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2015.04.25 16:40|中央アフリカ
ミニチュア_ザンガ・バイ

この写真は、カメラの ミニチュア モード で撮った
中央アフリカ共和国ザンガ・バイ です。

東京ドームが何個も入るサンガ・バイを観察台から撮りました。

生きている野生のマルミミゾウボンゴアカスイギュウ
まるで オモチャ のよう。 ヽ(^。^)ノ

1人で見るのはもったいないので、ブログにてご紹介。

国の治安を考えたらまだ観光客は多くないだろうし・・・。
ザンガ・バイで、ミニチュア写真を撮った人は、もしかしたら私が1人目かも?!

このカメラでミニチュア動画って撮れたのかな?
できるかどうか分らないけれど、今度機会があったらチャレンジしてみますね。
2015.03.29 20:04|中央アフリカ
言葉で ダイカー説明 をするのは難しい

ダイカーは牛科でも見た目の姿はちょっと鹿のよう・・・。

数種類いるダイカーの共通点は、若くても鼻周辺深いシワ があって円ら
大きく可愛らしい顔立ち。

大きさは奈良に居る鹿くらいのサイズから、ヤギ サイズ、子犬サイズまで。

オトナになると生える は、牛科ですから鹿のような角ではなく
でもバッファローみたいな雄々しい巨大な角でもなく、鬼の角みたい な感じ。

でも糞は、なぜか牛みたいではなく、鹿みたいな 小豆状の糞ポロポロとします。

今回見たダイカーは、ブルーダイカーという種。
個体によって差はあるけれど、オトナなら3.5~9㎏ほどの体重。
3.5㎏の親から産まれた赤ちゃんは、とても小さいはず。

                   *  *  *

親を食べられ、保護されたダイカーの赤ちゃん。
赤ちゃんを近くで見たのは初めて。赤ちゃんではなく もう子ドモかも。

広い草木が生い茂る藪をそのまま囲い、ダイカーを自由に開放。

ロッジのオーナーとで囲いの中へ。
「タイニー・タイニー」 と呼ぶと、赤ちゃんは藪に隠れ出てきません。

「彼女はシャイだから・・・」 と私1人を残し、囲い外から哺乳瓶を渡されました。
哺乳瓶で動物にミルクをやるのは初体験。

ネスレの粉ミルク NIDOで作ったミルク。
ゾウのお乳は特殊だから、人間用の粉ミルクではゾウの赤ちゃんは育てられない
と記憶していたので、ダイカーは人間のミルクでも大丈夫なのか・・・。

藪の影からタイニー・タイニー(チビ・チビちゃん)がこちらを見ています。

呼びながら藪にいるチビちゃんに哺乳瓶のミルクを見せながら振ると
カサッ、コソッと葉の音をさせながら、
エンピツみたいな細い足小さな蹄をした おチビちゃんが出てきました。

5cmほどの短いシッポをピンピンと 上げ下げし、
それはまるでラーメンに入っているナルトを指に持って
上下にリズミカルに振っているみたい。 何か意味があるのかな?

チビちゃんが姿を表したので、私は哺乳瓶を飲みやすそうな角度で構えると
哺乳瓶の先をパクッと銜えました。

速攻、グングンと口で突き、しっかり哺乳瓶を持たないと落としそう。
哺乳類の赤ちゃんが良く見せる特有の お乳突き です。

小さい生き物からみなぎる力強さを哺乳瓶越しの腕で受け止め、生命力を実感。

ブルーダイカーの赤ちゃんにミルクをあげる_web
               目を細め ミルクを飲んでいる

その姿は愛おしほど。

お腹が一杯になり始めたのか、哺乳瓶を口からはずし、少し休んでまた飲みます。

オーナーが彼女のために、を摘んできてくれました。
レモン色風車みたいな花や、生姜のような花など・・・。

花を食べるブルーダイカーの赤ちゃん_web
              手の平に乗せた花を食べるダイカー

さすが、以前もダイカーの赤ちゃんを引き取って育てた経験があるので
ミルクの他にも、彼らの食べる 美味しい物 を知っているのですね。任せて安心。

こちらも元気に大きくなって、無事に 森に帰って ほしいですね。
もちろん、人間に食べられないよう に隠れておくれ。
2015.03.28 18:43|中央アフリカ
●2匹目のセイザンコウの赤ちゃん
(英名:Long-yailed pangolin 和名:オナガ セイザンコウ)

