フランス語の原文が読めるサイト
パブリック・ドメインとなった小説が読めるサイトは数あれど、フランス語というのはまだ少ない。その中で、モーリス・ルブラン作品が多く読めるサイトを集めてみた。
◎Books in the public domain in Canada - Maurice Leblanc
http://ca.geocities.com/corpusmortuum/
老舗というか最も早くから存在していたサイト。テキストの信頼性には不安があるけれど、これがあるからこそ調べることが出来たり、知ったりしたことがたくさんあるので感謝しきり。作品数30点。
◎Ebooks libres et gratuits
http://www.ebooksgratuits.com/
「自由で無料の電子書籍」の意。かなり多くのフランス語で書かれた作品が集められているサイト。モーリス・ルブラン作品の一覧は以下。作品数31点(2007年7月時点)。
Ebooks libres et gratuits : Leblanc, Maurice
http://www.ebooksgratuits.com/ebooks.php?auteur=Leblanc_Maurice
◎La Bibliotheque electronique du Quebec
http://beq.ebooksgratuits.com/
ケベック電子図書館。フランス語で書かれた作品が多数あり、モーリス・ルブランの作品は20世紀の古典として集められている。もっともらしく底本が明記してある。作品数20点(ルパンシリーズのみ)。
Classiques du 20eme siecle.
http://beq.ebooksgratuits.com/classiques/index.htm
この中で要注目なのが2番目の「Ebooks libres et gratuits」。数ヶ月に1度くらいの頻度でルブラン作品が追加されており、「Qui est Arsene Lupin?」(「アルセーヌ・ルパンは誰か?」未邦訳)という貴重なエッセイも読める。ルパンシリーズ作品を一度にダウンロードできるアーカイブ(pdfファイルを固めたzipファイル)も用意されている。
また、「Les Milliards d'Arsene Lupin」(「ルパン最後の事件(21)」)は2007年6月に欠けていた部分を補完した完全版に差替えられた。この作品はロート紙に連載され、1941年に単行本が出版されたが、その際ロート紙1939年2月3日掲載分を欠いて出版され、現在に至るまで完全版は出版されていない。そのため、偕成社アルセーヌ=ルパン全集でもこの部分は欠けている。どの箇所が欠けていたかは、ファイルの一番下の注からたどることができる。第9章の一部にあたる。
英訳や日本語訳を含めたサイトは以下からリンクしている。
→「アルセーヌ・ルパン」関連サイト
□2007/08/05
「Ebooks libres et gratuits」にあるルパンシリーズのアーカイブを作成した人のサイト。オンラインでもシリーズ揃いで読むことができる。
Collection ARSENE LUPIN - Maurice Leblanc(仏語)
http://arsene-lupin-collection.blogspot.com/
□2007/11/28
上記3つのサイトで読める作品を一覧にしてみた。
→Webで読めるモーリス・ルブラン作品(原文)
□2009/07/24
Bのサイトは現在リンク切れになっているが、収録作品はウィキソースで読むことができる。
Maurice Leblanc - Wikisource
http://fr.wikisource.org/wiki/Maurice_Leblanc
□2009/12/17
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