写真はコンゴ共和国北東部、カボ村の私の家に巣を作っていたツバメの夫婦。
雨風の当たらない出入り口 ドアの近くの軒下に巣が2個。
名前はLesser Striped Swallow。オレンジ色の頭に、ごま塩のお腹がキュート。
巣の中は覗けないけれど、雛の声が聞こえれば覗かなくとも様子は想像で…。
同じ家の同居人だから、雛の成長をそっと見守り続けています。
ツバメの親鳥がドアを開けた音に驚いて、巣から飛び出すと
子ツバメも全部外に飛び出して、親と一緒に巣から飛んでいった!
あれ、もう飛べるようになったのね。
空中に糸を引くように、スゥーイ スイと家の周りを行ったり来たり飛ぶ 親ツバメ。
ちびっ子ツバメは、親鳥に遅れを取らぬように同じコースを続けて追いながら飛んで、微笑ましい。
無事に子育てが終わりツバメが巣から旅立つと、また新しいツバメの夫婦がこの巣を選びました。
お次の夫婦は、その巣に素敵な細工をしましたよ♥ 見てわかります?
入口がフワフワの羽毛仕立て↓
我が子のために、柔らかい羽毛を引き詰めたツバメの巣。親ツバメの愛情を感じます。
ある日、もう一つの巣が崩れ、下に粉々になった土が落ちていました。(TдT)
過去に同じようなことは時々あったけれど、いつ見てもコレにはガッカリ。
誰か人間が卵を狙って棒で突いて落としたのかな?
それともトカゲが巣を崩したのか? 作りが甘かったのかな?
・・・目撃していないので、原因が分かりません。
ツバメの夫婦も私と同じように、壊れた巣を見た時にはショックを受けたよね。
数日間、巣はそのまま放置。
この巣をツバメは諦めたのかな?と思っていたある日、巣が修復されていました。
ツバメが新しく巣を修復した部分の色はまだ濡れて濃い赤土色。
丸いドロ粒の一つをクチバシで咥え、何度も何度も繰り返し運んで作った巣。
時間が経ち土が乾燥すると、巣のツナギ目もわからなくなりました。
我が子を得るために巣を作らねば! その一心なのでしょうね。
小さい体にツバメの力強いパワーを感じました。
私も打たれても立ち上がれる、ツバメのように強い人間になりたいな。
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