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「いのちの林檎」

映画三昧。
八丁座で「食と農の映画祭」ってのをやってる。ついでに「ヒロシマ平和映画祭」ってのもやってる。

わたしは新しく福屋の上に出来た八丁座よりも鷹野橋のサロンシネマのほうが好きだけど、あそこは「けんこう階段」というハイヒールで行くと、登るのも降りるのもちょっとおっかない、急な長い階段があるのでご年配の方に不評らしい。
いくつになっても、サロンシネマの「けんこう階段」を登ったり降りたりできる体力は維持したいものです。(ついでにカルトな映画を面白がる柔軟さも!)

で、「いのちの林檎」

タイトルからあの木村さんのドキュメンタリーだと思うだろうけれど、実は違う。化学物質過敏症の人の映画です。
でも最初っから木村さんが出てきていきなり「岩木山の写真を現像したら、UFOが写ってた あああああ」とぶっ飛び発言。

木村さんのお話しは面白くて、本で読んでいた「H音のないああああという妙に楽しそうな笑い声」を初めて聞いた。

このドキュメンタリーの主役は、道子さんと早苗さんという母娘。重症の化学物質過敏症。娘の早苗さんはもう「よくこんな状態で生きてられるね」と思うようなひどさで、映画を見ててもこちらの胸まで苦しくなってくる。
お母さんの道子さんも程度は軽いけど過敏症でトイレの芳香剤などに反応してしまう。

自宅にもいられない。車で早苗さんが普通に呼吸できる移住先を探すのだが、トイレの芳香剤でサービスエリアなどのトイレにさえ入れない。

皮膚が衣類に反応してしまうので、真冬でも半袖。靴下もなし。

食べ物は無農薬栽培のもの。肉も魚も食べないので、大豆がタンパク源。味噌を作って納豆も作る。
車でキャラバン中の食事は、うどんに納豆を掛けたものだった。

信州の山の中にやっと呼吸出来る土地を見つけた。そこで柱だけ建てて、ビニールで屋根や壁を葺いたテントで、3匹の犬と生活する母娘。

ある大風の日、周りから飛んでくる農薬などに反応してしまって慌てて荷物をまとめて車に逃げ込む・・・・

この方、お母さんが理解があってどこまででも娘を守るから生きてられる。ある時突然食器や水に反応して、何も食べられなくなってしまった時、お母さんがアチコチ電話をして見つけてきたのが「無農薬栽培の林檎」つまり、木村さんの林檎だった。その林檎を一口食べて、文字通り命をつないだ早苗さん。

その「いのちの林檎」は、もう万策尽きた、と岩木山に首を括りに行った木村さんがロープを落っことしてしまい、ロープを探して見つけた「林檎の樹」(実はどんぐり)から教えられる。「山のような環境にすれば林檎の樹も育つ」。
いくら夜だといっても、りんご農家の木村さんがドングリの木を林檎と見間違えるわけはない。その時そこにあったのは間違いなくリンゴの樹に違いないとわたしは思う。それがたとえ幻だったとしてもリンゴだったと思うのです。

岩木山でみた幻の「いのちの林檎」に生かされた木村さんは「いのちの林檎」をつくって、その林檎が早苗さんのいのちを繋ぐ糧になる。

化学物質過敏症については以前本を読んだ。

化学物質過敏症 (文春新書 (230))化学物質過敏症 (文春新書 (230))
(2002/02)
柳沢 幸雄、石川 哲 他

商品詳細を見る

もう10年くらい前になるかと思うけど、この本を読んでいて、どんなホラーよりも恐ろしいと、首筋の毛を逆立てながら読んだことを思い出す。

映画の中にも出てくる入江くんという人、「蚊が腕にとまったと思ったらポロリと落ちた」というエピソードを本の中で紹介している。今はギターの改造を仕事にしながら家で細々暮している。

実はわたし、一時期汗をかいたら皮膚が痒くなるという変な症状に悩まされたことがある。食品添加物を食べるのを止めた頃だ。汗に毒が出てるということがわかってたのですぐにシャワーで流すなどして対応していた。だから化学物質過敏症はひと事じゃない。

道子さん早苗さん母娘の生活を見ていてちょっと気になった。この人達は穀物と豆ばかり食べている。青菜は小さな菜園で作る薬味程度しか登場しない。野菜で症状の出ないものを揃えるのは難しいのかもしれないけれど、青菜をもっと取り入れた方がよいような気がしてしまいました。西式健康法の体操お教えて差し上げたかった・・・

今早苗さんたちは放射能の中どうしておられるのか?木村さんのリンゴ畑は放射能大丈夫だろうか?木村さんのリンゴ畑が青森で良かった・・・きっと飯館村にも木村さん式のリンゴを作っている人がいたかもしれない・・・
やっぱり原発はいかんな!

そんなことを交々考えながら鑑賞したのでありました。

というわけで、1人のお昼ご飯は・・・
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青泥と、ズッキーニ&茄子&トマトソース&モヤシでした。

わたしは色々怖いものがあるけれど、化学物質過敏症もとっても怖い。ローフードや甲田療法を知っていて良かった、と思うのです。

青泥を食べるとやっぱり幸せ~。

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スイカ三昧。

日曜日に産直市で買った巨大スイカを切った。

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大きさがわかるように、と夫がスイカを支えてくれて、もっと「こっちの角度から撮れ」と指導してくれる。どう?大きさわかるかな?10キロくらいあったよ。

デカイので切るのも大変。

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とりあえず、約半分を皮と実に分ける。大きなボールにどちらも一杯。

皮のほうはジューサーで絞ったら・・・2ℓくらい絞れます。明日の朝のジュースまであるよ、これ。

スイカってのは断食向きの食べ物です。甲田療法ですから、塩を切らさないようにするのだけれど、塩ありでも塩無しでも、スイカをたくさん食べたらお通じが素晴らしいです。
体調の悪い時とか、もう1キロ落としたい!なんて時、一日中スイカばっかりってのをやるといいです。わたしのお薦めは、スイカを食べる時に塩をつける、です。

スイカってほんとに水ばっかりなのよね。あ~んなにたくさんのスイカの皮もジューサーで絞ったらパルプはほんのちょっとです。あの皮の水分を捨てちゃうってのはもったいないですね。何しろ植物が貯めてくれたいのちの水なんですもの!

スイカベースの青泥も結構お気に入りです。嫌みのない甘さがいいのよねぇ~。

スイカと野菜だけ食べていればいいのに、いらないものまで食べてしまうわたしであります。

ああ、甲田療法の日々は遠くなるばかりなのです。
そもそも甲田療法にスイカはない。

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久々の大きい機。

なんとも久しぶりに大きい機に糸を張った。大きい機に糸を張るのはいったいどれくらいぶりか・・・
経巻きを夫に手伝ってもらって、やっとこさ・・・

珍しがって夫が写真を撮ってくれる。

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整経してから機の周りを片付けて、床を掃除して、ソウコウ通しして後ろを結んで・・・夫が暇になるのを待って、経巻きが済んだらもう布は出来たみたいなもんだ。後は前を結んでパタパタと織り始めればいい。

写真は前を結んでいるところ。糸の紡ぎ方を3年くらい前に変えた。すっかりやり方を変えたので、習熟するまで1年くらい掛かったけど、自分が理想とする布の風合いに近づいている。

絞り染めのTシャツや、リネンの布もわたしの作品には違いないけれど、本当にわたしが向き合っているものとは違ってなんとなく「余興」という感じ。(もちろん、余興だからといい加減にやってるわけじゃないですが・・・)糸から紡いだ作品こそがわたしが本気で向き合っているものなんだけど、想いが深い分だけ布に仕上がるまでが大変です。モンモンとしている時間ばかりが長いというか・・・

茄子好きが、茄子を買ってきたのはいいけれど、「どうやって料理しよう!最高のシチュエーションで最高の献立で最高の茄子料理を食べるのだ!」と考えているうちに冷蔵庫の茄子が傷んでしまうというのに似ているかもしれません。

なかなか思うように仕事は捗らないけれど、ボツボツやります。

今日は織り始めたので、ブログもこのへんで。

スイカ青泥食べて織ってます。
茄子も料理して食べました。夜1人だったので、また茄子とトマトのパスタ。そればっかりだけど良いじゃないの、好物なんだもん。
茄子があれば幸せなので、安上がり?

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「東電・原発おっかけマップ」

今話題の本。
アマゾンのリンクを貼付けようとおもったら、取り扱いがないようだ。

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この本、取り次ぎが扱いを拒否したので、一般書店には置いてない。でも行きつけの本屋さんで注文すると取り寄せてくれる。本の取り次ぎまでが東電だか、経産省だかの圧力を受けるとは恐れ入りました。

おや、鹿砦社のブログを見ると、予約殺到で早晩売り切れの見込みだそうな。うーん、手に入って良かったよ。

この本、最初に小出先生からの聞き書き、最後は今中哲二先生の聞き書きが収録されていて、それを読むだけでも値打ちがある。
もちろん、これだけの大人災。まだ誰も責任をとってないし、誰かに責任を取らせる話にもなってない。長い歴史があって、みんな「俺、関係ないもん」と思っているのだろうが、「責任はだれもとりません。でも原発も止めません」っていうわけにはいかないだろう。

電源三法も、電源特別会計も、発送電分離も、総量買い上げ制度も、どれかちょっとづつでも砦をくずしていって、てにしなければ、高い電気代を払わされ、税金を払わされ、それで情報規制に放射能じゃコケにされるにもほどがある。

というわけで、暑くて頭痛がするような夏の午後に寝転がってパラパラ読むには良い本です。

取り次ぎ拒否じゃないけれど、児玉先生の厚生労働委員会での発言のyoutube映像がせっせと削除されているようで、驚いてます。小出先生の発言は消されたりしないのに・・・
これはほよどヤバいのか、マズいのか。皆さん、ジャンジャン広めましょう。

衆議院テレビで7月27日「厚生労働委員会」で全編見ることができます。
こっちはさすがに編集も削除もできない。

話は変わりますが、明日15時からあの児玉龍彦先生のインタビューがustream中継されます。

RT @gendai_biz: 8月5日午後3時より児玉龍彦(東大先端研教授)×津田大介(ジャーナリスト)を現代ビジネスではUSt生中継します。 http://t.co/CoGjAlk アーカイブにもします!"



明日ね。岩上さん先越されちゃったね。わたしも忘れずに見よう。

てなわけで、スイカデトックスのせいか、夕方から頭痛がイタいのでした。
明日もスイカ食べよう。巨大スイカは食べても食べてもなくならない。

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これで2025円だった。産直市万歳!!

