鉄のラインバレル 第11話 『SUPER NOVA』 感想
鉄のラインバレル 第11話 SUPER NOVA
これぞ王道のロボットアニメ!
地上と宇宙に分かれて展開するJUDA+特自と加藤機関との総力戦。
地上部隊は石神社長が指揮を執り、絵美は宇宙の浩一とサトルのサポートへ。
前回でも一時的に指揮権をとって、的確な指示を送る才能の片鱗を見せましたが、今後の絵美のJUDAでの役割もオペレーター、或いは指示を出してサポートをする役回りになりそう。浩一と二人でラインバレルを呼び出していたのがもう懐かしい・・・。
それにしても“王政 陸”・・・加藤機関メンバーならではの想像想像言うのはいいですが、『残念でした!今年のクリスマスは中止になりましたぁ?!』とか、自分からあのポジションを志願したとか・・・見た目やら何やらと相まってこの時期のために作られたキャラクターのような気がしてならないです(;^ω^)
宇宙で繰り広げられる戦闘と同時に地上で展開するJUDAと加藤機関の戦闘。そこに割って入ってきたのは・・・
特自とキリヤマ重工が開発した“迅雷”を駆る道明寺 誠!
なんで特自で戦闘員として活動しているとかは今後説明が入るとして、『早瀬軍団』として彼が戦闘に介入してくるのは面白い。疎遠になりがちな理沙子たちと浩一を繋ぐ“橋渡し的”な意味として考えても。相変わらずのノリの良さでシズナや美海たちまで勝手に『早瀬軍団』に巻き込んでたりしてますが(笑)
今後の展開でも結構重要な役になりそうな気がします。
原作では一応普通の中学生・・・なんですよね? アニメオリジナルの展開もこう見ると魅せる所があって良いと思います。
軍事衛星ヘリオスからの主砲発射を阻止するために、王政 陸の駆る“ヤオヨロズ”と交戦する浩一と、世界各地への攻撃を防ぐために磁場ミラーを破壊するサトル。
しかし“ヤオヨロズ”の見た目に反する機動性と特殊装甲の前に翻弄され、ラインバレルは戦闘エリア外に吹き飛ばされてしまう。そして訪れる作戦終了のタイムリミット・・・。
加藤機関への降伏を示唆する石神社長に、何か手は無いのかと叫ぶ浩一。
そんな彼に、石神邦生は静かに答える。
『早瀬君、後ろを見たまえ。それが今、君が背負っているものだ』
ラインバレルから背後に見える地球。そこに居る人々、それまで在った出来事を思い返す浩一。
『・・・まったく、世界とか人類とかさ・・・そんなでっかいもの、たかが中坊のガキに背負わせるかねぇ・・・。でもさ!
ナイスな展開だよ!世界を救い人類を守る!!悪くないじゃないか!!』
エグゼキューターのリミッターを解除し、大気圏の落下軌道に落ちることも構わずサトルに後を託す浩一の姿は正に主人公。
勢いがかった口調は以前と同じようでも、そこには力を持ったことによる優越感からの顕示欲ではなく、本当の主人公として在るべき姿に覚醒した浩一の姿が見えたと思います。・・・こういう展開、大好きです(^^)
『地球って本当に青いんだな・・・。矢島、見てたか・・・?俺、世界を救っちまったんだぜ・・・。なぁ、さすがのお前も、驚いただろ・・・?なんかさ・・・すごく、いい気分だ・・・』
浩一が見せた覚悟と信頼、ジュディ・ブラウン中尉から伝えられた“自分の力の意味と価値”。
サトルもまた、今回ではその復帰と成長を見せつけてくれました。
大気圏から落下するラインバレルを“バレットアーム”で受け止めるサトルのハインド・カインド。
今回は主人公の浩一だけでなく、サトルの復帰と成長も描かれていたのも印象的でしたね。
周囲の大人の教えと仲間との友情、ラインバレルのテーマにあって王道をいくストーリー展開はグッと来るものがあります。浩一とサトルの友情も一層深まったようで何より。
浩一たち若人を導くという立場である大人、ジュディ中尉と石神社長の存在。
