2007-11-17(Sat)
岩国の怒り
何度考えても、こんな非道いことがまかり通り良いのか、怒りを禁じ得ない。
先日のエントリーへのコメント欄で、岩国市議が自己奴隷決議を決定したことを教えてもらった。
米軍再編 再編交付金
昨日の岩国市議会で4度目の庁舎建設予算案が否決という事態になった。
既にご存じと思うが、岩国市役所は芸予地震で大きな被害を得て、修繕にも多額を要すため、建て替えることとなった。
その際、現・井原市長になって初めて建設基金を始めるほど、市には対応策が乏しく、防衛の補助(KC-130空中給油機の沖縄からの受入SACOの手当)で、建設がスタート。
その際、初年度二年目は防衛は計画通り補助したのだが、米軍再編計画は岩国市民への負担が重すぎると市長は見直市を要望。米軍再編に反対したと見なし3年目の本体工事35億をいきなり0ゼロに。
仕方なく合併特例債を活用した70%交付税処置される予算を議会に提出するも、合併特例債はぜったいダメだとあくまで厚木基地の空母艦載機を受け入れるよう求める容認派(保守系17名)+公明党の4人も加わるなどして、昨日も先月末同様、22対11で賛成少数の否決となってしまった。
合併特例債は、11月中旬が締切であり、今回が事実上最後のチャンスだった。
合併特例債70%補助が露と消え、市長憎しなら不信任を、予算が気にくわなければ、修正案を出せばよいのに、相変わらず丸ごと否決・・・
早く容認を・・・と、まるで踏み絵のようなやり方が、どうしてもやり切れず、結局全額市民に覆い被さり、事実上の夕張へ議会が進める形となる。
再編交付金ももちろんゼロ、試算もされない。
小沢さん同様、カラダを張っている市長に対して、何党かではなく、投げやりになっている市民は目を醒まし、全国からの支援で12月1日2時からの錦帯橋での『国の仕打ちに怒りの一万人集会in錦帯橋』を開催するので、ぜひ参加して欲しい。
2007/11/17(土) 20:53:45 一岩国市民
なんと言うことか。
米軍に媚を売るためならば、自らの岩国市を破綻させても構わないという愚かさ。
7割は交付金で取り返せるはずのチャンスをわざわざ否決し、市民生活を人質にしてまで米軍の奴隷になることを誓った岩国市議会。
そもそもの発端は、1996年のSACO合意にある。簡単に言えば、沖縄から米軍を減らすというもの。
その際に、KC-130という飛行機を岩国基地が受け入れることが決められ、見返りに補助金が出た。
SACO最終報告
この外務省の訳文を見ても、岩国の文字は、KC-130の項目にしか出てこない。
明らかに、他の項目とは関係ない。KC-130の見返り補助金であることは間違いない。
それが、昨年12月20日に、35億円出るはずの補助金が、いきなりゼロになった。
一度出すといった補助金が、一通の通達で、いきなりゼロである。
その通達とは何か。全文を転載する。しっかりと読んでみて欲しい。
(赤字は筆者による)
防衛施設庁
平成19年度岩国市庁舎整備補助金について
1 岩国市庁舎建設については、SACO最終報告に盛り込まれた普天間飛行場のKC-130の岩国飛行場への移駐受入れに伴うSACO関連事業として.移駐による騒音増加を陪まえた騒音の影響を緩和するとともに、受入れに対する地元の理解と協力を促進し、円滑に処理するため、平成15年度から実施してきたところである。
2 平成19年度予算概算要求においては、2十2最終取りまとめにおいて、岩国飛行場に移駐するKC-130は、海上自衛隊鹿屋基地やグアムにローテーションで展開することになったほか、厚木飛行場から岩国飛行場への米空母艦載機の移駐が新たに盛り込まれたことから、SACO最終相応の内容か修正されたため、米軍再編関連経費として検討してきたところである。
3 その結果、KC-1 3 0の岩国飛行場への移駐の内容が、貴市にとって負担軽減となるように変更された現時点においては、KC-130による騒音が当初予定より軽減されることとなるため、従来どおり市庁舎への補助を継続することは適当ではなく、むしろ米軍再編の一環として米空母艦載機の厚木飛行場から岩国移駐が計画され、それに伴って岩国飛行場における騒音が増大することなどの影響を考慮して補助を継続することが適当と考えている。
