーロンは精神病院に送られます。

マーティンは、最後にアーロンに面談に行きます。その際、アー
ロンは何故か覚えていないはずのロイの時の記憶を口にします。
そして、ロイは口元に歪んだ笑みを浮かべます。実は、元々存
在していないのは「アーロン」の人格だったとマーティンは気付
きます。ロイは大司教を殺し、二重人格を装うことでマンマと刑
を逃れたのです。今更、事実を知ったマーティンですが、してや
られた格好になり、今更どうにも出来ないので愕然として、ロイ
を見送るしか無かったところで本作品は終わります。

凄い少年ですね。大人顔負けな演技をして、陪審員を騙すとは。
役者にでもなれますね。


評価点   90点
お薦め度  90点

1996年  131分  アメリカ製作

 
 
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