ジュディ中尉は語って諭すタイプのようですが、直接的ではなく、浩一に自らの意思で成長を促す石神社長も、普段の飄々とした印象と相まってかなり好印象^^ あの面白オジサンな所も好きですけれど(´ー`*)
石神社長が見てみたかったと語る“正義の味方の誕生”。今回のサブタイトル『SUPER NOVA』の意味を新生する本物のヒーローの誕生という意味として考えると、見終わってから改めて納得のいくタイトルですね。
戦いの後。それぞれが過ごすクリスマス。
加藤は今回の件でも失敗ではなく予定通りと語ってますが、相変わらず行動のギャップがある人ですね・・・。普通にケーキ食べたりするんですか^^; 実は甘党だったり?でもカレー味のカステラなんて食べてたし・・・うーんw
わざと世界に脅威を与えてそれを乗り越えさせようとしているとか、人類の成長を促すなんてキレイな読み方はやっぱり違うような気もするのですが、加藤久嵩の言う『正義の意味』と『世界征服』、反する言葉の意味する所はまだ予想がつきません。
JUDAのパーティではサトルの肩に手を置きねぎらいの言葉をかける森次さんの姿も。
不器用・・・というより、生真面目な雰囲気が伝わってくる印象ですが、あの性格だからこそ頼もしくもあり厳しく感じるんでしょう。キリヤマ重工の社長?の桐山との関係を匂わす部分が気になるところ。
浩一は浩一で今回は株が急上昇してましたね^^;
作戦での働きはもちろん、クリスマスプレゼントの効果で絵美とも距離は縮まったようで。
それを横目に思わせぶりな美海さんもフラグが立ってるようですし、シズナとの関係だってまだまだこれから?
早瀬軍団のクリスマスパーティではなぜか道明寺の怪談話・・・クリスマスにやることですか(笑)
理沙子との約束も無事果たせたし、今回はさすがに『お疲れ様』でしたね、浩一・・・。メリークリスマス♪
今まで溜まっていたフラストレーションも戦闘回の濃密さと内容も鬱憤晴らしますよといわんばかりの展開で個人的にとても気分良く視聴できたのですがいかかがでしょう。浩一が成長を遂げる有り様を意識して当初のあのダメっ子ぶりを強調していたのならこれは成功したと言わざるを得ないかと。
今更ですが視聴切らないで良かったです(*´∀`*)
【おまけ】
毎回サービスシーンを怠らないのもラインバレルのいいところ?
それにしても揺れ過ぎです(;´∀`)
次回 鉄のラインバレル 第12話 『南海より愛をこめて』
今度は道明寺クンが名指しで『最低です』! 浩一は良かったね! 道明寺は自業自得だね!
今回は戦闘でキリキリ行ったし、次回はサービス回になりそうな予感。
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これぞ王道のロボットアニメ!
地上と宇宙に分かれて展開するJUDA+特自と加藤機関との総力戦。
地上部隊は石神社長が指揮を執り、絵美は宇宙の浩一とサトルのサポートへ。
前回でも一時的に指揮権をとって、的確な指示を送る才能の片鱗を見せましたが、今後の絵美のJUDAでの役割もオペレーター、或いは指示を出してサポートをする役回りになりそう。浩一と二人でラインバレルを呼び出していたのがもう懐かしい・・・。
それにしても“王政 陸”・・・加藤機関メンバーならではの想像想像言うのはいいですが、『残念でした!今年のクリスマスは中止になりましたぁ?!』とか、自分からあのポジションを志願したとか・・・見た目やら何やらと相まってこの時期のために作られたキャラクターのような気がしてならないです(;^ω^)
宇宙で繰り広げられる戦闘と同時に地上で展開するJUDAと加藤機関の戦闘。そこに割って入ってきたのは・・・
特自とキリヤマ重工が開発した“迅雷”を駆る道明寺 誠!
