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2010年7月 5日 (月)

堂々とできる競馬 暴力団の資金源になる野球賭博

 グリーンチャンネルを観ていたら、須田鷹雄さんがこんなことを言っていた。

「非合法のギャンブルをやってはダメなんです。堂々と競馬をやりましょう。今回の事件が業界の追い風になればいいんじゃないですか」

 ううむ。東大卒はそういう考え方なんですね。

 阿佐田哲也さんが生きていたら、どう言っただろう?

 上州虎のように「なんにでも小銭を賭ける」がダメ人間の真実で、わしが教えられた世間の豊かさとは、そういうものだった。

 力士もプロレスラーも、シャバで生きていないからこそ、観るものに開放感を与えられる。

 ターザン山本さんはこう言った。

「管理社会、資本主義社会って、確固としているようで、そうじゃない。針である一点をプツッと刺すと、世間の常識がまったく通用しない世界に行けるわけさ。それが、おれにとって、プロレスであり、競馬なんだよね」

 わしはそこに、相撲興行も付け加えたい。

 相撲の持つ、あの「めでたい」としか表現できない空間、朝から酒を飲みたくなる時空の歪みは、近代主義とも民主主義とも資本主義とも法治国家とも無縁な島宇宙でこそ、成し遂げられた夢であり奇跡だ。

 それは今まさに、消えゆく世界、風前の灯なのである。

 相撲なんてなくても生きていける。

 そりゃそうだ。

「次にすれ違うやつ、女に100円、受けろ、坊や」とか言っているやつはバカだ。

 本当にそうだ。

 でもね、ダメダメでバカでとるに足らないことこそ、世界を支えている。

 あ? そう思っているのはわしだけ!?

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コメント

くだらねえグリーンチャンネルなんか
金払って見ない方がいいですよ
出てるやつらが下らない。

投稿: ロック | 2010年7月 5日 (月) 08時09分

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