新型ポメラが発売されたので、どんなものかと触ってきた。まとめる余裕がないので、だらだら羅列。
大きさ。
やはりでかい。キーボードを開くときのひっかかりになる部分がなくてちょっと開きにくい。
キーボードが様変わりしたわけだけれど、こころもちキーの間隔が大きくなったことを感じる。打ちやすい。取りこぼしはあまりなさそう、かな。
キー配置。
「delete」「back space」キーまでが遠い…。「電源」がキーボードの上に移動し、空いた場所に「delete」が移動したので、遠い。他のキーに割り当てるか、別なショートカットキーを使えばいいのだろうけど。
ファンクションキーの位置が移動したので、戸惑ってしまう。特に私は「F7」キーをよく使うから。これも「無変換」キーを使えばいいといえばいい。
グリット線を表示するためなのか、黒背景がない。見やすいし白背景でも違和感はない。(私はDM20を黒背景で使っている)
漢字変換。
DM20で変換できない文字のいくつかが変換できることを確かめた。「譚」(たん)が出る。おお。ちなみに、DM20では「たん」の変換候補が39個、DM100では81個。
「咄嗟」(とっさ)、「叢書」(そうしょ)、「ポメラ」(DM20だと変な漢字になる)、変換可能。
「嵌まる」(はまる)は変換できないけれど、「象嵌」(ぞうがん)で変換できるから応用できる。
こんな感じで、DM20より変換できる漢字が増えたみたい。
辞書。
文字を選択してからボタンを押すと、選択した文字で検索してくれる。別の辞書ボタンを押すと、検索した言葉をそのまま保持して検索してくれる。
CSV機能
升目にそのまま入力するのではなくて、マスが編集モードになってフキダシが出て、そこに入力する。
保存すると項目はダブルクォーテーション(" ")でくくられる。QRコードで撮影したときも、ダブルクォーテーションでくくられたカンマ区切りとなる。
CSVモードでも「Ctrl+N」(新規作成)のショートカットキーを使うと、TXTファイルの新規作成となる。(これは、デフォルトのファイル形式がテキストの場合。「表」を選ぶこともできる)
ファイル一覧
「F2」キーでファイル名の変更ができるのが有り難い。DM20ではキー割り当てがなかったので、メニューからしかできなかった。
ファイル一覧がページ遷移ではなくてスクロールになっているのもよい。
プレビュー機能ありも嬉しい。
開くメニューを選択してenterキーを押すと開く画面に、開くメニューから「→」を押すと最近使ったファイル一覧になる。
Ctrl+A(全選択)がフォルダ単位ではなく、本体全部(またはSD全部)となってしまう。そのため、特定のフォルダに書きためたファイルを全部別のフォルダに移動するとかいう操作が面倒。DM20ではフォルダ単位で、「Ctrl+A」の他に「Shift+alt+↓」(そのファイル以下一番後ろのファイルまでを選択)とかもできるから、複数ファイルのコピーが楽。DM100での複数選択はshift+↓(またはshift+↑)でするしかない。
ファイル一覧を出したとき、本体かSDかという部分にフォーカスがあるので、ファイル・フォルダの操作をするときは、いったんenterキーか「→」(右矢印)キーを押す必要がある。常になので、ちょっとストレスかもしれない。
本体とSDの移動をするときは、DM20だと右矢印でmicroSD、左矢印で本体、どんなに深い階層にいても、矢印一つで移動できるのだけれど、DM100は矢印キーで移動しようとすると、いったん上の階層に戻る必要がある。
ただし、tabキーで本体かSDカードかの選択することもできる。慣れが必要か。tabキーで戻った場合は、元いた階層を記憶している。
外部メモリー。
microSDカードからSDカードになった。SDは本体脇にカチッと入れる。ふたはないけれど、はずれることはないと思う。microSDをSDアダプターに入れたものをこっそり差してみた感じでは大丈夫だった(勿論ポメラに認識される)。反発はあまりないので、DM20のように、microSDがビヨーンと跳ねることはないと思う。(あわてて操作してて、飲食店等でとなりにすわってた人のテーブルor足下に飛ばしたことあり(^^;;)
二画面操作。
切り替えのショートカットキーはalt+tab。
特定の場所でがっつり文字を入力しますっていう人ならDM100は買いかもしれない。ただ私は用途が主に読書メモなので、画面のそばに本を置いたり、文庫本と一緒に鞄にいれたりできるDM20の方が優位。漢字変換とファイル一覧でのF2キーはうらやましい。複数ファイルを行き来して編集するという場面でも、プラスが多く感じる。
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