2007-11-01(Thu)
温暖化・アフガン給油・原発予算
なんだ こじつけじゃないか、と言われがちだが、そうではない。
洞爺湖サミットで、温暖化問題の主導権をとるんだと息巻いている日本政府が、実はいかに本気で温暖化対策なるものをする気なんてないことを証明するのが、アフガン戦争だ。
日本は、国際社会がどうしたとか言って、6年間で49万キロリットルの、振る舞い酒ならぬ振る舞い油をした。
お代にすれば、220億円あまりである。
これが、どのくらいの量かというと、日本へ1年間に輸入される原油が2億4千万キロリットルだそうだから、その0.2%だ。
なんだ、0.2%かと思うかもしれないが、日本全部の1年間の1000分の2だから、たいした量だ。
そして、温暖化阻止を声高に叫ぶ日本政府の言うところの、CO2換算で考えるとどうなるか。
重油を1リットル燃やすと、CO2が約2.7キロでる。
と言うことは、49万キロリットル燃やすと、132万トンのCO2がでる。
ちなみに、京都議定書の基準である1990年の総排出量が12億3500万トンだから、その6%は7410万トン。
アフガン戦争の名目で、大盤振る舞いされた燃料は、実に、削減目標の2%にあたる。
さらに、重油代220億も含めて、派兵にかかった590億円で排出枠を購入したどうなるか。
だいたいCO2が1トンで20ユーロが相場だそうだから、1ユーロ165円とすると、ざっと1790万トンの排出枠が購入できる。
さきほどの132万トンとあわせて、1922万トン。
いわゆる6%削減量の、25%あまりになる。
もちろん、これは6年間の数字ではあるが、要するに、CO2を減らさないと人類が大変なことになる、とか言ってる割に、戦争のためなら惜しげもなく、CO2をばらまこうというのが日本政府の立場だ。
考えても見よう。本当に、2100年までに海面が88センチ上昇し、気温が5℃上昇し、それが大災害を引き起こすと、本当に信じているのならば、よその国の戦争に大盤振る舞いをしている余裕なんてないはずだ。
こちらからちょっかいを出さない限り、攻撃されるおそれの少ないアルカイダより、ほぼ確実におそってくる温暖化攻撃に備える方が先決のはずだ。
しかし、日本政府はそんなことはしない。
備えると言って、本気でやっていることは、温暖化対策予算をせっせと原子力予算にふりむけること。
今年度の温暖化対策予算は1兆847億円。そのうち、原子力関連が約2600億円(24%)である。
平成16年度の予算は1兆2586億円で、原子力関連が2556億円(20%)だった。総予算は削って、原子力予算だけは増やしているのだから、いかに原子力ばかり力を入れているか分かるというものだ。
17年度予算
19年度予算
地球には、CO2よりもたぶん深刻な環境問題がたくさんある。水の問題、砂漠化の問題、そして完全に人為的な環境問題でもある戦争の問題などなど。
そうしたことを、すべて無視し、CO2だけ減らしていればエコな生活をしているかのように洗脳するオンダン真理教。
温暖化が大変だとか言いながら、アフガン戦争での給油バラマキに賛成し、危険きわまりない原発推進に何も感じないするようでは、もうすでに洗脳はかなり進行しているのかもしれない。
洞爺湖サミットで、温暖化問題の主導権をとるんだと息巻いている日本政府が、実はいかに本気で温暖化対策なるものをする気なんてないことを証明するのが、アフガン戦争だ。
日本は、国際社会がどうしたとか言って、6年間で49万キロリットルの、振る舞い酒ならぬ振る舞い油をした。
お代にすれば、220億円あまりである。
これが、どのくらいの量かというと、日本へ1年間に輸入される原油が2億4千万キロリットルだそうだから、その0.2%だ。
なんだ、0.2%かと思うかもしれないが、日本全部の1年間の1000分の2だから、たいした量だ。
そして、温暖化阻止を声高に叫ぶ日本政府の言うところの、CO2換算で考えるとどうなるか。
重油を1リットル燃やすと、CO2が約2.7キロでる。
と言うことは、49万キロリットル燃やすと、132万トンのCO2がでる。
ちなみに、京都議定書の基準である1990年の総排出量が12億3500万トンだから、その6%は7410万トン。
アフガン戦争の名目で、大盤振る舞いされた燃料は、実に、削減目標の2%にあたる。
さらに、重油代220億も含めて、派兵にかかった590億円で排出枠を購入したどうなるか。
だいたいCO2が1トンで20ユーロが相場だそうだから、1ユーロ165円とすると、ざっと1790万トンの排出枠が購入できる。
さきほどの132万トンとあわせて、1922万トン。
いわゆる6%削減量の、25%あまりになる。
もちろん、これは6年間の数字ではあるが、要するに、CO2を減らさないと人類が大変なことになる、とか言ってる割に、戦争のためなら惜しげもなく、CO2をばらまこうというのが日本政府の立場だ。
考えても見よう。本当に、2100年までに海面が88センチ上昇し、気温が5℃上昇し、それが大災害を引き起こすと、本当に信じているのならば、よその国の戦争に大盤振る舞いをしている余裕なんてないはずだ。
こちらからちょっかいを出さない限り、攻撃されるおそれの少ないアルカイダより、ほぼ確実におそってくる温暖化攻撃に備える方が先決のはずだ。
しかし、日本政府はそんなことはしない。
備えると言って、本気でやっていることは、温暖化対策予算をせっせと原子力予算にふりむけること。
今年度の温暖化対策予算は1兆847億円。そのうち、原子力関連が約2600億円(24%)である。
平成16年度の予算は1兆2586億円で、原子力関連が2556億円(20%)だった。総予算は削って、原子力予算だけは増やしているのだから、いかに原子力ばかり力を入れているか分かるというものだ。
17年度予算
19年度予算
地球には、CO2よりもたぶん深刻な環境問題がたくさんある。水の問題、砂漠化の問題、そして完全に人為的な環境問題でもある戦争の問題などなど。
そうしたことを、すべて無視し、CO2だけ減らしていればエコな生活をしているかのように洗脳するオンダン真理教。
温暖化が大変だとか言いながら、アフガン戦争での給油バラマキに賛成し、危険きわまりない原発推進に何も感じないするようでは、もうすでに洗脳はかなり進行しているのかもしれない。
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