名前の通り、GPL準拠です。
で、これをMacで動かしたときのメモ。
当然ですが、バイナリはないので自分でビルドします。
超簡単ですが、makefileをほんの少し書き換えたので、メモ。
1. ダウンロード
Pragmatic C Softwareからソースをダウンロード。
当たり前だけど、Downloadのページにある。
これを書いている時点の最新はgplcver-2.12a.src.tar.bz2。
2. 展開とmakeオプション変更
Safariだとデフォルトで展開されるけど、普通にtar.bz2で保存されている
ものと仮定しよう。ここでは~/tmp/srcに保存したことにする。
気分的にいつも~/tmp/buildの下でビルドするので、ここに展開。
で、makefileを微妙に改造。
[pMan@pMac:~/tmp/build]$ tar jxvf ~/tmp/src/gplcver-2.12a.src.tar.bz2
[pMan@pMac:~/tmp/build]$ cd gplcver-2.12a.src/src/
[pMan@pMac:~/tmp/build/gplcver-2.12a.src/src]$ cp makefile.osx makefile.osx.default
[pMan@pMac:~/tmp/build/gplcver-2.12a.src/src]$ vi makefile.osx
変更するのはarchitectureのオプション。
ARCHFLGS= -mcpu=powerpc → ARCHFLGS= -march=i386
要するに、
[pMan@pMac:~/tmp/build/gplcver-2.12a.src/src]$ diff -u makefile.osx.default makefile.osx ←ここまで一行ですって
--- makefile.osx.default 2008-04-29 13:49:52.000000000 +0900
+++ makefile.osx 2008-04-29 13:58:10.000000000 +0900
@@ -29,7 +29,7 @@
# omit frame pointer option needed for 25% speed improvment
OPTFLGS=-fno-strength-reduce -fomit-frame-pointer
# use this option for current Apple systems
-ARCHFLGS= -mcpu=powerpc
+ARCHFLGS= -march=i386
# select one of the sets of C flags - comment out others
ブログだと先頭のスペースが消えるのはご愛敬ということで。
3. make
あとはmakeするだけ。
[pMan@pMac:~/tmp/build/gplcver-2.12a.src/src]$ make -f makefile.osx
バイナリは../bin/cverなので、これを適当なところにコピーして終了。
そんなテキトーなインストールが嫌な人は、INSTALLを読んでまじめに
インストールしましょう。
追記 2008/07/06:
シミュレーション結果を見るのに使うのは、普通にGTKwave (on X11)でOK。
このあたり。
追記 2012/03/14:
最近のMacは64bitなので、「-march=i386」ではなく「-march=x86-64」を指定する必要がある。
あと、ダウンロード元も無くなっているのでSourceForgeから落とす。