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児玉龍彦さんのインタビュー、小出先生東北ツアー。

今朝、巨大スイカの最後のピースを切り分けた。
デカイのでずいぶん楽しませて頂きました。また売ってたら買おう。

ところで、今日はホットな1日でしたね!もうご覧になりましたか?
児玉龍彦(東大先端研教授)×津田大介(ジャーナリスト)


いかにも働きやすそうな白衣をお召になって、明るくてきれいに整頓された研究室でのインタビュー。まあ、アイソトープセンター長さんなのだから、それなりのお部屋にいらっしゃるのでしょうが、このビデオは必見です。(全編で1時間ちょっと)

児玉先生、国会の時と一転して終始にこやか。
科学が今古い世代と新しい世代で別れちゃって、古い世代の人は統計や疫学をやっている。これにはデータがたくさんあるほど正確になってくる。翻って、新しい世界では、予測やシュミレーションをコンピューターを使ってやる。この予測などにはデータが多すぎると結果が不正確になってくる。
というのが理由でSPEEDIのデータを公表しなかった理由は「データが足りないから正確でない」
つまり、彼らは”予測”というものを理解していない・・・

なるほど。統計と予測ってのは全然違うものなんだ。しかし、SPEEDIを利用出来ずに子ども達にヨウ素剤を配布できなかったことは本当に悔やまれます。どうしてこれがきちんと活用されなかったのか、福島の県知事が握りつぶしたとか、色々言われているけれど、実のところよくわからない。

とまあ、新しい科学のお話しを分かりやすく教えて下さる。この方、お医者さんなんですね、生活習慣病とか、肝臓病がご専門なんだそうですが、医者嫌いのわたしでもこんなヒューマニティ溢れる先生だったら自分のいのちを預けても良いような気がします。

しかし、こんな穏やかでお優しそうな人が火を吐くような発言をなさる、いや、そうさせるなんて・・・このインタビューの中で、「国会議員に向かって怒ってたんだけど、youtubeを観た人は自分に向かって言われてると思ったかもしれない」なんてことおっしゃってたけど、大丈夫、そんなことはありません。
わたしはただただあの証言が悲しかった。だって、国会議員だけの責任じゃないもん。

そして、小出先生は震災後初めて福島へ。
録画日時 : 2011/08/05 13:13 JST 小出裕章氏講演会



冒頭が切れてるので、どんな導入だったのかわからなくてちと残念。
演台にひまわりが飾られている。これはやっぱり「セシウムひまわり」らしい。主催者の方の洒落っ気に救われるような、悲しみが深まるような・・・
だけど、先生のお顔の横にお花があるのは素敵だし、ひまわりに罪はない。

先生の講演、最後に向かって、テンションが上がってくる。
福島でのお話しなので、最後は具体的な方法の提示をされている。

「原発は1次産業を切り捨てにする切り札だった。だから1次産業を守らないといけない」
これはこの先食品のR指定のお話しに移るのですが、本当に原発は1次産業を切り捨てにしてきたのだなあ、と思うのです。

例えば、「ミツバチと地球の回転」という映画の中で、中国電力の社員が船の上から祝島の人たちに対して「島で農業や漁業をしていったいどれほど食べられるのか?原発を受け入れて豊かに暮しましょう」みたいなことを拡声器で言う。これってものすごく失礼な話で、実際に祝島の人たちは1次産業で生活し、税金を払い、子どもを学校にやっている。それなのに「どれほど食えるのか」と言う。そして、「原発を受け入れて豊かな暮しをするために原発の労働者になれ」と暗に言ってるのだ。原発は1次産業を切り捨てて、そこで働く人たちの被曝労働で成り立っているシステムなんだ。

ちょうど1時間を過ぎた当りで質疑になる。この質疑のところは必見です。実際に「放射線管理区域」以上の汚染地で生活している人たちへの先生の精一杯の対応。
「原発を止めて経済が落ち込むなら落ち込めば良い」と演説を始めるオジさんのお話しを、ニコニコお聞きになる先生。
「福島原発の近くには、これは非常に言いにくいけれど、もう人が住んではいけないところがあります。村の名前は言いたくないけど。でもそんなところに汚染されたものを捨てるという覚悟をしなくちゃいけない。でもそうなると福島県が日本中の核のゴミ捨て場にされてしまう。核のゴミは東京に埋めるべきだ。」
「わたしひとりに頼っていては原子力は廃絶できません。皆さん自身が切実な問題と考えてくれた時に原子力は止まると思います。」

その他色々本当に質疑のところだけでも聞いてみて下さい。(途中音声が大きくなったり小さくなったりして聞きにくいところもありますが)

最後に佐藤さんともう1人の方が先生の胸にバッチをつけるんだけど・・・うらまやしぃ~。

そして、ダブルヘッダー、仙台での講演。
「3.11から始まったこと」 東京電力福島第一原子力発電所 原発震災を生きる私たちへの提言


こちらのほうは音声も画像もいいけど・・・一番楽しみの質疑の時間がありません。でも、この講演はとてもコンパクトにまとまっていて、データも新しいので素晴らしい講演です。
うーん、宮城県の北部も「放射線管理区域」なんですね。なんだかな~。

児玉先生のお話しも、小出先生のお話しも、それぞれの人がそれぞれの立場で、それぞれの専門分野、得意分野で活動していくことが原子力を止めるのだ、と。

デモやパレードに行ったり、集会に行ったり、署名をしたり、電話掛けたり。だけどそれだけじゃ原子力は止まらない。世の中の不公平もなくならない。結局社会の問題に目と心を傾けながら、毎日を丁寧に暮らす、そうすることでこの大変な事態を乗り越えられるんだってことなのね。

明日は原爆記念日。わたしは8月6日にはなるべく広島にいないようにしていたのだけれど、明日はちょっと会いたい人がいるので、市内(広島では市内中心部のことを「市内」という)に行ってきます。パレードにもプチ参加する予定。
ちょっと観光客気分です。

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岡山の友達のプチトマトを湯むきして、ハーブと塩麹で和えたもの。スプラウトも参加。こんな料理と原子力は相容れない。

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大阪からのお客さま

今日はとっても面白い1日だった。
広島での平和パレードに参加するために大阪からあるブロガーさんがやってきた。
この方、大変独創的な方で、黄色い傘に芝居文字で「原発はいらない」とお書きになった。

そして、その傘に小出先生のサインを書いてもらったらしい。

小出先生のサインがなくてもそんな傘を作ってしまう人が広島にいらっしゃるならお会いしないという手はない。しかし、市民運動が苦手で集会とか、デモもやっぱり肌に合わないわたしは、デモの最中にどこかで合流することにいたしました。

なんだか良くわからないけれど、デモのコースは大幅に変更されていて、落ち合うポイントを通らず、とんでもないところを歩いていることが判明。相手の方は広島の地理にお詳しくないので、パレードがどこへ向かっているかもわからないのでわたしも追いつくことができず、炎天下広島の街をひとり当てもなく彷徨います。

結局パレードは平和公演で解散になったと電話を頂き、「じゃあ、その辺の人に聞いて、本通を目指して下さい」と言うが出会えず・・・

やっと出会えました、黄色い傘!

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これはタダの傘じゃない。

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小出先生のサイン入り。パレードに参加された方たちからは大変に好評で、「その小出先生のお名前、ご自分でお書きになったんですか?」とか、「それは魔除けですか?」などと質問攻めだったのだそうです。
魔除けって・・・
この朴訥なサインに小出先生の人柄が滲み出ているようです。出の字がいいなぁ~。
いきなり傘を差し出された小出先生の戸惑いが表れているようです。

ランチに素敵なお店(要するに行きつけ)をご用意してあったのですが、まだ時間があったので、アンデルセン本店のカフェでおしゃべり。もちろん、初めてお会いした方ですから、お互いのことはブログの内容程度にしか知りませんが、そこは「大阪のオバちゃん」同士です。
どちらも熱烈小出先生に横恋慕中なので、恋敵でもあります。「あたしたち、ライバルなんですよね」などアホな話で盛り上がる。いや~、アホトーク留まるところを知りません。

何の話をしていたのか、よく思い出せないくらいたくさんおしゃべりしていたら、ランチの時間が迫ってきたので慌てて移動します。

今中哲二先生の生家の近くにあるアラメゾン・オガワでランチ。

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おお~、サラダ特盛り?!

わたしはイサキのポワレ、お客さまはデンマークの国宝!マンガリッァポークやらビールやらを召し上がりながらもおしゃべりは尽きることなく・・・

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デザート(マスカルポーネのグラス&オーガニックバナナのフィナンシェ)もいったい何処に入ったんだか・・・

あんまり長居してはいけないし、今中先生ツアーも残っているので、ホドホドにして店を出て。

御幸橋をご案内します。この場所は2年前に毎日放送で熊取6人組をテーマにした番組の冒頭のシーンに出てくるところです。


今日は8月6日なので、水やお花がお供えされている。
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この写真のことを「被曝直後に撮られた唯一の写真」と今中先生がおっしゃっていたけれど、説明を読むと被爆後3時間に撮られた写真なんだそうな。被爆後三時間って・・・

しばらく今中少年が夏の間中戯れた元安川の流れを眺めて、今中先生のご卒業なさった高校で記念撮影をし、町中に戻ったら・・・

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パレード午後の部をやっているので、沿道から手を振って応援します。機動隊の数がすごいし、ビデオやカメラでパレードを撮影しまくっている。6月11日のパレードと比較にならない。
そもそも、6月のときは「警察」だったんだけど、8月6日は「機動隊」にアップグレードしている。

そんなに「脱原発」はヤバいのか?原発のほうがよっぽどヤバくないか?わたしにはわかりません。

名残惜しい気持ちを残してお客さんを広島駅への電車にご案内し、わたしも帰路についたのでした。

家に戻って
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青泥作って、

一昨日焼いたパンとサラダとチーズで簡単な夕食を食べたのでした。
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バンコクに住んでいた頃、よくこんな夕食を食べてたね、と夫と話す。
あのころパンは焼けなかったので、どこで買ってたんだっけ?
villa marketとか、Bei Ottoで買ってたんだった。パン買ってたなんて、今じゃ信じられないけど、自分で焼けないんだから買うしかなかったんだよね。

夫を放ったらかして、1日遊んで面白かった~。
chitarritaさん、無事お帰りになりましたでしょうか?わたしに引きずり回されて、お疲れが出なければよいのですが。とても楽しかったです。色々お土産ありがとうございました。
これに懲りずまた遊びましょう。

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パレードを見たら手を振って応援しましょう~。

わたしは正直、昨日の広島でのパレード(デモ)の様子を見て驚いた。

パレードの周りを黒い服の機動隊がギッシリと取り囲んでいて、前から横から複数のビデオやカメラでパレードの参加者の撮影をしている。ご丁寧に盾まで持っている隊員もいる。子どもを抱いたり、乳母車を押しているパレードの参加者を盾で押しつぶそうとするのだろうか?

前も横もギーッシリと機動隊の方々に護衛されているので、せっかくの横断幕もプラカードも黒服さんたちが邪魔になって見えない。

だけど、パレードに参加している人たちは、過激派でもなんでもない、普通の「原発はもうやめようよ」と思っている市民だ。つまり、わたしやあなたのような普通の人。

連中は、こーゆーことよ。
途中参加でパレードが膨れるのを阻止。
物々しい警戒をすることで、「フツーの人はこんなことしちゃいけませんよ~」とアピール。
参加者には「デモなんて行くもんじゃない」と思わせる。

別に日本を強酸化じゃなくて、きょうさんかしろってるわけじゃないし、「マオイスト運動」してるわけでもない。だれかを傷つけたいわけじゃない。
原発は事故起こしたらこわいから、やめてちょーだいよ。って言ってるだけなのに。

市民が自分の頭で考え始めるのが怖いんだ。だけど、「かんがえなくっちゃいけない状況」にしたのは誰よ?プルトニウム飲んでも大丈夫なんて嘘っぱちを垂れ流すからでしょ?

