「でも……もしも……そうだったとしても、私は――……！
もうどうすれば良いか分からない……どうして……ただのゲーム
なのに……ゲームのはずなのに……こんなに心、崩されるの……
――ごめん……椿ちゃん……こんなのただの……押し付け、だよね？
――分かってるの……私……最低だって……
最低な、人間だって……！！ ごめんっ……でも、嫌なの……
椿ちゃんも同じように、はまりすぎて……後戻りできなくなるのは
……！！ だから……だからっ……！！ ごめんねっ……！！」
そう言って、雷音は屋上の扉を開け駆け出す……
雷音の瞳には、涙が溢れていた……。
「雷音ちゃんっ！？」
椿は急いで追い掛ける――雷音は勢い良く、階段を下る――
その時――
「きゃっ……！？」
「うわっ……！？」
雷音は、１人の少年とぶつかってしまった――
「雷音ちゃん……！？ 大丈夫！？」
「……空原さん？」
それは、雅晴だった――
「――中里君……！？ ごっ……ごめんっ……！！」
雷音はそう言うと、また走り出し、視界から完全に姿を消す――
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こんにちは。まずはコメントありがとでした！いつも通り先にお返事
させて頂きました。拍手もたくさん嬉しいです♪今日はこちらで
バトキャラ本編更新！…という事で、冒頭長めでしたがバトキャラ
本編の一部からのスタート、読んでくださった方ありがとです！
雷音(らいね)の台詞＆雅晴が雷音の涙を見るシーン、見て頂け満足です！
シリアス展開なバトキャラ本編、読んでくださってる方はこちらから、
この機会に最初から読んでくださる方はこちらから、特に興味＆時間が
ない方は最後の点線にそれぞれ進んで頂けると幸いです。
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今回は…いきなりの雷音の豹変っぷりに驚かれたかもしれませんが、綾の
発言とリアルの知り合いであるリアの失恋で、雷音がゲームの世界での
恋が現実世界では簡単に成立しないと改めて感じ、それで無理矢理にでも
竜が悪人かもしれない、現実の相手の事をしっかり分かってもいないのに
好きになる事自体が危険な事だと思い直し、竜を諦めようとして、それに
同じ状況の椿を巻き込もうとしています。
雷音も一方的な事を言う自分が悪いという自覚があるから、謝りながら、
泣きながらで…自分も本当は竜が悪人ではないと思っていたいし、現実
世界の竜の事は知らない部分が多いながらも、竜の事が好きな気持ちは
抑えきれてないんですよね。
…それにしても、雷音がこれだけ追い詰められているのに、竜は…リアル
竜はどこで何をしてるんでしょうね…(汗)そしてリアル竜はどんな人間
なんでしょうね…もう分かってる方は分かってるんだろうなぁと思いつつ。
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リアについては…chaterⅡ-Ⅱのみの登場で、中盤でジャックと別れる
事が決まっていた事もあり、読者も思い入れがないようにビジュアルもなく
登場も少なくしておきました。…この時は平和にゲーム内恋愛について
語っていたので、風月もリアのようなお花畑脳だと思ってくださっていたら
ある意味成功ではありましたが(苦笑)、風月は結構リアリストかと。
…それはバトキャラの作者という側面からも感じられる部分かと。それに
しても、Ⅲの章題が恋人なのに中盤で別れるというのは酷かったかな…
そして別れる時って、永遠の別れになる事も多いのは、現実世界でも
必然ですよね。
ちなみにこの二人の復縁は絶対あり得ないですが、リアは未来では
現実世界で彼氏作って楽しくやってるでしょうし、ジャックは本名
辻谷陸、こちらやこちらの記事で語った河内光(＝諷(いさむ))の未来の
親友、恋愛観も風月と似た所が(苦笑) 陸は未来の世界でも２次元嫁
いっぱいで３次元には求めてない(理想化押し付けてたり、リアにも悪い
部分はありましたが、そもそも陸は仮想現実にしろ現実世界にしろ実在
する人間との恋愛自体面倒だと思うタイプで、一生独身かと(苦笑))
し、中３の秋は、高校受験もあって、受験に集中したい忙しい時期でも
あったし(次の春に光と共に椿達の通う高校に入学予定)…この当時の詳しい
心境はいつか陸が色々光に語るかもですが、それはかなり未来の話ですね。
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それからリアル蓮は前々から書いてるように、リアル昂(本名は星(しょう))
の左目を失明させた殺人未遂者で、少年院に入れられてた可能性もあるの
ですよね。…そこは身内同士の諍いという事もあり、権力者の康(リアル
蓮の育ての親的存在な剣道の師匠)がリアル蓮を庇って表沙汰にならない
ように手を回した事で、通っていた学校にもばれなかったのですが。
雷音もまさかリアル蓮が本当に現実世界で犯罪未遂やらかしてるとまでは
思ってないだろうな…。椿は…漠然とリアル蓮が、リアル昂が許せないよう
な事、言えないような事をしている事は知っているので、もしかしたら…と
いう気持ちは持っていますが、考えないようにしていた事を雷音に突き付け
られた…感じです。
そして現れた雅晴。雷音の涙を見て思い出した「藤岡」、それから、中学
時代に付き合っていた「村上」。…それぞれ誰の変身前なのかは、もう
お分かりかなぁと思います。村上と雅晴は付き合う前も付き合ってからも
名字呼びです。あの子の名字を出していないのはわざとだったので、
不自然に感じてくださっていた方は、今回であの子の名字が村上だったと
納得いった…かも…？ ちなみにⅤ-Ⅴ(どの部分だったか予想したい方
いるかもなので、一応反転しておきます)で、村上の名前を呼んでいたのは
雅晴、伏字にしていた答えも「『雅(みやび)』に『晴れる』で『雅晴』」。
雅晴が何かと椿の事を知っている感じなのは、その時の事があったからで
あの時の昂の台詞の答えも雅晴。そしてその雅晴の大切な人というのは…
あの時に悪い意味で活躍しまくっちゃってたあの子なんですよね。
ちなみにもしかしたら、キャラデザの時点で気付いた方もいるかもです。
変身後のあの子のキャラデザの一部は雅晴に似せてるので。藤岡の
変身後の一部をリアルのあの子と似せてるのも わざとだったりします。
それから次のお話は…このシリアス展開の次にこの話！？という感じの
ヒロとレイナの平和なやり取りなので、肩の力を抜いて読んで頂けたらな～
と思います。…更新タイミング、上手くいったらブログ１０周年だし！
そんなタイミングで鬱展開するのもな～…という感じでして、ヒロレイ碧が
シリアスになるのは、次のこの３人のターン・chapter ⅩⅡからですね。
それとここでシリアス展開しておいて、なのですが…次の竜桃ターンまでは
そんなにシリアスではないかと…むしろ竜桃以外平和ボケしてる感じかも。
おそらくヒロレイ碧の後の蓮椿の章も、ここで今更そのネタ！？って感じの
話だったり、正也が迷走してそうだったり、蓮とあのキャラが再会したり…
そんな感じになりそうです。
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相変わらずの自己満１次創作語り、読んでくださった方ありがとです！
ブログ１０周年…今年の12/12を無事に迎えられる事を祈りつつ
これからもバトキャラ執筆続けたいなと思います！次は１週間後、
３連続のブログハロウィン祭、楽しんで頂けると幸いです☆他の
所には出没するかもですが、こちら関係は１週間お待ち頂けると
幸いです。では読んでくださり、ありがとでした！