翌朝、 「別のセイザンコウを見に行こう」 とロッジのオーナーから誘われ
ついて行きました。

このセイザンコウも親を食べられ、孤児になってしまった赤ちゃん。
こちらは泊まったロッジで保護していました。

オーナーのベッドで寝ていたセイザンコウ。
「朝だよ」 と言われ、無理やり起こされました。

彼は、先日のセイザンコウよりも2回りほど大きな赤ちゃんをひと撫。

彼の腕の上で、ピンク色細長い舌ヒョロリと出て、思わずビックリ。
セイザンコウの あくび だったのかも。

彼は、私の手にセイザンコウを乗せてくれました。

力を入れずに手に乗せていたので、寝起きのわりに動きが早く
セイザンコウの子どもは私の手をすり抜け
私の肩の上に乗り、そのままグルリと背中の方に行ってしまいました。

落ちては大変と、私は背中を曲げ お婆さんのような格好に・・・。あらら、あらら。

セイザンコウをベッドに置くと、もと居た枕の下直行!!!
まだ眠かったのに、起こしちゃってゴメンね。 <(_ _)>

ベッドに潜り込むセンザンコウ_web
   枕の下に向かう セイザンコウ 

ベッドに置いた時に初めてシッポが伸びた状態を見てその長さにビックリ。
後で図鑑で調べたらオナガ セイザンコウという名とわかり、なるほど

枕から見えたシッポの先だけ見たら、まるでヘビみたい(右写真)。

                     *  *  *

このブログをアップしようと準備している時、ボマサ・キャンプへ1日だけ行くことに。

雨上がりの悪路。道がドロドロでタイヤがスリップし、後輪ダンスを踊ります。
それをハンドルさばきで押さえつつ、車を走らせていると
目の前に、見覚えのある 生き物 が・・・!

死んでいるの?
確かに、今 あなたが読んでいる オナガ セイザンコウ、その色。
まるでそれは巨大な松ぼっくり

そのまま進めば、間違えなくタイヤの下敷きか、
ぶつかって飛ばされていた場所に居ました。

1mほど手前で車が停車。 車から降りて、写真を撮りました。
パンゴリン_kabo-Bomassa
         (2015年3月27日撮影 昨日ですよ)

シッポの先まで、色も形も松ぼっくり
ロッジのセイザンコウはシッポが白く、まだまだ子どもだと解った瞬間です。

このセイザンコウは、道の土に顔をうずめ何かを食べていたようで、
顔に泥が付いていました。

不思議遭遇
動く松ぼっくりはとても美しく、ゆっくりと森の中へ消えて行きました。
2015.03.28 18:24|中央アフリカ
セイザンコウの赤ちゃん2匹と、1頭のダイカーの赤ちゃん孤児 にあいました。
長くなるので、一種類ずつ紹介します。

●1匹目のセイザンコウ (英名:Tree pangolin 和名:キノボリ セイザンコウ)

密猟に遭い、親は食べられ残った赤ちゃんを村人が野生生物保護団体に持ち込み
保護したセイザンコウの赤ちゃんを、私が泊まったロッジに、
その団体の人が連れて来ていました。

オトナのセイザンコウは、背中に硬いウロコに覆われ、
柔らかいお腹の部分を丸くなって隠し、敵から身を守ります。
長い舌でアリを食べます。  セイザンコウ予備知識はこの辺で終り。

