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ザ・バイクライダーズ
2024年12月27日

320_20241223234143111.jpgアメリカの写真家ダニー・ライオンが60年代のシカゴに実在したバイク集団「アウトローズ・モーターサイクル・クラブ」を数年間に渡って密着し、その日常をとらえた写真集がある。

タイトルは「The Bikeriders」(1968年出版)。

ジェフ・ダニエルズ監督の「ラビング 愛という名前のふたり」以来、実に7年振りの新作映画は、この写真集からインスパイアされたクールなバイカー青春ムービーである。

本作では「アウトローズ・モーターサイクル・クラブ」を“ヴァンダルズ”という架空のバイク集団に置き換え、バイクを愛するアウトローたちの自由の場所だった集団が、時代のすう勢と共に犯罪組織へと成り下がっていく悲劇を追った激シブの物語だ。


1965年。 ベトナムのケンカに首を突っ込んでしまったアメリカと同じくして、反逆の熱をたぎらせた魂たちもまた駆け抜けるべき時代を見失っていく。
そんな儚い男たちのレクイエム。
語ってくれるのはこの男。

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俺か? 一応“名無し”ということにしておこう。
俺は「ヴァンダルズ」というバイク集団のメンバーとして、シカゴの街をブイブイ言わしているバイクライダーだ。
ここだけの話だが俺は大型二輪に乗れる免許は持っていない。

俺は、ふと考えた。
男子がバイクに憧れだすという感覚は一体どこから生まれてくるのだろうか。
バイクというのは男にとって何なのだ?

ここからしばらく個人的な昔話をするので付き合ってもらおう。
ちなみに俺は日本人だ。 1965年よりももっと後に生まれた大阪人で、映画ばっかり観てるオッサンである。
まあそこはあまり気にしないでくれ。
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さてと。
男子なら16歳の時が来たら「免許を取れる」ということに誰しも気分がアガッったのではないだろうか。
高校時代、原付き及び普通二輪免許が取れる年齢が近づくとクラスの男子のほとんどがソワソワしていた。
「おまえ、いつから免許取りに行くねん?」、「もう免許取った?」の言葉が学校での会話の中にしょっちゅう出てきたものだ。

チャリンコより遥かに速いスピードが出る乗り物を自分が運転して自由にスピードを出すことができる。
そういう新たな世界へ踏み出せることが思春期の男子のハートを揺さぶった。

「バイクに乗る、乗れる」というカッコ良さは、「ギターを弾く」とか「タバコを吸う」などの“イキリ”とはまた違ったものがあった。
「運転免許証」という資格を得ることのステータス。 つまり、オコチャマではできないことができるという、大人の仲間入りへの入り口に立てることもバイクに乗りたい羨望をかき立てたのも事実だ。
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新しいオモチャではない。 一緒に風を受けて、一緒にどこへでも行ける良き相棒。
そんなバイクに乗っている自分のカッコ良さに酔ってもいたのだ。

16歳になったら一日でも早くバイクに乗りたかったものだから、普通二輪免許のために教習所に通うという悠長なことをする気もないし、ましてや技能試験にチャレンジしたって一発合格できる可能性はほぼ皆無なので、必然的に学科オンリーの原付免許を取る選択をした。

人生で一番勉強したのではなかろうか。 その甲斐あって一発合格。
バイクのカタログ雑誌を毎日眺めてよだれを垂らしながら新聞配達をしてカネを貯めた。
同居していた叔父さんもそんな努力の毎日を認めてくれたのか、誕生日プレゼントとして購入費用を一部負担してくれた。
そして買ったバイクがこれだ。
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SUZUKIのマメタン50カスタムである。

ファイヤーデカールがキラめくタンクとカウルにプルバックハンドルというチョッパースタイル。
「嬉しがり屋かオマエは」のツッコミ上等な「イキリ原チャリ」の王様である。
良き友だった。

