2014.02.27 17:56|虫の森|
ある日、家の壁に沢山のアリがいるのを発見。
近寄って見るとそれは、ツムギアリ の集団です。
100匹はいるでしょうか。
ツムギアリは飴色でつぶらな目をしたアリですが、
その集団の真ん中に、羽のある巨大なアリが1匹。
大きいけれど、顔の形や色、つぶらな目はツムギアリと同じ顔。
ツムギアリの女王アリです。
みんなで女王アリの周りに集まり、女王アリと1匹の働きアリがキスをしています。
これがその時の写真。↓
女王アリは働きアリの体を手で押さえ、ラブラブ?
イエイエ、働きアリが女王アリに口移し で 食事 を与えています。
その証拠に、女王は 次から次へと 別の働きアリとキスを繰り返し、
女王アリの 身の回りをお世話 する働きアリもいます。
すべての働きアリが、食事をさしあげ、お世話したいと女王アリの周りに集まり
順番 を待っているかのようです。
長い時間観察をしましたが、これ以上の変化は見られません。
一体何のために集団で壁にいるのか?
そして、巣の中に普通なら要るはずの女王が壁にいるのかも不思議。
女王アリの旅立ちかも。
夕方に観察終了。
翌朝 壁を確認すると働きアリは 半分 ほどに。
良く見るれば、多くの働きアリは 力尽き 壁から落ちて 死 んでいました。
集団から女王は一度だけ2mほど移動し、
しばらくするとまた集団の中に戻り
再び慌てたように、働きアリから口移しで食事を与えてもらっています。
体は大きいけれど、子供のよう。
1人立ちするのが怖い女王は一旦は働きアリたちから離れたけれど
怖くて舞い戻った・・・という感じに見えました。
3日目の朝。
ツムギアリの女王の周りには 10匹 ほどの働きアリしか残っていません。
女王アリの 下 にいる 働きアリ、実は 死 んでいます。
取り巻きの働きアリの数はバラバラと壁に居て、そのうちの何匹かは
手足が辛うじて壁に張り付き、ぶら下がったまま死んでいます。
仰向けにぶら下がり、ちょうど口が上に向いて死んでいた働きアリを
女王が自分に食事をあげようと口を差し出しているのだと勘違い して、
働きアリの顔を持ちキスをしました。
死んだアリが食事を与えてくれる事もなく、
働きアリが死んでいる事を 理解 していない 女王 は、働きアリを壁に押し付け
怒り をぶつけました。
写真の女王の口が開いているのがわかりますか?
『働きアリが 女王に食事を与える事は当然の事、
この働きアリは、最高地位にある私に食事を与える事を 拒絶 した 無礼者! 』
とでも言っているかのようです。
女王はこの後に更に大きく口を開き、全身で怒っている様子でした。
小さな虫の世界の出来事。
人間の暮らしには 何も影響が無い 事だけれど、
小さな虫にも 生 があり、物語があって、
それは、自分から関心を持たなければ見過ごしてしまう出来事。
“生まれながら 自分は絶対権力者 である”とインプットされている女王アリ。
“生まれながらにして献身的に 女王に尽くす者”としてインプットされた働きアリ。
死んでもなお、女王アリから叱咤された働きアリ の姿は、
何よりも 衝撃的 でした。
夕方に壁を見ると3匹のツムギアリが壁に残っていましたが
女王アリはどこにもいませんでした。
100匹もの働きアリから献身的な世話を受け、彼らの命も尽き、
ようやく自らの巣を作るために飛び立つ決心がついた のでしょう。
女王アリの旅立ちの物語は終わり、
どこかでこの女王アリの城(巣)作りの物語は始まったばかりです。
近寄って見るとそれは、ツムギアリ の集団です。
100匹はいるでしょうか。
ツムギアリは飴色でつぶらな目をしたアリですが、
その集団の真ん中に、羽のある巨大なアリが1匹。
大きいけれど、顔の形や色、つぶらな目はツムギアリと同じ顔。
ツムギアリの女王アリです。
みんなで女王アリの周りに集まり、女王アリと1匹の働きアリがキスをしています。
これがその時の写真。↓
女王アリは働きアリの体を手で押さえ、ラブラブ?
イエイエ、働きアリが女王アリに口移し で 食事 を与えています。
その証拠に、女王は 次から次へと 別の働きアリとキスを繰り返し、
女王アリの 身の回りをお世話 する働きアリもいます。
すべての働きアリが、食事をさしあげ、お世話したいと女王アリの周りに集まり
順番 を待っているかのようです。
長い時間観察をしましたが、これ以上の変化は見られません。
一体何のために集団で壁にいるのか?
そして、巣の中に普通なら要るはずの女王が壁にいるのかも不思議。
女王アリの旅立ちかも。
夕方に観察終了。
翌朝 壁を確認すると働きアリは 半分 ほどに。
良く見るれば、多くの働きアリは 力尽き 壁から落ちて 死 んでいました。
集団から女王は一度だけ2mほど移動し、
しばらくするとまた集団の中に戻り
再び慌てたように、働きアリから口移しで食事を与えてもらっています。
体は大きいけれど、子供のよう。
1人立ちするのが怖い女王は一旦は働きアリたちから離れたけれど
怖くて舞い戻った・・・という感じに見えました。
3日目の朝。
ツムギアリの女王の周りには 10匹 ほどの働きアリしか残っていません。
女王アリの 下 にいる 働きアリ、実は 死 んでいます。
取り巻きの働きアリの数はバラバラと壁に居て、そのうちの何匹かは
手足が辛うじて壁に張り付き、ぶら下がったまま死んでいます。
仰向けにぶら下がり、ちょうど口が上に向いて死んでいた働きアリを
女王が自分に食事をあげようと口を差し出しているのだと勘違い して、
働きアリの顔を持ちキスをしました。
死んだアリが食事を与えてくれる事もなく、
働きアリが死んでいる事を 理解 していない 女王 は、働きアリを壁に押し付け
怒り をぶつけました。
写真の女王の口が開いているのがわかりますか?
『働きアリが 女王に食事を与える事は当然の事、
この働きアリは、最高地位にある私に食事を与える事を 拒絶 した 無礼者! 』
とでも言っているかのようです。
女王はこの後に更に大きく口を開き、全身で怒っている様子でした。
小さな虫の世界の出来事。
人間の暮らしには 何も影響が無い 事だけれど、
小さな虫にも 生 があり、物語があって、
それは、自分から関心を持たなければ見過ごしてしまう出来事。
“生まれながら 自分は絶対権力者 である”とインプットされている女王アリ。
“生まれながらにして献身的に 女王に尽くす者”としてインプットされた働きアリ。
死んでもなお、女王アリから叱咤された働きアリ の姿は、
何よりも 衝撃的 でした。
夕方に壁を見ると3匹のツムギアリが壁に残っていましたが
女王アリはどこにもいませんでした。
100匹もの働きアリから献身的な世話を受け、彼らの命も尽き、
ようやく自らの巣を作るために飛び立つ決心がついた のでしょう。
女王アリの旅立ちの物語は終わり、
どこかでこの女王アリの城(巣)作りの物語は始まったばかりです。