4 しかしながら、空母艦載機の岩国移駐を含む米軍再編については、地元の現状を考慮すれば、市庁舎への補助の前提となる岩国飛行場における騒音の増大などの影響を考慮することができないため、当該補助を継続することは困難であり、平成19年度予算への計上を見合わせることとしたものである。
以上
普天間から岩国に移転したKC-130は、米軍の勝手な都合でときどきグアムにも行くことになったから、約束はチャラにして補助金はゼロにする。
KC-130の飛ぶ回数が少しだけ減ったんだから、当初の約束とは全然関係ないけど、厚木基地の空母艦載機の飛行隊を受け入れてくれれば、補助金だしてやる。
ということが書いてある。
米軍様には、何を言われても、hahah と平伏しろ。
約束など、米軍様が一方的に決めることで、日本の住民のごときが、約束違反だとかなんとかガタガタ言うな。
ということが書いてある。
もちろん、騒音が減ったなどと言う根拠はない。
共産党市議員団のHP
コメントにもあったように、怒りは吹き出している
国の仕打ちに怒りの一万人集会in錦帯橋
12月1日午後2時 錦帯橋下河原
主催:岩国市新庁舎募金の会“風”
私の疲れた体に、怒りのエネルギーが充填された。
先日のエントリーへのコメント欄で、岩国市議が自己奴隷決議を決定したことを教えてもらった。
米軍再編 再編交付金
昨日の岩国市議会で4度目の庁舎建設予算案が否決という事態になった。
既にご存じと思うが、岩国市役所は芸予地震で大きな被害を得て、修繕にも多額を要すため、建て替えることとなった。
その際、現・井原市長になって初めて建設基金を始めるほど、市には対応策が乏しく、防衛の補助(KC-130空中給油機の沖縄からの受入SACOの手当)で、建設がスタート。
その際、初年度二年目は防衛は計画通り補助したのだが、米軍再編計画は岩国市民への負担が重すぎると市長は見直市を要望。米軍再編に反対したと見なし3年目の本体工事35億をいきなり0ゼロに。
仕方なく合併特例債を活用した70%交付税処置される予算を議会に提出するも、合併特例債はぜったいダメだとあくまで厚木基地の空母艦載機を受け入れるよう求める容認派(保守系17名)+公明党の4人も加わるなどして、昨日も先月末同様、22対11で賛成少数の否決となってしまった。
合併特例債は、11月中旬が締切であり、今回が事実上最後のチャンスだった。
合併特例債70%補助が露と消え、市長憎しなら不信任を、予算が気にくわなければ、修正案を出せばよいのに、相変わらず丸ごと否決・・・
早く容認を・・・と、まるで踏み絵のようなやり方が、どうしてもやり切れず、結局全額市民に覆い被さり、事実上の夕張へ議会が進める形となる。
再編交付金ももちろんゼロ、試算もされない。
小沢さん同様、カラダを張っている市長に対して、何党かではなく、投げやりになっている市民は目を醒まし、全国からの支援で12月1日2時からの錦帯橋での『国の仕打ちに怒りの一万人集会in錦帯橋』を開催するので、ぜひ参加して欲しい。
2007/11/17(土) 20:53:45 一岩国市民
なんと言うことか。
米軍に媚を売るためならば、自らの岩国市を破綻させても構わないという愚かさ。
7割は交付金で取り返せるはずのチャンスをわざわざ否決し、市民生活を人質にしてまで米軍の奴隷になることを誓った岩国市議会。
そもそもの発端は、1996年のSACO合意にある。簡単に言えば、沖縄から米軍を減らすというもの。
その際に、KC-130という飛行機を岩国基地が受け入れることが決められ、見返りに補助金が出た。
SACO最終報告
この外務省の訳文を見ても、岩国の文字は、KC-130の項目にしか出てこない。
明らかに、他の項目とは関係ない。KC-130の見返り補助金であることは間違いない。