炎のデカールはあまり長持ちせずに剥がれ、やがてはハンドルをコンチに変えたり、なんやかんやイジりながら、乗り潰すというほど乗らずに二十歳過ぎには手放した。

青春をありがとう、マメタン。

「暴走族」か・・・。
俺はそっちの方へは傾かなかった。
うるさい音の何がカッコいいのか俺には分らない。 バイクは人様に迷惑かける道具じゃない。

俺の時代でよく名前を耳にした暴走族は「大正連合」だろうか。
あとは「修羅」というのもあったよな。
まっ、興味のキョの字もなかったがな。
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今でも暴走族なんて居るのだろうか? 居るのだろう。 数はだいぶ減ったと聞くが。
まあ好きにしろ。 バイクは人を選ばねえ。
殺しや盗みやクスリに手を出さなきゃいい、と言いたいが今のゾクはヤー公がケツ持ちやってるから平気でつまらんバカをやりやがる。
バイクが泣いてるぞ。 

長々と昔話に時間を潰しちまったな。 無駄に歳を食うと話が長くなるからロクでもねえ。

さて。 俺が居るヴァンダルズだが、断っとくが暴走族じゃない。
ただのバイク好きが雁首揃えた連中さ。
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バイクというメカを愛し、バイクで風を受ける至高の喜びを共に分かち合うライダーたちのオフ会みたいなもんよ。
人様から嫌がられるような悪事に手を染めるためにバイクに乗ってるんじゃねえのさ。

ただ、中にはイキりたいだけの勘違いしたコマったちゃんも居ることは居るから、少々のイザコザは付いて回る。
しかし、そこはやっぱり仲間だからな。 ほっとくわけにはいかねえ。 誰かが売られたケンカはみんなで買わせていただきます。

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我らのリーダーはジョニー(トム・ハーディ)。
「乱暴者(あばれもの)」(53)という映画を観たのがきっかけでこのバイク集団を結成したと聞いた。
映画の主人公にかぶれたとは可愛らしい理由だ。

確かにあの映画に出てくるマーロン・ブランドのニーサンは死ぬほどカッコいい。 ドクロの革ジャンを着て颯爽とロクハンのサンダーバードに乘ったニーサンのカリスマ性に惚れねえ男は居ねえだろう。
そういや役名もジョニーだな。

育ちのよろしくねえ俺たちをしっかりと束ねてくれる頼れるリーダーのジョニーだが、ここんとこは悩み事が多くてイマイチ元気がない。

俺たちは有名になりすぎた。
俺たちヴァングルズの噂を聞きつけて、「仲間に入れてくれ」とやって来るバイク小僧が後を絶たねえ。
バイク好きというよりは、こういう集団に入ればおおっぴらに悪さができることを期待してるようなグレた奴らだ。
ジョニーもそんなボケナスは相手にしない。

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だがメンバーは次第に増えていった。
このままじゃシカゴの道路が芋の子を洗うようにバイクで溢れる。
それはそれで遊園地のパレードみたいになってキショいし走りにくい。

そんなわけで各地に支部を作ることにした。
支部だってよ。 初めは仲間内の集まりだったものが今や大層な組織になっちまったな。
当初ジョニーは反対だった。

ミルウォーキーで自分のチームを持ちたいと抜かしてきたビッグジャックをシバいてシメたものの、最終的には「支部を作る」形にした。

組織も肥大化してしまうとコントロールが難しい。
そのことにジョニーは頭を悩ませていた。
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もう一つのジョニーの悩み事は、チームに増え始めた若者たちのノリについていけないことだった。
ジョニーをはじめ、古参はみんなオッサンだ。
新しく入ってくる奴はみな若い。 流行ごとの話に耳を傾けてもチンプンカンプンだ。

それは別にいいのだが、何かとヤンチャ自慢を語り、もっと派手に暴れましょうやみたいなことをヘラヘラと抜かすガキが少なくねえ。
確実にヴァンダルズはヤバい方向に行ってることをジョニーも俺も感じ取っていた。

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ここでベニー(オースティン・バトラー)という男を紹介しよう。
年は若いが昔からメンバーに居る奴で、ジョニーもちょっとばかし目をかけている。

「俺は群れるのは嫌いだ」と「聖闘士星矢」のフェニックスみたいなことを言うくせに、チームに居座っている酔狂な奴だ。
しかもゲキ的に無口。
だが、どことなく物凄く強い芯を持った空気感を漂わせていて、只者じゃねえことは一目瞭然。

俺たちが行きつけの店で盛り上がっていた夜のこと。
白のリーバイスを履いたイカしたネーチャンが入ってきた。
客の中の誰かを迎えに来たのだろうが、なんせ場所が悪い。
いやらしい目で見るなというのが無理な話だった。

