『エール!』 フランスの人たちに祈る
フランスで750万人動員の大ヒットとなったという『エール!』
一週間前に見て「定番だけど、泣いてすっきりするのにいい映画」だと思った。
テロでささくれ立った心を鎮めるために、また、観てきた。
やっぱり、涙を流して、気分がすっきりした。
どってことはない定番で、でも、とても愛らしい映画だ。
フランスの人たちが望む生活も、僕らと変わらない笑いと愛に満ちた世界なんだと、当たり前のことを確認する。
ごく当たり前の生活を望む人たちを翻弄し、願いを断ち切ろうとする者を絶対に許してはならない。
この敵は、現象として現れているISではない。
ISによって、世界を操り、自らの欲望を満たす醜悪な軍産複合体だ。
フランス政府肝いりで発刊された、1月テロのときのシャルリエブド誌が700万部、「エール!」の観客が750万人。
「エール!」には、涙だけでなく、ユーモアもふんだんに盛り込まれている。
フランス人のセックス好きをおちょくったネタに見えた。
シャルリの見下す嗤いではなく、自国の国民性をからかう自虐ネタだ。
どちらの笑いがすぐれているか、フランスの人たちもちゃんとわかっている。
日本でも見下す笑いが広がっている。
しかし、本当は自虐ネタの方が愉快なことは日本人も知っている(と思いたい)。
愛知県では、11月27日が最終日になるので、今日、紹介した次第。
栄では明日までですよ~。
なお、本当にフランス人はセックス好きなのか、例によって社会実情データ図録を借りると、こんな感じ(2318)。
引用元によれば、フランス人のセックス相手は圧倒的多数がパートナーだが、浮気にも寛容なところが、セックス好きなフランス人のイメージを生んでいるのではないかと推測している。
グラフでむしろ、目を引くのは、日本人のセックス頻度が群を抜いて低いことだろう。
夫婦間の性生活が貧困であることは、弁護士の目から見ても、その通りで、その割に独占欲だけは強いから、不貞相手に対する慰藉料請求事件は多い。
今や不貞慰藉料請求事件は、交通事故と並ぶ2大裁判類型と言われるほどだ。
また、同図録の別のデータでは、日本男児の買春率がスペインとともに群を抜いて高いという、世の男性が決して白状しない事実も暴露している(^^ゞ
(なお僕はバツイチ独身であるので、念のため)