アリはマーガリンを食べに来る? 実験結果
2014.07.20 20:00|アフリカde食材 生活用品 写真館|
← 実験に使用したマーガリン
【マーガリンの原産地】……チュニジア産(私の家にあったもの)
【実験 使用量】……………大さじ3杯
【マーガリンを置く場所】…草原
※100% 人為的な影響がない、最高の条件
【マーガリンを置いた物】…大きな葉っぱ(自然への配慮)
【観察時間】…………………毎日 朝と夕方(可能な限り)
マーガリンを置いた場所
昼過ぎ実験開始。
●初日(置いてから4時間後)
ギッシリとアリがマーガリンにかぶりついていました
アリは油が好きなので、マーガリンに含まれる油と塩分に引きつけられたと考えられます。
コンゴ共和国のマーガリン&バターは、日本よりも塩分が控えめと思います。
アリがマーガリンを食べないというネットで公表されていた実験結果が
4時間で覆されてしまいました。
●3日目朝
未確認昆虫 2匹 カタツムリ1匹 バッタ1匹
カタツムリはマーガリンが目的かは不明。
マーガリンを食べていたバッタの赤ちゃんは、しっかり目視!
●その数日後
雨も影響したのか、昆虫からマーガリンは見向きもされなくなりました。
表面が雨に濡れヨーグルトの様になり、色も初日より白っぽくなりました。
ところが、げっ歯類(ネズミ)のような 2本の歯の食痕 を発見!
この食痕が本当にネズミなら、ネットの情報と違った事が起こった事に。
その翌日から、歯の食痕の場所に 再びアリが殺到し大混雑。
げっ歯類が食べたことで、内側の状態の良いマーガリンが出てきたからです。
その後、ゴキブリ も食べに来ていました。
2本の歯の食痕 マーガリンを食べるゴキブリ
数日後にも、様々な昆虫が訪問し、マーガリンは着実に減少。
* * *
海外産だし、日本のマーガリンとは原材料を比較するために
今回実験に使ったマーガリンの原材料を載せます。
まず先に、日本の一般的なマーガリンの原材料の2例。
【原材料名】・・・食用植物油脂、食用精製加工油脂、食塩、脱脂粉乳、発酵乳、乳化剤、
香料、着色料(カロテン)、(原材料の一部に大豆を含む)
【原材料名】・・・食用植物油脂、食用精製加工油脂、食塩、粉乳、乳化剤、香料、
着色料(カロテン)、(原材料の一部に大豆を含む)
※原材料の中の「食用精製加工油脂」が、
植物性油脂を「水素添加」と呼ばれる化学処理した物。
これにより常温でも固体になり、酸化しにくく、保存性が高いとか…。
この化学処理でできた物が問題視されている「トランス脂肪酸」。
【チュニジア産マーガリン 原材料】
(E330)と(E320)は、単語は違いますが、
辞書を引くと同じ様な内容物と解釈し、酸化防止剤としました。
興味がある方は、自分で辞書を引いて訳してみてくださいね。
基本材料は日本と同じですが、
日本のマーガリンは脱脂粉乳や、発酵乳、粉乳が含まれ、
その手の物を入れていないチュニジア産よりも
アリを引き付ける要素が高いと思われます。
今回 実験で使ったチュニジア産マーガリンには、
日本産には入っていない 酸化防止剤が2種類入っていました。
これはどういう事を意味するのでしょう。
●実験は、6月1日から14日まで毎日 朝と夕方に観察。
色々な角度から写真を撮り、その中から数枚 ブログに載せました。
7月6日の時点で、全てがシロアリの食べカスに覆われ、
ほぼマーガリンは見えなくなったのを確認し、実験を終了しました。
マーガリン実験 最終日
●実験を終えての感想
個人でマーガリンを買う人も少ないカボ村で
大胆にも大さじ3杯の贅沢実験を決行。さぞかし虫も驚いた事でしょう。
コンゴ共和国の村の人たちにとって、アリをはじめ
様々な昆虫がマーガリンを食べに来てくれた事は、
「虫さえも食べない」という事を否定し、ややホッとしました。
確かにマーガリンは、実験中にカビる事もなく、形をほぼ崩しませんでしたが、
昆虫をはじめとする生き物の口の中に入り、結果的に土の中に戻って行きました。
マーガリンがどの様に変化していくのか見れ、別の意味でも面白い実験でした。
これにて実験報告完了!