どうせウソを言うならもうちょっと上手に言えば良いのに、おばかさん。

沿道でパレードを見掛けたら、パレードの人たちに手を振って応援しましょう。どうか「わたし関係ないわ」なんてフリしないでね。

昨日の広島でのパレードは大手メディアでは一切報道されなかった。日刊スポーツに「参加者1000人」と報道されただけだった。
コースを変更させられて、右翼に罵声を浴びせられて、大変なパレードだったらしい。
これが「平和都市ヒロシマ」の8月6日のパレードでした。

夜明け前が一番暗いっていうじゃない。
こんなアベコベの世界も最後の悪あがきをしているんだわ。

さあ、美味しいもの作って、愛する人と一緒に食べて、明日も元気に過ごしましょう。

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おいしい料理と、楽しいお客さま。

今日は朝からやや緊張~。

歯医者の後にお客さまをお招きしています。しかもプロの料理人。広島では若手ナンバーワン(勝手に決めてる)アラメゾン・シェフとスーシェフにして、パン係にしてギャルソンのメガネさん。

歯医者さんの用事は意外と早く終わり、家に戻って料理をしていたら・・・緊張しているのか、テンション上がっているのか、唐辛子を切ったら左手の薬指の先を一緒に落としてしまった。

すかさず毛管運動をしながら絆創膏を探す・・・
今日はお客さんに食べさせる料理だから、わたしの爪やら皮膚やらを一緒に料理しないようにまな板の上を探す・・・

指先切ると痛いよねぇ~。今パソコン打ってても薬指が痛くて打ちにくいことこの上ない。
あ、そんなことはどーでもいいのだった。わたしの薬指の先なんかトカゲのシッポみたいにいくらでも再生するんだもん。今日の料理だよ、問題は。

以前ベンガル料理を出前したら、もんのすごく喜んで下さったので、それじゃもうちょっときちんと料理したものを、と思い、日頃美味しいお料理を頂いている感謝も込めてご招待したのでありました。

アラメゾンさんのお料理は、いい材料を、丁寧に下ごしらえして、火の入れ方やソースのバランスなど、素晴らしく計算されているが、わたしのお料理は手に入った適当な材料を、嫌にならない程度に下ごしらえして、適当に作る料理なので、まさに正反対。バングラデシュの家庭料理など、バングラデシュに住んでいてもなかなか食べられないのだから、珍しいということで勘弁してもらう。

料理を作るところも見たい、とおっしゃるので、早めに来て頂く。中華鍋や菜切り包丁に受ける。ついでだから中華包丁も見せて自慢するわたし。
早速玉葱を刻んだり、ボールを洗ったりしてくださって・・・あぁ~、シェフ~。

「ここで料理教室もなさってるんですね」とか、「パンはどこでやってるんですか?」とか、色々聞かれるが、ここで全部やってるんです。6人もいらっしゃるともうギューギューなのよ、とお答えする。
人ンちの台所は面白いでしょ。

というわけで、後半おしゃべりや爆笑しつつ恥ずかしげもなく作った料理。

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パンがあるのは、ウチのパンの味見をしてもらうため。焼いてからずいぶん日が経ってるのでちょっと味は劣化しているが・・・パン係のメガネさん、すごい真剣な顔して味見しておられます・・・ああ、そんなに一生懸命味見しないでよぅ~。

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チキンとジャガイモのカリーは、圧力鍋の時間がちょっと長かったらしく。。。消化の良いカレーに仕上がっております。

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太刀魚のブナ(汁の少ないカリー)は、まあまあの出来。

もちろん、手で召し上がって頂きました。まあ、フランス料理ももともとは手食なのですからね。

色んなお話しをしながら調子に乗ってバクバク食べていたら食べ過ぎてしまいました。もうめちゃくちゃ楽しかったです。

「オヤブン(この店にはオヤブンというすごい人がいる)がとても来たがっていた」とおっしゃるので、残りをお持ち帰り頂きました。
あ~、良かった。あれが家にあると、わたしまた食べ過ぎちゃうもん。

なんか「ちゃんとご馳走します」と言いながら、作った料理は全然ちゃんとしていなかったので、また次回を楽しみにしていて下さい。あ、タイ料理やりましょう。

そうそう、こんな素敵なお土産下さったんです。
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わ~い、フロマージュだ~。海老タイもいいところです。ありがとう~。

わたし達はお客として、シェフはオヤブンの弟子として、ちょうど同じくらいの時期からオヤブンのお料理で勉強させて頂いてるいわば「仲間」のように感じるアラメゾンシェフのN美ちゃん、今日はとても楽しかったです。またこれに懲りず遊びにいらして下さいね。今度はタイからフレッシュなスパイスやハーブを持って帰ってくるから、それでタイ料理をやりましょう。

フランス料理の勉強にはならないだろうけど、ま、定休日なんだから、仕事離れて・・・

後片付けやらなにやら、全部手伝って下さって、ホントに手のかからないお客さまでした。
この後わたしが自慢の産直市にご案内したら、ホウズキやら有精卵やら大量に買い込まれて「ここは同業者がいないなあ」と言いながらお買い物楽しまれました。

ホントに食べ過ぎたらしく・・・
晩ご飯はスイカだけ。夫も・・・

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あ~、面白い1日だった。神様、ありがとう~。
アラメゾンのお二人、ありがとう~。

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今中先生からメールを頂いていい気分になる。

今中哲二先生がわざわざメール下さった。
そう、干し椎茸の結果をお知らせ下さったのです。
干し椎茸の話はこちら→今中哲二先生の講演と、先生に原木栽培の干し椎茸を献上する。

5月に購入した広島の山の中で自然栽培された椎茸で作った干し椎茸のセシウムの数値です。

セシウム134は出てこなかった。そして、セシウム137が1キロあたり14ベクレルだったそうで、福島印の放射能は測定されていない、ということになりました。
(セシウム134は半減期2年なので、134が出てないということは古い汚染であるということになる)

ふーむ・・・・先生は色々測定されて、西日本のものから福島印の放射能はあまり検出されないことはご存知だったので、講演の時に「それは大気中核実験の時のものだと思いますよ」とおっしゃったのでしょう。

でも、「広島でヨウ素が検出されたの知ってるでしょ」なんて事もおっしゃるし、わたしだって大分の松葉に福島由来の放射能が検出されたことぐらい知ってる。松葉に出るなら干し椎茸はすごく出るに違いない、と思ったのだけど・・・不思議なこともあるようです。

キロ当り14ベクレルという数字が多いか少ないか・・・
グリーンコープの牛肉にセシウムが合計で11ベクレル出たってちょいと話題になったけど、それより多いが干し椎茸は食べる量が少ないのだからお肉と比較してあーだこーだ言うわけにはいかない。この数値は今までも出ていたし、これからも出るという数値なんだろう。

干し椎茸ってのはハイリスク食品です。そのハイリスクなものに福島由来の放射能が検出されなかったのだから、わたしが日頃野菜を買っているところの野菜は葉野菜も含めてかなり大丈夫らしい。

もちろん、汚泥肥料なんかの問題もあるから安心なんてのは出来ないんだけど、わたしはせいぜい1000キロ程度しか離れていない広島もうんと汚染が広がっているんだろうなぁ、遠いと思って誰も問題意識持ってないけど、危ないんだろうなぁ、と思ってたけど、それほど悲観することもないようです。

福島の近辺だって山1つ越えるとうんと違うんですもん。広島なんて山また山ですから。

というわけで、複雑ながらもちょいといい気分になって青泥をグイっといくのでありました。

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小出先生の仙台での講演の質疑の時間に有機農業をしていてお客さんに直接販売している青年が先生に質問している。(5分30秒ぐらいから)この方も素晴らしいけど、先生も素晴らしい。



放射能は小出先生だって食べたくない。わたしも食べたくない。でも1次産業は守らなくちゃいけない。

「土壌セシウムの値が3700でも農業を続けるなら、その野菜を送って下さい、わたしが食べます」

小出先生すごい覚悟です。わたしはまだ50にならないからそこまで覚悟出来ずにオタオタしている。

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暑さで頭痛。「仁義なき戦い」を観に行く。

毎日すごい暑さで、スイカジュースを飲んでなんとかしのいでいます。

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きれいな色をしているのは、スイカの皮とビーツの葉っぱのジュースの上澄みだから。ビーツの葉っぱを絞るとやっぱりビーツみたいな味になります。

そういえば、ローフードダイエットの方法のひとつに「1日4リットツのジュースを飲む」ってのがありましたが、スイカや瓜の季節だとジュース4ℓ断食はやりやすそうですね。わたしはこの夏久しぶりにふっくらむっちりしているので、ちょっと断食したほうが良さそうですが、あまりそんな気分になりません。テンション下がってるんでしょうね。
ベクレルが上がってテンションが下がるなんていう相関関係があったりするのかもしれません。

懸案の映画を観に行ってきた。夕方になるともう暑いし、頭イタイし、何にもやる気にならないので映画に行くのは良い考え。

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「仁義なき戦い」
言わずと知れた、日本映画史にのこるヤクザ映画の名作。
この映画は原爆と関係があるらしい、と聞いていたので、どんな関係があるのかずっと気になっていて、観に行ったのだけど・・・冒頭にキノコ雲の写真などがあっただけで、映画は呉の闇市から始まっていたので、原爆と映画の関係がよくわからなかった。

まあ、そんなことはいいけれど、菅原文太も松方弘樹もめちゃくちゃかっこいい。菅原文太の鯉の入れ墨に息をのんでしまいました。

そうか、「玉はまだ残ってる」と言って、この映画は次のシリーズへと続いていくのだとわかりました。わたしにはこの映画の広島弁(呉弁?)がナチュラルなのかどうかまでわからないけれど、なるほど名作なわけです。
ほんの40年ほど前に広島であんな抗争をやってたのですね。

日本のヤクザ映画を初めて観たわたしは、終始台湾映画をみているような感慨に囚われていました。
「モンガに散る」は「仁義なき戦い」へのオマージュだったのかも。

伝説の名作を観て修理の終わった夫の車をピックアップに行き、ついでにエアコンが効かなくなったわたしの車を置いてきて、懸案のうどん屋さん「RENGE」に。
あんまり車屋さんにはお世話になりたくないんだけれど、1つ治ったらまたひとつトラブルのだ。エアコンのガス抜けなどわたしの車ではトラブルのうちにはいらないけど。

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ウチのお抱え大工さんがこの店のテーブルやら何やら作ったというので、やっと食べにきた。
先日夫が1人で食べにきて美味しかったからまた行こう、と連れて行ってくれた。

閉店間際だったのに、店主は夫をよく覚えていて気持ち良く料理してくれた。

おお!ビックリ。このうどんはめっちゃ好みです。わだち草より好きだわ。しかし、うどん屋さんでの食事はカーボ祭りになってしまうのでした。うどん好きだからいいや。
今度はきつねうどん注文してみよう。あれ?メニューにあったっけ?
ごちそうさまでした。

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猫パンチ体操の後で軽くジョギング。

毎日すごい暑さなので、スイカポンチを作る。
スイカを切って紅茶キノコを注ぐだけ。

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作るってほどのもんじゃないけど、ただスイカを食べるのと、紅茶キノコを飲むのを合体させるとちょっと違うものになるのは確かです。なかなかナイスなオヤツです。

最近お気に入りのクラブでの格闘技エクササイズ。
結構真面目に通っているので、ちょっとさまになってきたような・・・といってもパンチは相変わらず猫パンチだし、キックはなんか相手のいない社交ダンスみたいですけど、ゲンコツ振り回したことなどないわたしにしたらすごい進歩。
今日などは、これならベンガル人相手に戦えそうな気がしてきました。相手がバングラデシュの人だったら、中学生みたいな体型の奥さんが、いきなり蹴りやパンチを繰り出しただけで「おお!ジャパニ、カラテだ、ニンジャだ」と逃げ出すだろう。タイ人はもっとエキサイトしてヤバそうですが・・・

東電さんってのはえげつないのだから、戦わなければ。
「JA vs 東電」という基本構造

40分のエクササイズの後、良い気になってトレッドミルでちょっと走ってみた。むっちりしてる身体で走ると、太ももとかお尻の肉が振動で揺れる。やっぱりちょっと絞らんといけません。
夫が出張に出掛けたら断食しよう。

車屋さんが電話してきたわたしの車のエアコン、ただのガス抜けだと思ってたのに大間違い。なにやら色々部品の交換が必要で、しかも、お盆休みになって部品が調達できないので、仕上がりはお盆開けになるらしい。
ああ、夫の車が帰って来たら今度はわたしの車が長期のご入院だ・・・道楽は厳しい。

気を取り直して、また楽しい妄想をして遊んでみた。

今度は交響楽編。

チャイコフスキー作曲 バイオリン協奏曲ニ長調作品35
指揮        今中哲二
バイオリンソロ   小出裕章
コンサートマスター 児玉龍彦(楽団員の圧倒的な人望から選出される)
管弦楽  ベルリン・フィルオーケストラ(カラヤンの時代のものではない、完全自治によるオーケストラ)