みんなアソコがヒューヒューな気分になっているところを、彼女に声をかけたのがベニーだった。
野郎もオトコなんだな。
女の名前はキャシー(ジョディ・カマー)。
おっと。 「乱暴者」のヒロインもキャシーという名だったな。
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しかしキャシーにはすでに旦那さんが居た。
お生憎様だなベニー。
だからといって悔し涙で枕を濡らすような奴じゃない。

こいつはキャシーの家の前の道の向こう側に停めたバイクに腰掛けながら何も言わずに待ち続けるという変質者みたいなことをやりやがった。 日が暮れても夜が更けても。
怖すぎるぜ、こいつ。

朝になってもまだ家の前にいるベニーに気味が悪くなった旦那さんはついに根をあげて、キャシーと別れて出ていった。

「あんた、なんのつもりよ!」とベニーにブチ切れてたキャシーだが、5週間後には二人は結婚していた。
わからねえもんだな。 男と女の謎を解くにはもう一世紀待ってもらおう。
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ともかく恋にもバイクにも一本気な野郎、ベニー。
どこから来て、何の縁でヴァンダルズに入って、何を求めて生きているのかは知らない。
繊細であり、危うくもあり、ひたむきでもある。
カリスマ性とかリーダーシップとは違う、唯一無二の神秘性を持った男だった。
ジョニーが一目置くのも分かる。

そんなベニーは、よその縄張りのバーで堂々とヴァンダルズのマークが目立つチームジャケットを着て酒を飲むということも平気の平左でやる。

カラみに来てくださいと言ってるようなもんで、さっそく目の血走った2人のおっさんから「そのジャケットを脱げ」とスゴまれる。

ベニーのファイナルアンサーは「脱がせたけりゃ俺を殺せ」
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もちろんケンカに突入し、ベニーはシャベルで殴られ・・・いや、スコップか? いや、シャベルか? ってか、ショベルか?シャベルか? いややっぱスコップか? あーもぉ、どうでもいい。 まあそういう道具で後頭部をバチコーン!
ついでに片足も切断寸前まで潰されたベニーは病院でしばらくオネンネすることになった。

当然ジョニーは黙っちゃいない。
イザコザの現場になった店は焼き払われ、二人の男はその後・・・まあ、それなりのことになったんだろうよ。

これがきっかけだったわけじゃないが、俺たちの周りの風向きはどんどんおかしな方向へと進んでいった。
あとから入ってきたベトナム帰りのヤクチューもチームのギャング化に拍車をかけた。
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ジョニーの右腕でもあったブルーシーが事故で死に、葬儀で遺族からジョニーはツバをかけられた。

古参のメンバーのコックローチ(もっとマシなあだ名を付けてもらえ)が警官になりたいと言い出した。

キャシーはバーで男たちに輪姦されそうになった。
いろんな事がある。 チームは制御不能に陥りかけていた。

ベニーは「これが今のクラブの在り方か? 俺たちの姿か?」とジョニーに問う。
ジョニーはヴァンダルズをどう導いていくかに行き詰まっていた。
「誰も話が通じない。 俺の手に負えない」
あんな弱気なジョニーを見るのも初めてだった。
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ジョニーはベニーにリーダーの座を譲りたかったが奴は拒否した。
「俺は誰にも頼らないし頼られたくもない」
ベニーにとって、もはや自分の場所として居られるヴァンダルズではなかった。

加えて、暴力沙汰に巻き込まれかねない夫を案じて何かと束縛したがるキャシーとの将来さえも見失っていたベニーは突如として姿を消した。
無理もねえ。 ヴァンダルズにも家庭にも自由を感じることができなくなっちまったアイツにはそうするしかなかったんだろう。
人間、自分の居場所を失うことほど辛いもんはない。

ベニーがいなくなってからキャシーの元へジョニーが訪ねてきてこう言ったらしい。
「何かにすべてを投げ打っても、なるようにしかならない」
出世をあきらめた公務員みたいな哀しいことを言ってくれるが、この世の現実を受け入れるときが来たってことだ。
俺たちはそれだけ年寄りになっちまった。 夢からいいかげん覚めなきゃいけない時を迎えたんだ。
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まもなくしてジョニーは死んだ。
支部の若造がジョニーにリーダーの座を降りろと要求してきて、決闘ということになった。
「こぶしか、ナイフか?」
ジョニーにとってそれが決闘の流儀だったが、哀しいかな、もうそんな時代じゃなくなっていたんだ。