【マーガリンの原産地】……チュニジア産(私の家にあったもの)
【実験 使用量】……………大さじ3杯
【マーガリンを置く場所】…草原
※100% 人為的な影響がない、最高の条件
【マーガリンを置いた物】…大きな葉っぱ(自然への配慮)
【観察時間】…………………毎日 朝と夕方(可能な限り)
マーガリンを置いた場所
昼過ぎ実験開始。
●初日(置いてから4時間後)
ギッシリとアリがマーガリンにかぶりついていました
アリは油が好きなので、マーガリンに含まれる油と塩分に引きつけられたと考えられます。
コンゴ共和国のマーガリン&バターは、日本よりも塩分が控えめと思います。
アリがマーガリンを食べないというネットで公表されていた実験結果が
4時間で覆されてしまいました。
●3日目朝
未確認昆虫 2匹 カタツムリ1匹 バッタ1匹
カタツムリはマーガリンが目的かは不明。
マーガリンを食べていたバッタの赤ちゃんは、しっかり目視!
●その数日後
雨も影響したのか、昆虫からマーガリンは見向きもされなくなりました。
表面が雨に濡れヨーグルトの様になり、色も初日より白っぽくなりました。
ところが、げっ歯類(ネズミ)のような 2本の歯の食痕 を発見!
この食痕が本当にネズミなら、ネットの情報と違った事が起こった事に。
その翌日から、歯の食痕の場所に 再びアリが殺到し大混雑。
げっ歯類が食べたことで、内側の状態の良いマーガリンが出てきたからです。
その後、ゴキブリ も食べに来ていました。
2本の歯の食痕 マーガリンを食べるゴキブリ
数日後にも、様々な昆虫が訪問し、マーガリンは着実に減少。
* * *
海外産だし、日本のマーガリンとは原材料を比較するために
今回実験に使ったマーガリンの原材料を載せます。
まず先に、日本の一般的なマーガリンの原材料の2例。
【原材料名】・・・食用植物油脂、食用精製加工油脂、食塩、脱脂粉乳、発酵乳、乳化剤、
香料、着色料(カロテン)、(原材料の一部に大豆を含む)
【原材料名】・・・食用植物油脂、食用精製加工油脂、食塩、粉乳、乳化剤、香料、
着色料(カロテン)、(原材料の一部に大豆を含む)
※原材料の中の「食用精製加工油脂」が、
植物性油脂を「水素添加」と呼ばれる化学処理した物。
これにより常温でも固体になり、酸化しにくく、保存性が高いとか…。
この化学処理でできた物が問題視されている「トランス脂肪酸」。
【チュニジア産マーガリン 原材料】
(E330)と(E320)は、単語は違いますが、
辞書を引くと同じ様な内容物と解釈し、酸化防止剤としました。
興味がある方は、自分で辞書を引いて訳してみてくださいね。
基本材料は日本と同じですが、
日本のマーガリンは脱脂粉乳や、発酵乳、粉乳が含まれ、
その手の物を入れていないチュニジア産よりも
アリを引き付ける要素が高いと思われます。
今回 実験で使ったチュニジア産マーガリンには、
日本産には入っていない 酸化防止剤が2種類入っていました。
これはどういう事を意味するのでしょう。
●実験は、6月1日から14日まで毎日 朝と夕方に観察。
色々な角度から写真を撮り、その中から数枚 ブログに載せました。
7月6日の時点で、全てがシロアリの食べカスに覆われ、
ほぼマーガリンは見えなくなったのを確認し、実験を終了しました。
マーガリン実験 最終日
●実験を終えての感想
個人でマーガリンを買う人も少ないカボ村で
大胆にも大さじ3杯の贅沢実験を決行。さぞかし虫も驚いた事でしょう。
コンゴ共和国の村の人たちにとって、アリをはじめ
様々な昆虫がマーガリンを食べに来てくれた事は、
「虫さえも食べない」という事を否定し、ややホッとしました。
確かにマーガリンは、実験中にカビる事もなく、形をほぼ崩しませんでしたが、
昆虫をはじめとする生き物の口の中に入り、結果的に土の中に戻って行きました。
マーガリンがどの様に変化していくのか見れ、別の意味でも面白い実験でした。
これにて実験報告完了!