出演者が少ないとご不満があるでしょうが、オーケストラの楽団に自分も入れるんです。わたしはフルートの三番目くらい。
今中先生の緻密で情熱的な指揮。小出さん(小出さんは先生と呼ばれるのを好まないらしい)の骨太なバイオリン。
そして、コンサートマスターにあの東大アイソトープセンター長の児玉先生。なんといってもコンマスは楽団員の信頼がなければ勤まりません。東大みたいな組織で管理職が務まって、それでいてピュアなハートを持ち続ける児玉先生以外にコンマスはありません。
で、ベルリンフィルですが、完全自治なオーケストラなんです。「東電からの広告費は一切もらってません」という感じがします。
ベルリンフィルのお話しはこちら→春の料理、あるいは逃避めし。

チャイコフスキーのバイオリンコンチェルトはこんな曲です。
今日は五嶋みどりさんの演奏でどうぞ。

続き Midori(五嶋みどり) - Tchaikovsky Violin Concerto 1st mov 2of 2

さあ、あなたも楽団員に参加して、一緒に脱原発へのハーモニーを奏でるのです~。

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NHKの去年のドキュメンタリー。

「3月11日を境に世界は変わってしまった」というのは小出裕章さんの台詞ですけど、ほんとにそう。

今日こんなドキュメンタリーを見た。


封印された原爆報告書 投稿者 gataro-clone

被爆の後に軍が調査してたって話も、被爆者を治療しないで実験やってた、って話も一応は知っていたけれど、それを全部ご丁寧に自分たちで英訳してアメリカに全て渡していた。

敗戦後原爆の話はタブーだったのでほとんど報道もされなかったらしいけど、報道しないで自分たちはせっせと自国民をモルモットにして、遺体の解剖までやって、治療なんかしないで「アドレナリンテスト」なんてもんまでやって・・・放射線の人体への影響について調べては報告をアメリカに渡していた。

「新型爆弾」落とされて戦争に負けて、なんでそこまでヘイコラしないといかんのか?自分さえよければ良かったんだろうな。当時東大の医学生で実験などやっていた人が出てくるが、「今となってどう感じるか?」という記者の質問に「今とは時代が違うから」と答えるが「何が悪いんだ?」ってなもんだ。

悪名高い石井部隊(ななさんいちぶたいともいう)の人たちは、自分たちの戦争責任を逃れるために満州でやったあんな実験やこんな実験の結果をそっくりアメリカに献上することで保身を計り、自分たちは旧帝大の医学部に席を確保し、戦後の「日本の医学会」ってのを作っていった人たちだ。

だからわたしは医者が嫌いなのよ。もちろん中にはいい人だっているけれど、

だから「医者の言うこと」とか「専門家の言うこと」を鵜呑みにしちゃいけない。どんな発言や活動をなさっている方なのか、しっかり調査する必要があります。
たとえば「チェルノブイリで調査した」とか、いったいどんな調査でどんな報告を上げたのかで大違いなのよ。
100ミリシーベルトで有名な長崎大学の山下先生は福島にある医大の副学長かなんかになって、「君たち、これから良い論文が書けますよ」と言ったらしいが、低線量長期被曝のデータがそこら中で歩いているので面白くて仕方ないんだろうなぁ。
正直な人です。

広島大学だ、長崎大学だと、確かに被爆治療の経験は豊富でしょうが、「被爆者に対する人体実験」の経験も豊富な人かもしれません。
あ~、暑いし頭痛い。腹も出てるし、しゃくに障ることばっかりだわ!

んで、何が3月11日を境に世界は変わってしまったか、というと・・・
去年の夏、NHKはこんな固茹でなドキュメンタリーを放送していたのよね、今こんな番組を放送するなんて、ちょっと考えられないわ。

これから内部被曝の評価について大変な闘いになると思います。このような番組をしっかり鑑賞して内部被曝や低線量被曝について勉強しましょう。

ベンガル料理で釣ったフランスのチーズをパンに乗せて食べて気分を落ち着かせるわたし。

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見てみて~。
歯型がきれいなアーチ。チーズにブラケットの跡がついてる。
頂いたチーズには銘柄が書かれてないので「利きチーズクイズ」を出された気分。これは・・・カマンベールかと思ったけど違うみたい。夫は「ブリーのトロトロになる前」と言った。わたしは違うと思う。
なんだろう?今日食事に行くので正解を聞いてこよう。

世間はお盆休みなんですね。みなさん、どうか楽しい夏休みをお過ごし下さい。
わたしは昨日から小出裕章さんの奏でるチャイコフスキーのバイオリンコンチェルトが耳から離れません。

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夫とデート。

夫とデートなんか面白くも何ともない。だけど映画の帰りとかではなくてわざわざ出掛けて食事に行く。しかも、今日店は混んでいるらしいのでちょいとオシャレしていく。
久しぶりに耳たぶの穴に何かぶら下げてみたりする。
まあ、オシャレするといっても車の修理代ばかりが嵩んでお洋服など買えないのだからオシャレのしようもないのだけれど・・・

行きの車の中で彼が珍しく「あんたがいないとつまらないだろうなあ、毎日仕事から帰ったら1人で飲んだくれてるかもしれないよ」なんてことを言い出す。
あれれ、珍しい。別にわたしがご飯を作らなくてもパンを焼かなくても「オレはちっとも困らない」って言ってたじゃない?
「飯くらいは自分でどうにでも出来るけど、やっぱり寂しいよ、きっと」

本当だろうか?ガミガミ言う人とか、キリキリ怒る人がいなくて清々するんじゃないのだろうか?わたしがいないと寂しいとか、つまらない、なんて・・・今までそんなこと言ったことないのに。
彼も歳とったってことなのね。単にジジイになっただけだわ。だけど、わたしより先に死んだら許さないから、あなたは寂しい思いをすることになるのよ。

そんな話をしながら店に向かう。真後ろから西日が差して、前には満月が見えている。
遮音壁が金色に輝いて美しい。

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順調に店について、迎えに出てくれたメガネさんと「先日はどうも」と挨拶を交わす。

定休日にウチに来てもらって一緒に料理を作ってウチの座敷でおしゃべりした人がグラン・メゾンレベルのサービスをしてくれるギャルソンくん(しかも美形)なのだから妙な感じです。

ああ、アホなことしたなぁ~、ウチでベンガル料理なんて・・・とやや反省しつつも今日はお客さんなのだから、と気を取り直す。

最初にほうずきをたくさん出してくれる。あ、これあの時買ったヤツね。

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わざわざ自分で買うことはないのだけれど、ちょっとビックリするくらい美味しい。お皿に乗って出て来るだけで味が変わるってこともあるのかもと、また反省。

最初に夫が大好きなレバーペーストを頼む。ガーリックトーストがついてくる。ウチで作るレバーペーストと違って、ちゃんと裏ごししてあるので、冠動脈なんか混じってない。

お次のサラダは
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わーい、特盛りだ。シェフ、ありがとう~。

夫懸案のハモを頂いて
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ソテーしたものと茹でたものにブルギニヨンソースを添えてある。
おお!ハモのソテーなんか初めて食べます。どちらも美味しいけど、茹でた方が派もの味が良くわかるかな?しかし、この店のハモはなぜか骨がちっとも感じられない。骨切りした上に抜いてあるのかしら?

メインにはフランス産の黒羽根鶏というのを頂きました。
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歯がヤヤコシイことになっているわたしはナイフで身のところだけ切って、夫は楽しそうに骨を手にもってかぶりついている。うう、悔しい。わたしも骨際のところが食べたいのだけど・・・
「あなたは今骨のところは食べられないでしょ」と1人ウマそうに食べてしまう。わたしがいなくてもちっとも寂しくなさそうだ。

たっぷり食べて満足そうにしている夫。
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皿にはもう猫も跨いで通りそうな骨しか残ってない。

歯列矯正が終わったら骨のところばかり食べさせてくれるらしいので、もうしばらく我慢することにする。

このあと蛤のパスタなど頂いて・・・結構お腹いっぱい。チーズはパスしてしまう。根性のないことで申し訳ない。
デザートに夫はプチトマトのコンポートとバジルのグラスを頼む。
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おお~、これは面白い。そしてしっかり美味しいです。

わたしはコッテリ、クリームブリュレ。バニラビーンズが贅沢に使われているのでホントに美味しい。

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なんかとってもゆっくりさせて頂きました。

そして帰りの車の中でまた夫が「アンタと一緒でなかったらこんな風に食事楽しんだりできなかっただろうなあ」とか他にもライフスタイルのことを色々と言い出す。

「そうねえ、もし○○ちゃんと一緒になってたら、中古住宅買うなんてのはなかったよね」

ところで、夫はいったいどうしたのだろう?そんなに小出しにしないで、もっと根源的なことを白状すればいいのに。

もし「ずっと好きだったんだよ」と白状したら、わたしはもっと優しくなるのになぁ。死ぬまで絶対言わないんだろう。いや、死んでも言わないかもしれない。

こんなところでつまらない意地を張ると、人生損しますよ、という例でした。


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世間はお盆休み

世間はお盆休みなんですね。昨日、友達のところに行こうとしたらすごい渋滞でビックリしました。普通45分くらいで着くところ、たっぷり2時間掛かりました。

友達が言うには「お盆はいつもすごいの。みんな帰ってくるし、墓参りに行ったり、地元の友達で同窓会やったり」
だそうな。広島は盆行事が盛んなのだ、と在住19年目にして初めて知る。

お盆休み期間ってのはカレンダーに書いてないので、いったいいつだかわからない。
まるでイスラムのお祭りの日みたいだ。ちなみに、ただいま断食月の真っ最中。日が長いから大変です。

夫が出張で出かけていった。わたしも来週から合流するのだけれど、しばらくは1人お留守番です。
震災以降の不摂生ですっかり身体が「ローフード以前」になってるので、これをチャンスと調整する。しかし、留守にする前に食べなくちゃいけないものは食べないとダメだから、断食は無しだな。断食してスッキリしたところでバンコクに行ったりしたら・・・自滅するだけだしね。

んなわけで、お昼は青泥とパンとチーズとスプラウト
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アラメゾンさんがウチに来た時にお土産にくださったチーズをウチのパンに乗せて、スプラウトを乗せて・・・なんという贅沢。めちゃウマです。ありがとう~。

夜はなんちゃって甲田定食
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河内晩柑と紅茶キノコ入り青泥、ビーツのスープ、生発芽玄米、黒い食べ物は、ババガヌーシュ。これは茄子を食べないといけないから作ったものです。色が黒いのは、黒ごまペーストを使っているから。
胡麻ペースト、黒ごまと白ごまで味が違います。食べるんだったらやっぱり黒い方かなぁ?ミネラルが多い感じがします。

世間はお休みなので、わたしも夏休み。こんな感じで本読んでます。
トールキンの「シルマルリの物語」。このところ物語モードでないので読んでてもあまり頭に入りません。

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昨日沖縄で小出先生のライブがあったのです。アーカイブスもアップされてるので、みなさんも是非どうぞ。

「放射能と子どもたち」 パート1
http://www.ustream.tv/recorded/16608302

42分くらいのところで矢ケ崎先生と小出先生がご挨拶しています。講演は52分くらいからスタート。講演始まるまで無駄に長いのだけど、モンゴル800のBGMとか、結構楽しめる。
小出先生が左手にもってクルクル回して遊んでいる物体は何ですか?ご存知の方、教えて下さい。

「放射能と子どもたち」 パート2
http://www.ustream.tv/recorded/16610562

小出先生がちょっとリラックスして見えるのは、モンゴル800のBGMのおかげだと思うんだけどどうかしら?
彼はチャンドラーなんかもお読みになるのですね。
なんかあんまりハードボイルド読みそうに思えないのですが、チャンドラーぐらいは読むってことかしら?国産ハードボイルドは何がお好きなのかしら?
わたし?わたしはねぇ、船戸与一の設定は面白いけど、いかんせん、長州人だから女性がまったく描けないところが残念。フェミニスト的観点からハードボイルドを読むと、ツッコミどころ満載で楽しめます。