なんで特自で戦闘員として活動しているとかは今後説明が入るとして、『早瀬軍団』として彼が戦闘に介入してくるのは面白い。疎遠になりがちな理沙子たちと浩一を繋ぐ“橋渡し的”な意味として考えても。相変わらずのノリの良さでシズナや美海たちまで勝手に『早瀬軍団』に巻き込んでたりしてますが(笑)
今後の展開でも結構重要な役になりそうな気がします。
原作では一応普通の中学生・・・なんですよね? アニメオリジナルの展開もこう見ると魅せる所があって良いと思います。
軍事衛星ヘリオスからの主砲発射を阻止するために、王政 陸の駆る“ヤオヨロズ”と交戦する浩一と、世界各地への攻撃を防ぐために磁場ミラーを破壊するサトル。
しかし“ヤオヨロズ”の見た目に反する機動性と特殊装甲の前に翻弄され、ラインバレルは戦闘エリア外に吹き飛ばされてしまう。そして訪れる作戦終了のタイムリミット・・・。
加藤機関への降伏を示唆する石神社長に、何か手は無いのかと叫ぶ浩一。
そんな彼に、石神邦生は静かに答える。
『早瀬君、後ろを見たまえ。それが今、君が背負っているものだ』
ラインバレルから背後に見える地球。そこに居る人々、それまで在った出来事を思い返す浩一。
『・・・まったく、世界とか人類とかさ・・・そんなでっかいもの、たかが中坊のガキに背負わせるかねぇ・・・。でもさ!
ナイスな展開だよ!世界を救い人類を守る!!悪くないじゃないか!!』
エグゼキューターのリミッターを解除し、大気圏の落下軌道に落ちることも構わずサトルに後を託す浩一の姿は正に主人公。
勢いがかった口調は以前と同じようでも、そこには力を持ったことによる優越感からの顕示欲ではなく、本当の主人公として在るべき姿に覚醒した浩一の姿が見えたと思います。・・・こういう展開、大好きです(^^)
『地球って本当に青いんだな・・・。矢島、見てたか・・・?俺、世界を救っちまったんだぜ・・・。なぁ、さすがのお前も、驚いただろ・・・?なんかさ・・・すごく、いい気分だ・・・』
浩一が見せた覚悟と信頼、ジュディ・ブラウン中尉から伝えられた“自分の力の意味と価値”。
サトルもまた、今回ではその復帰と成長を見せつけてくれました。
大気圏から落下するラインバレルを“バレットアーム”で受け止めるサトルのハインド・カインド。
今回は主人公の浩一だけでなく、サトルの復帰と成長も描かれていたのも印象的でしたね。
周囲の大人の教えと仲間との友情、ラインバレルのテーマにあって王道をいくストーリー展開はグッと来るものがあります。浩一とサトルの友情も一層深まったようで何より。
浩一たち若人を導くという立場である大人、ジュディ中尉と石神社長の存在。
ジュディ中尉は語って諭すタイプのようですが、直接的ではなく、浩一に自らの意思で成長を促す石神社長も、普段の飄々とした印象と相まってかなり好印象^^ あの面白オジサンな所も好きですけれど(´ー`*)
石神社長が見てみたかったと語る“正義の味方の誕生”。今回のサブタイトル『SUPER NOVA』の意味を新生する本物のヒーローの誕生という意味として考えると、見終わってから改めて納得のいくタイトルですね。
戦いの後。それぞれが過ごすクリスマス。
加藤は今回の件でも失敗ではなく予定通りと語ってますが、相変わらず行動のギャップがある人ですね・・・。普通にケーキ食べたりするんですか^^; 実は甘党だったり?でもカレー味のカステラなんて食べてたし・・・うーんw
わざと世界に脅威を与えてそれを乗り越えさせようとしているとか、人類の成長を促すなんてキレイな読み方はやっぱり違うような気もするのですが、加藤久嵩の言う『正義の意味』と『世界征服』、反する言葉の意味する所はまだ予想がつきません。
JUDAのパーティではサトルの肩に手を置きねぎらいの言葉をかける森次さんの姿も。
不器用・・・というより、生真面目な雰囲気が伝わってくる印象ですが、あの性格だからこそ頼もしくもあり厳しく感じるんでしょう。キリヤマ重工の社長?の桐山との関係を匂わす部分が気になるところ。
浩一は浩一で今回は株が急上昇してましたね^^;
作戦での働きはもちろん、クリスマスプレゼントの効果で絵美とも距離は縮まったようで。
それを横目に思わせぶりな美海さんもフラグが立ってるようですし、シズナとの関係だってまだまだこれから?
