ロッテ耐えうるか THAAD問題 陰湿な中国の貿易制裁攻撃 内憂外患 財務内容
THAAD韓国配備問題で、配備地を提供したロッテは、中国からの陰湿な制裁にあっている。それ以前に、承継問題から創業者一族間で争いが発生、韓国のナショナリズムにも火が付き、ロッテは韓国のものか、日本のものかの大論争、その結果、脱税、背任、不正などの問題が明らかにされ、昨年8月には韓国ロッテの副会長(一族ではない)が自殺するに至っている。THAADの基地提供など、韓国の感情優先の検察当局にはまったく関係なく、一族の多くが韓国検察当局から起訴されるに至っている。在日の悲哀とでもいうべきものだろうか。
韓国はTHAAD問題から、中国から貿易や観光において制裁を受け、特にロッテは集中攻撃を受けている。しかし、国民は朴大統領弾劾に燃え上がり、次期大統領選挙に向け、再び慰安婦問題を炸裂させ、ロウソクだの大極旗だのヒステリックな動きに終始している。中国・北朝鮮派の文在寅大統領候補予定者が、支持率でトップを走り、続く候補予定者たちも中国・北朝鮮派に近い人物たちばかりであり、次期大統領が誕生したところで、中国と米国との板ばさみの現実から身動きが取れないものになる可能性が高い。
経済は、輸出の1/4を占める中国経済の成長鈍化の影響を受け下り坂、それに加えTHAAD問題からの貿易制裁、内需はバブル化した不動産も落ち着きつつあるものの、この間、個人負債が急増し、デフレの懸念さえ心配されている。そうした中、朴大統領の弾劾問題からサムスン若親分を牢にぶち込み、ロッテ一族の起訴も合わせ、経済活動すら、身動き取れなくなってきている。
眼下、中国制裁をどう乗り切るかより、ヒステリックに燃え上がった国民感情を次期大統領選まで如何に持続させるかに政治家は動いており、仕掛けた慰安婦問題も日本側が大使を召還したもののそれ以上乗って来ず、盛り上がり欠け、今後、崔順実ゲート事件で槍玉に挙げられる可能性のある財閥は戦々恐々となっている。
こうした韓国経済の現実下、企業に対する制裁は、休戦すべきだろうが、北朝鮮の民族の血はそのまま南朝鮮(韓国)にも流れており、自己制御できずとことんいってしまいそうだ。
ロッテホールディングス連結決算
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2015年期の貸借対照表/単位:億円
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流動資産
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44,605
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流動負債
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28,158
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固定負債
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35,333
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固定資産
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50,655
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負債合計
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63,491
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純資産合計
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31,769
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資産合計
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95,200
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負債・純資産計
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95,260
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2015年期
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業績
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売上高構成
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売上高
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67,943
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食品
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9,578
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営業利益
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3,550
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流通
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29,761
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経常利益
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2,718
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観光サービス
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3,936
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韓国ロッテ含む
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化学・建設
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16,345
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金融・投資
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5,323
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合計
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64,943
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