カテゴリ:快適デジタルライフ
このページの記事一覧
- 2011/08/03 - 管理しやすい理想的なフォルダ構成と命名規則 (その2)
- 2011/07/30 - パソコンの内蔵時計をズレなくする方法 (画像付き)
- 2011/07/29 - タスクマネージャでプロセス管理をする重要性
- 2011/07/27 - 管理しやすい理想的なフォルダ構成と命名規則 (その1)
- 2011/07/25 - システムドライブとデータドライブを分ける事のススメ
管理しやすい理想的なフォルダ構成と命名規則 (その2)
前回の記事では,フォルダ分けの必要性とフォルダの命名規則について扱いましたが,今回はこれらを応用して管理しやすいフォルダ構成を考えてみましょう.
今回の話の内容をより理解し易くするために,ぜひ前回の記事も合わせて読んでください.
また今回扱うフォルダ構成は,万人に当てはまるようにベーシックな構成になっているので,この構成をそっくりそのまま利用してもいいですし,また自分に合うフォルダ構成の基礎というものをこの記事からくみ取って活かしてもらえると嬉しいです.
フォルダ構成
フォルダ構成のカラーが一番出る箇所は,やはりトップのフォルダ構成ですのでこの部分は特に気を遣った構成というものを考えなくてはなりません.以下のフォルダ構成で多くのユーザーの利用想定をカバーできるものになっているはずです.
データドライブが複数ある場合は今回のフォルダ分けをドライブ単位で行ってもいいですね.
また今回のフォルダ構成を「システムドライブしか無い環境」で実際に利用しようとしている人はシステムドライブ直下に新規のフォルダを作る事はお勧めしません,理由としては一部のソフトウェアはインストールするとシステムドライブ直下に新規のフォルダを作りそこを利用するものがあります.
そうなるとフォルダ名が衝突してしまい色々面倒な事になるので,今回のようなフォルダ構成をシステムドライブしか無い環境で利用するには「マイドキュメント」などの自分のユーザー範囲内のフォルダから行ってください.
それではそれぞれのフォルダの説明と,その直下に作るサブフォルダの内容などを個別に説明していきます.
パソコンの内蔵時計をズレなくする方法 (画像付き)
パソコンを使っていると,パソコンの時間がずれていると感じる時はありませんか?
例えば NHK で毎時に放送されるニュースが始まったのに,パソコンを見るとタスクバーに表示されている時間はその数分前だったりする時ってあったりしますよね.
(しかしデジタル放送は圧縮されている放送データを解凍するために数秒送れた映像を見ている事になるので正確にはテレビの放送もずれていますが…)
パソコンに限らず,他の家電においても内蔵時計がずれている事も珍しくないので「パソコンもそういう物なのかな?」と思ってあまり気にしない人もいるかと思いますが,実はパソコンにおいては限りなく正確な時間を示すようにすることは可能です.
なぜ内蔵時計がズレるのか
そもそも何故パソコンの内蔵時計がずれてしまうのかを説明します.
タスクマネージャでプロセス管理をする重要性
パソコンをインターネットにつなぐということは,有益な情報を沢山あなたに与えてくれますが,同時に様々な危険と隣り合わせであるという事を意識されない事が多いです.
具体的な危険としては,インターネットに接続するだけであなたのパソコンにはIPアドレスが割り振られますが,IPアドレスを公開していないにも関わらず1日に何回かは不正なアクセスが来ます.
これはあなたのIPアドレスがどこからか流出しているわけではく,基本的に総当たりでIPアドレスに不正なアクセスをしているので具体的に決まった目的者がいるわけではないです.
また不正なアクセスの他には正規のソフトウェアをインストールしたたはずが,実はそのソフトウェアの内部で不正なプログラムが動いていたり,同時にインストールされたよくわからないソフトが実は不正なプログラムだった.なんてこともあります.
ちなみにこれらの不正なプログラムはシステムにバックドアを作り,インターネット犯罪のための踏み台に使われたり,ネットバンクへアクセスするための重要なパスワードなどが筒抜けになってしまいます.
これらの危険は OS が提供しているシステムや,ユーザーが任意に導入するアンチウイルスソフトなどによって,ほとんど回避することが可能ですが 100% の安全が保証されているわけではありません.
「危機感」を意識したパソコンの使い方
OS のシステムやアンチウイルスソフトの防壁を突破した不正なプログラムは,密かに隠れて動作しますが,実はライトユーザーの人でも簡単に見つける事ができます.
管理しやすい理想的なフォルダ構成と命名規則 (その1)
パソコンを使っていると様々なコンテンツを HDD に保存する機会がありますが,みなさんはしっかりデータドライブに保存しているコンテンツの管理は行えていますか?
データドライブの意味がよくわからない人は,前に扱った記事がありますのでこちらを読んでください.
何でもかんでも「新しいフォルダ (1)」のような一見しただけではよくわからないフォルダに,インターネットで拾ったものや自分で作成したコンテンツを保存していたりしませんか?
少しでも心当たりがある人は,このエントリを参考にフォルダの管理を見直してみると今以上にパソコンを使いやすくできる可能性があります.
フォルダ分けの必要性
パソコンに保存されているファイル (コンテンツ) の種類を一定のルールによってフォルダに分け管理する事は色々なメリットがあります.
システムドライブとデータドライブを分ける事のススメ
みなさん何気ない生活の中でもリスクマネジメントを少なからず意識しているはずです.
例えば,鍵を閉めたら扉が閉まっているか確認したり,一人で歩道を歩く場合はできるだけ車道側から離れるなど,そのような小さい事でも十分にリスクを軽減する効果があります.
このリスクマネジメント.日本語ではリスク管理と言いますが,実はみなさんが普通にパソコンを使う上でもやはり重要な事であり,これを意識していないと大変な事になりかねません.
今回はパソコンを使う上で基本のリスク管理の1つである「システムドライブとデータドライブの分離」について扱ってみたいと思います.
システムドライブとデータドライブとは何ですか?
システムドライブとはオペレーションシステム (OS) がインストールされているハードディスクドライブ (HDD) の事を指しています.メーカー製のパソコンでも自作パソコンでも意図して変更しないかぎりCドライブになっているはずです.
データドライブとはオペレーションシステム (OS) がインストールされていないハードディスクドライブ (HDD) の事を指しています.意図して変更しないかぎりDドライブを含む以降のドライブがこれにあたります.
つまり OS がインストールされているドライブにいくら音楽,動画,画像ファイルやメールなど入っていようがそれはシステムドライブという事です.
パーティション
しかし実は先のシステムドライブとデータドライブの内容では説明し足りない部分があります,それがパーティションと呼ばれる HDD を区切る仕組みです.