早瀬軍団のクリスマスパーティではなぜか道明寺の怪談話・・・クリスマスにやることですか(笑)
理沙子との約束も無事果たせたし、今回はさすがに『お疲れ様』でしたね、浩一・・・。メリークリスマス♪
今まで溜まっていたフラストレーションも戦闘回の濃密さと内容も鬱憤晴らしますよといわんばかりの展開で個人的にとても気分良く視聴できたのですがいかかがでしょう。浩一が成長を遂げる有り様を意識して当初のあのダメっ子ぶりを強調していたのならこれは成功したと言わざるを得ないかと。
今更ですが視聴切らないで良かったです(*´∀`*)
【おまけ】
毎回サービスシーンを怠らないのもラインバレルのいいところ?
それにしても揺れ過ぎです(;´∀`)
次回 鉄のラインバレル 第12話 『南海より愛をこめて』
今度は道明寺クンが名指しで『最低です』! 浩一は良かったね! 道明寺は自業自得だね!
今回は戦闘でキリキリ行ったし、次回はサービス回になりそうな予感。
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この記事へのコメント
>ヴィーさん
王道の『熱血』アニメ、そうですね、熱血は忘れちゃいけません><
ガンダム00みたいなシリアス路線よりも視聴者に心地よい王道の展開はやっぱり見た後に良い印象を覚えますね~(^^)
戦闘シーンに関しても地上戦闘を含めヤオヨロズの変な動作とか(笑)ラインバレルらの動きはCGでありながら迫力あって良かったと思います。
浩一の成長、矢島もしっかり見届けてくれているといいですね・・・。
ジュディ中尉は確かにマチルダさんに似てるかも・・・。戦死フラグは立たなかったので安心でした^^;
王道の『熱血』アニメ、そうですね、熱血は忘れちゃいけません><
ガンダム00みたいなシリアス路線よりも視聴者に心地よい王道の展開はやっぱり見た後に良い印象を覚えますね~(^^)
戦闘シーンに関しても地上戦闘を含めヤオヨロズの変な動作とか(笑)ラインバレルらの動きはCGでありながら迫力あって良かったと思います。
浩一の成長、矢島もしっかり見届けてくれているといいですね・・・。
ジュディ中尉は確かにマチルダさんに似てるかも・・・。戦死フラグは立たなかったので安心でした^^;
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メリークリスマス!
「残念ですが今年のクリスマスは中止になりました」
「矢島、見てたか…俺、世界を救っちまったんだぜ…」
鉄のラインバレル 第11話「SUPER NOVA」の感想です。
ついに沙慈とルイスが出会ったですね。
「SUPER NOVA」
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加藤機関八番隊隊長 王政陸
URL :
- ヴィー - 2008年12月14日 18:15:13
雰囲気は全く違うけど「デモンベイン」みたいな無闇な熱さを感じました。
宇宙での戦闘も満足のいくデキ。
基本的には弾道飛行で、そっから多少しか動けないから機動性では完全に負けてるし、そんな動きだから戦闘時間そのものが数分しかない。
それが間延びしない演出にも繋がるし、長時間での戦闘だった場合の不都合な事(地球周回速度はかなり速いので数十分ごとに昼と夜が来る)も回避できてたのはさすがです。
地球を背景に浩一が発した言葉が今までとの対比になっているから、最初から言われるよりもかなり感動しました。
きっと矢島も笑ってくれてますよ。
ジュディ中尉はマチルダになるかと思いましたが、シチュエーション的にありえなかったので個人的には良かった(笑)