素手でも光り物でもねえ。 話をつけるのはハジキ一丁で事足りる。
胸に鉛の弾をくらったジョニーは仰向けのまま星空を拝んで死んだ。

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リーダーが変わったヴァンダルズはひたすら外道の道をまっしぐら。
カネのために殺しも盗みもヤクも売春もやる、ただのギャンク組織に成り下がっちまった。

バイク好きが集まってバイクのことを語り合い、自由気ままにバイクを転がして人生を満喫する集まりだったあの頃のヴァンダルズの姿はこれっぽっちもなかった。

古参の中には辞めた者もいれば残った者もいる。

ベニーか? そういえば突然フラッとキャシーの元に帰ってきたらしい。
それからどうしたかは知らない。 バイクに乗ること自体からも足を洗ったと風の噂で聞いた。

俺か? もちろん俺は辞めた。
せっかくデストロンを抜けたのに、デストロンに戻るみたいに極道に逆戻りしたら、俺のアイデンティティは崩壊する。

ただひたむきに、己を貫く道をまっすぐに走るのみ。
俺は「バイクに乗る男」、ライダーマンなのだからな。
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人は自分の好きなことや熱中できるものにアイデンティティを見出す。
そんな自分を発信し、認めてほしい気持ちが同類の者を自然と引きつける。
こうしてグループができ、集団となり、組織と化していくが、人の数が増えるほど、皮肉なことに互いの繋がりは希薄になっていくものだ。

統率のコントロールの融通が効かなくなると、組織という形を維持するためにルールが作られる。
一見重要な、ルールという決め事は個々の自由を奪い、志を同じくしていた集団は形骸化の道を突き進むしかなくなるのだ。
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最初からグループを作るべきではなかったのか。 事は簡単じゃない。
バイク乗りという生き物は仲間を欲するものなのだ。

今どきの若者のバイカーは独りを楽しむためにバイクに跨るのだろうが、古いバイカーは「俺のバイク、俺の話」を誰かに誇示したいために、必然的に徒党を組みたがる生き物なのだ。
群れなきゃ生きていけねえのさ。

そんなオヤジたちが時代という非情のマシンに追い抜かれてゆく。
バイクライダーズ。 悲しい生き物さ。

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男のロマンの栄枯盛衰。
破滅へと加速していく痛ましき青春の悲劇を60年代末の空気感にびっしりと覆われたノスタルジックな描写で活写した傑作。

ダニー・ライオンの写真集からのインスパイアはもちろんのこと、劇中でも触れられるマーロン・ブランドの映画「乱暴者」を明らかに意識しているシーンや設定も見受けられるように、コンプレックスなど屁でもない反逆の美学に満ちていた古き良き時代のノスタルジーか込められている。

特筆すべきはハッとするような独特の色気を放つオースティン・バトラーである。
オープニングにちょいと暴れ、たまにボソッと喋るくらいで特に何かをする役ではない。 しかも途中で一旦ストーリーからバックレるし。

それでいてこのとんでもないインパクトは何なのだろうか? 昔のみんなはこれになりたかったのだろうな。
“何もしない、付け足さない”オースティン・バトラーのベニーがクライマックスで泣きむせび、ラストでうっすらと笑みを浮かべる。 
この二つの感情の発露が、かつて青春の終わりの悲しみと諦めを感じた世代の胸を切なく焦がす。

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トム・ハーディも、昔と今のイキり方の違いについていけずに戸惑う時代遅れの男がぴったりとハマっている。
最後にはバイクではなく、車に乗ってしまっているオヤジライダー。
どこまでも走り続けることができなかった男が昔の流儀を貫いてあっさりと人生の幕を下ろす。
あのブッ倒れるときのボーゼンとした顔がまた切ない。

さらば青春。 さらばバイクライダー。

バイカーの皆さん、安全運転をどうぞよろしくお願いします。


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「賢人のお言葉」
 
「ここで生きていくのなら、もう慣れている。 よそに行って生きるのも、君の望み通にできる。 死ぬとすれば、使命を終えただけのことだ。 他には何もない。 だから勇気を出せ」
マルクス・アウレリウス

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