さよならモノカラーテレビ 何が省エネか?
地上波デジタル対応テレビをようやく買った。
アナログテレビに対する視聴妨害にも耐えて、ケーブルテレビが提供するデジアナサービスで、アナログテレビを使い続けてきたが、ついにこのテレビにも寿命が来た。
数年前から僕のテレビは、赤の光が発光しなくなり、緑っぽい奇妙な色でしか映らなくなった。
こんな感じになる。
NHKだけでなく、民放もむろん、赤が出ないと変である。
いっそのこと白黒の方がましかも知れない奇妙な色合いである。
こうした症状は、何度か、スイッチをオンオフしていれば、そのうちに赤が発光するようになるので、数年前から騙し騙し、このテレビを使ってきた。
ところが、この1ヶ月ほど、赤が出るのは、週末のわずかな時間だけになった。
なんだかよくわからないが、やはり寿命と見るべきだと考え、ようやく今回、デジタルテレビを購入することになったのである。
94年上半期のサンヨー製品である。
離婚後最初に転がり込んだワンルームマンションの前住民が置いて行ったのをそのまま使ってきた。
地上波のデジタル化は、テレビの売り上げを伸ばすための公共事業だったと思っている。公共事業だけならまだしも、むりやり買換を迫る手口は、脅迫的である。
もったいないから、モノは長く使うべきだと僕は思っている。
使える限り使うのが、結局、今流行りのことでいえば、エコなのだと思う。それは許さない、他方で、省エネとかいいながら、高出力の製品に買換を迫られている。
今は、電力不足を補うために、白熱灯をLEDにだそうだ。
40年も持つような電灯がどうして必要なのか、家庭で白熱灯を使うのは、トイレとか、物置とか限られていて、そんな耐久性の高い電灯は無用だ。
これも結局、高いLED電灯を買わせるための公共事業(但し、今回は白熱灯を出荷自粛するきっかけを与えれば、よいので、元では要らないようである)なのだろう。
6月12日(火)に、デジタルテレビが搬入された。
その日だけ、僕のテレビは、久しぶりにカラーになった。
まことに健気で、捨てるには忍びないが、もう十分に使ったと思う。
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