そういえば、最近すっかり読まなくなりました。現実のほうがよっぽどハードボイルドです。

女だってタフでなければ生きていけない。優しくなければ生きている価値がないのは同じよ。
しかし、優しさの表現ってのは、難しいような気がします。
表現しなくてもいいのかもしれませんけど。

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麻と原子力。

今日は漫談を聞きながら仕事していた。いや、仕事する気はなかったんだけど、漫談が面白いので、
読書は無理だから、仕事でもするか、と。

110814大三弾「武田邦彦氏」インタビュー



このオトーさん、ぶっ飛んだ人です。わたしはあまりファンではないので、ブログを読んだりしていないのですが、ちょっと聞いてみたら面白い話を聞かせてくれた。

39分くらいから、いきなり「大麻」の話しになる。
昭和23年にGHQが「黒人兵が吸引するから」という理由で日本の大麻を禁止することにした。
その時、林さんという次官が「これは麻薬じゃなくて麻なんですが」と言ったのだが禁止されちゃった。1500年昔から栽培し続けていたのに・・・です。

日本では麻といえば大麻のことでした。そこら中に麻のつく地名がありますが、そこでは麻を作ってた。それはもう本当に当たり前に作っていた。吸引のためではなく、繊維をとるためだ。
で、葉っぱのほうはどうしていたか?というと、蚊遣りには使ったけれど吸引はしなかった。理由は「麻酔いは好みに合わない」のが理由だったらしい。
日本人は酒やスピードは好きだがダウナー系の麻酔いなど好まなかった。多分今でもあまり好まないだろう。こういう民族の嗜好というのは面白いなあ、と思います。

ちなみに、ブータンも麻を栽培していますが、これは豚の餌にするためだそうで、豚がよく食べて良く寝るので、よく太るのだそうな。吸引用にはしないらしく、イギリス人が吸引しようとしたところをブータン人に見とがめられて「おまえ!豚の餌でなにやってるんだ」と叱られた、という話をブータンで働いていた友達に聞いた事があります。

で、1500年も栽培してたのに、日本人には良くわからない理由で占領軍から禁止されたものですが、昭和27年のサンフランシスコ講和条約で日本はアメリカから一応独立します。

んで、その時にこの「大麻取締法」を議論しなかった!というわけです。そのまま禁止にしておいた。ちなみに、ヒロポンという銘柄で流通していたスピードは昭和26年に非合法となる。アンフェタミンに比べたら麻など可愛いものなのに(誰も吸わないし)、良くわからない。

武田氏はサンフランシスコ講和条約の時に麻について議論するべきだったのに、そのままアメリカの顔色を伺って厳しく禁止している。今の産業用大麻など麻薬成分がほとんどないのに所持するだけで見咎められる。
これはまるでノンアルコールビールを飲んで運転して「ビールはビールだ」と捕まるようなもんだ、と。

原発もその危険性をきちんと議論しないでやってしまった。これは麻の問題を議論も解決もせずに放置していたからだ。この気持ちを克服しなければ、「原発は危ない」という議論ができない。
パターナリズムに陥っていて思考停止しているというわけだ。

なんかこうやって書いていたら屁理屈のような気がしてきたが、有り得るような気もする。インタビュアーの岩上さんは「それなら理解できます」と同意していたが・・・

要するに、日本人というのは一人一人が自分の頭できちんと考えずにきてしまっている。自分の頭で考えることから自立が始まるのだから、考えよ!ということみたいだ。

25分くらいのところで「国民投票なんかやりなくない」と発言してらっしゃる。うーん、国民投票効果あるかも。原子力の危険性については、「思想」ではなくて現実問題としてきちんと議論しなくっちゃ。

原発ってのは「過剰な父権主義」なんだそうな。おー嫌だ。だからわたしは原発やりたい人は嫌いなんだな、きっと。

面白いので、武田×岩上漫談、お時間のある時にでもどうぞ。

なんちゃってローフード続いてます。
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青泥が苦かったので、3匙青泥を食べて、デーツのスープを1匙食べる。まるでクロールの息継ぎみたいだなあ、と思う。

しかし・・・原子力ってのは技術じゃなくて思想だったのかぁ~。じえーたいも思想、米軍基地も思想なんだ。

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なんちゃって甲田定食3日目と、怪しい野菜保存袋。

夫留守につき、1人気ままに楽しく過ごす今日この頃でございます。

なにしろ夫がいないので、食事の内容が好き放題。食べる時間も好きにできる。食事の時間が自由だから、クラブだって自由に行けるので、2日続けてバーベル持ち上げたり担いだりするエクササイズに行ってきた。

いや~、上半身の衰え具合はシャレになりません。調子に乗って身体壊すか、体力ついて元気な老後を過ごすか、運命の分かれ道に来ている感じです。

このクラブは大手のフィットネスチェーンなのですが、ここのクラブのスタジオプログラムを見ていると、「日本人はアッパーになるのが好き」という昨日の武田邦彦さんの話が良くわかる。
もうヨガはブームが去ったのかもしれませんが、きちんと身体と向き合うヨガのプログラムはほとんどなくて、ヨガのポーズを取り入れた変な体操か、あとはクラブビートでアッパーに動き回るエクササイズばっかりです。
中途半端なヨガなどやっても面白くないので、格闘技エクササイズとか、バーベル上げ体操などに参加して、新しい趣味を見つけている。
バーベルを上げたり降ろしたりするのも結構楽しい。
だってわたしが一番好きなオリンピック競技は「重量挙げ」なんだもん。

さて、なんちゃって甲田定食3日目になりました。体重は変わりません。お通じの回数はとても多いです。そして、黒いものがお出ましになります。たとえ「なんちゃって」でも甲田定食は素晴らしい。どうしてこれがずっと続けられないのか自分でも不思議だけれど、1度ご飯を炊いたりパスタを茹でたりするともう
「食前の青泥だけは・・・サラダの代用ってことで」ってな具合になってしまって、続かないのだ。

なんちゃっての今はお昼にパン1枚食べたりしている。夜はロー。あ、ババガヌーシュを食べてるわ。

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つい茄子を買ってしまう。揚げ茄子が食べたくなったり、茄子とトマトのパスタがたべたくなってはいけないので、パンを焼く時に一緒にオーブンに茄子を入れて焼き茄子にしてババガヌーシュにしてしまう。これを青泥のお供にしたり、食べてしまわないといけないパンを食べる時に塗ったりする。キュウリや大根のスティックと一緒に食べても良い。

瓶に入ってる赤いのは、ビーツのスープ。ま、根菜さんチームということで・・・一個のビーツと一個のアボカドで作ると4人分くらいになってしまうので1度に作ってボチボチ食べる。塩麹や紅茶キノコが入ってるので味が劣化しなくて便利。

わたしは原発は嫌いだけれど、便利は大好き。便利が好きでも原発はイヤというのはちっとも矛盾しないから、わたしのように便利が好きな人も安心して「原発なんか嫌よ」と言えば良い。「豊な暮しがしたいだろ?」といわれたら、「そうよ、豊かな暮しはしたいけど、原発とは相容れないの」と正直に答えれば良い。原発なしでわたしに豊かさをもたらしてくれるというのが本当のオトコというものだ。
正直なことを言うと、本当は豊かさなど内面からわき上がってくるものだからエネルギー問題とは関係ないのだよ。
こんなことを言うと「あんた、ミキサー使ってるじゃない」という人がいるだろうが、ミキサーを1日に数分回す電気のために原子力は必要ないのだよ。

あれれ?話が逸れてしまった。

体重は減らないけれど、元気で毎日体操に出掛けるのは「なんちゃって甲田定食」のおかげだと思うのだ、というお話しでした。

さて、甲田定食を作ろうと思うと、青菜5種類をチビチビ食べないといけない。毎日買い物に行ける人はいいけれど、そうでないわたしなどどうしても買い置きになる。

先日「エンバランスバッグ」という野菜保存袋を頂いたのでさっそく傷みやすいバジル(これはトゥルシじゃないか?と思う)を入れて一週間みてみました。

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おお!すごい。これは効果があります。一週間でこの状態なら悪くないじゃないですか。
バジルなんかすぐ黒くなっちゃうから、水に活けてドンドン使わないとダメなんだけど、これなら結構いけます。

気を良くして、大きい袋に青泥用の菜っ葉を入れてちょっとづつ使ってる。これは、ちょいと怪しいし、微妙にお値段が高いものですが、結構便利グッズかもしれません。
この商品のシリーズ、タッパーみたいなものとか、色々あるのだけれど、あんまり食品をプラスティクの中にいれておきたくないわたしは・・うーん・・・あ、でも三五八漬けはにたようなタッパーに入れて作ってるわ。

そんなわけで、1人昼寝をしたり、織物もしたりしてるうちに織り上がってしまいました。

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もうこれ以上織れないので機から降ろします。明日仕上げする元気あるかな?織物の仕上げって1日掛かる体力仕事なのです。

甲田定食食べてたら何でも出来るよね。(こうやって宣言して自分を追い込む)

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浮気と本気。切ない恋心を検証する。

夫の留守に夫の車に乗っていたら・・・なんだか昔ちょっと良い感じになった人とお互いお相手の居ない間にコッソリと逢瀬を重ねているような気持ちになって革巻きのステアリングを握ります。

ねえ、あなたはあの人に取られてしまったけれど、あの人といるよりあたしと一緒のほうがいいに決まってるわ。あの人はあなたのことを確かに大事にしてるけど、やり方がちょっとひどいじゃないの。
あたし、いまでもあなたに夢中なのね、こうやって逢ってみたらよくわかるわ。もちろん、アタシの彼は最高にクールだけれど、あなたに感じたトキメキとは別モノなのよ。

これは浮気だろうか?本気だろうか?

わたしの車はとっても素敵だ。相棒としてあれ以上の車はない。
古い車だから、いずれ修理を諦めないといけない時が来るだろう。次どんな車を買えば良いのか、色々考えてみるけれど、想像もできない。
(震災以来中古車購入は放射能のリスクをとることになるので、どこを走ってた車か検証できないと安易に手出しできなくなっちゃったし)

だけど、夫の車を乗って感じるときめきとは違うのよ。
彼の車はわたしをとろけさせる。そして、ちょっと切ない気持ちになる。彼のいない今、彼の車に乗るとそれがよくわかる。
ああ、わたしはあなたに一目惚れしたのよ。短い恋だったけど、今でもこうやってあなたと二人きりになると、あたしの気持ちはあの時から変わってないってことがよくわかるわ。

その後、わたしは自分の車を買った。
わたしの車はわたしをハイにする。
「今日はどこ行くの?さあ、ファンキーな菜っ葉買いに行こうぜ、カワイ子ちゃん!」ってな感じだ。

相棒とかバディーと、とろける恋とは違うものなのだろうか?だとしたらどちらも両立してしまう。

これを人間相手にやると、ややこしそうです。
ああ、早く帰ってこないかしら、わたしの車。夫の車に乗っていると切ない気持ちが募るのです。

今日のお昼にムラムラとソース焼きそばが食べたくなって、青泥の後に作ってしまった。

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焼きそば食べたら長いこと寝てしまった。甲田定食を食べなかったので、昨日予定していた布の仕上げは途中までしかできませんですた。
どうやらソースには習慣性があるようで、周期的に食べたくなってしまって危険です。
ソースは習慣性のあるソフトドラッグ。
よく食べて、良く寝て、良く太る?! 

