2007-11-04(Sun)
権力の媚薬
権力というものは、古今東西を問わず人の道を踏み外させる媚薬である。
今日という日を知る日本人で、小沢一郎を信用しようという人間はもう金輪際現れないだろう。
もちろん、媚薬だけでなく、なにか小沢の命脈に関わる匕首も突きつけられていたのだろうが。
それにしても、安倍晋三に勝るとも劣らない、情けない退場劇である。
小沢が去ること自体は、べつに~ というものであるが、悲しいかな今の民主党には、横断的に糾合できる人材は見あたらない。
いつものように派閥抗争の泥沼に突入していくのだろう。
思い出したい。
参院選の前に、憲法9条の改訂に反対、と意思表明した民主党議員を。
(比例)
相原久美子
石井 一
神本美恵子
大島九州男 ○
今野 東
藤谷 光信
室井 邦彦
山本 孝史
(選挙区)
小川 勝也 ○
舟山 康江
岡崎トミ子
金子 恵美
谷 博之
行田 邦子
山根 隆治
加賀谷 健 ○
大河原雅子 ○
牧山 弘恵 ○
水戸 将史 ○
米長 晴信 ○
谷岡 郁子
高橋 千秋
徳永 久志
辻 泰弘
姫井由美子 ○
川上 義博
植松恵美子
武内 則男
川崎 稔
松野 信夫
(○印は、当ブログをはじめとするブロガーが、自民と民主の候補に行ったアンケートに答えてくれた人。)
わずか30人。非改選も入れれば、もう少し人数は多いだろうが、中には選挙用のリップサービスの人もいるかもしれない。それでも、衆議院もふくめて数十人の規模で、改憲反対派が民主党にいることは事実だ。
せめてこの改憲反対の人たちが、一定の勢力を保って、存続し続けることが、いま、一番重要なことではないか。
彼らが、党内の合従連衡につきあって振り回されると、行き着く先はかつての社会党の惨状である。
目も当てられない。
もっとも、社会党は村山富市が権力という媚薬にやられてしまって、一気に骨の髄までがたがたのスクラップ同然のところまで解体されたのであって、むしろ、今の社民党の状態まで持ち直した方が奇跡とも言える。
その意味では、民主党執行部が、小沢と福田の密談を拒否したのは正解だった。
正解ではあったが、その次の手がない。
自民党が小沢一郎を釣ろうとする以上は、媚薬だけでなく匕首も用意するであろうことは、素人にも想像が付く。そこまで読まずに、小沢辞任で慌てている執行部であるならば、今後の舵取りも推して知るべしであろう。
今望みたいことは、何とかここまで生き残った社民党が、民主党内の改憲反対派にしっかりとコンタクトをとって欲しい。福島さん、保坂さん、頼みますよ。
また、糸数慶子さんの存在も忘れるわけにいかない。
野党連合とか、党の再編とか、そんな次元ではなく、戦争反対という人間としての信念を共有できる人同士が、しっかりとコンタクトをとっておいてほしい。
そのわずかの絆をも無くしてしまったとき、国民は国会に絶望する。
そのタイミングで解散総選挙をやられたら・・・
考えただけでもそら恐ろしい。
今日という日を知る日本人で、小沢一郎を信用しようという人間はもう金輪際現れないだろう。
もちろん、媚薬だけでなく、なにか小沢の命脈に関わる匕首も突きつけられていたのだろうが。
それにしても、安倍晋三に勝るとも劣らない、情けない退場劇である。
小沢が去ること自体は、べつに~ というものであるが、悲しいかな今の民主党には、横断的に糾合できる人材は見あたらない。
いつものように派閥抗争の泥沼に突入していくのだろう。
思い出したい。
参院選の前に、憲法9条の改訂に反対、と意思表明した民主党議員を。
(比例)
相原久美子
石井 一
神本美恵子
大島九州男 ○
今野 東
藤谷 光信
室井 邦彦
山本 孝史
(選挙区)
小川 勝也 ○
舟山 康江
岡崎トミ子
金子 恵美
谷 博之
行田 邦子
山根 隆治
加賀谷 健 ○
大河原雅子 ○
牧山 弘恵 ○
水戸 将史 ○
米長 晴信 ○
谷岡 郁子
高橋 千秋
徳永 久志
辻 泰弘
姫井由美子 ○
川上 義博
植松恵美子
武内 則男
川崎 稔
松野 信夫
(○印は、当ブログをはじめとするブロガーが、自民と民主の候補に行ったアンケートに答えてくれた人。)
わずか30人。非改選も入れれば、もう少し人数は多いだろうが、中には選挙用のリップサービスの人もいるかもしれない。それでも、衆議院もふくめて数十人の規模で、改憲反対派が民主党にいることは事実だ。
せめてこの改憲反対の人たちが、一定の勢力を保って、存続し続けることが、いま、一番重要なことではないか。
彼らが、党内の合従連衡につきあって振り回されると、行き着く先はかつての社会党の惨状である。
目も当てられない。
もっとも、社会党は村山富市が権力という媚薬にやられてしまって、一気に骨の髄までがたがたのスクラップ同然のところまで解体されたのであって、むしろ、今の社民党の状態まで持ち直した方が奇跡とも言える。
その意味では、民主党執行部が、小沢と福田の密談を拒否したのは正解だった。
正解ではあったが、その次の手がない。
自民党が小沢一郎を釣ろうとする以上は、媚薬だけでなく匕首も用意するであろうことは、素人にも想像が付く。そこまで読まずに、小沢辞任で慌てている執行部であるならば、今後の舵取りも推して知るべしであろう。
今望みたいことは、何とかここまで生き残った社民党が、民主党内の改憲反対派にしっかりとコンタクトをとって欲しい。福島さん、保坂さん、頼みますよ。
また、糸数慶子さんの存在も忘れるわけにいかない。
野党連合とか、党の再編とか、そんな次元ではなく、戦争反対という人間としての信念を共有できる人同士が、しっかりとコンタクトをとっておいてほしい。
そのわずかの絆をも無くしてしまったとき、国民は国会に絶望する。
そのタイミングで解散総選挙をやられたら・・・
考えただけでもそら恐ろしい。
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