それが、昨年12月20日に、35億円出るはずの補助金が、いきなりゼロになった。
一度出すといった補助金が、一通の通達で、いきなりゼロである。
その通達とは何か。全文を転載する。しっかりと読んでみて欲しい。
(赤字は筆者による)
防衛施設庁
平成19年度岩国市庁舎整備補助金について
1 岩国市庁舎建設については、SACO最終報告に盛り込まれた普天間飛行場のKC-130の岩国飛行場への移駐受入れに伴うSACO関連事業として.移駐による騒音増加を陪まえた騒音の影響を緩和するとともに、受入れに対する地元の理解と協力を促進し、円滑に処理するため、平成15年度から実施してきたところである。
2 平成19年度予算概算要求においては、2十2最終取りまとめにおいて、岩国飛行場に移駐するKC-130は、海上自衛隊鹿屋基地やグアムにローテーションで展開することになったほか、厚木飛行場から岩国飛行場への米空母艦載機の移駐が新たに盛り込まれたことから、SACO最終相応の内容か修正されたため、米軍再編関連経費として検討してきたところである。
3 その結果、KC-1 3 0の岩国飛行場への移駐の内容が、貴市にとって負担軽減となるように変更された現時点においては、KC-130による騒音が当初予定より軽減されることとなるため、従来どおり市庁舎への補助を継続することは適当ではなく、むしろ米軍再編の一環として米空母艦載機の厚木飛行場から岩国移駐が計画され、それに伴って岩国飛行場における騒音が増大することなどの影響を考慮して補助を継続することが適当と考えている。
4 しかしながら、空母艦載機の岩国移駐を含む米軍再編については、地元の現状を考慮すれば、市庁舎への補助の前提となる岩国飛行場における騒音の増大などの影響を考慮することができないため、当該補助を継続することは困難であり、平成19年度予算への計上を見合わせることとしたものである。
以上
普天間から岩国に移転したKC-130は、米軍の勝手な都合でときどきグアムにも行くことになったから、約束はチャラにして補助金はゼロにする。
KC-130の飛ぶ回数が少しだけ減ったんだから、当初の約束とは全然関係ないけど、厚木基地の空母艦載機の飛行隊を受け入れてくれれば、補助金だしてやる。
ということが書いてある。
米軍様には、何を言われても、hahah と平伏しろ。
約束など、米軍様が一方的に決めることで、日本の住民のごときが、約束違反だとかなんとかガタガタ言うな。
ということが書いてある。
もちろん、騒音が減ったなどと言う根拠はない。
共産党市議員団のHP
コメントにもあったように、怒りは吹き出している
国の仕打ちに怒りの一万人集会in錦帯橋
12月1日午後2時 錦帯橋下河原
主催:岩国市新庁舎募金の会“風”
私の疲れた体に、怒りのエネルギーが充填された。
- 関連記事
-
- インドネシアに原発を売り込むCOP13 (2007/12/03)
- 「国の仕打ちに怒りの一万人集会in錦帯橋」<追記あり> (2007/12/01)
- クイズ 福ちゃんを捜せ (2007/11/30)
- 水俣病で実は儲けているチッソ (2007/11/28)
- 岩国には35億を出さないくせに400億を一企業に献上する防衛省 (2007/11/27)
- 現代人を呪縛する3つのキーワード・「エコ」「消費者」「心の豊かさ」 (2007/11/26)
- 平松さん 赤字なんて気にするな! (2007/11/19)
- 岩国の怒り (2007/11/17)
- 自分らの強行採決を棚に上げて、あろうことか憲法に文句をつける町村官房長官 (2007/11/15)
- 雨宮処凛さんトークショー (2007/11/13)
- 国連事務総長によるイカサマ劇 (2007/11/11)
- 今回の騒動の裏に、共謀罪は潜んでいないか? (2007/11/08)
- 人の世に熱あれ 人間に光りあれ (2007/11/06)
- 権力の媚薬 (2007/11/04)
- 温暖化・アフガン給油・原発予算 (2007/11/01)