アホなこと書いてないで、また「あの人」と二人っきりでシッポリしてこよ~っと。

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クリアランスと泊原発営業運転再開。

震災の瓦礫処分ですったもんだしているのは、それが東電さんの落とし物ですっかり「放射性廃棄物」と化してしまったからだ。普通だったら
「ゴミですか、あ、そうですね。じゃおオタクも大変だから、ウチでも処分にご協力いたしますよ。」と丸く収まるところが、「ちょっと待ってちょーだい」となるのは当たり前だ。

ゴミは処分に協力できるが、放射能は東電さんで何とかして頂かないと、日本中が東電さんの放射能で汚れちゃいます。γ線核種だけでなく危険なそして測定すらされてなさそうなα線核種もごっそりオマケでついてくるのだから。

この瓦礫処分には広島市も含めて、もうほぼ全国の自治体が手を挙げているのだから、大変な問題です。特に清浄な農地を守ろうとするならば、ここはやはり「落とし物は持ち帰れ!」と声を上げねばいけません。
だって、ゴミ処分場ってのはたいてい山奥の僻地にあって、そこは水源だったり、農地だったりするのだもの。雨が降ってストロンチウム90が地下水に流れ込んで、それが泉に出てきて、太田川に流れてくるわけで、くまなく汚染されてしまうのです。

山奥の処分場に埋めなくても「焼却処分」なんてことをやると、煙の中にモワモワと出て行くし、焼却灰には高濃度に濃縮してしまって、処理場が「放射線管理区域」になってしまう。だけど、ゴミ処理場で働いている人たちは、放射能対策なんてしてないから、その人達や近所の人たちが被曝しちゃうってことになる。

だから政府は考えた。「クリアランスしよう」
え~、バーゲンセールです。バーゲンってなにを?
放射能です。つまり、放射性廃棄物の基準を上げちゃった。んでもって、自分たちに都合の良いようにしてしまったわけです。

このブログが驚くほど分かりやすく解説してくれているので、是非読んでみて下さい。
小出裕章氏言及『クリアランス制度』で電力会社ウハウハ!汚染ゴミ拡散&廃炉費用負担90%カット!

ああぁ~、結局こうやって全部バラまいちゃうんだぁ~。海外脱出出来る人はとっとと脱出したほうが良さそうですよ。日本の将来の有望な産業は「観光」だったのに、もうこれじゃだれも日本になんか遊びにこないよ。あの小泉までが薄い唇で「ようこそ」と言ってたのに、これじゃ来るわけない。

瓦礫の分散については、こちらのブログが詳しいです。
お口は災いのモト

そして、昨日1人で憤死しそうになったニュース。
泊原発運転再開について・・・
震災前から試験運転という名前のフルパワー運転をしていたらしい。それを福島の事故があっても止めないでずーっとウランを死の灰に変えながら営業運転を待ってたわけだったのだ。外国の原子炉まで止まったというのに、良い根性だ。

小出先生のたねまきジャーナルはもう皆さんお聞きだと思うので、別の角度からこの問題を論じたビデオをお届けします。
泊原発営業運転再開について via文化放送ソコトコ(110818)アーサー・ビナードさんのお話


交付金の額を上乗せしちゃう話とか、もうおでこの静脈がプチプチと音を立てそうです。

うーん、原発を止めるってのはなかなか大変なことだけど、交付金が欲しいからって、その自治体はお金をもらってよいかもしれないけれど、ひとたび事故になったら被害は広範囲に及んでしまうんだが。泊村で交付金が欲しい人たちは北海道が自分のものだとでも思ってるのか、それとも、「事故など小惑星の激突くらいの割合しかない」と思ってるのだろうか?福島ではその小惑星が一気に4つも激突したのだが・・・

気を取り直してキュウリに味噌を乗っけて食べる。
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産直市で買ったバングラデシュの「ショシャ」みたいなキュウリに、12月に黒豆で作った味噌。夫が「メチャクチャウマい。食べ比べると全然違う」と、絶賛していたので、「そんなに美味しいのか?と思って食べたら、ほんとに美味しいので驚いた。
暑いので味噌汁は作らないけど、キュウリに乗っけて食べるのはいいなぁ~。

そして、一週間ほど旅に出るので、図書を選択。

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こんなラインアップでどうだろう?しばらく原発問題から離れようかと思うけど、離れられるかしら?
プレイバックは、小出さんが沖縄ライブの最初に引用したので、「ほんじゃわたしも久しぶりにチャンドラーでも読むか」という気になって、図書館から借りてきた。車にも他所のご主人にも同時に恋をしているのだから、わたしは相当な浮気者なのかもしれないなぁと思う今日この頃です。
とろける恋の同時進行ってのは可能なんですね。

小出さんの声を聞かずに過ごすなんて、ちょっと考えられないけど、努力してみます。

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生理用品考

最近ツイッターで流れているつぶやきでものすごく気になることがあります。

某紙おむつなど製造しているメーカーの工場が福島にあるらしい。で、ガイガーカウンターで室内で測ってみたらすうちが上がった!と。

たとえば、こんな。

@hanayuu Tw上で最近話題に上がった生理用品まさかと思い固有番号調べたら福島工場 ガイガーカウンターを当てたところ数値が急上昇!室内0.07μsv/hに対して製品開封後0.15μsv/h



生理用品だけでなく紙おむつやお尻拭きなども安売りされているものは注意が必要かもしれません。

前から生理用品について書こうと思ってたのだけど、男性読者もおられるのでなかなか書けずにいたのですが、このさいだから書いちゃいます。

わたしは以前から疑問に思っていた。女性が粘膜に直接使う生理用品が塩素漂白されていて、ダイオキシンなどが付着しているのはなぜか?なにゆえ漂白など必要なのか?これは陰謀ではないか?と。
そして、「放射線管理区域」並みかそれ以上の地域の工場で作られるこれらの製品。なにか作為が感じられる。生理用品など使うもんじゃない。


わたしは布ナプの市販品がなかった10年以上前から布ナプ愛用者でした。最初のころは、塩素フリーのタンポンと併用していたのですが、もっといいものがあると知った。
ムーンカップ
(わたしが使っているのは、もう販売されてないというdevacupのほうです)

これは膣内に装着するカップで、カップの中に経血を貯めるというものです。若干漏れたりするので、布ナプは必須ですが、出血量に応じて適宜カップの中を空にしていれば、布ナプ交換をとても減らせる。

ただし、身体の中に入れるので、入れたり出したりするコツに少々熟練が必要ですが、慣れてしまえば何ともありません。

最近はいろんなところのトイレにシャワートイレが常設されているので、一日中外出するような日でもカップの中を空にするのも問題無し。飛行機などで長時間座っていないといけないときでも気持ち悪くない。

なにより、ゴミが出ないし、カップに溜まった経血で体調も良くわかります。ローフードでブイブイやってる時はほんとにサラサラだし、色々機嫌良く食べてる時はちょっと粘度が上がる。身体は正直です。

旅行と月経周期が重なるような時でも、これさえもっていれば、生理用品のかたまりを持ち歩く必要もなく旅行の荷物が減らせます。

ケミナプが放射性物質になってしまうような世の中、経血コントロールがしっかり出来る人には必要ないかと思いますが、やっぱりお勧めするのです。着色して汚れてくるけれど、破れなければ使える一生モノなので、とっても経済的でもあります。

あ、今円高で値下げになってます。
ムーンカップ 女のカラダを考えたサニタリーに新種登場!

これを扱っているお店はlove piece culbという北原みのりさんが経営するアダルトグッズのお店です。ですからして、ハードコアなフェミニストの集うところでもあります。コラムもいろいろ読み応えたっぷりです。
アダルトグッズだけでなく、図書も豊富でとても楽しいのであります。
かような理由から、女性に幻想を抱く優しい男性諸氏はご訪問なさらないように。

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CRIIRAD 放射線の測り方。

状況はかなり逼迫しているので、自分へのメモも兼ねて、サバイバル情報のカテを追加しました。

今日は、放射線の測り方。
これはなかなか難しいらしく、簡易測定器を手に入れたとしても、測定器はγ線だけを測るものやβ線とγ線を測るもの、α線も測るものなど色々あって、分かりにくい。
そして、誤差も大きいのだそうで、小出先生などは「目安程度にしておいたほうがいい」とおっしゃってます。

だけど、ツイッターなどで報告されるものは、そのような簡易測定器で測られたもの。

わたしも早く手に入れたいと思っているけれど、まだまだ高いし、どんな機械を買えば良いのか迷っている最中です。

だけど機械を買う前に使い方などを知っておくのは悪くない。

フランスのCRIIADという団体が日本の人のために「放射能測定器の使い方ビデオ」を作ってくれた。それに日本語字幕をつけてくれたビデオがある。

チェルノブイリ事故の時、フランス政府は国民にウソをついて「大丈夫だ」と言った。だから、市民が科学者をやとって、測定器を購入し、自分たちで測定する機関を作った。それがこのCRIIADというフランスのNGOだそうです。
クリラッド(CRIIRAD)のレクチャビデオ


10まで続きます。
(CPSとμSv/hの説明)
(福島第一原発からの放射線物質放出と汚染)
(DG5やRadexでの汚染土壌調査方法)
(地面から1mの高さと地表で測る重要性)
(食品と水の汚染)
(Radex製放射能測定器の使い方)
(放射能測定器シンチロメータの使い方)
(ガンマ線積算量とガンマ線量率モニター・LB123)
10(EPDの使い方・汚染リスクに注意すること)

特に6番目の食品汚染を簡易測定器で測るところは・・・ようするにうんと高い汚染じゃないとわからないってこと。バックグラウンドが高ければ差が出ない。例えば、このビデオではキロあたり5300ベクレルのキノコの粉末30gを測るのだけど、バックグラウンドとの差が出ないので関知できない。
逆に言うと、簡易測定器を当てて数値が上がるようなものはビックリするぐらいの汚染だってことみたいだ。

はぁ~。これはなかなか大変そうだけど、自衛のために必要な知識になってしまったんだなぁ、と暗澹とするのでありました。
線量計を欲しいと思うけど、測るの怖いです。

しかし、ガイガーカウンターを持つのがたしなみみたいな世の中になるなんて・・・

こんなビデオもあるので、測定器お持ちの方はご参考に。
素人のための放射線計測講座~150名が参加

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情報リテラシーが寿命を決める世界。

これを読んだのはずいぶん前になるんだけれど・・・・

おしどりマコさんというすごい人がいる。
この方は芸人さんです。針金まげて色々作る人らしい。
311以降、「なんかおかしい?どうなっているのか知りたい」と、自分で記者会見にせっせと出掛けて色々質問するようになった。だから岩上チャンネルなどで記者会見を見てる人にはすっかり有名人です。

そのマコさんがこんな記事を書いている。
自分の健康のためにスポーツをするように、自分の情報リテラシーのためにメディアになる件

ネプツニウム239という物質が飯舘村で福島原発の正門と同程度検出された、というもの。ネプツニウム239、あまり聞いたことないでしょう? これはプルトニウム239の親核種となるのだそうです。



ネプツニウムというのはベータ崩壊してプルトニウムになるらしい。プルトニウムはα線しか出さないので測定が難しいらしいので、ネプツニウムの時にみつかって良かったのだそうな。

福島原発の正門前と同じくらいのネプツニウムが飯館村・・・

そして、原子力を推進してきた「日本原子力学会」というところは・・・だれも責任取りませんと言ってる。



責任のことは言わないでね。でも原子力は続けないとエネルギー問題困るでしょ。ぼくたちを信じてねってことなんだろうけれど

信じられないんだよぅ~。どうするんだよ!プルトニウムは測るのが難しいからないことにするんだろうか?ならば、日本原子力学会の大会は毎年福島でやればいい。

マコさんの話に戻ります。
このマコさんの書かれた記事、ネプツニウムのところはビックリ情報なのですが、大事なのは後半部分です。自分で調べて発表する。

記者会見に行ったりなんてことはとても出来ないけど、ほんとに大本営発表ばかり信じていたら大変!!って世の中です。

満州から引き上げの経験がある五木寛之さんが「政府が留まれと言ったら逃げろ」と書いているそうな。
公の放送がとどまれと言ったら逃げる…五木寛之さんの意見

今の状況、満州の最後のころと似ているかもしれない。襲ってくるのが兵隊じゃなくて放射能だけど。
そして誰も責任を取らないのだから、66年前の敗戦と比べてタチが悪いかもしれない。

