１、パチンコ・パチスロ機
(１)パチスロ遊技機は、主力タイトル『パチスロ北斗の拳修羅の国篇』や『パチスロコードギアス反逆のルルーシュR2』等の実績あるタイトルのシリーズ機の販売を行ったことから、２１万５千台の販売（前期は１４万２千台の販売）。

(２)パチンコ遊技機は、『ぱちんこＣＲ蒼天の拳天帰』や『ぱちんこＣＲモンスターハンター4』等の個別タイトルの販売は堅調だったものの、政策的に大型タイトルの販売を翌期に変更したため、１３８千台の販売（前期は１９万９千台の販売）。
また、部材リユース等による原価改善や、開発費等の費用低減により収益性の改善に取り組んだ。
以上の結果、売上高は1,482億22百万円（前期比5.1％増）、営業利益は263億31百万円（前期比25.7％増）となった。
今期は(株)ユニバーサルエンターテインメントとの合弁会社として設立した(株)ジーグ社製の筐体を活用した新作タイトルの投入を予定している。

２、エンタテインメントコンテンツ事業は、各事業分野において、業績が好調に推移した。
(１)デジタルゲーム分野は、配信開始から４年目を迎え、昨年４月にPlayStation®4版でもサービスを開始した『ファンタシースターオンライン2』が引き続き好調に推移した。

(２)スマートデバイス向けタイトルは、『オルタンシア・サーガ-蒼の騎士団-』、『ぷよぷよ!!クエスト』等の既存主力タイトルを中心に、各種イベントやアップデート等を実施し、堅調に推移した。

(３)パッケージゲーム分野は、欧州を中心に高い人気を誇り、16年間で合計2,000万本以上を販売している『Total War』シリーズの新作『Total War: WARHAMMER』や、『ペルソナ』シリーズの新作『ペルソナ5』等の主力タイトルを発売し、販売本数は1,028万本(前期は922万本の販売)となった。

(４)アミューズメント機器分野は、新作タイトル『艦これアーケード』等のレベニューシェアモデルに
よる収益貢献や、人気トレーディングカードゲームの新作『三国志大戦』等の販売が好調に推移した。

(５)アミューズメント施設分野は、既存のゲームセンター業態における『艦これアーケード』等のビデオゲームの稼働が好調なことから、国内既存店舗の売上高は前期比で108.5％と堅調に推移した。

(６)映像・玩具分野は、国内で人気を博した劇場版『名探偵コナン純黒の悪夢（ナイトメア）』の配給収入や、TVアニメ等の制作収入等を計上したほか、玩具において、『アンパンマン』シリーズや『ぷに♡ ジェル』シリーズ等の定番・主力製品等を中心に販売した。

以上の結果、売上高は2,057億４百万円（前期比8.0％増）、営業利益は111億76百万円（前期比165.1％増）となった。

３、リゾート事業は、
(１)国内有数のリゾート『フェニックス・シーガイア・リゾート』において、平成28年８月に『シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート』の開業以来最大規模となるリニューアルが完了したほか、九州域内を中心とした集客施策を行った。しかし、上期の平成28年４月に発生した熊本地震によるキャンセル等の影響を補うには至らなかった。
なお、リゾート事業においては、屋内型テーマパーク事業の開発・運営会社株式の一部売却等を実施した。

(２)海外は、韓国のParadise Co., Ltd.と当社の合弁会社であるPARADISE SEGASAMMY Co., Ltd.（当社持分法適用関連会社）が、仁川において、既存のカジノ施設の運営に取り組んだほか、韓国初の本格的IR（統合型リゾート）となる『パラダイスシティ』の開業準備を進めた。(カジノ部分はオープン)

以上の結果、売上高は130億12百万円（前期比20.6％減）、営業損失は▲22億44百万円（前期は営業損失▲18億25百万円）となった。