セイザンコウの赤ちゃん_web
     ロッジのオーナーの手の平でウトウトするセイザンコウの赤ちゃん

セイザンコウの赤ちゃんを手に乗せ、触らせてもらいました。

甲羅が柔らかいく、オトナになると甲羅が硬くなるようです。
黒くて円らな瞳。 何だかとても可愛いけれど。
本当なら、木のウロの中で赤ちゃんはとっくに眠っている時間。

時々、爪の長い手がピクピクと動き、きっと夢でも見ているのでしょう。
本当なら私たち人間が決してウロの中では見ることができない
無防備なセイザンコウの赤ちゃんの寝姿を目の前で見て居る自分がいます。
ノンフラッシュで写真撮影。

赤ちゃんは孤児。親を殺されている境遇。
人間に育てられるなんて、赤ちゃんにとって良いことではありません。

それでも赤ちゃんは、身の周りに沢山の危険があることも知らず。
親を人間に殺されたことも知らず。
その親を殺した同じ動物の 人間に育てられています。

元気に大きくなり、森へ戻り、
人間に食べられないように隠れて欲しいと願っています。
2015.03.28 03:54|中央アフリカ
マルミミゾウの赤ちゃんは、“赤ちゃん”というよりは
桃色ちゃん ピンクちゃん だなぁ~。

産まれたばかりの頃、マルミミゾウの赤ちゃんお腹から足にかけて
桃色をしていて、とても軟らかそうな皮膚をしています。

フニャフニャ。鼻の動きひとつ見ていても飽きません

今回も、ザンガ・バイに数時間行き
マルミミゾウの親子シーンを見て癒されて来ました。

赤ちゃんはお母さんに寄り掛かったり、お腹の下でチョロチョロ。
全然ジッとしていません。

お母さんは、そんな赤ちゃんを足で踏まないように、ちゃんと気をつけています。
マルミミゾウの赤ちゃんの足
         (2015年3月21日 ザンガ・バイにて撮影)

この赤ちゃん、お母さんのお腹の下で腹ばいになって水浴びをしていました。
がに股になった後ろ足が、なんてカワイイのでしょう

警戒心ゼロ。
腰が抜けた人形みたいペトーンとなって、ひとり遊びをしている赤ちゃん。

軟らかそうな桃色の足の裏が、目を引きます。
ただ見ているだけで、マルミミゾウから幸せを別けて貰えました

              *  *  *

マルミミゾウは人間によって絶滅に向かっているゾウ。
こんなシーンが見れなくならないように、彼らの棲息地とセットで
守って行かないといけない生き物です。

人間によって数が減っているので、自然に任せていてはゾウの数回復しません
産まれる数よりも、殺される数の方が過剰だから。

マルミミゾウの妊娠期間22か月。約2年近くもお母さんのお腹の中にいます。
1度の出産で産まれるのは1頭のみ。
授乳期間2~3年で、時には最高で4年に及ぶことも
初産年齢14歳くらいから。

大きくなってもまだお乳を飲むゾウ
     こんなに大きくなっても、まだお乳を飲んでいるマルミミゾウの子ゾウ
           (2014年11月1日 サンガ・バイにて撮影) 

信頼性のある方法でモニタリング調査をした結果
私の周りでは、10000頭居たマルミミゾウが5年間
5000頭に減りました。 殺された原因は、象牙目的の密猟です。

自然死や病でも、こんなに激減はありません。

単純計算すると、調査した5年間に毎日2~3頭殺されているのだから
自然の繁殖が追いつくはずもありません。

現場では、レンジャーによる密猟パトロール検問などをしていますが
それ以上に汚職、通信の加速化がもはずみになり、
国内外への人の出入りと共に象牙が国外に流れやすくなっています。

自然(動物)任せ現地任せにしていての結果です。

後は、私たち外側にいる人間利用している人間マルミミゾウの未来握っています。

最後に一言。
マルミミゾウは生き物。持続可能な“資源”ではなく
家族を持ち、家族の繋がりをもっている 生命体 です。
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びもりか

Author:びもりか
イラストを描いたり料理や裁縫が大好き。
生き物や植物、自然にある模様や不思議を見つけてワクワク。
ネコと暮らし中

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