「今すぐ影響はない」 なんてよく言うよ、恥ずかしげもなく・・・直ちに影響があって髪の毛がゴッソリ抜けたり、2週間でボロボロになって亡くなったりしたら大変よ。枝野さんだって防護服着て現地入りなんて出来なかったでしょ。
ほんと、スポーツをして健康を守るように、食べ物や食べ方の勉強をして美や健康を守るように、というか、守ることができるためには先ず世の中がどうなってるか知らなければ美も健康もないって世の中になってしまいました。

あぁ、面倒だけど美と健康のためだもの、仕方がないわ。

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塩シャンはなかなかgood

ぺんぎんさん、最近ヘアケアのこと書かないけど、もう挫折してシャンプー使ってんじゃないの?って思ってた?(え?もうそんな古い読者はいない?)
シャンプー買うのが面倒だし、また石けんを頭に塗りたくるのも面倒なので、相変わらずお湯シャンは続いています。

ところが困ったことに・・・6月から新しくメンバーになったクラブの水がどうもあわない。おまけにプールに入ると髪はとても汚れてしまう。

だから、クラブで洗髪する時は、クラブにあるシャンプー剤で髪の部分だけは洗って、頭皮はお湯洗い。仕上げにリンゴ酢を入れたお湯でリン酢というのがパターンです。

この方法、家の水で洗う分にはいいのだけれど、クラブの水だと髪が汚れてきて、手櫛を通すと指が白くなる。これは石けんカスみたいに見えるけど、石けんカスであるわけはなく、なにがしかの脂肪分が固化したものではないか、と思われます。

不快ですので、前に教えて頂いた「飽和食塩水で洗う」というのを試してみたら・・・

これ、いいですね~。

わたしは500ミリリットルのペットボトルに飽和食塩水を作って、風呂場に持って入り、よくリンスした頭皮全体にふりかけ、指でモミモミ洗います。
教えて頂いた通り、ネチネチしてくるのでお湯で流す、という方法です。
塩シャンについては、MIXIのコミュが詳しいです。

わたしは仕上げにまたリン酢するのです。

どういうメカニズムで汚れがとれるのかわからないのですが、これはと~ってもスッキリしますし、洗い上がりの髪の感じもとてもいい。

塩シャン、「今日はオシャレするぞ!」っていう日にお薦めなのです。

しかし、塩と炭で洗濯っていう方法もあるけど、どうして塩で汚れがとれるのでしょうか?デンプンが汚れをとるのはなんとなくわかるんだけど・・・どなたかメカニズムをご存知の方がおいででしたら、教えて下さい。

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不良少年の更生法@ネパール

わたしは昨日まで夫の仕事に合流して、なぜかプーケットで海にも入らず、夕日も眺めず、ロブスターも食べずに、ネパールの人たちとどっぷり過ごしていました。なぜこのような展開になったのか、わたしのは分からないので理由は聞かないでください。

色々な面白い話や面白い展開には事欠かないのだけれど、印象に残る面白い話を聞いた。

今は立派な紳士のクリシュナ氏。思春期のころはどうにも手を付けられないような不良だったらしい。
どんな不良かというと・・・道端で目があった人には「われー、どこ見とんじゃ」と呉弁で言ったかどうかは知らないが、欠かさず絡んだらしい。

親も困ったが、本人もなぜ自分がそんな風に絡まねば気が済まないのか、正直困っていたらしい。
そこでお父さんが彼を「瞑想センター」に一か月送ったらしい。

そのセンターでは一日中ろうそくだけ灯した真っ暗な部屋の中で「自分の鼻を見つめる」という修行をさせられたそうだ。食事は、炭水化物抜きで菜っ葉ばっかり。スパイスもなにも味付けもなし。「それは生ですか?」と聞いたら「ちょっとスチームしただけのものだった」と言ってました。

うーむ。そうか。わたしがそんな施設に入れられたら食欲のとりこになって余計に不良になりそうですが・・・

クリシュナさんが言うには、「最初のうちは鼻が4つも5つも見えるんだけど、だんだんと1つになってくる」んだそうな。
その施設は宗教的なところではなかった、とおっしゃってました。

そして、そのわけのわからない彼のイライラも収まって、立派な大人に成長したのでした。

うーん、ネパールの瞑想は奥が深いなぁ~、と感銘を受けたのでした。
修行の食事、肉魚抜きはわかるけど、ノーカーボ,スパイス抜きというのがおもしろいなぁ。

わけのわからないイライラに支配されている方、お試しください。

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広島の人の福島原発事故への感想。

バンコクからの帰り、最寄りのJRの駅からタクシーに乗った。

70代ではないか、と思われる個人タクシーの運転手さん(つまり社長さんってことかしら?)黙って運転していたのに、ある建築中の家の前を通る時に「ええ家が建ちますよ、あんなことでもせんと金が使えんのですかねぇ?」と話し始める。

道路脇の立派な民家、そういえば、別に建て替える必要のないような立派な家をすっかり壊していたっけ。今時珍しく木材を一本ずつ組上げての木造家屋を建築中です。

運転手さんの話は「電化にせんといかんのでしょうか?」といきなり電気の話。怪しい雲行きだなあ、と思ってたら案の定原発の話になる。

運転手さんの話では、原発はすごく安いのだそうな。福島で事故があったけど、放射能なんて、広島の原爆の時は誰もそんなこと言わなかったのに、今の大騒ぎはおかしい、と。

実は、この手の話はとても良く聞く。広島は原爆にやられたけれど、水も飲んだし食べるものだって何でも食べた。ワシらは避難もせずにそのまま住んでいるのに、どうして福島事故では避難だの、出荷停止だのと大騒ぎするのか?と。

そして、「どうして原発が悪いのかよくわからない」「原発がないと電気代が高くなってしまう」と。

広島で爆発したウランは800gで、原子力発電所で燃やされるウランは1年間に約1トン。それが4基におまけに「使用済み核燃料」ってのがあって、いったいどれだけの放射能が出てるか良くわからないけれど、計算によると広島原爆の800倍とか1000倍とか言われてるのです、と説明するが、どうもよく伝わらない。

運転手さんは使用済み核燃料の処理方法がない、というのはご存知のようだけれど、原子力発電所を運転し続けたらその処理方法のないものがドンドン生み出されてしまうことも良くわかってないみたいだ。

使用済み核燃料だってずーっと冷やしてないと崩壊熱で溶けちゃうし、放射能だって出している。ずーっと冷やし続けないといけない核燃料やら、処理方法のないものやらを含めても原子力は安いと思っているらしい。

そして、「ワシらの時にはそんなこと言わなかったのに、なんで福島では野菜や牛肉で大騒ぎしてるんだ、ワシらはずーっとそこに住んでるんじゃがのぅ」と非常に不快に思っている。

ともあれ、タクシーの運転手さん相手に激しいバトルを繰り広げる前に家に着いてちょっと安心したのでありました。家に着いてから夫が「あの運転手さん、墓穴掘るんだから・・・」とぼやく。

これは多分広島の人の普通の感覚なんだろう。良く似た話を色んなところで聞くのです。
なんだかなぁ~、普通の人との埋められない溝を感じるのです。どうしたらいいんだろう?

ミッドナイトフライトを終えて、家に辿り着き、機内食で出されたパンとスプラウトとチーズで軽く昼食にして昼寝したのでした。

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スプラウトさんたち、冷蔵庫で良い子にしてくれてありがとう。おかげで買い物に行かずにお昼ご飯が済みました。

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「どついたるねん」を見て料理教室の宣伝をしなくちゃ、と思う。

今日までの映画で見たいものが色々ある。でも、明日は料理教室だから、レシピをひねり出したり、材料をかき集めたりしないといけないから正直映画どころじゃない。旅行から帰って来たばかりでそっちの片付けも済んでないし、寝不足のままだし・・・どう考えても映画どころじゃないので、映画に行ってきた。

「どついたるねん」

赤井英和の自伝&主演のボクシング映画。
最近格闘技エクササイズを始めたから、というわけじゃないけど、前から見たかった映画が、原田芳雄さん追悼で再上映されていたので、「これは行かねば」と。

やっぱりボクサーの動きは全然違うわ、って当たり前のことに関心する。以前はボクシングを見てもプロレスをみてもわけがわからなかったけど、自分でゲンコツを振り回すようになって、少々理解が進んだような気がする。ジャブ、フック、アッパー、ボディーくらいの差が分かるようになっただけですが・・・

ちょうどタイに行ってる間、こんな本を読んでいた。


闘う女。―そんな私のこんな生きかた (徳間文庫)

下関崇子さんはタイの日本語フリーペーパーにエッセイを連載しておられて、以前からファンでした。
彼女は、ダイエット目的でキックボクシングを始め、なぜかプロになってしまい、タイまで行ってムエタイの選手になってしまって、試合までして。。。という破天荒な人生を送っておられる方です。
この方が、日本で試合に出る前に友達がメンバーになっているスポーツクラブに筋トレやらボクササイズのレッスンに出るのだけれど、「ジャブが決まりすぎて浮いてしまう」くらいなのだそうだから、わたしが行ってる格闘技エクササイズなどやっぱりお遊びなのだろう。
しかし、お遊びでも何でも、やってみるのとみないのとでは雲泥の差がある、ということが改めて分かった。

映画の帰りの車の中で夫から一通り映画の解説やボクシング選手についての講義を受けて、久々に紺屋さんでご飯。

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左はわたしが頼んだ期間限定トマトバジル塩ラーメン。右は夫が頼んだ醤油ラーメン。丼が変わってから味も良くなったって紺ちゃんがfacebookに投稿していたので「どれどれ」と食べてみたらしい。感想は「フツーに美味しかった」そうだ。

紺ちゃんの奥さんが「ぺんぎんさんのブログをみて来てくれた人がいる」と報告して下さいました。あれ?そんな話最近どこかで聞いたなぁ?と思ったら、「アラメゾン」でもそんなこと言ってな。

どなたか存じませんがありがとうございます。わたしが行く店は、野菜も含めて材料の産地がハッキリしているので、とりあえず安心して食べられるお店です。そんなお店を大事にしたいです。

紺ちゃんの奥さんはすごくこのブログのことを褒めて下さって「色々読む中で一番面白い」などとおっしゃってくれる。うーん、わたしの料理教室のほうは閑古鳥が鳴いているのだけど、そんなに人気なのだろうか?

ぺんぎんさんはお料理教室もやってます。自宅だから、一回こっきりの人はお断りするんですが、継続的に来て下さる方は歓迎です。かなり変わった料理教室だと思いますので、フツーにオシャレなお料理を習いたい人はフツーのオシャレな料理教室に行って下さい。ローフードのシカクが欲しい人はシカクを出す教室に行って下さい。

ウチはシカクも三角もありませんが、あなたが本当のあなたになって、真に自由で幸せになる方法をビシバシ伝授いたします。

週末に新規にローフードクラスの開催も考えてますので、ご希望のある方は右下のメールフォームからご連絡ください。人が集まらないとやらない(出来ない)からね。

明日の教室は、東北タイ料理ですよ~。試作もバッチリ、め~っちゃ美味しいので乞うご期待です!!
さ、今から横川シネマに行ってこよっと。

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お土産企画のタイ料理。

今日は楽しい料理教室。

今回はタイから戻ったばかりなので、タイのスパイスなどを使った東北タイ料理をやりました。
これは、メニューの選定に悩みながらバンコクで食事をしていて、目の前の料理に閃いたのです。「そうだ、イサーン料理って作ってないなぁ」と。

みんな大好きイサーン料理!これはきっとみなさん喜んで下さるわ。ということで、鉛筆なめなめレシピを作ったのでした。
このクラスにもあまり肉や魚を召し上がらない方がいらっしゃるので、完全にベジじゃないけれど、かなりベジ仕様のレシピをひねり出すのにやや苦労するのであります。
それに、本場過ぎる料理は再現性がないので、せっかく習ってもお家で作ってもらえないのも悲しいもんね。

というわけで、作ったよ、ソムタムとラープとケーンリエン。

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ソムタムってのは、おなじみパパイヤサラダです。グリーンパパイヤが手に入ったら是非作りたい。
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パパイヤの切り方は、タイの屋台のおばちゃんのやり方を練習してもらいました。かなりバンコクで食べる「ソムタム・タイ」と同じ出来でした。つまり、唐辛子2本入れただけだけど、辛かった・・・
パパイヤがない場合(普通はないけど)、食感で似てるのは人参なので、人参で代用したりしますが、わたしはキャベツで代用することが多いです。そうすると、ソムタムでなく「キャベツのヤム」になっちゃうんですが・・・

ラープ
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「幸せ」という名前の料理。
普通は豚ミンチで作るのですが、今回は、豆腐と大豆蛋白で作りました。もち米とグッドコンビネーション。ラープを自分で作ったのは本当に久しぶり、結婚当初時々作ったことを思い出しました。
ラープを食べる幸せなのであります。

ケーンリエン
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胡椒で辛味をつけたスープはタイの古いタイプのスープなんだそうな。このスープをメニューに出している店はそれほど多くないので、メニューで見つけたら必ず注文してしまう、とてもタイらしいスープです。タイのスープはトムヤムクンだけじゃないのだよ。

これらのオカズをもち米と生野菜で頂くのでした。ラープもソムタムもそこそこ辛くて、ケーンを飲めばこちらも胡椒の刺激があってお口の中は鎮火せず・・・キャベツがすすむのであります。
普通料理のセッションでも半分くらいローフードになってしまうんですね。

御参加下さった皆さん、お楽しみ頂けたでしょうか?
暑い中遠いところありがとうございました。どれか一品でもレパートリーに加えて頂けたら、こんな嬉しいことはありません。

いつかバンコク満腹ツアーも実施できるといいですね。

さよなら島根原発ネットワークでは、島根県知事宛に運転再開認めないでね!という署名を集めています。
島根原発が止まったら、中国地方は沖縄についで脱原発地域となります。えっへん!
拡散&ご協力お願いいたします。
http://sayonara.daynight.jp/shimanegenpatsu/network/shomei/shomei.shtml

原発のない世界でおいしいご飯を作って分け合って食べたいわ~。

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お土産企画第2弾は、フレンチのシェフに「参ったか!」の恥知らず企画。

またまたアラメゾン・シェフとメガネさんを呼んで恥も外聞もなく料理を振る舞ってしまった。
タイハーブの使い方が知りたい、というリクエストで、ならば色々持ち帰るからその時に、とお招きしたのです。
タイハーブはまあいいとして・・・肝心の産直市、今夏野菜と秋野菜の端境期らしく、キュウリも売ってないし、今日は空心菜もない。レタスもトマトもない。しかし、スーパーでどこの産地のものだか分からないのを買うのはイヤだから、またまた「あるもんで作る」料理となってしまいました。

リクエストをお伺いすると、「トムヤムと野菜炒め」とおっしゃるので、はいはい、そのようにでっち上げます。

料理人なので、食べることもお好きだけれど、料理の作り方にもご興味があるので、11時頃においで下さる。洗い物をして下さったり、スープの詰め物を作って下さったり・・・

メガネさんが練って詰めてくれた苦瓜スープ。
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余ったにひき肉を「団子にしてスープに入れてしまおう」と言ったら、丁寧に手で丸めてくださって、ちゃんと丸い団子になった。「え?手でやらないで何で丸めるんですか?」いや、スプーンでポトンと落とせば・・・って、いうのは手抜きでしょうか?
ひき肉に春雨が入るのだけど、春雨を切らしていて残念。悔しい。

シェフが洗って切ってくれた空心菜の炒め物。
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タオチャオという調味料を使うのですが、最近広島の業務用食材店で取り扱いがなくなってしまって、行きつけのタイ料理屋さんで買おうとしたら、「持って帰ってくれ」とお金を受け取ってもらえなくて、入手困難な調味料。
たまたま、メガネさんはこの空心菜の炒め物が食べたかったのだそうです。こうやって作るのですよ。

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ソムタム。唐辛子2本入れたらやっぱり辛い。お口直しに食べる島根産のキャベツがやたらと美味しい。
ソムタムの汁をご飯にかけて食べるとこれまた美味しい。

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チキンと茄子とインゲンのレッドカレー炒め。
ああ、タイ料理って感じ。コブミカンの葉がいい仕事します。

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トムヤムサーモンの腹身。
色が黒いのは、舞茸と、チリインオイルがビンテージだからです。トムヤムは辛いけどやめられない、止まらない不思議なスープです。

とまあ、こんな料理をこんな風にテーブルに並べて

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ワイワイ頂いたのでありました。(写真の人物はアラメゾンシェフのN美ちゃん)

フランス料理のヒントになるかどうかわからないけど、ソムタムはフレンチにアレンジ出来そうな気がします。

今回は一応デザートも用意しました。
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紅茶キノコマチェドニア。リンゴが出始めました。もう秋になるのですね。
ところで、紅茶キノコポンチ、サッパリして美味しいけど、夫は「やっぱり嫌い」と言って、半分残して仕事に行ってしまいました。

アラメゾンのお二人は、すごい料理を作る人なのに、ま~ったく自然体なのです。もうちょっとエラそうにした方がいいんじゃないか、とこっちが心配になるほど。
定休日に遊びにきて頂いたのだから、オフが徹底しているのかもしれません。

タイ料理はとってもお好きなようで、たくさん召し上がって頂きました。そして、ちゃんと「オヤブン」の分も残してお持ち帰り頂いたのでした。こんなところがすごく優しいのです。

今度はオヤブンにもいらしてもらおう。その前にオヤブンのお店に料理教室の生徒さんと食事会に出掛けるので、「プロの仕事ってのはこーゆーもんよ!」ってのをガッツーンと頂こうと思います。

いやぁ~、楽しかったです。わたしは人と一緒にわいわい料理を作ってワシワシ食べるのが好きみたい。おしゃべりも楽しいというよりめっちゃ面白くて、もう笑いっぱなしです。
アラメゾンのお二人、貴重なお休みにありがとう~。

帰りにまた産直市に寄ってお野菜を仕入れて帰られたのでした。やっぱり仕事モード?


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おいしい料理が食べられるのは、美味しい食材を作ってくれる人がいるからです。原発なしで暮したい!中国地方からまず脱原発を実現させましょう~。(住民エゴですが、なにか?)

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久々のリンゴで青泥。

産直市の品揃えを見ていると、そろそろ夏は終わって秋の気配です。

ピオーネの露地物が出始めて、ブドウの種類が増えてきて、幸水梨が出ているな、と思っていたら、リンゴが並んでいた。そして、野菜のほうは、菜っ葉があまりなくて、茄子ばっかり。茄子好きですが、ばっかりつーのも・・・
茄子のグラタンとか食べたいけど、油が多いから躊躇してしまう根性無しの茄子好き。食べたいんだから作ればいいのだが・・・よし、明日作ろう!カロリーが何だ!

旅行に出掛ける前は機嫌良く青泥ライフを送っていたのに、戻ってきたら食前のサラダさえままならない。まだタイにいた時のほうが生野菜食べてたような・・・

こんなことではいけない!と心入れ替えて、出始めのリンゴを入れて青泥を作る。

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久々にリンゴ入りの青泥の美味しさに感激する。
このリンゴはつるがじゃない早生リンゴ。名前は忘れちゃった。モモみたいなピンク色で可愛らしいリンゴだ。
これに庭の酢橘など絞ったら、もう悶絶ものの美味しさだ。そろそろ酢橘も食べられるかしら?

どうして青泥をまた食べようか、と思ったかと言うと・・・

お昼に、IMG_2459.jpg
グリーンカレーなど作って、ご飯とキャベツで食べたのだけど、3時頃口寂しくなって、オヤツを食べてしまったのです。
あ、こんなに食べて!青泥を食べてたら、口寂しくなんかならないから、青泥食べなくちゃ!と反省したのでありました。

加熱ご飯は、食べ過ぎると昼寝してしまうし、控えておくと後でお腹空くし・・・青泥はすごいなぁ。

そして、島根原発を止めるための署名もやってるよ。
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原発が止まらなかったら、暴れてやる~。
今日はバーベル持ち上げてきたよ。闘うには体力いるからな。青泥食べて、おいしいご飯食べて、バーベル持ち上げて、楽しい毎日です。

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なぜかプーケットでクリシュナのお誕生日

夫の仕事に合流して、プーケットに行ってた。
プーケットは22年ぶりくらいなので、初めて行くみたいなもんです。
なぜかネパールの人ばかりとおしゃべり。タイには南アジア系の人たちが経営するテーラー(仕立て屋)が沢山あるのだが、インド人かと思っていたら、ネパールからやってきた人たちが多いようです。

ちょうどクリシュナ・ジョンモスターミー(クリシュナ神のお誕生日)の日と重なったので、モンディール(お寺)に誘われて一緒に行ってみる。

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あれ?ご本尊はシバだけど、ま、いいか。

お寺の台所では盛大に料理を仕込んでいる。
アータを練ったものを丸めて伸ばして・・・

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プリ(揚げパン)を作ってる。
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ヒンドゥの人たちには油で揚げたものは清浄なんだったよな、と思う。

隣のコンロでは大量のカリーが。

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お堂では音楽が演奏されている。バジャン(神様をたたえる歌)かと思ったけど、そうでもなさそう。ネパール語なのか、ヒンディーなのかもよくわからない。ベンガル語じゃないのは確かでしたが(当たり前だが)・・・

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歌があると楽しい。言葉の意味がわからなくても、なにかが心の中まで入ってくる。

お香が回ってくるのでお布施を渡して、ありがたい煙で身体を清める。
ルピー札でなくて、バーツ札なのが変な感じ。ここはタイだってこと完全に忘れてしまう。

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そして、ご飯が出来た。

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さっきの野菜&豆カレーと、ヨーグルトと、ライスプディング(ミルク粥)このライスプディングは、お釈迦様が苦行の末に菩提樹の下で悟りを開いた時、村娘のスジャータが差し出した断食明けの食べ物でもあります。

手で食べようかと思ったけど、みんなスプーンとフォークでタイ式に食べているので、わたしもそれに習う。

ネパールのカレーはとってもアッサリしているのだけれど、この野菜と豆のカレーは美味しかった。生姜が沢山はいっていた。

タイで生活していても、こうやってお寺を作って、母語を話して、支え合って暮しているネパールの人たち。子どもは、タイの学校で学ばせているが、少し大きくなったら、経済に余裕のある家庭はネパールやダージリンの寄宿学校に子どもたちを送る人もいるみたいで、自分たちのルーツをしっかりと繋いでいる。

広場で遊ぶ子ども達はタイ語で話していた。英語も勉強しないといけないし、ネパール語も勉強しないといけないし、子どもは大変だけれど、バングラデシュの少数民族の人たちはみんなそれをやっているんだよなあ、と思うのでした。

人はどこに住んでいるかで「ナニ人」と決まるわけじゃない。アイデンティティをどこに持って生活するか、ということの方が大事なことなんだ、と思うのでした。

マイノリティとして暮らすことは、どの社会でも大変なことだと思うけど、世界中にその障害を乗り越えてアイデンティティーを守って生活している人たちがたくさんいるのだなあ、と思ったのでした。
妙に面長のシバ神の像を見て、色々考えた1日であります。

お寺を出たら、普通にタイの風景。道端の広告などを見るととても不思議な感じがしました。

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